赤ちゃんの授乳。災害時や夜間授乳、外出先などにぴったりな液体ミルクが2019年より日本でも販売されました。とても便利で筆者も愛用していましたが、悩んだのが「ミルクの人肌温度へのあたため方。工夫しながらやっていたのですが、その悩みが多かったのかミルクを温めるアイテムが登場しました。


この記事の目次


液体ミルクを湯冷ましに使っていた体験談


液体ミルクは常温でも飲めるそうですが、寒い季節や月齢の小さい赤ちゃんに常温のまま与えるのは気が引けますよね。


月齢によっては飲む量が液体ミルクだけでは少なかったり、逆に多すぎて余ってしまうこともあります。余ったミルクは次の授乳に残しておくことはできません。


そのため、私は粉ミルクをお湯で溶かした後に液体ミルクを注ぎ、丁度いい温度にして授乳していました。


もちろん、この方法で問題はなく、粉ミルクのみで作るより調乳も早く終わるので快適ではありました。

 

 

液体ミルクを温めるだけ!便利で快適「ミルクウォーマー」とは?

(出典:Amazon


しかし、粉ミルクもお湯も不要で、液体ミルクだけを温められるならそれが一番カンタンです。


ぐずる赤ちゃんを待たせなくてすみますし、調乳に焦って失敗、なんてこともなくなるはず。


そこで液体ミルクの温め方を調べてみると、液体ミルクにぴったりな「ミルクウォーマー」が今、じわじわとママたちから注目されていることがわかりました!


ミルクウォーマーとはその名の通りミルク温め器

ミルクウォーマーはその名の通り、ミルクを温めるもの。ミルクを赤ちゃんが飲むのにちょうどいい温度に温めてくれます。


ミルクを適温で温めておいてくれることで、赤ちゃんがぐずりだしたらサッと授乳ができるんです。

細かい作業や温度調整も不要。これならママ以外の人も気軽に授乳できそうですね。


ちなみにラテなどで使うふわふわのミルクを作るのは"ミルクフォーマー"ですので、ご注意ください。

 

ミルクウォーマー×液体ミルクは赤ちゃんへの授乳ストレスを減らせる


ミルクウォーマーと液体ミルクの組み合わせは、ミルクでの授乳ストレスを減らすことが可能です。


授乳ストレスのポイント

  • ・泣いている赤ちゃんを置いて調乳
     (聞いてる側も泣いている側もストレス!)
    ・適切な温度にするのに手間がかかる
    ・粉をこぼす
    ・パパの調乳がモタモタ・熱いor冷たい
    ・夜間起きて薄暗い中での調乳

混合授乳だった筆者は、母乳もミルクも両方体験しているのですが、眠たい時に限って粉ミルクをこぼしまくっていました…。


そして、寝かしつけた後にこぼした粉の掃除…これがまた大変で…。早く寝ないと次の授乳時間が来るのに…と思いながら掃除していました。


また、一人目の時はミルクの温度の適温が全然わからず…。調乳にすごく時間をかけていましたね…。


しかし、ミルクウォーマーと液体ミルクを使えば、


・泣いていてもサッと授乳ができる

・ミルクウォーマーが適温にしてくれている

・液体ミルクなので粉こぼれなし!

・ママ以外がやっても簡単なので安心して任せられる

・薄暗い中でもササっとできる


と、上記のストレスがぐっと減るのです。


産後1年は、ママの体には出産の影響があるといわれています。この時期にストレスがかかることはできるだけ減らしたいので、手間はどんどん減らしていきましょう。


 

夜間授乳に!缶も紙パックもOK「ママミルク」

(出典:Amazon


2020年11月に発売された「ママミルク」は、液体ミルク缶や紙パックのままで温められる、画期的なミルクウォーマーです!


ミルクウォーマーに液体ミルクをセットしておよそ20分から40分ほどで飲み頃の温度に。そしてその温度でキープしてくれます。


寝室に置いておけばサッと夜間授乳!

(出典:Amazon



授乳で大変なのは何といっても夜間授乳…。

しかし、ミルクウォーマーに紙パックや缶の液体ミルクをセットし、さらに哺乳瓶をそばに置いておけば、夜間も布団の近くでミルクの準備ができてすぐに授乳できます。


置き場所によっては、そのまま布団から足を出さずに準備できるかもしれませんね。


お出かけ先で使える

ミルクウォーマーの重さは、およそ150g。哺乳瓶や液体ミルク缶を挿しておけばかさばりも気になりません。楽々持ち運びが可能です。


そのため、帰省や旅行先などでも活用できます。


災害時にも役に立つ

(出典:Amazon


USBでモバイルバッテリーから給電可能なので、停電や災害時にもミルクを温めることができます。

※温めに時間がかかる場合があります


乳児を育ているタイミングに災害が来ないとは限りません。備えあれば憂いなしです。



ママミルク(mama*milk)

使用環境温度:10~25℃
サイズ:約幅75×奥75×高125mm
重量:約150g
電源コード長:約110cm

 

 

持ち運びにベスト!な哺乳瓶ウォーマー

(出典:Amazon


液体ミルクの温めに哺乳瓶ウォーマー(ボトルウォーマー)も注目されています。


持ち運び用に特化していて、軽いものが多いです。


さらに、哺乳瓶だけでなく、缶やペットボトルでも温められるんだそう。



(出典:Amazon


卒乳後も、冬場など寒い時期のお茶などの温めにも活用できそうですね。


こちらもUSB式ですので、モバイルバッテリーから給電OK。


 

モバイルベビーボトルウォーマー

サイズ:約幅80×奥80×高125mm
重量:約60g

 

現代の母は求められるものがたくさん!手間を省いてどんどん快適に!


授乳には悩みがつきもの。母乳だろうとミルクだろうと、生まれたての命に栄養を摂ってもらうことって大変なことなんです。母は偉大ですね。ただ、この先母となる人たちにはもっともっとラクに授乳できる、育児ができる世の中になってほしいと思っています。


何故なら現代の母に求められるものはたくさんあるから。ラクできるところは楽していかないと子どもを守る前に母親がつぶれてしまうでしょう。


洗濯板で手間をかけて洗濯せずに、洗濯機で乾燥までしたって愛情は変わりません。


粉ミルクを手間かけて調乳せずに、液体ミルクを温めて哺乳瓶に移し替えて授乳したって愛情は変わりません。


手間を省いた分、しっかりとママの身体を休めて、元気を蓄えて子どもと接してあげることがママにとっても子どもにとってもいいことだと思います。

 

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