「付き合っている時はこんなにストレスだと感じなかった」


「結婚した当初もそこまでイライラしなかった。」


なのに、子供ができたらイライラすることが増えて旦那がストレスに…。


そんなストレスを溜め込み、夫婦ケンカに発展してしまったことはありませんか?


今回は独自のアンケートをもとに、夫婦ゲンカを減らす工夫・解決策をさぐってみましょう。


この記事の目次

産後に夫婦ゲンカが増えた人は4割


出産後におよそ4割のママが旦那・パパとのケンカが増えたと回答しています。


ケンカの理由にもママのイライラの原因は、旦那・パパにあるケースも多いもの。


少数ですが、17.5%の人が産後に夫婦ゲンカが減ったと回答しています。


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会話が増えるとケンカも増える!?


出産後、夫婦2人での会話の頻度を尋ねたところ、およそ44%の人がほぼ毎日会話をしているとのこと。


しかし一方で、ほとんど会話のない夫婦も全体の4分の1ほどいることがわかりました。


「ほぼ毎日」会話していると喧嘩が減った!


ケンカの頻度が「減った人」と「増えた人」それぞれの夫婦の会話頻度をグラフ化。


夫婦ゲンカが減った人の会話状況をみてみると、半数近くが「ほぼ毎日」夫婦で会話しているという結果に。


「会話がほとんどない」と喧嘩が増える


一方で、産後にケンカが増えた人の夫婦の会話状況をみると「ほとんどない」がトップでした。


「ほぼ毎日」会話する夫婦は26%と、とても低いことがわかります。


「会話が増えるとケンカが増える」どころか、夫婦ゲンカを減らすためには夫婦での会話が多い方がよいということがわかりますね。


子どもの月齢別にみる夫婦の会話頻度


続いて、子どもの月齢別にみていきましょう。


上の子がいるかいないかで違いがあるのかについても調べてみましたよ。


新生児の頃は「ほぼ毎日」が8割以上夫婦で会話している!


新生児の頃は8割以上の方が「ほぼ毎日」夫と会話しているという結果に。


里帰り出産などの場合は電話なども使用されているのかもしれません。


上の子がいる場合は「ほぼ毎日」会話している割合は、約50%でした。



生後半年から1歳未満は「上の子がいる・いない」で夫婦の会話頻度に大きな差が


1歳前後は、ママの身体が元の調子を取り戻していく時期です。


とはいえ、子供の行動範囲が広がり目が離せない、離乳食などでお世話にかかる時間も増え、時間がないのも事実。


この時期の夫婦の会話頻度が「ほぼ毎日」の人は46%程度。上の子がいると「ほぼ毎日」会話している人は10%と随分と減ってきます。


夫婦ゲンカが「増えた」人がなんと50%に!


以上の調査結果から、1人目の生後6ヶ月から1歳の誕生日ごろまでが一番夫にストレスを感じやすく、

上の子がいると、夫婦の会話は減りますが夫婦ゲンカもそこまで増えないようです。


ママの心と身体の変化にパパが追い付けない?


産後は慣れない育児で大変。


子供が成長していくにつれ、子供自身が身の回りのことが一人でできるまでは、お世話に追われる毎日です。


さらにママの体は妊娠中からの様々な変化によって、回復には最低でも1年かかるとも言われています。


そうなると、どうしても付き合っていた頃や結婚して夫婦ふたりで生活していた時と違って、パパと過ごす時間はもちろん、パパに向ける意識の頻度や質も変化してきます。


女性の愛情曲線

(出典)株式会社東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長 渥美由喜 著『夫婦の愛情曲線の変遷』

東京ウィメンズプラザより画像引用


子どもが生まれると子どもへの愛情がトップになり、夫への愛情は激減するというグラフ。


産後の気持ちの変化を起こす原因は、大きく以下の4つとなります。


・ホルモンバランスの変化


・肉体的・精神的疲労


・家事・育児に対する考え方の違い


・コミュニケーション不足


変化に戸惑うママもいるかもしれませんが、変化して当たり前。そこをパパにも理解してもらうことが夫婦仲を保つ秘訣なのかもしれません。


ママほど「親になる変化」をしないパパ


他にも調査で寄せられたママの声の多くに「夫の自分勝手な行動がストレス!」という声が多くありました。


今までは気にも留めなかったパパの自分勝手な行動が、自身の身体もままならない状態で慣れない育児にいそしんでいる、「変化しているママ自身」と比べて、苛立ちやストレスを感じるのかもしれません。


しかし、出産・育児による状況やママの気持ちの変化についていけないパパ側も、実は何かしらのストレスや寂しさを感じているのかもしれません


素直に気持ちをぶつけてみることも大切ですよ。


我が家の「産後クライシス」を乗り越えた3つの方法


先輩ママに「子ども産んだら旦那を嫌いになるよ」と言われても、当時新婚の私は信じられませんでした。


しかし案の定、我が家も「産後クライシス」(産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象)は例外ではありませんでした。


2人の生活の時は気にならなかったパパの自由さが、産後イライラの原因に。


「大人2人がいるなら、パパじゃなくて自分が2人いた方がいい」という先輩の言葉に大きくうなずきました。


もともと会話の少ない夫婦でしたので、気持ちのすれ違いを繰り返し、お互い知らなかった、知りたくなかった一面を知ることになりました。


そんな中で見つけた解決策を3つご紹介します!


1.子どものためにパパにも愛情表現


パパへの愛情が一時期冷めてしまうのは、守るべき存在ができたママには仕方がないこと。


しかしパパとママの関係に、子どもはとっても敏感。


パパとママに何かあれば自分の安全地帯が脅かされるわけですから、そこに対する危機察知能力は第六感のように新生児の頃から備わっていると言う人もいます。


なるべく、パパにも愛情を注ぐことがわかるように言葉にして示しました。


2.「ホルモンのせい」を上手に説明する


❝言い訳❞を作ることも大切です。


「すべてホルモンのせい」と割り切ってしまえばずいぶん楽になりました!


そして、そのことを分かりやすく男性に伝えること。


友人が「ホルモンバランスの変化はジェットコースターのようなものと言うけど、産後はエベレストくらい高低差があると伝えた方が良い。女性はそれと戦っているんだと」と話してくれました。


この表現は、男性にもイメージしやすいかなと思います。


3.「モヤモヤ」を書き出してから会話をする


私は産後しばらくしてようやく、男性とはそもそも思考回路が違うということを理解しました。


男性は「過程」ではなく「結果」がすべて。


話してスッキリしたいのは女性だけで、男性が知りたいのは「ではどうすればいいか」ということ。気持ちで言っても伝わりません。


ですから論理的に伝えるため、まずは自分の気持ちを紙に書き出します。


まずは、何が嫌だったのか、どうして欲しかったのかを自分の中で整理することが大切。


本当は時系列で気持ちの部分を聞いて欲しいのですが、ダラダラ話すとつい感情的になってしまい、一番伝えたい部分が伝わりません。


落ち着いてまとまってから話すようにすると、パパも納得しやすいようでした。


どうしても忙しくて話す時間を確保できなければ、手紙にしてパパのタイミングで読んでもらうのもいいですね。


【番外編】生協でママの負担を減らそう!


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大事なのは会話の密度!充実した会話を心がけよう


会話の頻度は大切です。


しかし、悪循環に陥り夫婦共にイライラした会話を重ね続けると、会話することがストレスという事態になりかねません。


ママの身体で起こっていることも育児の大変さもやはり言わないと伝わりませんし、言い方によっては逆効果になってしまいます。


夫への愛情と思って、何をどうしてほしいか具体的にかつ冷静に、建設的な会話になるように心がけたいですね。


頑張っているママの姿を見て察してほしいですが、夫曰く『至難の業』だそうなので、イライラせずに伝えられるよう私自身も伝え方を日々研究中です。


【調査概要】
期間: 2017年9月6日~9月8日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=389)

(Photo by: unsplash