いざ育児が始まると思ったよりお金がかかる日々。これから子育てにかかるお金のことを考えると『家計の見直しが必要かしら…』と、家計に不安を感じているママ達はたくさんいるようです。


今回は、子育て中のママたちの家計に関する不安から、貯金しているコツや秘訣まで一挙紹介します!

この記事の目次

家計に対して何かしら不安を感じているママはなんと約7割


アンケートに答えてくれたママ達の世帯収入は、約半数の世帯が450万円未満でした。そして「今の家計の状況に満足している」と答えたママはなんと1割程度という現状。


子供が育つにつれてかかるお金も増えていくけれど、今後世帯収入が同じだけ増えていくとは限らないのです。そのため約7割のママ達が家計に対して何らかの不安を感じているという結果になりました。


我が家の家計事情も似たようなものです。妊娠出産は「出産一時金」などの公的補助で乗り切りましたが、子育てをしてみると、出産前には想像できなかった出費が多く驚きました。


あわてて家計の見直しをしましたが、いざ貯金額を増やそうと思ってもなかなか難しいのが現状です。「将来、子供が自分で望んだ教育があれば受けさせたい」そんなことも考えると、やはり家計に不安はつきません。


家計に対し不安に感じる点は「貯金できない」「ママ自身が働けない」


では具体的にママ達は家計にどんな不安を感じているのでしょう。ここではアンケートの結果から、ママ達の声をいくつかピックアップしてみました。


貯金ができない

・もっと貯蓄したい。(30代前半のママ/お子様の年齢 1歳〜1歳6ヶ月)


・すごくきりつめて、やっと毎月の生活費になるので、貯金が思うようにできていない。(30代後半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)


・カツカツの生活をしているわけではないが、貯金がなく、余裕がない。(30代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中、 1歳〜1歳6ヶ月、 3歳〜4歳)

貯金ができないことに不安を感じているママは多いよう。やはり毎月少しずつでも貯金しておきたいですよね。子育てにはどんな臨時出費があるかわかりません。


育児でママ自身が働けない

・育休中につき収入が少ない。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)

・育児で働けない。(30代前半のママ/お子様の年齢 新生児、 4歳以上)

・一馬力の為キツイ。(20代前半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月、 1歳7ヶ月〜2歳)

小さな子供をもつママは育児があるので働くことが難しいのが現状。世帯収入に影響します。これまで共働きでやってきた世帯ほど、ママが育児で働けなくなることで世帯収入が減少するので不安を感じてしまうかも。


子供がもう1人欲しい

・これから2人目、3人目と子どもが増えた時に同じように貯蓄していきたいし、年齢も上がれば習い事とか、より教育費がかかると思う。(30代後半のママ/お子様の年齢 生後10~12ヶ月)


・共働きだが二人とも給与が低いため、今後の生活が不安。(子育て・2人目問題等)(30代後半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)


・子供がもう一人増えるので。(30代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中、 1歳7ヶ月〜2歳、 4歳以上)

「子供に兄弟姉妹をつくってあげたい」「賑やかな家庭にしたい」そう考えるママ達にすると子供が増えるということは子育て費用も2倍、3倍と増えるということに。考えるだけで頭が痛くなってしまいますが、二人目を身ごもる前から教育費を念頭に入れて貯金計画をしておきたいところですね。


その他にこんな声も

・今後、出費が増えた場合、貯金ができなくなりそうだから。(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)


・今は良くても、貯金がないので旦那だけのお給料じゃ不安。(20代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中)


・家を購入したいが、頭金だけで貯金がなくなってしまう…。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月)

今後のことを考えて不安を感じる気持ちはよくわかります。なかには「貯金はいくらあっても足りない気がする」なんていう声も。


ママ達の声を聞いてみるとやはりキーポイントは「貯金」のようです。子供が成長すれば今よりお金がかかる時がやってきます。その時のことを思うと、今現在の家計で毎月の収入を使い切ってしまっていては厳しいかもしれません。


貯金がしやすいのは子供が中学生になるまで、ともいわれています。その時を迎えるまでになんとか今からでもコツを知って少しずつ貯金する習慣をつけていきたいものです。


一体どうすれば貯金がうまくできるの?貯金のコツ5選


では一体どうすれば今の家計でうまく貯金ができるのでしょうか。なにかコツがあるのでしょうか。ここでは貯金ができているママ達の貯金のコツをご紹介します。これから貯金を始めたいママ達は要チェックですよ!


貯金のコツ1.家計簿をつける

「家計簿をつけ、使用状況を確認したり、貯金目標を立てたりしている」

(30代後半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月、 1歳7ヶ月〜2歳)

コツは家計簿をつけるだけでなく、きちんとひと月ごとに見直すこと。つけるだけで終わってしまうのでは家計の改善には繋がりません。見直すことで、出費のかさんでいる部分がわかり、どのように抑えるかを考えることができるのです。


私のオススメは手書きで家計簿をつけること。コンビニや100円ショップなんどの細かい無駄遣いを意識しやすくなります。まずは意識することが大事ですので、家計簿をつけていなかった!という方はトライしてみてください。


貯金のコツ2.固定費の見直し

「格安スマホにして電話代がかなり節約できている」

(30代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中)

格安スマホに乗り換えることで通信費がぐっと抑えられるようです。通話アプリやWi-Fiを上手に使えば、格安スマホでも十分役目を果たしてくれます。夫婦で格安スマホに変えればかなり貯金にまわせそうですね。


貯金のコツ3.買い物に工夫を

「1週間分の食材をまとめ買い」

(20代前半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)

食費は毎日のことなので見逃せない節約ポイント。ここでがんばれば貯金ができそうですよね。「買い物に行く回数を減らすことがコツ」というママの声も。スーパーやコンビニへ行くとついつい予定外のものまで買ってしまいがちですので、1週間分買いだめしてみるなど、計画的に買い物をしてみてください。


貯金のコツ4.外出先での出費を抑える

「きついけど旦那さんのお昼はお弁当を毎日作っています」

(30代後半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月、 4歳以上)

外出先での細かい出費はしっかり把握してみると、かなりの額になっている場合があります。なんとなくペットボトルを買うことも、毎日になればかさんできます。コツはお弁当や水筒を上手に活用すること。一見面倒にみえますが、これで貯金が貯まってくるとやりがいがありますよ。


貯金のコツ5.プロを上手に活用

「プロに相談。うちはファイナンシャルプランナーの方に相談して投資タイプの保険始めました」

(30代後半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)

家計に不安を抱えて、旦那や自分の母親には相談しても、ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談した経験があるママは少ないのではないでしょうか。今は無料相談などをやっているところもあります。


上手に活用して、保険や投資など素人ではわかりにくい部分のお金の流れに役立ててみるのもオススメです。


家計の不安解消への第一歩は貯金のコツをつかむこと


「子供が生まれて家計に不安」というママはこんなにもたくさん。子供の将来はわからないもの。見えないものに向かえば不安を感じて当たり前です。

大切なのはむやみに不安がるのではなく、現在のお金の流れをしっかりと把握し貯金を始めること。


大きな額でなくても大丈夫です。まずは小さな額でも毎月コツコツ続けていきましょう。


【調査概要】

期間: 2017年9月8日~11日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=259)

(Photo by:写真AC