離乳食初期から食べられるかぼちゃは、離乳食後期になっても人気の野菜の一つ。洋食・和食どちらにも合わせやすく、オレンジの色合いで離乳食がとっても華やかになります!


今回は、そんなかぼちゃの栄養素を確認し、下準備の方法と離乳食後期におすすめのレシピをご紹介します♪


この記事の目次

かぼちゃの栄養素を確認しよう

出典:楽天


離乳食初期にかぼちゃの栄養素について調べた!というママも多いと思いますが、ここで再確認しましょう。


かぼちゃは甘くて美味しいだけでなく、栄養価が高いので積極的に摂取したい食材です。冬至の日にかぼちゃを食べると風邪を引きにくくなるとも言われていますね。


なかでも、特に注目しておきたい栄養素は以下の3つ。


β カロテン

β カロテンは、体内のビタミンAが不足しているときに、必要に応じてビタミンAに変換される優れた栄養素で、かぼちゃのメイン栄養素です。


粘膜や皮膚の抵抗を高める効果があるため、風邪予防につながると言われています。


ビタミンC、Eなど

かぼちゃには、風邪予防を期待できるビタミンCや血行を促進するビタミンE、その他ビタミンB1やB2など、さまざまなビタミンがバランスよく配合されています。


食物繊維

腸内環境を整えてくれる食物繊維もしっかり含まれています!


離乳食後期あたりに便秘になる赤ちゃんもいるので、そんな時は離乳食にぜひかぼちゃを取り入れてみて下さいね。


離乳食後期なら、かぼちゃ下準備もラクラク


離乳食後期になるとしっかり噛んで食べられるようになるため、かぼちゃの下準備は非常に楽になります。


ここでは基本的な離乳食後期におけるかぼちゃの下準備の方法を見ていきましょう。


1:鍋で茹でる


離乳食の時期に関係なく、基本的には、かぼちゃは茹でて下準備を行います


1.かぼちゃの皮・種・わたを取り除いて、適当な大きさにカット

2.鍋にかぼちゃを入れ、ひたひたよりちょっと少ない程度に水を加えて加熱(中火〜強火)

3.かぼちゃに竹串が通るまで茹でる

4.少しだけ固形部分が残るようにスプーンなどでつぶしたり、2~3cm角にカット。繊維が多い種類のかぼちゃでなければ、裏ごしは必要なし


※茹でる以外には、蒸してもOKです。


2:電子レンジを使う


鍋でかぼちゃを茹でるのは時間がかかるで面倒だと感じてしまうことも...。


そんな時は電子レンジを活用するのもおすすめ!


離乳食後期とは言えども、量は少ないので電子レンジを使ったほうが早く離乳食の準備ができますよ。


1.かぼちゃの皮・種・わたを取り除いて、小さくカット

2.水にくくらせたかぼちゃを耐熱皿に乗せ、ラップをふわっとかける

3.500Wで約3分加熱

4.かぼちゃに竹串を刺して、熱が通っているか確認


※離乳食後期の場合は、少しだけ固形部分が残るようにスプーンなどでつぶしたり、2〜3cm角にカット、裏ごしは茹でて下準備をするときと同じです。


3:市販の商品を利用する


お仕事があったり、家事にあまり時間を避けない時、市販のかぼちゃ製品を利用するのもおすすめです。


すでに小さめにカットされているので固いかぼちゃをがんばって切る必要もなく、下茹でしてあるものがほとんどなので解凍すればすぐに使えます!


時短家事の強い味方として賢く使いましょう。


例えば、生協には「裏ごし野菜・かぼちゃ」(パル・システム)や、「北海道の栗かぼちゃ」などの北海道でとれたかぼちゃを使った商品があります。


また、生協の商品は、身体に優しいものが多いので、離乳食時期に利用しているママも多いのでおすすめです!

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がっつり食べてくれる離乳食後期おすすめのかぼちゃレシピ 5選


食べる量がだいぶ増えてくる離乳食後期。赤ちゃんがますます喜んで食べてくれるかぼちゃレシピを厳選しました!


1:離乳食後期の手づかみ練習におすすめ!「かぼちゃのおやき」


手づかみで食べる練習を始める離乳食後期に「おやき」はぴったり!優しい甘さのあるかぼちゃはおやつ代わりにもなりますね。


【材料】

・じゃがいも:中2個
・カボチャ:8分の1
・えのき:適量
・片栗粉:小さじ2
・青のり、粉チーズ、ごま、鰹節など:好みで適量

【作り方】

1.じゃがいもを小さくカットして茹でる(竹串が通るまで)。途中で、細かくカットしたえのきも入れる

2.かぼちゃの皮・種とわたを取って、電子レンジで柔らかくなるまで加熱

3.すべての食材をボールに入れてつぶしながら混ぜ合わせる

4.片栗粉を入れ、好みで味をつける

5.フライパンにオリーブオイルを引いて、つかみやすいサイズに生地を薄くしく

6.中火よりやや弱い火かげんで焼き、片面に焼き色がついたら、ひっくり返す

☆参考☆
>>離乳食 後期〜じゃがとカボチャのおやき<<


2:朝食やランチにおすすめ「かぼちゃのリゾット」


ゆっくりご飯を作る時間がない朝や、ランチにはささっと作れるけど栄養満点のレシピが良いですよね。


そんな時はリゾット!


赤ちゃんの好きな野菜を入れられますが、かぼちゃを入れると、かぼちゃの甘みでリゾットが美味しくなるのでぜひ取り入れてみて下さい。


離乳食後期だとやや固形の状態が残っていても食べられるので楽に作れますよ!


【材料】

・ご飯:炊いたもの、適量
・水:適量
・かぼちゃ:2カット(皮・種・わたなし)
・牛乳:適量
・コンソメ:小さじ1
・とろけるチーズスライス:半分


【作り方】

1.カットしたかぼちゃを電子レンジで少し加熱(後で鍋で一緒に煮込むので、少し硬めでもOK)

2.ご飯と水、かぼちゃを鍋に入れ、弱火〜中火にかける

3.煮立ってきたら牛乳、コンソメ、とろけるチーズを入れてさらに煮込み、水分が飛んだら完成

☆参考☆
>>離乳食後期〜完了期*カボチャのリゾット<<


3:洋風離乳食を作るなら「かぼちゃクリームうどん」


いつもうどんは和風だし!というママは、かぼちゃとクリームを加えた洋風だしにしてみてはいかが?!


【材料】

・かぼちゃ:大1/8(皮・種・わたなし)
・なす:1/2
・玉ねぎ:1/4
・しいたけ:大1
・ほうれん草:1/4
・鶏ひき肉:少パック1
・うどん玉:1/4
・塩:少々
・めんつゆまたはだし:少々
・粉チーズ:少々
・牛乳または豆乳:約300cc

【作り方】

1.それぞれの食材を一口サイズにカット。(かぼちゃは少しレンジで加熱)

2.鍋にダシを作って、すべての野菜と鶏ひき肉を入れ、中火で煮込む

3.最後に牛乳(豆乳)を入れ、さらに少し煮込む

4.麺を茹で、食べやすい長さにカット

5.お椀にうどんを入れてからスープを注ぎ、最後に粉チーズをふりかける

☆参考
>>離乳食後期 カボチャクリームうどん<<


4:おでかけにぴったり「かぼちゃサンド」


朝食やおでかけ先に持っていくレシピとしておすすめですレンジをうまく活用すればあっという間に完成しますよ!


離乳食後期になると、赤ちゃん自身でサンドイッチを持って食べられるようにもなってくるので、ぜひ作ってみて下さい。パンの間をカットして具材を入れるので、こぼれて汚す心配もなし♪


【材料】

・食パン(6枚切以下):1枚
・かぼちゃ:30g(皮・種・わたなし)
・ブロッコリー:10g
・醤油:少量
・砂糖:少量
・水(または出し汁):小さじ1/2〜

【作り方】

1.鍋に水を入れてかぼちゃを茹で、途中でブロッコリーを入れて一緒に茹でる

2.かぼちゃに竹串が通ったらザルにあげ、ブロッコリーは細かく刻む

3.ボールにかぼちゃとブロッコリーを入れてつぶしながら混ぜ合わせ、醤油、砂糖、水を加えてペースト上に

4.食パンを食べやすいサイズにカットして、具材を入れるために切り込みを入れる

5.かぼちゃ&ブロッコリーのペーストを切り込みから入れる

6.好みでトースターで焼くのもおすすめ

☆参考☆
>>離乳食後期〜☆かぼちゃサンド<<


5:かぼちゃバーグ


赤ちゃんも大好きなハンバーグは、細かく刻めばいろんな食材を取り入れられるため、栄養満点レシピです!


かぼちゃもハンバーグとの相性抜群♪離乳食後期ぐらいになると、ハンバーグも食べられるようになってくるので、ぜひチャレンジしてみてはいかが?

【材料】

・ひき肉:100g

・かぼちゃ:60g(皮・種・わたなし)

・玉ねぎ:40g

【作り方】

1.かぼちゃを細かくカットして、レンジで加熱。柔らかくする

2.玉ねぎはみじん切りにしてフライパンで炒める

3.ボールに、かぼちゃ、冷めた玉ねぎ、ひき肉を入れてこねる

4.フライパンに油をひいて弱火で生地を焼く。生地は、まん丸でなく、赤ちゃんが手で持ちやすいスティック形状がおすすめ。両面焼きあげたら完成

☆参考☆
>>かぼちゃバーグ 離乳食後期<<


離乳食後期の赤ちゃんは甘いかぼちゃが大好き!


離乳食後期になっても、赤ちゃんにはまだまだ食べムラはあります。また、遊び食べが始まることも…。


そんな時、私はかぼちゃを離乳食に入れていました。かぼちゃを入れることで離乳食に甘さが出て、パクパク食べてくれるようになるんです。


離乳食の進み具合で悩んでいるママがいれば、ぜひ、かぼちゃレシピを試してほしいなと思います!


また、かぼちゃはじゃがいもやさつまいもの代わりに使うことも可能。


ご飯にコロコロっと入れたり、クッキーに練りこんだり、いろいろな使い方ができるのでチャレンジしてみて下さい!


(Photo by:写真AC