生まれも育ちも京都の筆者がおおくりする京都のええもん。第4弾は300年以上の歴史がある老舗も老舗の「半兵衛麩」の商品をご紹介します。老舗で敷居が高そう?なイメージを払拭する新しい「麩」の楽しみ方も発信されているので要チェックです!


 

この記事の目次


半兵衛麩は1689年創業!

 


今回ご紹介する半兵衛麩の歴史は長く、創業は元禄2年、1689年です。


1689年というのは江戸時代。将軍は5代目徳川綱吉で、松尾芭蕉が奥の細道の旅を始めた年でもあります。


歴史の教科書で見るような時代から続いてるお店だなんてびっくりしますね。これだけ古くから続く老舗というのも京都ならでは、なのかもしれません。


麩とは?離乳食にも使える食材で洋風アレンジもできる

 


半兵衛麩の名前にもその文字がある通り、京都のお麩屋さんです。


麩は味噌汁ぐらいしかなじみのない方も多いかもしれませんが、実はいろんな楽しみ方がある上に「タンパク質」も豊富な食材なのです。


麩は小麦粉から作られている食品なので、「タンパク質?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、麩の製法は実は植物性のタンパク質が多く含まれているのです。


身近な小麦粉から作られる食品と比べてみると


食パン(100g)
タンパク質:8.9g


焼き麩(100g)
タンパク質:28.5g


うどん/ゆで(100g)
タンパク質:2.6g


生麩(100g)
タンパク質:12.7g



タンパク質の多さは一目瞭然。

ちなみに大豆由来の植物性タンパク質が含まれている絹ごし豆腐は


絹ごし豆腐(100g)
タンパク質:5.3g


ですので、同じ重さなら麩の方がタンパク質が多く含まれているということに。


食感もやわらかく、離乳食(生後7~8ヶ月ごろから)でも使える食材なので、赤ちゃんからお年寄りまで楽しめる食材と言えるでしょう。


洋風アレンジも楽しめる

お麩は和食だけでなく、洋食にも使えます。歴史ある半兵衛麩さんも洋食としても楽しめることを伝えられており、画像にもあるように、例えば麩のピザなどでもおいしくいただけます。


麩はお菓子としても楽しめる

さらにお麩はお菓子としても楽しむことができます。


これは決して新しいことではなく、千利休の茶会で、麩をお菓子として用いられていたそうですから、昔からそのようにも親しまれていたようです。


半兵衛麩では、新しいお麩を楽しむべく「ふふふあん」というブランドも展開されており、麩のお菓子や洋風テイストの麩もありますよ!


次からは半兵衛麩で筆者が大好きな商品たちをご紹介します!

 

生麩は食感がたまらない!お餅の代わりにも

(白みそによもぎの生麩だけ!ある意味時短料理(笑)ですが、これぞ京都!という味です)


筆者のお気に入りはよもぎの生麩です。白みそに生麩だけでもめちゃくちゃおいしいのです!これだけでなんとなく「京都感」を感じることができるはず…!


他にもカブや大根、人参などを入れても相性抜群です。


生麩にはもち米が混ざっているので、もちもちの食感でありながらも、するっとしたのど越しが特徴的。


離乳食を卒業した1歳半~のまだお餅をあげるのは心配…な子どもに、お餅の代わりとして正月のお雑煮に入れてあげるのもおすすめです。みんなと一緒にお餅を食べている雰囲気になるので、子どもも大満足なはず。


うちの子は麩のお味噌汁が大好きで、いつもおかわりを要求しますよ。


もちろん、焼いて田楽みそを付けて食べるのも◎。お酒を飲むパパやママのちょっと贅沢なおつまみになります。

 

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最推し!プチギフトにもピッタリ!スープdeお麩

 


筆者最推しは、ふふふあんの「スープdeお麩」!


スープにお麩をクルトンのように浮かべて食べるスタイルです。


京都に住んでいるときから大好きで、市販のコーンスープにのせるだけで、腹持ちもよくなるので社会人時代の朝食によく食べていました。


チーズ味やブラックペッパー味などのお麩は本当にスープにあいますし、パンプキン味のお麩をかぼちゃスープに浮かべて食べるのもおすすめです。


ブライダルギフトにも使用した思い出の品

 

(実際に筆者が結婚式でブライダルギフトとしてラッピングしてもらったスープdeお麩)


スープdeお麩が好きすぎて、結婚式に来てくださった人にも食べてほしい!とブライダルギフトにも利用させていただきました。


プチギフトにもピッタリですし、詰め合わせでいろんな味を楽しむギフトにもおすすめ。


タンパク質が多い、という観点から子どもの朝食のスープにもぴったりです。


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麩のお菓子はプレゼントや自分のご褒美にも!

(春限定のいちご味。ビスケットやクッキーよりも軽い食感で上品な味)


麩のお菓子と言われると、和菓子のイメージする人が多いかもしれません。


しかし、ふふふあんの麩を使ったお菓子は、洋風テイスト!とくにチョコレートがかかっている梢シリーズがおすすめです。


軽い麩の食感に、甘いチョコレートがかかっていて、サクサクと食べ進められます。


他にもおつまみにぴったりなフィンガースナックもあります。ワインにも日本酒にもあいますよ。


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店舗限定のハイアットリージェンシーコラボも見逃せない

そしてオンラインショッピングでは購入できない、店舗限定の「麩スイーツ」もおすすめ。
京都にある本店限定の「麸ィナンシェ」、銀座店限定のお麸のクッキーはハイアットリージェンシー京都とのコラボレーションです。

感染症の流行や小さな子連れ、妊娠中などなかなか現地には赴けない状況もあるかもしれませんが、お麩とは思えないほどの絶品なので、お試しあれ。


歴史あるということは信頼の証!老舗の「ええもん」は進化し続ける


今回取り上げた商品は店舗限定のものを除き、通販で購入可能です。

 

300年続いている=古い伝統にこだわる ではなく、こだわるポイントはこだわり続け、常に時代に合わせた商品を作り上げ続ける、新しいものを取り入れていくその姿勢もきっと愛され続ける理由なのだと感じます。


老舗の商品は目上の方への贈り物としても重宝しますし、ふふふあんの新しい麩は、筆者の周り調べにはなりますが、皆さん「お麩をこんな風に食べられるなんて知らなかった、おいしかった」という反応が多いです。


ちなみに半兵衛麩の「京麩」は商標登録がされている、れっきとした「京都のお麩」。

通販やギフトもいいですが、京都におこしになられた際は、京都の雰囲気を楽しみながら京麩に舌鼓をうっていただければと思います。

 

参考:文部科学省「食品データベース」