妊娠初期はお腹のふくらみもなく、妊娠にいまいち実感できないママもいらっしゃるかもしれません。しかし少しずつお腹が膨らみはじめ、胎動を感じるようになると、お腹の中に赤ちゃんがいる!とより強く実感できるようになるかもしれません。今回は胎動についてみていきたいと思います。


この記事の目次


胎動は妊娠中期から感じる・胎動の感じ方


胎動は、胎児の動き。お腹の中で育つ赤ちゃんは成長とともに動き回るようになります。動く胎児を感じられるようになるのは、妊娠18週目~22週目の頃に感じ始められることが多いようです。


胎動の感じ方

胎動は最初は感じないかもしれません。


感じ始めも、くすぐったいような感覚であったり、ぴくぴくと動くような感覚、小刻みにポコポコと動く感覚などさまざまです。


また胃腸と近い部分のため、胃腸の動きと勘違いすることもあります。


胎動を感じるのが待ち遠しいママは、まだかまだかと気持ちが焦るかもしれませんが、感じ方や感じる時期は個人差があります。


妊婦健診で大きな問題がなければ、成長とともに感じれるようになってきますので、胎動を感じやすいようにリラックスして過ごしましょう。


ひとり目とふたり目で違う?一緒?胎動の感じる時期・感じ方


また初産婦と経産婦では、胎動をはじめて感じる時期が、第一子より第二子以降の方が早い傾向があるようです。


編集部スタッフの中で2児のママたちに胎動について聞いてみました。


第一子の胎動/妊娠6ヶ月頃  お腹の右側がぴくぴく動くなと思ったら胎動だった。


第二子の胎動/妊娠5ヶ月頃  第一子と同じく動く感じだが胎動と意識した時期は早かった。

第一子の胎動/妊娠6ヶ月頃  本当にこれが胎動なのか?とわからないくらいだった。何回か同じような動きがあって、これかな?という感じでした。


第二子の胎動/妊娠6ヶ月頃  あああーこんな感じだったかなー!そういえば動いてるな!という感じでした。

第一子の胎動/妊娠6ヶ月頃 本当にこれが胎動かわからないくらい、うっすらくすぐられているような感覚。


第二子の胎動/妊娠4ヶ月頃 え?もう??と思ったのが正直な感想。ひとり目よりもはっきりとわかるポコポコとした感覚。つわりもまだ抜けていない頃だったので、少し信じられませんでした。


一度胎動を経験していることもあってか、比較的第二子以降の方が胎動を早く感じやすいようですね。


胎動の感じ方は同じような感じであったり、違ったりと人それぞれのようです。


胎動と子どもの性格


胎動には個人差があります。そのため、胎動で夜たたき起こされてた!というママもいれば、穏やかに過ごせるママもいます。


そんな胎動の激しさや穏やかさは、生まれたあとの性格に影響するのでしょうか?ママたちに聞いてみました。


男の子ママ

胎動/激しかった

出産後/産まれてからもよく動く激しいタイプ


男の子ママ

胎動/激しかった

出産後/産まれてからもよく動く激しいタイプ


男の子ママ

胎動/まぁまぁ激しかった

出産後/産まれてからもよく動く激しいタイプ


女の子ママ

胎動/穏やかだった

出産後/穏やかな性格


女の子ママ

胎動/そんなに激しくなかった

出産後/胎動は比較的穏やかだったけど出産後はよく動く!


女の子ママ

胎動/まぁまぁ激しかった

出産後/思ったより穏やか


女の子ママ

胎動/まぁまぁ激しかった

出産後/産まれてからもよく動く激しいタイプ


胎動と生まれたあとの性格は必ず比例するものではないようですが、男の子の胎動は比較的激しいタイプが多いかもしれませんね。


胎動は赤ちゃんの元気のバロメーター


胎動はママが妊娠を実感する以外にも、胎児の健康のバロメーターでもあります。


胎動が少ない

突然胎動が減った、急に胎動を感じなくなったという場合は、胎児に何らかの異常がおこっている可能性があります。


胎動が少なくても大丈夫なケース

しかし、胎動が少なく感じても問題ないケースもあります。


妊娠初期~妊娠5ヶ月くらいであれば、まだ胎動を感じられない時期ですので、胎動がなくても(実際は動いているが、ママがまだ感じられない)大丈夫。


妊娠6ヶ月頃には、多くのママが感じ始める時期ですが、これも個人差があるため、胎動が少ないのではなく、「ママが感じることのできる胎動が少ない」ということもあります。


不安な場合は、妊婦健診で一度先生に相談してみましょう。


妊娠後期、出産前にも今まで感じていた胎動が少なくなってきます。


これは赤ちゃんの頭が骨盤に下がりはじめ、赤ちゃん自身も「産まれてくる準備」をし始めることで、動きが減少するため。


しかし、「胎動がまったくなくなる」ということはありませんので、不安な場合は、先生に相談してみましょう。


胎動が少ない時はまずは安静に

ママが動いていると胎動も感じにくいもの。そのため胎動で気がかりなことがあれば、まずはママが安静にして胎動を感じやすい環境をつくってみましょう。


胎動カウントをしてみよう

10回の胎動を感じるのにかかった時間を数えるカウント方法があります。※妊娠後期

リラックスした状態で行い、胎動を感じ始めた時点から計測開始。「ボコッ」と胎動を感じたら1回です。「ボコボコボコ」と連続して感じた場合は3回ではなく1回としてカウントします。


計測するタイミングにもよりますが、10分~30分以内に10回を数えられるようです。10回数えるのに1時間以上かかる場合や気になるときは、産婦人科へ相談してみて下さい。


胎動で親子のコミュニケーションがとれるかも


胎動はお腹の赤ちゃんを感じられるひととき。妊娠7ヶ月から妊娠8ヶ月頃になると、胎動で親子のコミュニケーションをとることもできるようになってきます。


パパに声掛けをしてもらったり、胎動を感じたところに外側からもトントンと叩き返すキッキングゲームをしたりするのがおすすめ。


そのうちこちらのアクションに反応を返してくれるかもしれません!


実際筆者は妊娠7ヶ月頃からキッキングゲームを取り入れていました。夫のトントンのアクションに胎動が返ってきたときは、夫も大喜びでしたよ。


妊娠をパパがする事は叶いませんが、胎動なら感じられることもありますので、是非チャレンジしてみてくださいね。

 

おしえて!ママたちの胎動エピソード


妊娠中の話は意外と産後もしっかり覚えていることが多く、編集部でもよく話題に上がります。今回はママびより編集部にいるママスタッフの胎動エピソードを紹介します。


第一子 の時はよく出張に行っていたのですが、新幹線に乗ると何故かよく動く子でした。

第一子・第二子ともにパパが触ると全く動かなくなるので、パパは胎動を感じたことがありません(苦笑)

わが子は寝る時間になるとよくぽこぽこ蹴っていた。

移動も多くてその度に左右のお腹の出方が違かった。

お腹を撫でると、足でキックするので、そこをくすぐると、くすぐったかったのか、他の部分を蹴ったりして遊んでました。

もうすぐ出産というときに、ムービーで胎動を残しておこうと撮り始めるとなかなか動いてくれない!(笑)

いつになっても胎動は愛しいものですね。ふとお腹にいるときのことを思い出すと、お腹にいて動いてたんだなぁなんて感慨深く思うことがあります。


胎動を感じることで少しずつママに


十月十日の妊娠生活の中で胎動を感じられるのは半分ほど。胎動を感じるにつれ、ママになる日の実感も強くなっていくはず。妊娠中は不安なことも多くなりがちですが、胎動を感じることで元気をもらいつつ、残りのマタニティライフを楽しんで下さいね。


photo by photoAC