子供を育てながら、仕事をしている"ワーキングマザー"の皆さんは、一体、どうやって家事をこなしているのでしょうか。これから職場復帰、就職するママさんたちにも見て頂きたい、ワーキングマザーの家事術を紹介します。


この記事の目次

朝の家事!時間通りに家を出るための工夫術


それでは早速、ワーキングマザーの朝の家事についての工夫、時短術をみていきましょう!


フルタイム勤務のワーキングマザーの場合

「お弁当の下準備は前日の夜にしている。」

(20代後半 子供1人)

「出かける時、Roombaをつけて家を掃除しておいてもらう。」

(30代前半 子供2人)

「朝ご飯は食べるだけにする。洗い物しなくてもいいようなもの。ごみ捨ては夫に頼むか前の日に集積所へ。洗濯は夜の内に干す(室内干し)」

(20代後半 子供1人)

「主人と分担。」

(30代前半 子供1人)

「子供をいかにぐずらせないように機嫌をとるかを工夫している。」

(30代後半 子供2人)

「早起き。洗い物は食洗機。洗濯は夜行う。」

(30代前半 子供3人)


時短勤務のワーキングマザーの場合

「洗濯、朝の着替えセッティング、風呂掃除など、準備できることは前日の夜やる。」

(30代前半 子供1人)

「いつも同じ時間に起きて決まった行動を取る。」

(30代後半 子供2人)

「なるべく朝早く起きて自分の身なりの準備をしてから子どもを起こす。」

(30代前半 子供1人)

「朝ごはんはおにぎり(冷凍ご飯)と決めている。洗濯機は夜セットしている。着替えを出しておく。長女のためにお支度表を作った。」

(30代前半 子供2人)

「片付けや間に合わない家事は諦める。」

(30代前半 子供1人)


パート・アルバイト勤務のワーキングマザーの場合

「早起きして余裕を持つ。」

(20代後半 子供1人)

「出来る事は前の晩にしておく。」

(30代後半 子供3人)

「部屋が多少汚れていても家を出る。」

(20代前半 子供1人)


フリーランスのワーキングマザーの場合

「早起き!私が出勤の日は、夫に朝食作り&お皿洗いをお願いしています。」

(30代前半 子供1人)

「外出するときは、洗濯は乾燥までかける。子供の準備を優先、家事はあきらめて、帰宅してからやる。」

(30代後半 子供1人)


朝の工夫は「早起き」「前日にしておく」ママの声が多数


働くママの朝は、出社時刻に遅れないよう、時間との勝負。家を出るまでに、終わらせたいタスクがたくさんあります。


そのため、働き方に関係なく早起き」をして使える時間を増やすことと、できることは前日にしておく」という意見が多くみられました。


前日にできることはしておいて、かつ、ちょっと早起きして家事を終わらせているワーキングママが多いようですね。


「諦める」こともワーキングママの工夫のひとつ


具体的な工夫のほかに、ワーキングマザーから多く挙がったのが「諦める」


これは、全く家事をしないということではなく、朝に家事をするのは諦めて、帰宅後に家事を行うという意味です。


パートや時短勤務の場合、仕事の拘束時間が短く、帰宅後も家事に割く時間が確保できるため、わざわざ朝に詰め込む必要はない、と考えているママが多いことがわかります。


フルタイム勤務のワーキングマザーはパパと家事分担!


そして、フルタイム勤務で多く挙げられたのが「夫との家事分担」


同じように働くのであれば、家事も分担は当たり前でしょ..!と感じるママも実際は多いものです。


他にも、家事をサポートしてくれる"ルンバ"や"食器洗浄機"など、便利な家電に頼る声もありました。


疲れ切った帰宅後の家事。ワーキングママの工夫ポイント


それでは夜、仕事から帰ってきてから、ワーキングママたちはどういった工夫をしているのでしょうか。


夜の家事の工夫術をみていきましょう。


フルタイム勤務のワーキングマザーの場合

「掃除は休みの日に行う。洗濯は、子供のもの以外は2~3日に一回。」

(20代前半 子供1人)

「週末にまとめてできることは済ませておく。」

(30代前半 子供1人)

「晩ごはんは食材キット、冷凍食品などをフル活用。」

(30代後半 子供2人)

「パパと分担。」

(20歳未満 子供1人)

「週末に作りおきを作っておいて、調理時間を短縮する。」

(30代前半 子供2人)

「買い物は週末にまとめて。ご飯は小分けで冷凍しておく。子供が寝てから一気にやる。」

(30代前半 子供2人)

「生協をフル活用。」

(30代前半 子供2人)


時短勤務のワーキングマザーの場合

「冷凍食品を利用している。」

(40代後半 子供1人)

「晩ご飯は作り置きをフル活用。パパと分担。」

(20代後半 子供1人)

「全て時短で出来るように、食材はパルシステムやコープなどの宅配を利用して買う。その中の20分で出来るメニューを利用する。掃除は気付いた時にやる。」

(40代前半 子供1人)

「子どもに録画した番組を見てもらい、1人で遊んでもらう!」

(30代前半 子供1人)


パート・アルバイト勤務のワーキングマザーの場合

「食べすぎてもゴロゴロしない。」

(30代前半 子供2人)

「パパに晩ご飯作りを手伝ってもらう。」

(20代後半 子供1人)

「惣菜を買ったり洗濯をしなかったり、適度に手を抜く。」

(20代前半 子供1人)

「時短料理。」

(30代後半 子供2人)

「何品かは有り合わせで済ませる。」

(20代後半 子供1人)


フリーランスのワーキングマザーの場合

「食材の配達サービスを使って、買い物の時間を省略。」

(30代後半 子供1人)

「夕飯の食材(野菜)は土日のうちにカットしてしまう。冷凍できるものは冷凍してストック。疲れたら遠慮なく冷凍食品を使う。」

(30代後半 子供3人)


夜の家事の負担は、晩ご飯で工夫するのがワーキングママのやり方


夜の家事で一番大変なのが晩御飯です。


多くのママたちが、さまざまな時短調理の工夫をしているようですね。


「週末に作り置き」「コープなどの食材宅配の利用」「惣菜を買う」「料理キットを使用」など、さまざまな工夫方法が見られました。


そして朝と同じく、パパと分担するという意見も多くみられましたよ。


以下、もっと詳しくそれぞれの時短の工夫を見ていきましょう。まだやったことがない、というワーキングママはぜひ試してみてください。


週末に作り置き


作り置きのできるおかずは週末に作ってしまって、小分けにして冷凍しておけば、夕飯だけでなく、朝のお弁当作りにも役立ちますね。


また、たくさんのおかずを作り置きするのは大変な場合、以下のお野菜なら冷凍できます。茹でるなどの下ごしらえをして冷凍庫に入れ、時短家事を目指しましょう!


茹でておくと便利な野菜(大きさなど、必要に応じてカット)

・根菜類

・葉野菜

・ブロッコリー

・インゲン

洗ってカット、冷凍しておくと便利な野菜

・ピーマン

・きのこ類

・玉ねぎ(スライス、もしくはみじん切り)

・長ネギ(小口切り)


食材配達の利用


食材を家に配達してもらえれば、スーパーに寄る時間がなくなり、ぐっと楽になります。


食材配達をしてくれる会社の多くはこだわりの産地から食材を取り寄せているので、国産など、安心の食材が玄関先まで届きます。


生協のパルシステム

こだわりの品質で毎日の暮らしをサポート。ミールキットもあります。


生協のパルシステムのサイトはこちら


☆今、生協ではお得なキャンペーンを行っています。お試しサンプルがもらえたり、プレゼントが当たるこの機会をお見逃しなく☆


オイシックス

一流生産者約1,000件と契約し、こだわりの食材をお届けする食材配達会社です。ミールキットもあります。


オイシックスのサイトはこちら


イオンネットスーパー

いつもお買い物をしているスーパーから配達してくれるなら気楽に頼めますね。


定期宅配コースを利用しても便利です。


イオンネットスーパーのサイトはこちら


総菜を買う


毎日利用するとちょっとお財布的にきついかもしれませんが、たまには、デパ地下などのお総菜コーナーに行ってみましょう。


時間や、キッチンの火力の関係で、自分で作るのが難しい惣菜なども手に入るので、夕食の献立に幅が出ます。

料理キットを利用


料理キットはミールキットとも呼ばれ、すでに味付け済みであったり、カット済みの野菜であったりなどの食材がセットになっています。


調理の時間だけでなく、献立を考える手間も省くことができます。


いくつか会社があるので、好みや価格、配達頻度、区域などに合わせて必要な時に賢く利用すれば、ワーキングママの強い味方に!


生協のパルシステム、コープデリ、おうちコープ

カット済みの野菜、肉・魚、調味ダレのセットが冷蔵で届きます。キットを開けて加熱するだけ!メインのおかずが最短10分ほどで完成します。

ハルシステムのサイトはこちら

コープデリのサイトはこちら

おうちコープのサイトはこちら

*おうちコープは神奈川、静岡、山梨の各県内にお住まいの方が対象です。


らでぃっしゅぼーや

なんと、包丁・まな板不要のミールキットまで!食材の質だけでなく、調味料にもこだわった料理が、たった10分で作れるように集められたミールキットです。


らでぃっしゅぼーやのサイトはこちら


ヨシケイ

専属の栄養士によって栄養バランスがしっかり考えられたミールキットです。素材の季節感、ボリュームなども◎。


ヨシケイのサイトはこちら


オイシックス

テレビ「メレンゲの気持ち」で紹介されたミールキットがこちら!「Kit Oisix」は主菜、副菜をつくるのに必要な食材が必要な分だけ入っています。


オイシックスのサイトはこちら


わんまいる

他のミールキットよりももう少し簡単に、温めるだけ、解凍するだけの食材も提供するのがわんまいる。


ご当地グルメから高級ホテル、専門店の味もあるので、上手に使えば日々の食卓に一層彩りが出ます。


わんまいるのサイトはこちら


家事に追われているワーキングマザーへ先輩ママからメッセージ


バタバタしている自分に向けてのメッセージをお伺いしたところ、ご自身だけでなく、その他のワーキングマザーに向けてのメッセージ性があるものばかりでした。


いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。


「家事が終わらない…。」と苦しんでいるママへ


「平日は手抜きをしてよし!」

(20代後半 子供1人)

「出来ることは手抜きして!※義理母に言われた言葉」

(30代後半 子供1人)

「家事は最低限のことでも生きていけます!」

(30代後半 子供1人)

「日々毎日お疲れさん!ほどほどにやっていこうよ!」

(20代後半 子供1人)

「(子供と)一緒に寝ないと体持たないよ!!」

(20代後半 子供1人)


最近笑顔が減ってきている...と感じているママへ



「(忙しくても)明日はやってくる!いつか笑い話にしようね。」

(30代後半 子供3人)

「しょうもないことでも笑うべし!笑顔があれば乗りきれる!」

(30代後半 子供2人)

「大丈夫、大丈夫だよ。何が一番大切かわかっているからね!」

(30代後半 子供2人)


イライラして疲れている...というママへ


「イライラしないで。よく頑張ってるよ、私!!」

(30代前半 子供2人)

「毎日殺人的な忙しさでも、よく頑張ってると思う!」

(30代後半 子供2人)

「朝が苦手だったのに、朝早く起きてよく頑張っている!」

(30代前半 子供1人)

「自分のことより先に子供の準備を優先して、自分はボロボロ。良く頑張っているよ。」

(40代後半 子供1人)

  

働くママ・ワーキングマザーへ…。工夫も大切だけど自分をねぎらうことも忘れないで


多くのワーキングマザーは日々時間と戦いながら、家事もあの手この手を使って工夫する日々。


工夫することも大切ですが、工夫しているママ、つまり"自分自身"を褒めてあげることも大切なことだと思っています。


頑張り続けるだけでは、いつか息切れをしてしまうかもしれません。うまく息抜きをしながらママライフを楽しんでくださいね!


【調査概要】

期間: 2017年9月8日~12日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=107)

(Photo by:写真AC