生まれも育ちも京都の私。結婚を機に京都を離れた私が、今もなお愛してやまない京都の一品をママたちにお伝えします。


産前産後はなかなか遠出も出来ないことが多く、コロナ禍では今まで以上に小さな子供を連れての旅行もためらわれることでしょう。そんなママたちにおすすめしたいのがおうちで楽しめる「お取り寄せ」。今回はティータイムのお供にぴったりの「京のお取り寄せ」をご紹介します。


この記事の目次


「京都のほんまもん」を生み出す力!マールブランシェの魅力


今回ママたちにおすすめしたい京都の一品は「お菓子」。


京都と言えば、八つ橋や豆大福など、和菓子のイメージが多いかもしれません。しかし京都の人たちに愛され続け、お土産としても人気がある洋菓子屋さんがあります。


それは京都北山MALEBRANCHE(マールブランシェ)


マールブランシェ北山本店は1982年にオープン、元々は1951年に開業した珈琲店がスタートのようです。


焼き菓子や、プリン・ケーキなどの洋生菓子のほか、チョコレートにこだわった商品などを展開しています。


私自身は1994年、京都の山科に工場ができてからずっと親しんでいる味。


老舗が多い京都の中では、まだまだ若いお店の部類かもしれません。しかし、京都に生まれ育った子育て世代のママたちやパパたちにとっては子供のころから食べてきた味、という方も多いのではないでしょうか。


今では京都土産の中でも有名ですが、その秘訣は西洋と和をうまく組み合わせた和の心を感じる新しい洋菓子であることと「ほんまもん」にこだわっている結果かもしれません。


こだわりが京のほんまもんを作り上げる

マールブランシェの商品の美味しさは、「技」「素材」「心」が三位一体となりクオリティにこだわったお菓子作りの賜物です。


その上で京都らしさを醸し出す「京都クオリティ」こだわることで、地元の人に親しまれながらも、京都のお土産としても有名になっていったのでしょう。


京都と言えば「お茶」おすすめはやっぱり「茶の菓」


京都と言えば「お茶」。全国でも有名ですね。そんな地元の茶を使ったお菓子がマールブランシェにはあります。


その名も「茶の菓」


一口食べるとラングドシャのサクッとした歯触りと、お茶のよい香りが口に広がります。


甘くない濃いお茶の凛とした苦味・渋みを感じつつも、挟んである上品な甘さのホワイトチョコが口の中でまざりあい、お茶が持つ甘みを感じさせてくれます。


甘いのが苦手な方でも食べられる「甘いもん」かもしれません。


おいしさを感じさせる焼き印

そして、こだわりのポイントが焼き印です。


焼き印は京文化の「紋」を取り入れているそうです。この印はいわば料理の盛り付けのような役目を果たしていると私は思っています。


おいしいものをよりおいしく感じられるようにという心づかいこそ、京都クオリティでお土産として親しまれる理由のひとつなのでしょう。

 

夏には限定の茶の菓も

2018年より夏限定の涼茶の菓も登場しています。こちらはホワイトチョコが生地に練り込んであるため、通常の茶の菓よりも軽くてすっきりした味わいですよ。


夏限定で食べ比べができますので、ぜひ試してみてください。 


かえでパイのヒストリー~工場限定の割れパイから引き出物まで~


茶の菓の他に人気のお菓子があります。それが「かえでパイ」


もともとはよく見るリーフパイのかたちでした。「メープルシロップパイ」と「カラメルパイ」の2種類で、まだ若かった私は少し苦いカラメルよりも、メープルシロップパイばかりをパクパク…。サクサクした食感にざらざらしたお砂糖の舌触りと、メープルの風味がたまりませんでしたね。


2012年にリニューアルし、今のかえでパイに。味のベースは引き継がれています。


割れパイはシェフのまかないだった

サクサクの繊細なパイのため、購入後、落としたり、乱暴に扱ったりするとけっこうな確率で割れてました。(私が雑だからかもしれません)


割れているパイは、シェフたちのまかないとして食べられていたそうです。工場にいくとその割れパイがゲットできる日があり、その日を狙って買いに行っていました。


その割れパイも「カシュカシュ」という名前でパッケージされ、販売しています。(現在は不明です。少なくともオンラインでの取り扱いはなさそうです)


10代のころから食べていたからこそ…引き出物にもかえでパイ

私は12月の紅葉がきれいな時期に京都で結婚式を挙げたのですが、その時の新郎側のご来賓の皆様への引き出物を「かえでパイ」にしました。


というのも主人は九州男児。ご来賓の方々のほとんどが府外ご出身の方だったのです。


折角京都までお越しくださるのだから、紅葉を楽しんでもらいたい、という気持ちと私自身がおいしい、と思っているものをみなさんに食べてもらいたい、という気持ちからかえでパイをチョイス。(ギリギリまで茶の菓と悩みました…)


そのため、かえでパイも茶の菓と同じくらいおすすめです!


通年で販売されていて、季節によってパッケージに描かれている葉の色が変わりますよ。


個人的には、冬場に紅茶と一緒に楽しむのがベスト!と思っています。


おすすめのお取り寄せシチュエーション

それでは、マールブランシェの商品をお取り寄せシーン別にご紹介します。


帰省などには「京遊記」シリーズがおすすめ


帰省時の手土産など、数がそこそこ入っていて品がよいものを手土産にするときは、お重を重ねたようなデザインが楽しめる「京遊記」がおすすめです。


京都らしい色合いの箱に白い品のあるフタがされており、フタの真ん中にはそのお菓子を表す紋が入っています。パッケージからも品のよい京都さを感じますね。


オンラインショップでは、2段と3段の2種類があり、組み合わせは固定です。いくつかパターンがありますので、公式オンラインショップでご確認ください。


ちなみに店頭であれば、好きなお重を組み合わせて重ねることができましたよ。


プチギフト「おため」はちょっとしたお礼やママ友との交流に


ちょっとしたお礼を渡す機会って、ママになったら意外と多くなりませんか?


マールブランシェにはそんなプチギフトに最適な「おため」があります。


「おため」って何?と思うママもいらっしゃるかもしれません。おためとは京都(関西)での風習で、結納や出産といった慶事の際に、お祝いをしに来てくださった方へのその場でするお返しのこと。


お祝いでいただいた金額や、品物の1割程度をお帰りの際にお渡しするのです。内祝いはまた後日します。


おためは「わざわざお祝いに足を運んでくれてありがとう」という感謝の気持ち。


京都で里帰り出産をした私は、お祝いで家に来てくれた人たちに、おためサイズの茶の菓と、いただいた金額のおよそ1割を包んでお渡ししました。(用意してくれたのは母ですが…)


ちょうどよいサイズ感リーズナブルなお値段ですので、ぜひマールブランシェのおためをお試しください。


マールブランシェには京都の愛されお菓子ばかり!おうちで楽しんでみて


 今回取り上げた「茶の菓」は通販で購入可能です。


京都が故郷の人はふるさとの味をおうちで楽しんでみてください。京都旅行などで京都にきた機会がある方は、おうちで京都を思い出しながら味わうのはいかがでしょうか。


まだ京都に訪れたことがない人は、通販で楽しんだ後、子供が大きくなって旅行ができそうになったら是非京都へ。現地でしか食べられないマールブランシェの見目麗しくもおいしいお菓子たちを、どうぞ楽しんで下さいね。