妊娠中は、日頃の生活ですら、「こんなことしてもいいの?」と気になることがたくさんありますよね。


そのひとつが「自転車に乗っても大丈夫?」という問題。

毎日、自転車に乗っている人にとっては気になるところですよね。


妊娠中の自転車乗車は原則禁止です!

自転車走行にトラブルリスクが高いからです。


その一方でやむを得ず乗車していたママの体験談が寄せられているのも事実。


今回は、妊娠中の自転車について寄せられた体験談をご紹介していきます。


※体験談情報に「一部抜粋及び編集」と記載がありますが、読みやすいように整える作業のみとなり、内容は投稿されたものから変更しておりません。


この記事の目次

●妊娠中の自転車は原則禁止

●妊娠中の自転車がNGな理由3つ

●妊娠中に自転車に乗らざるを得ない状況も!<さまざまな体験談をご紹介!>

●【こんな危険が起こる可能性も】妊娠中の自転車が原因?あわや切迫早産に

●乗りたいけど乗っていいのか迷うときはやめるのが無難

●妊娠中、自転車に乗るか乗らないか。後悔しない方を選択して下さい。


妊娠中の自転車は原則禁止


妊娠中の自転車は原則的に禁止です。


医療法人西川病院NISIKAWA LADIES CLINICによると、


・初期は控えぎみ

 →流産を起こしやすい

・後期の運転は止める

 →お腹が大きいため2輪はバランスがとりづらい

 →ペダルをこぐときの腹圧による早産の懸念

といったリスクがあるからです。

参考:「妊娠中の注意・禁忌事項」(医療法人西川病院NISIKAWA LADIES CLINIC)


妊娠中の自転車がNGな理由3つ


妊娠中の自転車運転が原則NGな理由はこの3つです。


①子宮への影響

②転倒、ケガによる影響

③注意力散漫になりがち


それぞれ解説していきます。


NGな理由1.子宮への影響


妊娠中に自転車をこぐときに、どうしても腹圧がかかってしまいます


先程も書きましたが、特に妊娠後期は早産になる可能性があるため自転車の運転は控えて。


また足場の悪い道や段差などを走行すると、自転車が振動します。

その振動が刺激となってお腹が張ることもあるのです。


NGな理由2.転倒、ケガによる影響


転倒によるケガや流産のリスクがあります。


妊娠後期になりお腹が大きくなってくると、普段の重心と変わるため、バランスがとりにくい状態です。

バランスがとりにくいと転倒のリスクが高くなります。


また、大きくなったお腹が突っかかって、いつもの姿勢で自転車に乗ることができません。


変な態勢で自転車に乗ることで腰痛を引きおこすことにも繋がります。


NGな理由3.注意力散漫になりがち

妊娠中はホルモンバランスも変化するため、気を付けていても注意力は散漫になりがち。


自転車ではないのですが…筆者は第2子を妊娠中に、車のフロントを少し擦ってしまいました。

初心者の頃をのぞいて、車を擦るなんてことはありませんでしたので、やはり妊娠中は注意散漫になりがちなのだな、と実感したのを覚えています。


そのような状態で自転車に乗ってしまうと、自分もそうですが、他人にもケガをさせてしまう場合も十分に考えられますね。


以上のようなリスクを考えて、妊娠中は自転車に原則的には乗らない方が良いとされているのです。


妊娠中に自転車に乗らざるを得ない状況も!<ママの自転車事情・体験談まとめ>


とはいえ、初期から出産間近まで乗っていても特に問題なかった人や、通勤や上の子どものお世話で乗らざるを得ないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。


ここでは、妊娠中どのように過ごしていたのか、実際にカラダノートに寄せられた体験談をご紹介します。


大きく分けて4パターンのママがいらっしやいました。


①安全第一!妊娠発覚後、すぐやめたママ

②体調に気をつけながら乗り続けたママ

③通勤のため…仕方なく乗り続けたママ

④妊娠後期以降は、乗るのをやめたママ

①安全第一!妊娠発覚後、すぐやめました

投稿者:rengerengerengeさん

妊娠してすぐに自転車に乗るのをやめました。


今まではスポーツ自転車でポタリングなど日課にしていたのですが、怪我をすると危ないので。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:ankimoさん

妊娠が分かったことで、それまでどこに行くのも自転車だったのが、バスを利用するようになりました。


自転車がだめだ、というわけではもちろんないですが、念のために控えるようにしたのです。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:もふもふひつじさん

自転車は危険です。病院の先生に止められました。


自分は大丈夫と思っていて転倒するということはあります。


お腹が大きくなってくるとバランスも悪くなるし、乗らないようにしたほうがいいです。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


妊娠が発覚した段階で、自転車に乗ることはリスクが高いと判断し、妊娠中の乗車をやめた、という内容が多く見られました。


また、病院・母親学級・家族など周囲からやめるように言われたことで、妊娠中の自転車のリスクに気づいた人も。


自転車がなくても、交通手段が他にあれば、やめることに越したことはないですね。


②体調に気をつけながら乗っていました

投稿者:あんず1210さん

妊娠前から基本的には電動自転車での生活。


妊娠発覚後もつわりなどもなかったため、特に気にせず自転車生活しています。


しかし両親や先輩ママ達は「まだ自転車乗ってるの?やめなさーい」と言われました。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:ura1さん

少しでも身体に危険があるなら出来るだけ乗りたくないけれど、子供2人を連れて移動するには早いし、近距離だったらまあいいかなと思って今のところ乗っています…。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


実際に私の周りでも、特に上に子供がいるママは、仕方なく妊娠中に電動自転車に乗っているママがいました...。


自転車メーカーのHPをチェックしていたところ、明確に「妊娠が発覚した時点で乗車してはいけない」と記載されていませんでした。


しかし何があるかわからないため、妊娠中は可能なかぎり乗らない方が良いと言えます。



③通勤のため…仕方なく乗っていました

投稿者:akanekoさん

自転車で通勤しています。

バスだと酔ってしまい、また通勤ラッシュの時間なのでずっと立っているのが辛いです。


自転車は体力を消耗したり、振動したりするのが心配ですが乗れないと困ります。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:ゆんさん

自転車で通勤していました。交通量が多かったので、事故に遭わないよう注意を払っていました。


【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


働いている妊婦の方は、妊娠中でも通勤手段として自転車を使用している人も。


バスや電車の振動や人混みで気持ちが悪くなってしまうため「妊婦に優しい移動方法があれば、教えて欲しい」といった切実な声も寄せられています。


④妊娠後期以降は、乗るのをやめました

投稿者:そらりすさん

妊娠中は転倒やお腹が張りやすくなるので自転車に乗らないほうがいいと言われていますよね。


現在妊娠8か月ですが、8か月入る頃まで自転車に乗っていました!

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:やわちゃんさん

私は妊娠初期の頃、自転車を使わないと職場への通勤が難しく、「自転車に乗ってはダメ!」という知識は知っていたものの、 7ヶ月頃までは乗ってしまっていました。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:りょんたんさん

私の場合、あまりお腹が張ることがなかったので、なんとなく大丈夫と思って乗っていました。


35週ごろに子宮口がちょっと開いていると言われたあたりで、自転車生活をやめました。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


大きなお腹で自転車に乗っていると、自分は『大丈夫』と思っていても、周りが驚いてしまうかもしれません。


後期に入るとお腹が張りやすく、バランスも取りにくくなるもの。


お医者さんに忠告されたり、体調の変化を感じ取って自転車をやめた妊婦さんも多いんですね。


やむを得ず乗っていた方も、妊娠中は徒歩での生活に切り替ることが安全です。(もちろん、初期から乗らない方がなお良しです)


【こんな危険が起こる可能性も】妊娠中の自転車が原因?あわや切迫早産に


自転車が原因か確実ではないですが、自転車を妊娠中に乗っていた方からこんな声も寄せられました。


投稿者:らなさん

妊娠28週の頃、ちょうど次男が補助なしで自転車を乗り回すのがブームで走るよりは楽だからと、一緒になって自転車で追いかけ回していた。


するとトラブル発生!切迫早産の危機に!

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:松竹mamaさん

息子と遊ぶ、買い物に行く、幼稚園のお迎えなどで自転車を乗り回していました。


28週の健診で「子宮頸管が3センチ切ってます。

このまま行くと切迫早産で入院ですよ」と言われ、張り止め薬を1日4錠飲むように言われました。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:HaruDaiさん

妊娠中は自転車に乗ってはいけないと言われていました。


理由は自転車の振動が陣痛に似ているから。

ということで、臨月入って前句陣痛が4日くらい続いた頃に自転車に乗ってみました。


お産が進むかな~という下心もありました。

その下心ドンピシャ的中、自転車から降りた途端に破水して破水入院となりました。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


自転車がトラブルの原因だと断定はできませんが、「やめておけば良かった」と後悔することだけは避けたいものです。


自転車の振動が陣痛に似ているとは、これもびっくりですね。


経産婦さんであっても過信せず、妊娠中は1日1日を大事に過ごしましょう。


乗りたいけど乗っていいのか迷うときはやめるのが無難


こんな質問を投げかけている、妊娠中のプレママさんもいらっしゃいました。


【妊婦さんからの質問】

36w2dの初マタです。歩いて20分、自転車で5分程度の場所にの用事があるのですが、自転車で行っても大丈夫でしょうか?


道はほとんど真っ直ぐで、平坦な道です。

ネットで調べた所、『振動あるから駄目』『気にしなくてもいい』などさまざまな意見があり、どうしたらいいか迷っています。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


やはり、自分で調べてみたものの、よくわからない…。

こうなると皆さんの体験談が知りたい、という気持ちが伝わってきます。


【回答】

この投稿に対しての回答は以下のようなものでした。


投稿者:匿名さん

28wです。

めっきり自転車に乗らなくなりましたが、時々乗っています。


転んだり、何かあったときに「乗らなければ良かった」と思うぐらいなら乗らない方が…ということです。


乗っている妊婦さん、乗るのをやめた妊婦さん、両方いらっしゃると思います。

自分次第だと思いますよ。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:チャリダメよ さん

歩いて20分なら歩きます。

歩いてたかだか20分なのに自転車に乗るリスクが高いすぎる。


悲しい思いする前にあと少しの妊婦生活のんびり過ごしてください。


【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:みあ さん

歩いて20分ならば運動だと思って歩かれたらどうでしょうか。

平坦な道とはいえ自転車では何が起こるかわかりません。


転んでお腹を打って…など十分に考えられますよね。

自転車には乗らないほうがいいと思います。


【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


投稿者:みっちゅ さん

バランスとりにくいし、転けたら大変だし、絶対辞めておいたほうがいいです!

後悔しても自己責任です。

【カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)】


【質問された妊婦さんの判断】

これらの回答を受けて投稿者は、以下のような判断をされました。


そうですね。自転車じゃなく歩きで行きたいと思います!

なにが起こるか分かりませんもんね。


自分では判断しきれない時は、やっぱりやめておいたほうがいいですね。


妊娠中、自転車に乗るか乗らないか。後悔しない方を選択して下さい。


妊娠中の自転車は原則禁止です。


しかし、寄せられた投稿には思いのほか


「自転車に乗っていました」


というママの声がありました。


よくないとはわかっていても、必要に迫られて乗っているママがいるのが現状です。


ただ、乗っていた経験者ママたちからは


「自転車は危険。やめることをお勧めします」


という声も多く届いています。


私自身、妊娠中は、ホルモンバランスの変化で、「集中力が低下する」という話を聞いていたので、妊娠初期の頃から一切自転車は乗らずに、徒歩もしくはバスで移動するようにしていましたよ。


しかし、それは都内で公共交通機関が充実していたからです。


自分だけで何とかしようとせず、周りの支援を受けることで自転車を乗らずに済む工夫が必要です。


夫の協力祖父母のサポートで乗り切れるなら相談してみましょう。


また、職場への相談、ファミサポなど行政のサービス利用やタクシーなど自転車を使わずに移動、上の子の送り迎えができるように工面することも検討してみてくださいね。


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(Photo by:写真AC