ワーキングマザーや学生ママ、介護や疾患などさまざまな理由で出産後に保育園に我が子を預けることを考えているママも多いはず。しかしその一方で「0歳から保育園はかわいそう」なんて声が聞こえてくると、なんだか悪いことをしている気持ちになるママも…。
今回は0歳児で保育園や保育ママを利用した筆者がそのメリットや保育園準備について体験談をもとにお伝えします。


この記事の目次


0歳の保育園はママと子どもにメリットたくさん


筆者は2児の母。ふたりとも0歳から保育園に入れたい気持ちはあったのですが…。


住んでいる地域が0歳は保育ママがメインで、保育園は1歳から入所のところが多かったのと、家庭の事情で、上の子は一時保育、下の子は保育ママを利用しました。


0歳から保育施設に預けてよかったと思うことを紹介します。


ひとりめ
生後7ヶ月から1児保育を週1~3で利用。
※産後諸事情で退職することになり、認可申し込み直前で無職のため保育園や保育ママの申し込みを断念→在宅でフリーランスになり、一時保育を利用。


ふたりめ
生後5ヶ月から保育ママを平日毎日利用。
※上の子の保育園が決まり、地域の事情もあり保育ママを選択。



自分の時間が持てる

産後のママの多くが望む「ひとりの時間が欲しい」。ひとりは厳密には「ひとり」ではなく、自分の時間で動きたい、ということです。


電車に乗るのもベビーカーですと、エレベーターを探し、人込みを避けて移動します。また赤ちゃんがぐずらないか、オムツが濡れすぎていないか、授乳のタイミングなど色々気にしながらの移動です。
自分ひとりなら、階段を小走りで降りて、すたすたと人の波にのりながらサッと移動して乗車することができます。


このような何気ない「ひとりの時間」があることで、子どもをもっと大切にしようと、愛情がより深くなるでしょう。


新しい刺激をうける

ママと子、ふたりで過ごす時間も産まれたばかりの赤ちゃんにとっては刺激があることばかりです。


しかし、ママ以外の大人と関わることも大切。大人でもそれぞれ全く違う反応をすることを0歳のうちから学ぶことができます。


ママも子どもと離れて過ごすことで新しい気づきがあるでしょう。


同世代の子どもとのコミュニケーションで情緒面が発達する

保育園に預ける最大のメリットだと筆者が感じているのがこちら。


実際、上の子も下の子も、生後10ヶ月ごろに、自分より月齢の小さなお友達に、おもちゃを貸してあげたり、泣いていたら心配したりするようなそぶりを見せていたようです。


社会性があらわれるのは3歳(年少)頃からですが、0歳でもしっかりと他者を認識し、自分よりも小さい子にはやさしくする本能があるんだ、と感じずにはいられませんでした。


保育の協力者がいることが心強い

はじめての育児はだれだって不安。これでいいのかあれでいいのかと悩むことだらけです。


パパも初心者なので、ママとパパではお手上げ!なんてこともあるでしょう。しかし、保育園のスタッフは保育士の資格や保育の経験を持つプロばかり。


0歳の頃は育児の不安が大きい時期。0歳から入園することで、その不安が大きい時期にプロがママに寄り添って保育支援してくれるのは心強さしかありません。


筆者の場合は、離乳食についての助言が心強かったです。


我が子に沿ったアドバイスは、育児書を妄信して我が子の個性を見えてなかった自分に気づくきっかけにもなりました。


先のものと並んで、ワンオペ育児の筆者にとって大きなメリットだったと実感しています。


人見知りをすることなく預けられる

生後7~8ヶ月ごろに人見知りがはじまります。実際上の子は預ける時によく泣いていました…。しかし、下の子は生後5ヶ月から預けていたので、人見知りせずそのまま毎日預けることに成功!


1歳頃から保育施設に入園すると、玄関で泣く子が多いので、こうなるとママたちも預けるのが悪いことかな、なんて思ってしまうこともありますよね。


0歳から預けると、登園時に心を痛めることがぐっと減り、親子ともにストレスフリーです。


離れている時間が愛を育てる

親子離れて過ごす時間。でもその時間があるからこそ、一緒にいる時間は大切にしよう!という気持ちが沸くもの。メリハリが大切です。


朝から晩まで24時間ずっと子供と一緒にいるのが苦ではないタイプならいいのですが、そうでない人の場合は、保育園があることで、親子のバランスをうまくとれるかもしれません。


あなたはどのタイプ?!保育園選び


小学校に上がるまでお世話になります!0歳~5歳クラスまで保育園

フルタイムワーママで、がっつり育児支援してほしい!長いお付き合いをしたい!というママにおすすめなのは0歳から入園できて小学校入学前まで通える保育園です。

 

小さいうちは少人数保育がいい!0~2歳クラスの小規模型保育

0歳から5歳まで通える保育園ですと、多くの園が100人を超す園児を受け入れることのできる大型園です。0歳のうちは少人数でのんびり通いたい、という方には0~2歳の小規模型保育園がおすすめ。


3歳からは幼稚園やこども園、保育園など選択肢もあります。ゆっくり子どもの教育について考えたいママや、幼稚園の入園を考えているワーママにもおすすめです。


0歳のうちは一般家庭で!0~1歳の保育ママがいいかも!

集団保育より家庭保育に近い環境がいい、という方には保育ママがおすすめ。


実際利用して思うことは、保育ママは「専属保育士」感が強く、きめ細やかな育児をしていただけますし、多くて2人(行政によって異なる)なので、感染症のリスクが保育園より圧倒的に少ないこと。


実家が遠方である筆者にとっては、近所に頼れる親戚がいる感覚でとても心強かったです。

 

保育園に毎日通わないなら一時保育をうまく利用!

ワーママのように毎日預ける必要がないけど、通院などの用事やリフレッシュのために、という方には一時保育がおすすめです。メリットのことを考えると0歳の時こそ、一時保育を利用してほしい、、と感じます。


特に産後一年は妊娠出産に伴う身体のトラブルが起きやすい時期。はじめての育児で不安も多いはず。ひとりで頑張ると、あとが大変になります。


実家や義実家、親せきなど頼れる人が近くにいない、近くにいるが就労や病気などで預けることが難しい、という方に一時保育はおすすめです。

 

どの保育方法がベストなのかは、それぞれの家庭の状況に異なる


ご自身の状況にあった保育支援が、他のだれかに合うとは限りません。そういう意味では、0歳のうちは家庭保育に専念したい!という家庭環境でもいいのです。


大切なのは、どの選択肢を選んでもかわいそうではないということ。


どの選択肢もいろんな家庭のかたちにフィットするためにつくられた支援だということ。


みんな違ってみんないい、なのです。


 

もしかすると、家庭の環境や待機児童問題、社会情勢などでママが望む保育の在り方ができないかもしれません。


そんなときは今の状況でとれる手段に少しでも早く目を向けて行動を起こすことが、ママにとってもご家族にとっても一番いい方向に向かうでしょう。


はじめての保育園準備が不安…一変する生活におすすめのアプリ「園じゅんびリスト」


0歳から保育園に入園が決まると、ママも復職復学など、新たな生活に変わります。


0歳入園にはメリットがあるとわかっていても、生活が変わることにうまくやっていけるかな、赤ちゃんは保育園に慣れてくれるかな、など不安に感じるママも多いはず。


そんな不安を払しょくするために大切なのが「入園準備」。


0歳育児は家だろうと保育園だろうと、人の手と保育アイテムが欠かせません。


しかし、保育園では何が必要なのかがわかりづらかったり、登園がはじまってからのイメージがわきにくかったりすると、準備不足から不安ばかりが膨らむことも。


そんなママやパパたちに使ってほしいのが、アプリ「園じゅんびリスト」です。


>>園じゅんびリストを使ってみる(Android)

>>園じゅんびリストを使ってみる(iPhone)


主な機能はふたつ

まずは入園準備で使える「必須アイテムリスト」


入園にあたって定番の必須アイテムをリスト化しました!さらに各アイテムのポイントと対象年齢が把握できます。


入園後の慣れない生活のサポートに「チェックリスト』


入園してから慣れるまで大変なのが「通園持ち物」や連絡帳記入。漏れがないように「チェックリスト」でチェックして準備ができます。


保育園の預け方や年齢によって持ち物も異なりますが、「毎日」「週はじめ」など使用頻度や、アイテムリストは、登園先や園児の年齢に合わせてカスタマイズできるので、安心です。

 

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保育園はママの味方!子育てはひとりでできない


社会は変化していきます。それに伴い、家族あり方も変化しています。しかし、人一人でできることには限界があります。子育てはママひとりではできません。昔と違い、義両親、実の両親、親戚、近所の方など地域の支援などが得にくい人が多いのが現代です。


保育園は一緒に子育てをしてくれる「味方」です。0歳からたくさんの保育者やお友達と過ごすことは親子にとってハッピーな選択肢であることを念頭に、保育園準備を乗り切ってください。(本当に入園準備と慣れるまでの登園大変です…!)


ひとりでも多くのママが『保育園=かわいそう』と思い悩むことなく、愛情があるからこその選択だと感じてほしいと思うとともに、孤独な育児から抜け出せますように。


photo by photoAC