安産祈願をすると良いとされている、戌の日。


初詣などで神社へ行ったことはあるけど、正式な参拝はしたことがない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


そんな時に気になるのが、服装。


ですが、ポイントをしっかり押さえておけば、手持ちの洋服も利用可能。


いろいろと悩むことの多い妊娠中の服装、四季ごとの戌の日におすすめコーディネートについてご紹介します!


この記事の目次

戌の日とは?


戌の日とは日本ならではの風習で、安産祈願をすると良いとされている妊娠5カ月目の戌の日のこと。

 

古くから戌、犬はお産が軽いことから、安産の神様としてまつられてきており、十二支の戌の日に安産祈願をするようになりました。

 

また、妊娠5カ月目に入るとお腹が大きくなってくることもあり、腹帯を巻くようになります。

 

このことから、戌の日の安産祈願のことを「帯祝い」とも呼びます

 

戌の日の服装について


戌の日の服装は、必ずしもこうでなければならないというものはありません。

 

よって、普段着ている洋服の中でも問題ないとされています。

 

避けた方が良い服装

神様のところへ正式にお参りをしにいく、安産祈願。

 

普段着ている服での参拝でも問題ありませんが、以下のような服装は避けた方が無難です。

 

・肌の露出が多い服装(ノースリーブ、オフショルダーなど)

・派手な色使いの服装(蛍光色や原色が多いものなど)

・カジュアルすぎる服装(ジャージやダメージデニムなど)

 

また、足元にも注意が必要。

 

素足は避けた方が良く、ビーチサンダルなどカジュアルすぎるものはやめておきましょう。

 

神社境内は砂利のところも多いため、妊娠中の身体を大切にするといった点から、ハイヒールなども避けておいた方が安心

 

派手なアクセサリー類やスパンコールがたくさん散りばめられているものなども、避けた方が無難です。

 

四季ごとに整理!戌の日のおすすめ服装

いくら手持ちの服で良いとされていても、妊娠してからは体型の変化があったり、体調がすぐれなかったりと、いろいろありますよね。

 

もともと持っている服では間に合わないという方も多いのではないでしょうか。

 

こちらでは女性、男性それぞれの戌の日におすすめの服装を、四季ごとにご紹介します。

 

<春>


徐々に気温が高くなり、暖かい日も増えてくる春。

 

とはいえ、春先はまだ冷える日も多いので注意が必要です。

 

◼️女性の服装

春の戌の日におすすめの基本的なコーディネートは、「長袖ワンピース+レギンス」

 

まだ気温の変化が激しい日もあるため、ワンピースの上に羽織るカーディガンやストールを用意しておくのがおすすめです!

 

ワンピースは、可能であればマタニティ用のワンピースを準備しておくと安心。

 

マタニティ用ワンピースは、妊娠中の体型の変化への対応はもちろん、産後も使えるように授乳口がついているなど工夫がされているので、一枚あると重宝します。

 

また、少し気温の低い日は「薄手のニット+ひざ丈スカート+マタニティタイツ」といったコーディネートも◎

 

黒などのシックな色のワンピースの場合でも、カーディガンやストールなどを綺麗な明るい色にすることで、春らしさを出すことができます♪

 

もちろん、パンツスタイルでも問題ありません!

 

足元はヒールのないパンプスや、シックなデザインのスニーカーなどがおすすめです。

 

◼️男性の服装

男性は仕事用のスーツでもかまいませんが、もう少しカジュアルな綺麗めスタイルでも問題ありません。

 

おすすめのコーディネートは「襟付き長袖シャツ+パンツ」です。

 

シャツの色は白や水色など、清潔感のある色にすると春らしさがアップします。

 

また、襟付きのシャツがない場合は、カットソーなどで代用して問題ありません

 

肌寒い時は薄手のジャケットやカーディガンを羽織って調節してみてくださいね。

 

足元はスニーカーで問題ありませんが、汚れの目立たない綺麗なものにしたり、カジュアルシューズにしたりするのがおすすめです!

 

<夏>


夏の暑さはもちろん、地域によっては湿度にも注意が必要な時期。

 

また、室内での祈祷となる場合、クーラーが効いていることもあるため、羽織るものを持っておくのがおすすめです。

 

◼️女性の服装

夏の戌の日のお参りは、「半袖ワンピース+七分丈のレギンス」が基本コーディネート。

 

ノースリーブやキャミソールタイプのワンピースでも、上にボレロやカーディガンを羽織ることで戌の日にふさわしい服装になります。

 

トップスは半袖のブラウスやカットソー、ボトムスはロングスカートやパンツでも◎

 

足元はフラットシューズやスニーカーがおすすめです。

 

戌の日の服装としては、夏場でも素足にサンダルは避けておきましょう

 

◼️男性の服装

夏の戌の日の男性の服装は、「半袖ポロシャツ+スラックス」がおすすめです。

 

清潔感のあるデザインのものであれば、Tシャツやハーフパンツでも問題ありません。

  

男性も素足は控えたいため、サンダルではなくスニーカーで行くことをおすすめします。

 

<秋>


秋はその日の天候や気温によって、大きく異なる時期。

 

いろいろな天候を想定して服装を準備しておくのがおすすめです。

 

◼️女性の服装

秋のスタンダードとなるコーディネートは「ワンピース+カーディガン+レギンス」

 

ワンピースやカーディガンは天候や自身の体調に合わせて、長袖もしくは半袖を選んでみてください。

 

少し暑く感じる日は、レギンスをストッキングに変えたり、トップスを半袖にして長袖の羽織るものを用意したりするのもおすすめ。

 

反対に肌寒く感じる日は、長袖のワンピースやブラウスの上にジャケットを羽織ったり、レギンスを厚手のタイツに変えたりしてみてください。

 

落ち着いた色味のものを選ぶと、秋らしさが出ますよ♪

 

◼️男性の服装

男性の秋の戌の日におすすめの服装は「長袖シャツ+スラックス」です。

 

少し暑さを感じる日はシャツを半袖に変えたり、スラックスをハーフパンツに変えたり。

 

肌寒く感じる日は、ジャケットを羽織るなどするのがおすすめです。

 

必ずしもジーパンが禁止という訳ではありませんが、ダメージデニムなどカジュアルすぎるものは避けておきましょう

 

また、足元も素足にならないよう注意が必要です。

 

<冬>


戌の日の参拝は、何かと待ち時間も多くなるため、しっかり防寒していくことが大切

 

女性はもちろん、男性も小物を用いるなどして、暖かい格好で向かうのがおすすめです。

 

◼️女性の服装

冬の戌の日の服装は、とにかく身体を冷やさないようにすることが大切。

 

「ニット+マタニティパンツ」といった、完全防寒できる服装がおすすめです。

 

もちろんワンピースの着用も問題ありませんが、その際はインナーを着用したり、マフラーなどの小物をプラスしたりして、暖かくすることを意識してくださいね。

 

足元はボアブーツでも問題ありません。

 

◼️男性の服装

男性も冬の戌の日は、防寒対策をしっかりとした服装がおすすめ。

 

「ニット+パンツ」を基本とし、コートやインナーを着用して暖かくしていってください。

 

また、ニットよりは襟付きシャツの方が正式な服装になるので、気になる方は襟付きの服装で行ってくださいね。

 

戌の日にふさわしい服装で

 

妊娠中はその日によって体調が異なったり、気温の変化などに敏感になったりと、いろいろと気をつけることが多いですよね。

 

そんな妊娠中の数少ないお祝い事の日。

 

女性も男性も、お互い納得のいく戌の日にふさわしい服装でお参りに行けたら素敵ですね!

 

(Photo by:写真AC)