赤ちゃんを連れてのおでかけって大変ですよね。特に離乳食期のおでかけはご飯の準備に一苦労…。今回は611人のママ達の声と、0歳を連れて海外旅行経験もある筆者の体験談を交えて、おでかけ時の離乳食についてみていきたいと思います。

 

この記事の目次


おでかけ時の離乳食はレトルトやパン・ベビーフードなどが人気!


今回の調査によるとおでかけ時の離乳食は「パンやレトルトなどの保存食」「ベビーフード」を使用している・もしくは使用予定と回答した方が47.8%とほぼ半数に上がりました。


手作りを持参すると回答したのは10.1%とおよそ1割程度。


季節によっては、手作り離乳食の持ち運びは衛生状態への懸念から、お弁当タイプのベビーフードを利用するケースが増えているようです。


また離乳食後期から完了期になると、パンやおにぎりといった主食+ベビーフードという組み合わせの声もありました。


月齢の低い赤ちゃんは授乳のみで済む程度のおでかけにとどめている

今回のアンケートではおでかけ時は「授乳のみにする」と回答したママが30.8%でした。内訳をみますと


生後7ヶ月以下…78.7%

(5ヶ月…16%、6ヶ月…33.5%、7ヶ月29.2%)


生後8ヶ月以上…21.3%

(8ヶ月...12.7% 9ヶ月...3.7% 10ヶ月...2.1% 11ヶ月以上…2.8%)


8割近くが1回食~2回食のお子さんを持つママでした。


この時期はなかなか遠出のおでかけが難しいことも多いでしょう。


月齢が大きくなってからでも長時間の外出をしないことで、おでかけ時に食事をしないように工夫しているママもいるようです。


また、アンケート時は緊急事態宣言はあけているものの、新型コロナウィルスへの有効な薬やワクチンがない状況下。まだ食事を伴うおでかけをしていない、出来るだけ控えるようにしているという声も1割ほどありました。



おでかけ・外食時の離乳食で困った&苦労したのはこんなコト!


感染症の流行や天候によっておでかけをひかえることも多いですが、そもそも赤ちゃんを連れてのおでかけも大変なことが多いもの。おでかけ時の離乳食や外食といった食事トラブルをまとめてみました。


離乳食があたためられない

手作りであれ、ベビーフードであれ、外出先で電子レンジなどの加熱調理器具を見つけるのはなかなか難しいですよね。


夏場などは比較的常温でも大丈夫ですが、冬場などは特に気にしたいポイントかもしれません。


準備が大変

離乳食に限ったことではありませんが、赤ちゃん連れのおでかけって本当に準備が大変なんです…!


手作りなら調理が必要ですし、レトルトパウチなら食器が必要です。容器タイプのベビーフードでも、お食事エプロンやお手拭きといった食事アイテムが必要になってくるでしょう。


他にもおむつや着替え、月齢によっては授乳の準備も必要ですので、荷物がかなりかさばります。


さらに持ち物だけでなく、「時間」の準備も重要です。食事の時間や授乳の時間を考えて余裕を持った「行動計画」をしないと、赤ちゃんが空腹で大泣き…なんてことにもなりかねません。


保存方法が難しい

手作りの離乳食を持ち出す場合、難しいのは保存方法。


特に0歳の頃は大人よりもはるかに衛生状態に気を配らなければなりませんから、注意が必要です。


乳幼児の食事スペースがない・ベビーチェアがない

おでかけ時にご飯を食べようとして直面するのがこの問題。


『子連れ歓迎!』のお店と安心していると幼児や小学生を対象にしていることもあり、ベビーが食事をするには不便なことも。事前の下調べが大切ですね。


ベビーカーが入れない

素敵なお店をネットで見つけて行ってみるも、エレベーターのない二階以上にあるお店だった、店内が狭くてベビーカーが通れない、というケースで困ったという声も。


こちらも事前の下調べが大切ですね。ネットで分からない情報は電話などで直接聞いてみるのがいいでしょう。


おむつ替えスペースがない

オスメイトの方も使える広いだれでもトイレはあるものの、おむつ台がない場合もあります。特に海外などではおむつ替えのスペースを探すのが難しい場合も。


おむつ台を見つけたら、その都度交換するくらいがちょうどいいかもしれません。


離乳食・キッズメニューがない

 ママたちの望みはやはり離乳食・キッズメニューのあるお店!ではないでしょうか。


準備物がぐっと減りますし、離乳食が出てくるお店=おむつ替えスペースやベビーカーなどの問題も解決されているケースが多いからです。


実際、筆者も離乳食のメニューがあるお店に子供を連れて行ったことがありますが、とても快適でした!

 

ママたちおすすめ!おでかけ離乳食で便利だったアイテムTOP5


おでかけ時の離乳食は大変ですが、おでかけしなければならない事情や、ママのリフレッシュや気分転換など育児に前向きになるためのおでかけも大切。


離乳食期の赤ちゃんを連れてのおでかけ時にママたちが便利!と感じたアイテムTOP5をご紹介します。


1位.食事エプロン

ダントツで人気だったのが「食事用のエプロン」です。家でも外でもお洋服を汚さないためにも必須ですね。


使い捨ての紙タイプもありますが、汁物や、食べこぼしの激しいタイプのお子さんにはビニールやポリエステルなど繰り返し使えるタイプのものがおすすめです。


2位.愛用のコップやスプーン

お店のサイズのスプーンだと食べさせにくい、食べないなんてこともあります。離乳食のメニューがあるお店にもスプーンは持っていくのが無難かもしれませんね。


3位.保冷・保温容器

手作りお弁当派のママたちからの支持が高かったのは、保冷もしくは保温容器でした。


また春~夏にかけては、フルーツを持ち歩くときに保冷容器が重宝するようです。

4位.フードカッター

うどんなどの麺類が食べられるようになってくる離乳食中期~後期ごろの外食は、フードカッターがあると便利です。


ママが注文したうどんをあらかじめ取り分けて、短く切るだけでシェアできます。さらにレトルトのあんかけなどをかければ、栄養面も◎!※離乳食の持ち込みが可能な店舗の場合


大人のものが食べられるぐらいの月齢になってくるとフードカッターはかなり便利ですが、飛行機の手荷物検査には引っ掛かりますのでご注意を。


5位.ベビー用チェアベルト

先述の通り「ベビーチェアがない」というハプニングの時に、役立つのがこのベビー用のチェアベルトです。


大人用の椅子にベルトを取り付けることで、腰の据わった月齢の乳児も座ることができます。

※対象月齢はメーカーによって異なりますので、使用前に必ず確認してください。

 

旅行や帰省など長期間のおでかけ時の離乳食テクニック4つ


筆者は旅行好きで、旅育を実践しているママです。そのため国内外に子連れでの旅行経験があります。


実家は新幹線、義実家は飛行機での帰省ですので、0歳児の長期間おでかけ時の離乳食はおてのもの?!


失敗談を含め、おでかけ時の離乳食のテクニックをご紹介します。


離乳食のメニューがあるお店を調べておく

手作りの離乳食のメニューがあるお店や、ベビーフードの取り扱いがあるお店も増えてきています。離乳食の持ち運びが不要なので手軽です。


飛行機は瓶タイプのベビーフードがおすすめ

上空でベビーフードを開封すると、気圧の関係でベビーフードが噴き出す恐れがあります。

瓶タイプならガラスが気圧によって変形しないので、安心して開封できますよ。


ベビーフードを湯煎して保温バックに入れる

自然のなかで過ごすのが大好きなため、離乳食期も山に海に川にとおでかけしていました。


夏場は常温のベビーフードでいいのですが、冬場は寒空の下出来ればあたたかいものが食べたいですよね。


そんな時は、でかけ直前にベビーフードを湯煎し、保温バックに入れて持ち運んでいました。


数時間であれば保温効果が持続しますよ。

※メーカーが推奨している方法ではありません。そのため自己判断での対応になります。

 

非常食・行動食は多め!離乳食もプラス1食を持ち歩く

上の子の時に失敗した経験談です…。生後10ヶ月で海外旅行デビューをした時のこと。


いつもの食事や授乳の時間・時差を考えて、離乳食やミルクを準備。


離着陸や、機内での食事は問題なく終え、現地時間の14時半ごろに空港到着。


このあとは、空港から車で20分ほどのホテルに向かい、ひと段落してから現地時間の17時半ごろに離乳食を食べる段取りでした。


しかし入国審査が長蛇の列で、空港から出るのに2時間以上かかった上に、空港からホテルまでも渋滞にはまってしまった結果…ホテルに向かう車内で子供はあまりの空腹さに号泣してしまいました…。


間食用に持っていたお菓子でしのぐも足りずで、普段おとなしい子供なのにだいぶぐずっていました。


旅行など、移動時間が長い時はハプニングは起こりうるもの。


お腹が減るくらい、少々なら大人は我慢できるものも、0歳の子供には酷な話です。


この失敗をきっかけに、長距離移動の時は常にプラスで離乳食や非常食を持つようになりました。


  

ベビーフードや赤ちゃんメニューのあるお店で赤ちゃん連れのおでかけを楽しもう


おでかけは子供の発育にとってもいい刺激になります。そしてママの気分転換にも大切です。ベビーフードや離乳食のメニューがあるお店をうまく利用して、赤ちゃん連れのおでかけもぜひ楽しんで下さいね。

※新型コロナウィルスによる外出自粛等、状況や気候に応じて適宜赤ちゃん連れで長時間のおでかけはひかえましょう。

 

 

【調査概要】

期間: 2020年7月3日~7月8日

方法: アンケート方式

対象: アプリ「ステップ離乳食」ユーザー(N=611)