妊娠中に意外と悩むのが「洋服」。妊娠中だろうとおしゃれには気を遣いたい…!おしゃれ!ってほどでもないけど、身なりは整えておきたい、妊娠中は妊娠前の服が着られない…など、人によって悩みも様々です。今回は洋服をたくさん重ねて着る季節「冬」のマタニティコーデについてみていきましょう。


この記事の目次


冬の妊婦さんはここに気をつけて!冬コーデの3つのルール


季節によって妊婦さんのコーデで気を遣うポイントが変わってきます。冬の妊婦さんはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。


おなかを冷やさない

妊娠中はおなかを冷えがおなかの張りの原因になることもあるようです。


「首」を冷やさない

冷えは首からやってきます。首、手首、足首の3つの首を冷やさないスタイルにしましょう。


冬の時期、室内での冷え対策はネックウォーマー、レッグウォーマーがおすすめ。


外出時は手袋や、足首を冷やさないようにブーツがいいでしょう。ただし、ブーツはヒールのないものを選んで。


また、着脱のしにくいブーツは、おなかが大きいときは不向きです。


着脱しやすいブーツを選び、可能なら玄関先に腰掛けを配置してみてください。


妊娠中の靴の着脱がぐっと楽になります。


産後も腰掛けがあれば、赤ちゃんを抱っこひもで抱っこしながらの靴の着脱も楽ちんですよ。


着脱しやすい服を着る

冷えは大敵の一方で、妊娠中の身体はとてもあつくなります。


それは胎児がおなかの中で成長しているその熱量と、通常よりも1.5倍ほどの量の血液がめぐっているため。


そのため、いつもより汗をかきやすいことがあるかもしれません。汗をかくことで今度は汗が冷えのもとになることもあります。


外気や室温に応じて調節しやすいよう、着脱のしやすい服を選ぶのも大切です。


産後にも使いまわせるかも?と考えて購入した服は意外と着まわさない


妊娠中のワンシーズンしか着ないのはもったいない、と産後にも着れるものを選ぼうとすることありませんか?


マタニティ仕様でないゆったりしたラインの服ですと、産後も着れますので『これなら着まわせるかも!』と思うかもしれません。


妊娠と出産を2回経験した筆者も、実際にそのつもりで何枚か購入した洋服があります。


しかし、再びそでを通したのはそう、第2子を妊娠した時でした(たまたま出産予定月が1か月しか違わなかったため、ほぼほぼ着まわせました)。


産後、マタニティウェアはまったくと言っていいほど着なかったのです…。


妊娠中はおなかを守るファッションを選ぶのですが、産後は自分の好きなデザインを着たいので、結局妊娠中に着ていた服は着ないかもしれません。


スカート派のマタニティ服はワンピコーデがおすすめ


それでは上記のルールや注意点を踏まえつつ、冬のマタニティコーデについてみていきましょう。


ワンピース+タイツ

冬の妊婦さんにおすすめコーデのその①は、ワンピースとタイツのコーデ。


ワンピースならおなかの締め付けもなく、ゆったりと着こなせます。タイツは妊娠月にもよりますが、マタニティ専用品が安心です。


ニット+ロングスカート

冬といえば、やっぱり重宝するのはニット素材。ざっくり大き目のニットにタイト目のロングスカートのコーデは万人受けするはず。


プリーツやフレアなマキシスカートを合わせる時は、膨張しないように配色に気をつけましょう。


ニットは白や生成り色、ベージュなど明るいトーン、スカートは暗めのトーン、シックなカラーにするとスタイルよく着こなせます。


ひざ丈スカート+タイツ+ダークトーンの上着

妊娠中は冷えが大敵ですので、冬場にミニスカートなど短い丈のスカートは例年の冬以上にさけたほうが無難です。


しかし、小柄さんでマキシスカートやワンピースではバランスがとりづらい、というママにはひざ丈ぐらいのマタニティスカートもあります。


マタニティ用のタイツは、圧倒的に黒が多く、他も比較的落ちつた単色のものが多いです。


そのため、ひざ丈スカートに柄物や明るめの色合いを取り入れるとバランスよく着こなせるでしょう。


パンツ派はチュニックなど少し長め丈でおなかを大事に!


続いてはパンツ派のマタニティコーデです。

筆者はパンツ派でしたので、基本はマタニティ用のパンツを着まわしていました!


チュニック+デニム

パンツ派のカジュアルコーデはチュニック丈のトップスとデニムがおすすめ。長めの丈でおなかを冷えから守ります。長めの丈なら妊婦帯のチラ見えもカバーが可能。


寒い時や寒暖差が激しいところに出入りするときは、パーカーなど羽織物をプラスして。


サロペット

サロペットならおなか回りもしっかりカバーしてくれるので安心です。ただし、トイレがしにくいのが難点。


フロントジップタイプですと、比較的着脱しやすいでしょう。とはいえ、健診の時などは避けたほうが無難なスタイルではあります。


ニット+ワイドパンツ

オフィススタイルなど、少しかっちりした装いなら、ニットとワイドパンツのコーデだとスタイリッシュに着こなせます。


ニットは明るめの色、パンツにはダークトーンを。チェックや織り柄のパンツも上品に見えますよ。


出産後の冬も重宝する!マタニティコートは子どもを抱っこしても使える

先ほど「マタニティ服は産後着まわせない」と述べましたが、コートは別。


というのもコートってお値段が張るものですよね(そう感じるのは筆者だけでしょうか…?)


Tシャツなどなら、ワンシーズンでもあきらめがつくかもしれませんが、コートはあきらめがつかないかもしれません。


しかし、おなかが大きい時期ですと、手持ちのコートではボタンやジッパーが閉められず、おなかが冷えてしまうリスクが…。


であれば、産後0歳児と迎える冬に備えて「抱っこひもで使えるマタニティコート」がおすすめ!


これなら、産後次の冬にも着まわせる優秀アイテムです。


アウトドア派におすすめ!ノースフェイスのマタニティダウン

(出典:Amazon


アウトドアなママにおすすめなのがノースフェイスのマタニティダウン。これならサンゴもたくさん着まわせそうです。

 

パンツ派×かわいいスタイルはポンチョで完成

(出典:Amazon


パンツ派はマニッシュなスタイルしかない、なんてことはありません。冬だからこそ、足元を暖かくしたい、冷えから守りたい、という考えのママもいるはず。そんなママはパンツスタイルとも相性のいいマタニティポンチョがおすすめです。

 

ワンピース×ロングコートでおなかを目立たせない

(出典:Amazon


長めの丈のワンピースに短めの丈のコートを合わせると、おなかのふくらみが悪目立ちする着こなしに…。コートも長めにすれば、縦ラインが強調されて、すっきりとした着こなしに。


キルティングコートでコンサバ&あったかコーデ

(出典:Amazon


コンサバコーデならシックなカラーのキルティングコートがおすすめです。どんなスタイルでもマルチに着まわせます。

 

妊婦は期間限定!マタニティコーデを楽しもう♪


大切なのは楽しむ気持ち。子どもが生まれると自分のことをおろそかにしがちになります。


その分妊娠中に楽しみましょう、ではなく産後も自分のことを大切にできるように妊娠中も「ママ」が楽しいことにどんどんトライして産後に備えてみてください。


産後一年は心と体のバランスが崩れやすい時期。そんな時に自分をおろそかにしてしまうと親子ともにアンハッピーになりかねません。

ファッションを楽しみたい方、楽しめる方はぜひ、期間限定のマタニティコーデをいっぱい楽しみましょう。おなかの赤ちゃんもきっとそのままの気持ちでご機嫌になってるはずですよ。

 

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