出産後も正社員として働き続けたいと考えるママは多いもの。そんなワーママにとって入りやすい保育園を選ぶ必要がある「保活」は、育休中の最大イベントとも言えます。


今回は、東京都23区における保育園に入りやすいエリアのご紹介と、保活成功の確率が上がる方法についてご紹介!


この記事を読み終える頃、保活は情報戦であることを実感するママも多いはず。現在引っ越しを検討しているパパママや、将来子供を欲しいと思っているご夫婦も要チェックです!


この記事の目次


【保活事情】東京都の待機児童数は?


待機児童数とは、認可保育園に申し込みをしているにも関わらず、保育士や保育園の不足などの理由により、入園できない子供の数のことを言います。


東京都の待機児童数は、平成29年4月1日時点で8,586人との発表がありました。


そのうち、23区内のなかでも世田谷区の待機児童数は800人以上。同じ東京都でも、住む場所により保活激戦エリアで保育園探しをするパパママがでてくることも容易に想像できます。


本気で保育園に入りるための保活をするなら、家族で住みやすい場所を探すことが大切であることもわかりますね。

【保活事情】保育園に入りにくい駅はどこ?


東京都で保活をするパパママにとって、実際「入りやすい保育園はどこなのか」というのが一つのポイントになります。


さきほど、世田谷区が東京都内のなかで待機児童数が一番多いとお伝えしましたが、実際によく調べてみるとエリアによっては入りやすい地域もあるようです。


▼参考▼

AERA.net→東京23区392駅「保育園に入りやすい駅・入りにくい駅」はここだ!


上記の記事によると、保育園に入りづらい駅のランキングが以下と発表されています。


1位:北綾瀬駅(足立区)


2位:勝どき駅(中央区)


3位:大島駅(江東区)


4位:豊洲(江東区)


5位:町屋駅(荒川区)


6位:竹ノ塚駅(足立区)


7位:荻窪駅(杉並区)


8位:大師前駅(足立区)


9位:用賀駅(世田谷区)


10位:西大島駅(江東区)


※11位以降は省略


確認してみると世田谷区の用賀駅は保育園に入りづらい駅9位にランクインするのみで、江東区や足立区の駅が目立ちます


私は世田谷区に住んでいますが、保活を行っていたころ自由が丘駅(世田谷区)に住むママが「自由が丘は待機児童がほとんどいないのよ~。もし本気で成功させたいなら、近場で引っ越して保育園に入るのも手!」と、アドバイスされたことを思い出します。


世田谷区の場合、東京都23区のなかでそもそも住民が多いため待機児童数も必然的に多くなってしまう、というからくりも。


待機児童数を把握することはもちろん、住みたい地区を見つけた後は、保育園入園の穴場スポットを探すことが大切と言えます。


【保活】保育園探しは❝穴場❞を見つけることが重要!


さきほどお伝えしたように、同じ区内でもエリアや駅によっては入りやすい保育園と入りづらい保育園で違いがあることがわかります。


ここでは、保育園の❝穴場❞探しのポイントを3つご紹介します。


保活ポイント1:駅周辺の保育園の「数」に注目!

駅周辺に保育園の数がある方が、少ない保育園に比べて競争率がぐんと下がります。駅周辺に保育園が多いところに住むママ友は、隣駅は激戦区なのに、自分の住む駅ではすんなり保活成功したということを体験として語ってくれました。


私が以前勤めていた先輩ママ社員は、保育園冊子に掲載されている保育園の住所を確認して、全てgoogle mapに落とし込み、穴場保育園を探していました


google mapに落とし込めば一目瞭然!自宅から現実的に通える範囲か、バスは通っているか、など確認できるポイントがたくさんあるので↑のやり方はおすすめです。


保活ポイント2:タワーマンションがある駅は保活激戦エリアになりやすい

保育園に入りづらい駅のランキングを見てもわかるように、豊洲や勝どきエリアはタワーマンションがたくさんありますね。


タワーマンションがメインの駅周辺は住民が多いため、保育園激戦地区になりやすいです。タワーマンションが乱立する駅付近での保活は、パパママの気合いが必要ですね。


一方、保育園が併設されているマンションが少しずつ増えてきているので、実際に足を運んでみるのがおすすめです。

(マンション併設の保育園のほとんどは認可保育園ではないので、冊子に載っていません。ご注意ください。)


保活ポイント3:駅周辺情報も把握!

「保育園に入るため」だけに引っ越しを検討するのなら、駅周辺の情報を把握することが大切。


賃貸なら問題ないですが、マンションや一軒家の購入を考えているなら手放した時にそれなりの「価値」がないともったいないです。


生活環境が整っているか、子どもにとって遊ぶスペースはあるか(公園や児童館)、都心へのアクセスは良好かなど、様々な視点で周辺情報を確認し、土地の価値を把握しておくと良いでしょう。


認可保育園の審査基準によっては、そのエリアの居住年数を見る場合がありますが、まだ結婚したばかりで引っ越し先を検討しているご夫婦は、保育園入園を見据えて検討するのがおすすめですよ!


【保活】自治体の保育課の職員と顔見知りになるのが保活成功の近道


保育園に入りづらい駅や、入りやすい駅などがインターネットニュースで話題になりますが、それでもやっぱり地域の保育園事情に一番詳しいのは保育課の職員であることに間違いありません


私が保活を行っていた時も、保育課の方から、インターネット上には掲載されていない新しい保育園の開設時期や場所、今後認証保育園から認可保育園に変更になる保育園(認可保育園に変更になると、一括で申込ができるようになり手間が省けます)、増員予定の保育園など、入りやすい保育園の詳細を教えてくれました


待機児童問題が叫ばれるなか、特に世田谷区では1ヶ月単位で保育園の開設状況は良い方向に変化している印象でした。


保育園関連の冊子で確認することも大切ですが、保育課に定期的に通うことも保活成功の近道になりそうです。


【保活】ママ友ネットワークも重要!


そして次に大切なことは、ママ友ネットワーク!


「ママ友=煩わしい」ので、友達を増やしたくないと思う方も多いはず。実際に私も、ママ友はドラマで見るようなひがみ合いの世界が広がっているような気がして、ママ友を作ることは乗り気ではありませんでした。


しかし、出産のために入院した病院内でご近所のママと知り合えたことがきっかけで(病院内で他のママ同士とお話する時間がありました)保育園の一時預かりの状況や、児童館を紹介してもらえました


たまたまその方は二人目のお子さんだったこともあり、世田谷区の保育園事情についてよくご存じで、感激したことを覚えています。


保活=他のママはライバル!と思いがちですが、自分以上に情報を持っている場合がほとんどなのでネットワークは大切にしたほうが良いと思います。

最新情報をキャッチアップして保活成功へ!

保活を成功させるためには、ママ友や保育課、インターネットから最新情報をキャッチアップすることが大切。


さらに、情報の信ぴょう性を確かめる意味でも、実際に足を運んでその土地の雰囲気を感じることはもっと大切です。


すでに家を購入しているために引っ越しが難しいパパママも大勢いらっしゃるかと思います。しかし、保育課の方がおっしゃっていましたが「どのエリアにも入りやすい保育園がある」ということです。


ぜひ良いお住まいと入りやすい保育園に出合えると良いなと思います。保活はリサーチ力がカギ!がんばってくださいね。


(Photo by:写真AC