子供を怒った時、きちんとしつけできているのか不安になったことはありませんか?せっかく心を鬼にして怒るなら、子供の心にしっかりと届く怒り方をしたいものですよね。そこで今回は、効果的な子供のしつけについてまとめてみました。


この記事の目次

子供をしつけるのに怒ることは必要なのか


最近は「怒らない子育て」こそしつけに最適だという声もありますよね。また少しでも大声で怒ると虐待だと通報されることも増え、たとえしつけのためであっても、怒ることを避けたいと考えるパパやママが増えてきました。

 

ただひと昔前の子供のしつけと言えば、怒ることは当たり前。多少の暴力はしつけのうちという考え方も一般的でした。

 

なぜひと昔前と子供のしつけに対する考え方が変わってしまったのか

それは何かの思想や子供自身の変化よりも、育児環境の変化によるものが大きいようです。そのため、しつけとして子供を怒ること自体は必ずしもNGとは言えません。


子供を怒ることがしつけに必要な理由


パパやママが怒ると、子供はその形相に驚いて「いけないことをしたんだ!」と悟り、自ら反省し同じことはしないぞ!と心に決めます。


これはしつけの基本の流れですよね。

 

「怒らない子育て」を支持する人たちは、しつけとして効果的でも怒るのはダメ!と言うかもしれません。


しかし、怒らない子育てはあくまでも子供に考える時間を与える教育法であり、時と場合によっては、怒ることもしつけには必要だというのが実際のところのようです。

 

人に迷惑をかけるような行為をしてしまったとき、優しく諭して子供を反省させるのには時間がかかりますよね。また、子供はパパやママが怒ってないから大したことじゃないんだろうな…と事の重大さに気づけないまま成長してしまう可能性もあります。

 

何をすると人を怒らせたり悲しませるのか。


そういった善悪の区別や人の気持ちを学ぶためには、パパやママが怒ることも大切なしつけなのです。


子供を怒ってもいい場面と怒ってはいけない場面


子供をしつけるうえで怒ることも必要。とはいえ、怒る場面を間違えると、子供は混乱しただ傷ついて終わってしまうということもあります。

 

子供を怒りたい!と感情が高ぶっても、まずはその内容を整理し今は怒るべきタイミングなのかどうなのかよく考えてから行動に移しましょう。


子供を怒ってもいい場面1.人に迷惑をかけた時

子供が人に迷惑をかけた時はきちんと怒りましょう。ここでいう「人」には友達も含まれます。友達とけんかしたり、傷つけてしまった時はしっかり怒って謝らせるのが大切


子供を怒ってもいい場面2.ルールを守れない時

子供が生活するうえでも守らなければならないルールがあります。幼稚園や保育園、小学校のルールもそうですし、交通ルールや店舗内でのマナーなども守らなければなりません。

 

ルールはきちんとした根拠があって定められています。交通ルールに至っては、守らないことでケガをしたり最悪の場合死んでしまうこともあります。ルールを守れないときは強くしっかりと怒りましょう


状況がわからないときは子供を怒ってはいけない

人に迷惑をかけた時はしつけのためにもきちんと怒るべきです。


ただ、なぜそのような状況になったのか把握できていないときは、怒るべきではありません。


何か理由があるのか耳を傾け、それにより怒るべきタイミングなのかどうか見極めましょう


たとえ結果的に子供が悪かったとしても、話を聞いてもらえたという状況で信頼関係が築け、強く怒らなくてもしっかりと反省してくれますよ。


子供に響く4つの上手な怒り方


しつけの一環として子供を怒る場合、怒り方を少し気にしてみましょう。やみくもに怒ってしまうと、子供はすねて内容を聞こうとはせずしつけにはなりません。

 

怒ることはパパやママにとってもストレスになります。上手な怒り方をして、確実に子供の心に思いを届けてしつけにつなげていきましょう


上手な怒り方1.ゆっくりと落ち着いた声で怒る

子供が癇癪を起した時、あなたは子供の話を聞いてあげたいと思いますか?感情任せの大きな声は、なかなか思いが伝わらないものです。それは子供も同じ。

 

怒る場面に出くわしても感情に任せた怒り方はせず、ゆっくりと落ち着いた声で怒りましょう。そのとき、怒り顔になるのもいいですが、すでに反省しているのがわかったら、真顔で諭すように怒る怒り方もしつけに効果的ですよ。


上手な怒り方2.しつこい怒り方は避ける

子供への怒りが収まらないとき、つい長々としつこく怒ってしまいたくなりますよね。しかしこの怒り方はしつけ上あまりよくありません。

 

子供が怒られているとき、パパやママの話を集中して聞けるのはせいぜい5分程度。話が長くなればなるほど、言葉の力が薄れてしまいます。

 

また、しつこい怒り方を繰り返していると、「もうわかったって!」と逆ギレされてしまうことも。

 

子供にもわかりやすい言葉で的確な怒り方ができれば、短い時間でも子供はパパやママの気持ちを理解することができ、しつけにもつながりますよ。


上手な怒り方3.ほかの子供と比較しない

「○○ちゃんならこんなことしない」など、友達や兄弟と比較して怒るパパやママもいますよね。


しかしこれは立派な人格否定。しつけどころか子供を追い詰めてしまいます。

 

子供はほかの子供と比較する怒り方を繰り返されることで、「どうせ私なんて…」と自分に自信がなくなり、心に傷を負うことになります

 

上手な怒り方ができるパパやママは、子供と11で向き合っています。ほかの子供の話をしてもメリットはあまりありません。


上手な怒り方4.言葉でわからせる

ひと昔前の子供のしつけに多少の暴力は許されていたと述べましたが、上手な怒り方ができる人は決して暴力をふるいません。


言葉だけできちんとわからせて、行動を改めさせています。

 

暴力をふるうと子供は確実に恐怖心を抱せることができるので、一時的にはパパやママの言うことを聞くようになります。


そのため、とても効果的な怒り方にも感じますが、暴力をふるわれた子供は、思い通りにならないときは暴力をふるってもいいと勘違いしてしまうこともあります。

 

また暴力をふるわれたことの方が鮮明に記憶に残り、怒られた原因やパパやママの言葉をすっかり忘れてしまうことも。そうなると怒られたことで得るものが何もない…という事態にも陥りかねません。


上手な怒り方をするのに必要な努力


しつけのためではなく、パパやママが仕事などでたまったストレスを子供にぶつけているだけなのでは?と勘ぐってしまうくらい感情的な怒り方をしている人に出くわすことがあります。


パパやママも感情がある人間。イライラすることがあるのは仕方ないです。

 

ただパパやママのイライラは、子供には関係ありません。


イライラしているからと普段より厳しく怒ることは、子供にとっては迷惑でしかありませんよね


そんな事態を避けるためにも、パパやママは普段から多少努力して上手な怒り方をするために備える必要があるのです。


上手な怒り方をするための努力1.ストレスをためない

子供のしつけのために怒るにしても、ストレスなど子供のしつけと無関係な感情が加わると、必要以上に子供を傷つける言葉を放ってしまうことがあります。


しかし、仕事や人間関係など子供に無関係なストレスは早めに解消し、いつも心に余裕が持てると子供のしつけに適した上手な怒り方ができるようになりますよ。

 

ストレスの解消はスポーツや趣味に没頭するのもいいですが、子供とのコミュニケーションで解消するのもおすすめ。

 

子供と思いっきり遊ぶことはストレス解消どころか癒しにもなりますよ。そうすることで子供の心も満たされ、パパやママが怒らなければならないシーンも減るかもしれませんね。


上手な怒り方をするための努力2.怒る前に深呼吸

怒りのあまり感情が高ぶると、なかなか上手な怒り方ができなくなります。そして気持ちが落ち着いた後になって、怒りに任せて子供を怒ってしまったことを悔やむパパやママも多いのではないでしょうか。

 

そんなときにおすすめなのが深呼吸です。


たかが深呼吸…ですが、怒る前に一呼吸置くことで状況を整理し、子供の気持ちを考える余裕が生まれます

 

怒りが爆発した時に深呼吸しなきゃ!と思う余裕はないかもしれないので、普段から何かを諭すときも深呼吸してから話し始める癖をつけるといいですよ。


子供を上手に怒ることでパパやママも成長できる


子供を上手に怒れるようになると、子供の心の成長にもとてもよい影響を与えます。そしてパパやママの心の成長にもつながります

 

怒りを抑えるのは大人になっても難しいものです。しかし、子供を正しくしつけたいと思えたらその時がチャンス!子供のためならパパやママはいくらでも変われます。

 

子供のしつけ、怒り方でもし悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

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