
妊娠すると体重が増えますが、体重を増やすのは赤ちゃんの重さだけではありません。
胎盤や羊水、赤ちゃんを守る皮下脂肪などによって、ママの体重は約10Kgほど増えることも!
お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれてママもどんどん体重を増やしていってもよいのかといえば、実はそうではありません。
妊娠中はしっかり体重管理をして、適正な体重増加をする必要があるんです。
今回は、妊娠中の体重管理について300人以上のプレママ&ママの体験に基づいてみていきたいと思います。
この記事の目次
- まずは妊娠前のBMIをチェック!
- 理想の体重増加量
- 妊娠中の体重管理でリスクを軽減!
- ポイントは「ゆるやか」に「+0.5kg/週」
- 妊娠中の時期別 体重管理の落とし穴
- 成功者が実践!5つの体重管理方法
- 体重管理に悩む妊婦さんにはコレ!おすすめ食材9選
- 【番外編】コープで食生活を見直してみよう!
- 私の体重管理法:+8㎏で褒められ妊婦
- 体重管理成功!【BMI】でみるみんなの体重管理データ
- 体重管理失敗!【BMI】でみるみんなの体重管理データ
- 妊娠中の体重管理は母子をリスクから守る
まずは妊娠前のBMIをチェック!

BMIとは「Body Mass Index」の略で、体格指数、ボディマス指数といわれるもの。体重と身長の関係によって算出される、ヒトの肥満度を判定する指数です。
BMIの計算式と判定基準BMIは以下の数式によって算出します。
BMI= 体重kg ÷ (身長m×身長m)
例)身長158cm 体重50kgの場合
50÷(1.58×1.58)=20.02…
BMIは20.0です。
BMI:18.5未満…やせ
BMI:18.5~25.0…ふつう
BMI:25.0以上…肥満
下記のサイトで、身長と体重を入力するだけで計算できます。
まずは、妊娠前のご自身のBMIをチェックしてみてくださいね。
理想の体重増加量

妊娠前のBMIの数値が分かったら、その数値をもとに妊娠中に増やす体重の目標値を設定していきましょう。
産院によって体重管理の方針はさまざまかと思いますが、厚生労働省の「妊産婦のための食生活指針」によると以下のように推奨されています。
BMIが18.5未満のやせ型さんの場合
+9~12kg
BMIが18.5~25.0未満のふつう型さんの場合
+7~12kg
BMIが25.0以上の肥満型さんの場合
個別対応(およそ5kg~)
体重を増やした方がいいプレママさんもいれば、体重管理を厳しめに行った方がいいプレママさんもいるのです。
体型によって目標体重増加が異なることに注目しましょう。
妊娠中の体重管理でリスクを軽減!

妊娠すると体重が増える理由についてはすでに触れました。
具体的に正産期の頃には
・胎児が3kg
・羊水が0.5kg
・胎盤が0.5kg
・子宮内はおよそ4~5kg程度
これに、妊婦さん自身の血液量が増えたり、赤ちゃんを守るべく母体側に脂肪がついたりすることで体重が増えていきます。
妊娠中は体重が思うように増えなくても、また、増えすぎてしまってもマイナス。
妊娠前のBMI数値にあった体重管理を目指しましょう。
体重が目標値にそって増加しない場合

もし、ママの体重が思うように増えなかった場合、厚生労働省が開催した『「健やか親子21」推進検討会』の報告書によると、
妊娠期に体重増加 量が著しく少ない場合には、低出生体重児分娩 や切迫流産 、切迫早産 の リスクが高まり(引用元:妊産婦のための食生活指針 )
といったリスクが懸念されます。
体重管理での目標値を設定し、体重管理をすることはとても大切なのです。
体重が目標値を大きく超える場合

ひと昔前なら「赤ちゃんの分も食べないと!」と、妊娠中はたくさん食べましょう、というイメージもあったかもしれません。
しかし、体重の増やしすぎも、体重が増加しないのと同様にリスクが高くなります。
こちらも厚生労働省が開催した『「健やか親子21」推進検討会』の報告書によると、
体重増加量が著しく多い場合には、前期破水や妊娠高血圧症候群 (妊娠中毒症)、巨大児分娩 、帝王切開分娩 、分娩時の出血量過多 、 羊水混濁・胎児心拍数異常 のリスクが高まる。(引用元:妊産婦のための食生活指針 )
とされています。
ポイントは「ゆるやか」に「+0.5kg/週」

それでは、体重管理をするにあたり、どれくらいのペースで体重を増加していけばよいのでしょうか。
1週間の増量は+0.5kg、1ヶ月の増量は+2kg以内での体重管理を

妊娠初期はつわりなどで思うように食事がとれないことがあります。
胎児自身もまだまだ小さいので、妊婦さんの体重に大きく影響する時期ではありません。体重管理についてはあまり神経質にならなくても大丈夫です。
妊娠中期以降で、推奨されている体重増加量は以下のようです。
BMIが18.5未満のやせ型さんの場合
+0.3~0.5kg/週
BMIが18.5~25.0未満のふつう型さんの場合
+0.3~0.5kg/週
BMIが25.0以上の肥満型さんの場合
個別対応
BMIが25.0以上の妊婦さんは、体重管理について病院と相談しながら個別に進めていきましょう。
それ以外の方は、1週間の増量は+0.5kg、1ヶ月の増量は+2kg以内での体重管理を目指すのがおすすめ。
どこかの時期に一気にというよりは、出産まで緩やかに増加をしていけるような体重管理が望ましいといえるでしょう。
妊娠中の時期別 体重管理の落とし穴

妊娠の時期によってさまざまな思わぬ落とし穴が…
妊娠中の体重管理にあたって気をつけておきたいポイントを、妊娠初期・中期・後期別にそれぞれ紹介します。
妊娠初期:落とし穴は「食べづわり」

初期の体重管理の落とし穴は、ずばり「食べづわり」です!
つわりにはいろんな症状がありますが、何かをずっと口にしていないと気持ち悪くなるといった「食べづわり」の症状が出る人はどうしても過食気味に。
なお食べすぎてその後嘔吐してしまう人は、体重管理の面だけでなく、体力低下や脱水症状などの懸念もあるため、早めに産婦人科に相談してくださいね。
食べづわりが酷かったため、妊娠3ヶ月目で2キロ~3キロ太った。
(東京都 あじさいさん 出産時:12~15キロ未満の増加)
食べづわりで、とにかく気持ち悪さを回避するため食べていたら、妊娠4ヶ月の間に4~5キロ太った。
食べづわりだからといって、何でもかんでも食べたいものを食べ過ぎたのが失敗…。
(愛知県 りんしおれいママ 出産時:15~20キロ未満の増加)
妊娠中期:落とし穴は「つわりあけの食べすぎ」

妊娠中期に入ると、多くの方がつわりから解放されます。
つわりで食事がとれなかった反動からか、食べすぎてしまうことが。
また安定期にも入り、気持ち的にも少なからず不安から解放される部分があります。
当たり前ですが、食べた分だけ体重になってあらわれるので、つわりがおさまった時からしっかりと体重管理をすることが大事ですね。
つわりが終わり何も食べられなかった反動で好きなものを好きなだけ食べていたら、妊娠6ヶ月目に見事に3~4キロ体重増!
妊婦は太る一方で、痩せることができないことを考えていなかった。つわり明けの食生活の管理をちゃんとしとくべきだった…。
(東京都 ぴょんぴょんさん 出産時:7~10キロ未満の増加)
妊娠5ヶ月のころ、つわりがおさまって食欲旺盛になった。いくら食べても、満腹感を感じないまま食べ続けてしまい、3~4キロ太ってしまった。
(広島県 どんぐりさん 出産時:7~10キロ未満の増加)
妊娠後期:落とし穴は「運動不足」

妊娠後期になると、胎児の体重も一気に増えるため体が重く感じ、動くのがおっくうになる人も。
さらにそれまで働いていた人なら、産休に入った途端、通勤など運動量が減るのも原因と考えられます。
体重増加量は、産休に入る前までは目標範囲内でしたが、産休に入った36週目以降急に増加しました。
産休で家にいたため動かなくなり、妊娠10ヶ月目に3~4キロも増えた。
(埼玉県 モトユミさん 出産時:12~15キロ未満の増加)
妊娠10ヶ月目。食欲が減らず、身体も重くあまり動いていなかったせいか、この時期に一番体重が増加した。
(神奈川県 ちゃべママさん 出産時:10~12キロ未満の増加)
里帰りしたことで、出された食べ物を片っ端から食べていたら、5キロ以上も体重が増加…。
(福岡県 やちさん)
里帰り出産だと、家事負担・運動量が減ることに加え、実家のご飯は慣れ親しんだ母の味なのでついつい食べすぎてしまうようですね。
切迫早産の場合は医師と相談を
妊娠後期に「切迫早産」や「切迫早産気味」と診断された方は、自宅での安静指示が医師から始動される場合があります。
このような場合は運動どころか、日常生活も難しい状態です。
診断された際に、食べすぎによる体重増加を招かないよう、食事についても医師に質問しておくのがいいかもしれません。
イベント・行事の時期はさらに体重管理の落とし穴が!

妊娠時期に関係なく、体重管理の落とし穴がやってくるのは「イベント・行事」の時のごちそうです。
年末年始や、冠婚葬祭、歓送迎会など、お付き合いも含め、おいしいご飯が食べられるイベント時は、ついつい食べすぎてしまうことも。
妊婦だからイベントや行事を控えないと、ということはありませんが食べすぎには要注意ですね!
妊娠7ヶ月の頃に結婚式、クリスマス、正月、自身の誕生日とイベントが続き、1ヶ月で3~4キロ増。
(千葉県 あおくんママさん 出産時:10~12キロ未満の増加)
成功者が実践!5つの体重管理方法

ここでは妊娠中の体重管理に成功したママが、妊娠中に実践した体重管理の方法を紹介します。
1.体重計に乗る

ウォーキングと、毎日決まった時間に体重計に乗る。(大阪府 ゆかたんさん)
食べたら動く!毎日体重計に乗る。(神奈川県 まなさん)
体重管理の基本ですが、まずは自分の体重をしっかりと把握すること。
そのためには、毎日決まった時間に体重計に乗ることが大切です。
体重計を購入しよう!

(出典:Amazon)
お家に体重計がない方は、妊娠を機に一台購入してみてはいかがでしょうか?
手軽に体脂肪率まで測れたり、データを蓄積できる物など体重計も進化しています。
体重計がないことには"体重管理”はできません。
オムロン体重・体組成計
価格:2,980円
2.グラフ化する・体重管理アプリを使う

産院でグラフにしてもらいました。(神奈川県 さとえりままさん)
妊婦体重管理のアプリを使用した。(静岡県 らなさん)
体重を測定してそのままではどれくらい増えているのかがわかりづらいですよね。
急激な体重の増減がないかをチェックするべく、体重管理の記録をつけると一目瞭然!
日々の体重をグラフ化しましょう。手書きでももちろんOKですが、スマホアプリでも妊娠期の体重管理ができるものがあります。体重計と連動して、自動的に書き入れることができるものもありますよ。
妊娠中の体重管理はアプリで手軽に!
アプリだといつでもどこでもチェックできますので、おすすめです。下記のリンクからもダウンロードできますよ。
1.トツキトオカ:夫婦で共有できる『妊娠記録・日記』アプリ

私が使っていたのがこちらのアプリ。
体重管理はもちろん、お腹の赤ちゃんの様子や知識が得られます。パパと情報を共有できるのも心強いですね!
2.ラルーン

体重管理だけでなく基礎体温もグラフ化できるので、ベビ待ちのときから使えるので人気です。
妊娠がわかってからもマタニティーモードに変更してそのまま使い続けられるのもいいですね。
3.妊娠したらにんぷ体重ノート

こちらは体重管理に特化したアプリ。
他のアプリを既に使っている方や、シンプルなものの方が管理しやすいかたにオススメ。
3.運動は継続、新たに始めるならヨガなど

マタニティビクス、マタニティヨガで体を柔らかく、運動を続けた。(愛知県 usagiさん)
日々の運動がよかったのではないかと思っています。(奈良県 ハナさん)
上の子と一生懸命遊ぶ。(東京都 のんさん)
これまで運動をしていたプレママさんが急に運動をやめてしまうと、急な環境の変化に体重が急増するかもしれません。続けられそうな運動なら妊娠中も継続しましょう。
また、新たに始めるならウォーキングや散歩、マタニティ専用のヨガ教室などがおすすめです。体重管理のひとつの手段にもなります。
お産は体力勝負!
体力をつけるといった意味でも、妊娠の経過が順調であれば、積極的に運動するようにしましょう。
自宅でDVDなどを活用しよう!

(出典:Amazon)
マタニティ教室に通いたいけれども、近くにない、仕事が忙しくてレッスンに通えない…などと言うプレママさんも多いでしょう。
そんな時は、書籍やDVDを購入して自宅で運動するのもオススメです。
DVDつき 安産マタニティ・ヨガ
価格:1,469円
4.食べ過ぎない

間食を控える。(秋田県 ちゃんまいさん)
つわりがひどくて増えなかったこともあるが、つわりが終わった後期はとにかく食べる量をコントロールして食べ過ぎないようにした。(広島県 みーさん)
見えるところに食べ物を置かない。(滋賀県 とみーさん)
ご飯の前に水分をとる!(福岡県 まーたんママさん)
妊娠中はいつもより、食欲旺盛になることもあるかもしれません。
しかし、食欲にまかせて食べてしまうとダイレクトに体重増加に繋がります。
私は妊娠後期にどんどん体重が増加し、何を食べても、ただ息をしてるだけでも太るような気がしました。
特に体重をあまり増やさないことを指示されたプレママは、食べすぎないように、また、カロリーを取り過ぎないように工夫しましょう。
5.食べ物に気をつかう

マック、パスタ、パンを食べずに米やスープや野菜を食べる😀(東京都 ゆずぽんさん)
食事前に生キャベツを食べた。主食の量を減らした。(愛知県 かおさん)
夜の白米を食べない。夜揚げ物やめた。(福井県 めぐさん)
気にし過ぎずゆるく、間食を野菜や果物に置き換えた。(島根県 青じそさん)
妊娠中の体重管理で大切なことは、バランスよく食事をすることです。
食べづわりなどでどうしても食べたい場合は、カロリーの低いものや腹持ちの良いものに置き換えることで、カロリーオーバーを抑えられます。
また、ビタミンやミネラルが十分入った食事を心がけましょう。
極端な置き換えやカロリー制限は栄養面への心配や、体重減少につながる恐れがあるので要注意です。
体重管理に悩む妊婦さんにはコレ!おすすめ食材9選

体重管理が思うようにできず、オーバーしがちで悩んでいる方はコレ!
ママ達が実際に体重管理で使用した、おすすめの食材を紹介します。
1.ルイボスティー

妊娠中はカフェインが入った飲み物は控えた方がよいですし、ジュースには砂糖がたくさん入っています。ノンカフェインのお茶を楽しみましょう。
プレママたちの体重管理に役立ったという声が多かったのがルイボスティー。
ルイボスティーの飲みやすさや鉄分などさまざまな成分が含まれていることが、妊婦さんに人気なのかもしれませんね。
私も、妊娠中はルイボスティーを愛飲していましたよ!
2.バナナ

甘い果実のバナナは高カロリーと思われがちですが、クッキーやスナック菓子を食べるよりは栄養価も高く、カロリーも1本でおよそ90キロカロリーと少なめなのです。
さらにカリウムが含まれており、むくみの予防にも。腹持ちもよいので、間食にぴったりですね。
3.ヨーグルト

妊娠中は、大腸などが子宮に圧迫されて、便秘になりがち。便通が滞ると体重にも影響が出ますし、腹痛が起こることも。
ヨーグルトは腸内環境を整え、お通じ改善の一助になるでしょう。さっぱりとした酸味があるので、つわりの時も食べられる人が多いかもしれません。
4.発芽玄米

白いお米として精製されるまえのものが玄米です。
玄米についているぬかや胚には、妊娠中に必要なビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄分、マグネシウム、食物繊維などの栄養素をたくさん含まれてています。
また、玄米は噛みごたえがあるので満腹感を感じやすい傾向に。妊娠中の体重管理にピッタリですね!
玄米だけで食べることに抵抗がある場合は、白いご飯にすこしだけ玄米や胚芽米を足してあげてもOKです。
5.赤身の肉

お肉を食べたいときは、赤身の牛肉、もしくは豚肉を選びましょう。
赤身の肉には、妊娠中に不足しがちな鉄分が多く含まれています。野菜に含まれる鉄分よりも吸収率が高いヘム鉄という成分なので、有効に鉄分が吸収できます。
6.豆腐・豆乳・おから

畑の肉とも言われるほど、タンパク質が豊富な大豆。その大豆が原料である豆腐や豆乳、おからも体重管理の食材として、多くのママに選ばれていました。
そのままで食べてもおいしいですが、高カロリーな食材の代替えとして料理に取り入れるのがオススメです。
豆腐は鶏肉と混ぜてヘルシーハンバーグに。ジャガイモの代わりにおからを使って”ポテトサラダ風おからサラダ”に。
妊娠期に必要なタンパク質もとれて、カロリーが低い大豆食品はおすすめです。
7.きのこ類

きのこ類は低カロリーなことに加え、さまざまな料理に合うので妊娠中におすすめの食材です。
食物繊維が豊富なので便秘改善にも効果的ですし、カルシウムの吸収率を高めてくれるビタミンDが多く含まれているので妊娠中にはぜひ摂取したい食物です。
8.こんにゃく

弾力があり、食べ応えがあるこんにゃくは、カロリーがほぼないという食材! プレママさんの体重管理には救世主のような食材ですね。
夏場なら刺身こんにゃくでさっぱり食べるのもよし。冬場なら煮物や豚汁などに多めに入れて、かさまししちゃいましょう。
9.とにかく野菜

そして、先輩ママが体重管理におすすめする食材で、最も回答が多かったのが「野菜」でした!!
キャベツや小松菜など葉物の名前を挙げる人も多かったのですが、野菜全般に「とにかく」をつけてアンケートに回答して下さる方が多数でした(笑)
特に、緑黄色野菜には妊婦さんに必要な葉酸が入っています。積極的に摂取しましょう。
妊娠中は体重管理のために食材を選ぶことも大切ですが、栄養面を考えることも特に大切な時期。
いろんな野菜をバランスよくとるのが理想ですね!
【番外編】コープで食生活を見直してみよう!
コープなら品質にもこだわった、先輩ママおすすめ食材が手に入ります!
買い物に行くのが大変な時期も、自宅に届くので安心。
今なら、生協のお試しサンプルを無料配布中♪ぜひご活用ください!
私の体重管理法:+8㎏で褒められ妊婦

もともとの体型は158㎝・48kg、BMIは21.3のふつう型でした。
最終的には+8㎏の55.8㎏。
私の産院は大学病院で高リスク妊婦さんも受け入れており、体重管理にはかなり厳しいところでした。
そんな病院で「しっかり管理できていますね」と褒められましたが、その道は決して平坦ではありませんでした。
安定期前に+8kgの56㎏になってしまい、「短期間で急増したこと」に注意を受けました。
・・・というのも最初の落とし穴、「食べづわり」だったんです!
そこまで暴飲暴食していたわけではなかったのですが、何かを口にしていないと気持ち悪く、飴やタブレットでも常時カロリーを摂取してしまっていたようです。
自分一人の体ではないので、結婚式の前のようにプロテインダイエットなどで手軽に置き換えするわけにもいきません。
まずは食生活を見直し!
1.パンを低糖質パンに
晩ご飯では炭水化物を摂取することをひかえましたが、もともと朝食はパン派の私。
そこで食べるパンを低糖質パンに置き換えました。
低糖質パンとは、小麦粉の代わりに穀物の表皮や胚芽「ふすま」(「ブラン」とも呼ばれる)で作られており、糖質を含む胚乳が一切入っていないので糖質制限するにはピッタリなんです。
今ではコンビニやスーパーでも美味しい低糖質パンが手軽に手に入りますよね!
私は仕事が産休に入ってからは時間ができたので、低糖質パン用の「ふすまパンミックス」を買ってホームベーカリーで焼いていました!
ふすまパンの素朴な味も、毎日食べると慣れてきて美味しく感じられます。
▼おすすめ!低糖質のパン▼

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2.便秘解消のためヨーグルト+ココナッツオイル
妊婦になってから、体のめぐりが悪くなり、便秘から痔にもなりました。
そのためにヨーグルトを摂取。続けるには甘みも気になり、果物の果糖でさえ毎日だと太るような気がしました。そこで考えたのがココナッツオイル!
ヨーグルトの上に垂らし、再度冷蔵庫で冷やすと食感はチョコレートのようにパリパリになるのです!
ココナッツの風味でほんのり甘さも感じられます。
ココナッツオイルは体にいいので現在も続けています。
お腹の赤ちゃんのためなら何でも頑張れるのはもちろんですが、何より出産のリスクが高まるのが怖かったので体重管理に努めました。
産院によっても考え方もまちまちで、体質も個人々異なるのでストレスに感じない程度に管理していきましょう。
体重管理成功!【BMI】でみるみんなの体重管理データ

ここからは妊娠中の体重管理に成功し、推奨体重内で出産したママ達の情報を公開!
妊娠前の身長や体重などもセキララに回答して頂きましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
注)「妊娠中の体重増加目標」は産院から指導があった場合のみ数値を記載
やせ型さんで体重管理成功!

(沖縄県 あおさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
146cm 38kg 17.8
妊娠中の体重増加目標
10~12キロ未満の増加
出産時の体重
10~12キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
散歩やストレッチ、体操など自分で出来る運動
最も太った時期
妊娠8ヶ月 +3キロ~4キロ未満
太った時の対策
毎日2時間の散歩、間食控えた
体重管理成功の理由
死ぬ気で歩いた
体重が戻った時期
まだ戻っていない(お子さん:生後4~6ヶ月)
体重管理にオススメアイテム
歩数計アプリ!
きちんと運動をしながら体重管理すれば、出産や子育てのための体力もつきます。
日ごろから運動をしていないプレママさんは急な運動は控え、できるところから無理せず始めましょう。
ふつう型さんで体重管理成功!

(長野県 ののままさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
156cm 47kg 19.3
妊娠中の体重増加目標
7~10キロ未満の増加
出産時の体重
7~10キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
散歩やストレッチ、体操など自分で出来る運動
最も太った時期
妊娠7ヶ月 +1キロ~2キロ未満
太った時の対策
犬を連れて毎日お散歩しました
体重管理成功の理由
赤ちゃんのために栄養は必要だけど、適度に食べて適度に運動!!
体重が戻った時期
まだ戻っていない(お子さん:生後7~9ヶ月)
体重管理にオススメアイテム
妊娠アプリ!
毎日あかちゃんの様子がわかり、目には見えていないけど1人の体ではないと自覚できる!
適度に運動しながら無理せず体重管理するには、テクノロジーを味方につけることが正解です。赤ちゃんの成長が分かると、モチベーションもアップしますね。
肥満型さんで体重管理成功!

(長野県 あゆみさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
164cm 72kg 26.7
妊娠中の体重増加目標
5キロ未満の増加
出産時の体重
5キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
散歩やストレッチ、体操など自分で出来る運動
最も太った時期
妊娠8ヶ月 +1キロ~2キロ未満
太った時の対策
病院からの指示で、2週間の食事の書き出し
体重管理成功の理由
外食をしない。栄養バランスのとれた食事をする。
体重が戻った時期
産後1ヶ月以内
体重管理にオススメアイテム
特になし
体重をあまり増やさないようにするために、どんな材料が使われているかはっきり分からない外食を控えたことは正解です。 ストレスを感じてしまってはいけませんが、口に入る食材に注目することは体重管理にとっても大切なことですね。
体重管理失敗!【BMI】でみるみんなの体重管理データ

続いては、体重管理に失敗した人の情報も公開しちゃいます。失敗から学べることはたくさんあるはずですよ!
やせ型さんで体重管理失敗…!

(青森県 れのまるさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
168cm 49kg 17.3
妊娠中の体重増加目標
10~12キロ未満の増加
出産時の体重
12~15キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
特に何もしていない
最も太った時期
妊娠7ヶ月 +5キロ~6キロ未満
※入院していたため
体重管理失敗の原因
間食、運動不足
体重が戻った時期
まだ戻っていない(お子さん:生後2~3ヶ月)
入院などで運動不足になることは仕方ありませんが、間食はいけません。お菓子などに手を伸ばす前に、寒天やゼリー、フルーツなどに置き換えることを考えましょう。
ふつう型さんで体重管理失敗…!

(東京都 あっきーさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
158cm 49kg 19.6
妊娠中の体重増加目標
目標設定なし
出産時の体重
10~12キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
しっかり寝る
最も太った時期
妊娠9ヶ月 +4キロ~5キロ未満
体重管理失敗の原因
退職をして、動かなくなったことと家で今までの分休憩だと思ってゴロゴロしすぎた!
でも、それまで忙しかったのでまぁ、良かったかな?!と思うようにしています。
体重が戻った時期
まだ戻っていない(お子さん:新生児)
しっかり寝たり、忙しい仕事から解放されてちょっとゆっくりすることはとても大事なことですが、何事もほどほどが良いですね。
体重管理の面だけでなく、これまで体を動かしている人が急に動かすのをやめると筋力が落ちてしまうので、興味が持てる運動を見つけて体を動かすことをおすすめします。
肥満型さんで体重管理失敗…!

(東京都 すいかさんのデータ)
妊娠前の身長・体重・BMI
153cm 64kg 27.3
妊娠中の体重増加目標
5~7キロ未満の増加
出産時の体重
7~10キロ未満の増加
体重管理のためにしていたこと
特に何もしていない
最も太った時期
妊娠6ヶ月 +4キロ~5キロ
体重管理失敗の原因
食べすぎ、動かなすぎ
体重が戻った時期
まだ戻っていない(お子さん:生後2~3ヶ月)
体重管理を気にし過ぎてストレスになるのはいけませんが、何もしないのもやはりマイナスです。
特に、BMIで肥満体であると出たプレママさんは、きちんとした体重管理をしないと妊娠中に妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかるリスクが高まります。気を付けましょう。
妊娠中の体重管理は母子をリスクから守る

妊娠中の体重管理は、母体と赤ちゃんをリスクから守るためのものです。
体重管理をすることで必ずそのリスクが起こらない、というわけではないですが、できるだけリスクは減らしたいもの。
いつもと違う身体の変化に、妊婦さんもストレスが溜まりがちかもしれませんが、体重管理も兼ねて適度な運動でリフレッシュしてみてください。
つわりや安静指示など、妊娠の経過によっては体重管理が難しいこともあります。その場合は必ず、産婦人科の先生に相談しましょう。
【調査概要】
期間: 2018年6月12日~6月22日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=309)
(Illust by:イワモトマイコ)
(参考サイト:厚生労働省 妊娠中と産後の食事について)
(参考文献:主婦の友社 妊娠中の食事)
(参考資料:日本食品標準成分表2015年版(七訂))