ここでは、「果物」に関する離乳食のお悩みをママびよりの管理士栄養士がお答え致します!


管理士栄養士のプロフィール

山口真弓


管理栄養士、健康咀嚼指導士。2児の母。所沢市内でママとベビー&キッズのための料理教室「スマイル☆キッチン」を主宰。無料LINEレッスン ママが「今」出来ること配信中。


コラム執筆、レシピ提供、児童館主宰の料理教室の講師など幅広くフリーで活動。近著に『管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ!6歳までの食事のホント』、『作り方・進め方が1冊でわかる 【決定版】はじめてのおいしい離乳食』。


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▼目次で疑問点をチェックしてね▼

この記事の目次

【いつから】



離乳食を始める前に果汁をあげたほうがいいのですか?

6ヶ月未満の赤ちゃんは、母乳や粉ミルクで成長に十分な栄養が含まれているため、果汁を与える必要はありません。


離乳が始まる前に、母乳や粉ミルクの代わりに果汁を与えると、たんぱく質、脂質、ビタミンなどが不足する可能性があり、虫歯や下痢の原因にもなります。


離乳食が始まり、食物アレルギーの傾向がわかってきたら、ひと匙から少しずつ果汁を与えるとよいでしょう。


果物を与えるタイミングはいつですか?早すぎると野菜を食べなくなりそうですし、アレルギーも心配です。

果物は離乳食初期から与えても問題はありませんが、栄養的にメリットはなく、下痢や虫歯、栄養過多や逆に栄養不足に陥ると言われているので焦って与える必要はありません。


上手に食べ物を飲み込めるようになったら与えていきます。バナナやりんご、いちごなどは調理もしやすいのでおすすめです。


甘夏(あまなつ)はいつからあげていいですか?

甘夏は離乳食後期でパクパクしっかり食べられるようであれば、皮を取り除きあげても大丈夫です。


甘夏は酸味と独特な苦味があるので子供は苦手な場合もあるかと思いますが、ビタミンCの含有量がダントツで多い食材でもあります。


ちなみに加熱すると甘味が増して柔らかくなりますよ


【食材の選び方】


初めてのりんごはどの種類がいいですか?糖度を気にしたほうがいいですか?

好みの問題なので一概にどれがいいとは言い切れませんが、果汁の多さや甘み、酸味、柔らかさなど、離乳食として形態を変化させた時に食べやすそうなものを選ばれてもいいですね。


また糖度ですがそれほどきにする必要はありません。ただし果物ですので、与えすぎには気を付けましょう。


【進め方】



同じ果物を毎日あげても大丈夫ですか?

果物は離乳食後期から始め、目安量が1日30g程度です。


これを超えない量であれば毎日でも特に問題はありませんが、赤ちゃんにいろいろな味を経験させてあげるためにも他の果物にも挑戦してみましょう。


果物類はデザートとしてあげると考えた方がいいですか?それとも一品料理として考えた方がいいですか?

ゴックン期で、まだ使える食材も少ないこの時期は果物も1品料理として考えて良いでしょう。


果物はアレルギーが出る場合がありますので、初めて食べさせる際は少量から。


食後の様子をしっかり観察してあげてくださいね。


ベビーフードのりんごを食べて特にアレルギーが出なければ、果物のりんご(手作りのりんごペースト)でもアレルギーは出ないと考えても良いですか?

自家製のペーストが加熱されていない場合は注意が必要です。


生食ではアレルギーが出る可能性があるので平日の昼間に注意してあげてください。


また、ベビーフードは食べたことのあるものを与えるのが望ましいので、先に食材から調理して与えるようにしましょう。


ぶどうを初めて試すときはどのようにしてあげればいいですか?

のどに詰まらせないよう、最初は少量を小さく切ってあげてください。


デラウェアのような小粒のものより、巨峰のような大きいサイズのもので皮をむいた表面近く(内側は酸味が強いため)を食べさせてあげることをお勧めします。


果物のアレルギーがある場合は、口腔アレルギー症候群といって口の周りや口の中がかゆくなったり赤くなる症状がでることが多いです。


そのほかにも発疹など症状が出た場合はアレルギーの疑いがあります。


初めてキウイを食べさせるとき、生のまま食べさせてしまったのですが大丈夫でしょうか?体調にかわりはないです。次回からも加熱させたほうがいいですか?

初めて食べさせて問題なかったとのことであれば、アレルギーはないように思います。


キウイはアレルギー表示品目に指定されている食材、つまりアレルギーの症例が多い食材とされています。


生の果物は離乳食後期頃から進めます。体調の悪い時などに与えるとアレルギー症状のようなものが出る場合もあるので、気をつけて見てあげて下さい。

 

ライチはいつからあげていいのでしょうか。

ライチを含む南国フルーツ系の果物は大変アレルギーの出やすい食材です。離乳期に与えるのはやめましょう。


いつから大丈夫というのは具体的には申し上げることはできませんが、初めて食べさせる際には加熱したものの方が良いでしょう。


1歳の子供に果物はどのくらいあげてもいいのですか?

1歳だと1日100gが適正量です。りんごなら小さいもの半分、バナナなら1本程度を超えないようにあげましょう。


モグモグ期です。みかんは、どのくらいの量を食べて大丈夫ですか?

モグモグ期だと、薄皮をむいて、1日20~30gくらいが目安です。あまりたくさん食べてしまうとお腹が緩くなることもありますから、消化の様子を見ながらあげてみてください。


【調理方法】


果物はすべて加熱してあげなければなりませんか?いつまで加熱が必要ですか?

初めて食べる果物に関しては口腔アレルギーの危険があるので加熱してあげましょう。そのときに問題なければ生で挑戦し、それで以上がなければその後は問題なく食べられますよ。


また、加熱により甘みが増したり柔らかくなったりするので、その方が食べやすそうであれば加熱してあげましょう。


イチゴは冷凍保存が可能ですか?

買った状態のまま冷凍する方法もありますが、初期の場合は解凍後の裏ごしがあるので、裏ごしたものを冷凍する方がオススメです。


苺は甘味や酸味などがバラバラで、冷凍してしまうと味が落ちてしまいますし、加熱により栄養成分(ビタミンC)がなくなりますが、離乳食初期であれば栄養よりも食べるということを教えていきたい時期なので、ミルクで伸ばして食べやすくし離乳食に慣れてもらうようにしていきましょう。


解凍方法としては加熱だとビタミンが壊れるものの安全を考えると自然解凍よりおすすめです。


【トラブル】



バナナをこれまで何度かあげてきたのですが、今日は食後おでこにポコッと一つ蕁麻疹が出て、右頬が赤くなりました。アレルギー症状でしょうか?今後はあげないほうがいいですか?

今まで食べさせていた状況と今回湿疹がでた状況に何か違いはありますか?


加熱したバナナは大丈夫だったのに生のバナナでは症状が出たという場合もありますし、いつもよりたくさんの量を食べてしまったことで消化吸収がうまくできなかったことなども考えられます。


今までは平気だったのであれば、その時その時の体調によっても症状が出る出ないの差があるため、必ずしもアレルギーだとは言い切れません。


一度受診してみるのも良いかとは思いますが、しばらくバナナは控えて、離乳後期ころに加熱したバナナから与えるなど様子を見ましょう。


バナナを食べると手が赤くなって下痢になります。どうすればいいですか。

アレルギーの可能性もありますので、一度病院で診てもらったほうがよいでしょう。


初めての食品を試すときは、午前中病院が開いている時間にし、何か症状がみられた場合はすぐに診てもらえるようにしておいたほうが安心です。


アレルギーは重篤な症状になるとアナフィラキシーショックが起こることもありますので、赤ちゃんの様子を注意してみてあげてください。



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