つわりは本当につらいですよね。

とにかく何か食べたいけれど食べられない…。


今回はママびよりが820人のママに調査してわかった「つわり時に食べやすいもの」と2回の妊娠出産経験のある筆者の体験をもとに「つわりで食べやすいもの」をご紹介します。


さらに、食べやすくするための3つのアイデアがこちら。


①少量・小分け

②冷ます

③味を変える

 

です。


つわりがやってくるのは妊娠初期なので、ママも不安になることも多い時期。

特に食事はお腹の中で育っている胎児の栄養になるので「食べなくちゃ」と必死になる人もいらっしゃるでしょう。

安心してください!妊娠初期(胎盤ができるまで)は赤ちゃんは自分の”お弁当”である卵黄嚢から栄養をもらっています。


まずはママの身体最優先。

無理なく、食べれられるものを食べられる分だけ食べて乗り切りましょう。


この記事の目次

これなら食べやすい!つわりでも食べられるもの7選


つわりになると、何を食べても吐き気がこみあげてくる…でも何かは食べたい、そんな日が続きますよね。

筆者も2回つわりの経験がありますが、吐き気がしない食べ物探しには苦労しました。


今回は「何が食べられるの…!」と悩むママに多くのママが「これを食べて乗り切った!」と感じたものを7つご紹介します。


①トマト

②フルーツ

③マクドナルドのポテト

④ラムネ味のお菓子など

⑤炭酸

⑥梅干し・梅味のお菓子など

⑦その時に食べられる、と思うものを食べる


それぞれ詳しくみていきましょう。


①トマト

 多くのママがつわり中に食べられたのが「トマト」です。


「ミニトマトの青臭さだけは大丈夫だったのでひたすらミニトマト食べる 。」


妊娠時の年齢:30代前半  仕事:フルタイム勤務の会社員

参照:「妊娠初期に関するアンケート」調査結果(期間・2018年8月15~23日 有効回答者数・820名)カラダノート


何故か、トマトはいける、という声が多くありました。

ちなみに筆者はもともとトマトが苦手だったため、つわり中もトマトは口にできませんでした。


②フルーツ(みかん、グレープフルーツ、いちご、キウイ、りんごなど)

グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系にとどまらず、いちごやキウイ、リンゴなど酸っぱさを感じるフルーツも「食べられた」と感じるママが多くいました。

参照:「妊娠初期に関するアンケート」調査結果(期間・2018年8月15~23日 有効回答者数・820名)カラダノート

 

筆者も第1子は「リンゴ」だけしか食べられない時期がありました。


③マクドナルドのポテト

「マクドナルドのポテトしか食べられない」という声は、筆者もまわりの友人もそしてママびよりの調査でもよく耳にしました。


フライドポテトならなんでもいい、というタイプの方もいれば、マクドナルドのように細いタイプのポテトしか受け付けないケースもありました。


筆者は「フライドポテトしか食べられない」時期がありました。


④ラムネ味のおかしなど

ご飯は食べられないけど、おかしなら、という声もありました。

特に仕事中などのむかつき防止にもおかしを食べている、というケースも。


その中で人気だったのが「ラムネ味」です。

さわやかな風味で気がまぎれるのかもしれません。


もちろん、鉄板の「レモン」「グレープフルーツ」などの柑橘系のおかしも人気です。


⑤炭酸

「炭酸」でしのいだ人もいます。

「一時期は 炭酸ジュースが凄く飲みやすく次はさんぴん茶!苦味があるものが美味しく感じました!飲みものでどうにか 吐き気を紛らわしてました!」


妊娠時の年齢:20代前半  仕事:フルタイム勤務の会社員

参照:「妊娠初期に関するアンケート」調査結果(期間・2018年8月15~23日 有効回答者数・820名)カラダノート


⑥梅干しや梅味のおかしなど

梅系の酸っぱさもつわりの時に食べられる人が多くいました。


筆者は梅干しが苦手。

しかし、つわりの時は何故か梅やしその混ぜ込みご飯しか受け付けませんでした。


なお、産後は再び梅干しが苦手に戻っています。


⑦その時に食べられる、と思うものを食べる

上記①~⑥は多くの妊婦がつわりの時に「これで乗り切った!」と答えた食事、食べ物でした。

しかし、実際のママの声をみると


つわりで何も食べられず、唯一ヨーグルトが食べられた。


うどん以外たべれなかった。


冷ご飯でお茶漬けは食べられました。


という風にいろんな声が上がり、人によってさまざまでした。


そのため「好きなものを食べてしのいだ」という声も多くみられました。


つわりの時の食べにくさの原因3つ


つわりの原因はよくわかっていません。

しかし、食べたいのに食べられない、というのにはいくつか原因があります。


①食べたら吐きそうになる

②匂いが受け付けない

③受け付けるものが日替わり


①食べたら吐きそうになる

つわりで食事がとれない一番の理由はこれ。

食べたら吐きそうになるためです。


②匂いが受け付けない

お腹はすくものの、匂いが受け付けないため食事ができないケースもあります。

よく言われるのが「炊けたごはんの匂い」です。


普段であれば、炊き立てのご飯の香りは食欲をそそりますが、つわりですと吐き気に繋がることもあるのです。


③受け付けるものが日替わり

つわりは胎盤ができるまでのだいたい2ヶ月前後の間起こり、症状も日によってまちまちです。

そのため、途中から身体が受け付けるものが急に変わる、ということが起こります。


先ほど「炭酸」の項目でピックアップしたママの声でも「炭酸→さんぴん茶」へとつわり中に変化していました。


そのため、「昨日はこの食材を食べることができたけど、今日はどうかな…」という変な緊張感と戦いながら食事をとる状態になるのです。


この緊張感が食べにくさに繋がっていきます。


食べにくさ解消のアイデア「少量・小分け」「冷ます」「味を変える」


食べにくさを解消する方法は3つあります。


①少量・小分け

②冷ます

③味を変える


①少量・小分け

たくさんの量を食べようとするとむかつきやすいので、出来るだけ小分けにして食べましょう。


★筆者はこうやって乗り切った!

ピンポンボール大の一口おにぎりをたくさん握り、食べられるときに少量ずつ食べました。


②冷ます

温かいものは匂いがきつくなります。

冷ますことで匂いが軽減するので冷ましてから食べましょう。


例えば、ご飯の炊ける匂いはダメだけど、冷や飯なら食べられる、といった具合です。


先述の7選を見ていても基本的に「冷たいもの」「常温のもの」が並びます。

つまり、つわりの時は温かいものは受け付けにくい傾向があるのだと考えることもできますね。


★筆者はこうやって乗り切った

9月生まれと10月生まれの子どもだったのでつわりの時は2~4月と寒い時期でしたが「ざるそば」を食べたことがあります。(そばが受け付ける日があった)


季節の概念にとらわれず、温かいものを選ばない工夫が大切です。


③味を変える

つわりで怖いのが「昨日は食べることができたものが今日は受け付けない」ことです。

そのため、味を変えることで食べることができることがあります。


例えば「トマト」で乗り切っていたのに、突然トマトがダメになる、ということが起こりうる可能性があるということです。


これを知っているだけで、「備える」ことができますので、味を変える心づもりをしておきましょう。


そういった意味でも「少量」であれば、食材を無駄にすることがなくなります。


★筆者はこうやって乗り切った

①毎日買ってきてもらう 

②複数種類購入して食べられるものだけ食べる


第1子のつわりの初期は「りんご」が食べることのできる食材でした。

とはいえ、いつそれも通用しなくなるかわからなかったため、仕事帰りの夫に毎日1個ずつ買ってきてもらっていました。(夫はりんごアレルギー)

そしてそれがある日、マクドナルドかモスバーガーの【ポテトだけ】に変化!

※最寄り駅にマクドナルドとモスバーガーの店舗があったため


第2子は日替わりどころか、時間単位で食べられるものが違ったため、例えば「そば、おにぎり、焼肉」など複数をまとめて購入し、一口食べて「いける」なら、その日はその食べ物を食べる、という綱渡りのような日々でした。

食材を無駄にした時期でした…。


つわりの妻をこのようにサポートすることで、妊娠中から夫の育児参加は始まっていたのだな、と今になって実感します。

つわりの時は、無理せず周りに頼ることも大切ですね。


水分も取れないくらい症状がひどい時は「入院」


つわりの時期は、とにかく食べられるものを食べて乗り切る時期ですが、食べられるものがほとんどない人もいます。


さらに水分を経口摂取するのが困難なケースは脱水症状が起こる危険があるのです。


その場合、状況に応じてつわりによる入院措置がとられます。

また、入院とはいかなくとも、自宅で安静指示や毎日通院で点滴、といったケースもあるでしょう。


『つわりだから、飲食できなくても仕方ない、我慢』はママの命を危機にさらす可能性があります。

それは赤ちゃんへの危機にも繋がります。


飲食が難しいほど強いつわりの場合は、妊婦健診を待たずに産婦人科で相談してください。


赤ちゃんは「卵黄嚢」から栄養をもらっているから大丈夫


つわりの時に「なんとしてでも食べられるものを食べたい」、と無理をしてでも食べようとする理由に「お腹の中の赤ちゃんのため」という気持ちがある妊婦さんも多いでしょう。


しかし、胎盤ができるまでの間は、赤ちゃんは「卵黄嚢(らんおうのう)」から栄養をもらっています。


卵黄嚢は「お弁当」とも言われることがあり、胎盤が完成してママの身体から栄養をもらうまでの間の”携帯食料”なのです。


一般的につわりは胎盤ができると治まります。

つまり、つわりの時に「赤ちゃんに栄養を」と考える必要はありません。


母体の状態にもよりますが、つわりでいつもより偏食になったり、食べる量が少なくなったとしても赤ちゃんが即栄養不足になることはないのです。


なお、卵黄嚢はエコーにもうつるくらい大きなお弁当箱ですよ!


栄養バランスのとれた食事はママの身体にとっても大切ではありますが、つわりの時は「食べられるものを食べて乗り切る」が最優先です。


それでもどうしても気になる!という方は妊婦OKのサプリメントなどに頼ることで、『栄養がとれていない』という不安な気持ちが落ち着きますよ。


つわりはしんどい!なんとか食べられるもので乗り切ろう


つわりは本当にしんどいですよね。


まずは「食べられるものを食べられるときに食べられるだけ」でOK。


食べやすいのは


①トマト

②フルーツ

③マクドナルドのポテト

④ラムネ味のおかし

⑤炭酸

⑥梅干しや梅味のおかしなど


そして上記にかかわらず


⑦食べたいと感じたもの


を食べてください。


上記6つまでは比較的多くの妊婦さんが「食べられた」とおっしゃりますが、カップラーメンが食べやすい、ヨーグルトが食べやすいなど、妊婦さんによって食べられるものは異なります。


また、第1子と第2子でも食べられるものが変わりますし、つわりの最中にも突然受け付けなくなるなんてこともありました。


そのためつわりを乗り切るアイデアとしてはこの3つ。


①少量・小分け

②冷ます

③味を変える


です。


ひとりでつわりに立ち向かおうとせず、同じく親になる「パパ」にフォローしてもらいましょう。

筆者のように毎日買ってきてもらうのもいいですし、少量に小分けする作業をパパが行ってもいいのです。


またつわりの間は動くのもままならない時も多いもの。


洗濯やお皿洗い、お風呂洗いなど家事全般をパパにお願いして乗り切る工夫も大切です。

赤ちゃんが産まれると、ママは産褥期になり、その後1年は妊娠出産による栄養で心身的に多くのトラブルがあります。そういったときに家事をするのはパパでいいのです。


つわりを乗り切るのはママ自身ですが、乗り切るためにひとりで頑張るのではなく、パパはもちろんのこと、活用できる人・もの・サービスは活用するに越したことはありません。


胎盤ができるとつわりは落ち着くケースがほとんどですので、しばしの間は「食べられるものを食べて」乗り切ってください。先輩ママとして影ながら応援しております。