子どもが未就学児の間は、どうしても家にこもりがちになりますよね。何か習い事でも始めてみようかな、と調べると「リトミック」という単語が目についたことはありませんか?今回はリトミックについて紹介したいと思います。


この記事の目次


赤ちゃんのリトミックとは音楽教育を通じて人間の基礎造りを学ぶ場

画像引用元:リトミック研究センター


リトミックとは楽譜の読み方や楽器の演奏を学ぶ前に、まずは音楽を感じることから始めようする音楽教育のことです。


スイスの作曲家であり音楽教育家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが提唱しました。


この音楽を感じることというのは、情操教育のひとつとして考えられています。


そのため赤ちゃんや子どものためのリトミックとは、音楽を感じることで心を豊かにする教育と言えるのではないでしょうか。


またリトミック研究センターではこのように述べられていました。


リトミックは楽しく音楽と触れ合いながら基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にもこれから受けるであろうあらゆる教育を十分に吸収し、それらを足掛かりに大きく育つための基礎造りをする教育です。

(引用元:リトミック研究センター

産まれた瞬間はまだ夢を持っていないかもしれない赤ちゃんでも、どんどん成長していくうちに「ああしたい」「こうしたい」「こうなりたい」という子供自身の夢や目標ができ、その目標に向かって努力することでしょう。


できれば、素敵な目標を持ってもらいたい、そして目標が実現できるように成長してほしい、と願うのは多くの親にとってよくある望みだと思います。


その成長のために幼いうちから音楽を通して基礎造りをしよう、というのがリトミック教室の目的なのです。


リトミックは0歳から通っている赤ちゃんが多数!


それでは実際に子どもが何歳ぐらいの頃からリトミックに通いだしているのでしょうか。


ママ部が行った習い事のアンケートでリトミックを習い始めた年齢をみてみると、ほとんどが1歳未満、つまり0歳児の頃から始めているということがわかりました。


0歳からリトミックを始めたきっかけは?

0歳の頃からリトミックを始めたママの声をピックアップしてみました。


「リトミックでは音楽のほかに協調性なども身に付くと聞いたので。」

(習い始めた月齢:生後半年~1歳未満)

「育児中に家でも出来る様なレッスン内容だったため、参加したのがきっかけです。」

(習い始めた月齢:生後半年~1歳未満)

「私自身が身体を動かしたくて、子どものリトミックとママの運動をカバーしている教室に入りました。」

(習い始めた月齢:生後半年~1歳未満)

「保育士として働いている時に園でリトミックをしていて自分の子どもにもさせたいと思っていた。」

(習い始めた月齢:生後3か月~半年未満)

「地元の子育て支援センターにて無料で受講できるため。」

(習い始めた月齢:生後3か月~半年未満)


様々な理由が挙げられていましたが、それはリトミックで得られる効果が「基礎造り」だからなのかもしれません。


また保育士の方が働いている時に園児に実施しているリトミックをみて、我が子にもさせたい、ということからもリトミックが及ぼす効果が大きいことを物語っていると感じました。


リトミックを始めてよかったことは「楽しそう」「リズム感」

親の目からみてリトミックを始めてよかった、と思うポイントは子供自身が楽しそうにしている点と、リズム感が養われていると感じる点の2つがママの声として寄せられていました。


他にも「友達ができた」と子どもだけでなく、ママにとってもママ友ができた、という声もありました。


これはリトミックに限ったことではありませんが習い事を始めると子どもの年齢が近いこともあり、ママ同士も仲良くなりやすいのかも知れませんね。


リトミックではどんなことをするの?気になる内容紹介!


リトミックは0歳からも始められる習い事ということはわかりました。でも実際はどんなことをするのだろう、と思っている方も少なくないと思います。


スイミングであれば「水中で泳ぐ」とイメージしやすく、それに伴って持ち物の準備もしやすいですよね。


しかし、リトミックと聞くと音楽を使って楽しむもの、と言っても具体的にイメージできないことの方が多いかもしれません。


リトミックは音楽を感じることがスタート

リトミックでは先にも述べた通り音楽を楽器の演奏や、楽譜を読むことからスタートして学びません。まずは音楽を聞いて感じることから始めます。


そのためリトミック教室の多くは以下のような取り組みがされているようです。


・曲に合わせて遊ぶ
・曲に合わせて体操
・曲に合わせて歌う
・楽器に触れる
・楽器を鳴らして遊ぶ


そしてリトミック教室は開講している講師の先生によって、取り組み方はさまざまです。


リトミックに通っていた体験とリトミック講師の友人の話

例えば私が幼いころ通っていたリトミック教室では、曲に合わせて体操するのが主流で、時にはボールなどの道具も使っていました。


リトミックの講師をしている友人の教室では、ピアノでの生演奏に合わせて身体を動かしたり、英語を用いて行ったり、時にはテーマを決めて音楽に合わせて表現したりと、本当に様々な手法を使ってレッスンをしているようです。


最近はHPだけでなくブログなどでリトミックのレッスンを公開されている教室も多いので、リトミックが気になる方は自宅近くにないか検索してみてくださいね。


教室によってはお試しの体験レッスンをされていることもありますので、まずは参加してみてもいいかもしれませんよ。


リトミック教室が近くにない…でもやってみたいという方はコチラ

住まれている地域によってはリトミック教室が近くにない、という場合は自宅でママが子供と一緒に楽しむのもいいかもしれません。


そのまま使えるCD付き! 子どもがときめく名曲&人気曲でリトミック(出版社:自由現代社)


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ピアノの伴奏のCDがついていて、曲もアニメのテーマソングや童謡など子どもが楽しくなるような曲が収録されているようです。曲に合わせて楽しむことができそうですね。


音楽を感じることは0歳から可能!リトミックにチャレンジしてみよう!

赤ちゃんがいきなりピアノを弾いたりすることは難しいかもしれませんが、0歳からでも耳で音を聞くことはできます。


そのため赤ちゃんの頃から情操教育のひとつとして、身体で音を感じ感じたことを身体を使って表現するリトミックを始めてみるのもいいかもしれませんね。


【調査概要】
期間: 2017年8月25日~8月28日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=119)

(Photo by:写真AC