出産後生活が一変し、朝食もゆっくり取れない日々を過ごしているママも多いことでしょう。子供が離乳食期に成長したり、ママが復職したりすると、さらに朝の時間はバタバタするはず。今回は離乳食期の子供を持つママたちをメインに朝ごはん事情を聞いてみました。


この記事の目次


朝食は毎朝食べていない人が14%ほど!


朝食を食べる頻度について調査したところ、毎朝食べている方は85.8%


ほとんどの方が朝食をとっている一方で、毎朝食べていない方が14.2%と、朝食が不規則なママが1割以上いることが判明。まったく朝食をとっていないママもいらっしゃいました。


子供が小さいうちは、授乳や夜泣きなどのお世話もあって、生活が不規則になりがちです。朝ももちろん忙しいママが多いことでしょう。


食欲より睡眠欲を優先するママ、忙しくて気づいたら朝ご飯を食べていなかったママ、そもそも朝食はとらない派など事情は様々ですね。


朝食は朝に準備派が多数!離乳食は前日準備が多い


朝食をとるママたちに朝食の準備についてたずねたところ、朝に準備派が68.6%と7割近くという結果に。


「レトルト食品や市販総菜を食べる」は15.9%、「夕食の残りを食べる」は15.5%でした。


離乳食期の子供の朝食は前日準備派が多数!

しかし、子供の朝食は「前日に準備する」が70.3%と多数でした。


離乳食初期の方は「まだ朝ご飯は必要ない・朝は母乳のみ」という声も多くみられました。そして、離乳食完了期に近づくにつれ「大人のものを取り分ける(大人と一緒のメニュー)」という声が出てくるように。


また、ベビーフードを使用しているという声もありました。


離乳食の時期により変化はあるものの、子供のご飯は抜くことができない・用意に時間がかかるという側面から前日準備派が主流のようです。


朝食のメニューは大人と子供は別!離乳食の進み具合で一緒に


朝食のメニューは大人と子供が別々と答えたのが75.7%、そのうちパパもママも全員違うメニューと答えたのが23.4%でした。


離乳食期はどうしても大人と子供のメニューは別になります。別々に準備するのが一苦労ですよね。


離乳食後期から完了期になると、大人と子供が同じメニューを食べる家庭も増えてくるようです。


実際、我が家も離乳食完了期には、多少手をくわえるものの、大人と一緒のメニューでした。3回食になってから完了期になるまでが一番大変な時期かもしれませんね。


朝食準備は15分以内!朝は時短・スピード勝負!早ければ早いほど嬉しい


忙しい朝の朝食準備にかける時間は15分以内が74.1%と、スピーディにできるものを意識されているようです。


また理想の朝食準備時間を聞いたところ、15分以内理想と答えたのは86.6%と割合がより高くなりました。


このことから、ママたちは朝食の準備はできるだけスピーディにしたいと思っているようです。


朝食バランスに不満があるママが多い


朝食はスピーディに済ませたい一方で、親子ともに栄養のバランスもきちんと摂りたいと考えるママたち。


しかし、実際はなかなかバランスの摂れた朝食ではないようで、60.7%のママたちが朝食の栄養バランスに不満を感じています。


朝は忙しくて用意する時間がない

朝食の栄養バランスに不満があるママたちの88.3%が、栄養バランスがとれる朝食にできない理由として「朝は忙しくて用意する時間がない」をあげています。


朝は一日の始まりですから、家事育児に大忙しの時間です。


ワーママであれば、出勤時間までに自分の支度はもちろんのこと、家庭の状況によっては子供の支度もせねばなりません。朝の慌ただしさと言ったら本当に時間との闘い(もしくは子供のイレギュラー・ハプニングとの闘い)ですよね…!

 

栄養バランスがよい朝食がわからない

またおよそ4人に1人のママたちは「栄養バランスがよい朝食がわからない(26.9%)」との回答。


そもそも栄養バランスがとれた食事ってどんなもの?というのは確かに、ママになってから教わる機会はないのかもしれません。


「妊娠期・授乳期から始める!朝の時間でできる栄養バランスがとれた朝ごはん講座」みたいなものが、妊娠中にあってもいいのかなぁ、と感じました。

 

朝は戦争?!朝食の離乳食で困った・悩んだエピソード

スピード勝負の朝…。そんな忙しい時間の離乳食にはやはり悩みはつきもの。ママたちのエピソードを紹介します。


朝はやっぱり忙しい!

子供の機嫌が良いタイミングに短時間で準備するのが難しい。

生後6ヶ月の子を持つママ

日によって食べむらがある。ゆっくり食べさせる時間が確保できない。

生後8ヶ月の子を持つママ


子供のタイミングと朝の限りある時間とのせめぎ合いに困るママが多くいらっしゃいました。


朝ごはん(朝離乳食)を食べてくれない・どんな朝ごはんがいいのかわからない

レパートリーがないから、子どもが飽きて食べてくれなくなることがある。

1才の子を持つママ

朝はヨーグルトとかパンとかばかりになりがちだが、それでもいいのか分からない。

生後10ヶ月の子を持つママ

まだ一回食で朝食は用意していないので、他のママさんがどんな朝の離乳食を食べさせているのか知りたい…。

生後5ヶ月の子を持つママ


子供の朝ごはんに悩むママも。特に離乳食の時期は月齢ごとでご飯の回数も変わりますし、量や固さ大きさなども変わるので、「離乳食」の一言で表せられない大変さがありますよね。


食事は家族一緒に!という固定概念を崩すことで悩みを払しょく

大人の朝ごはんの時間とはずらしているので、特に困っていることはない。

生後7ヶ月の子を持つママ 

うまく工夫して、朝食の悩みを克服しているママもいらっしゃいました。


筆者も、子供と一緒にご飯を食べないというのを知ってから実践しています。8割がたを自分ひとりで食べ、残りの2割は子供と一緒に食べる。こうすることで、出来立ての食事がとれる機会が増えました!


気になる隣の朝ごはん!ママたちの朝食を教えてもらいました!


みんなが悩む朝ごはん。実際他のママたちはどんな朝食をとっているのか気になりますよね。

朝食で人気のメニューを紹介します。


子供の朝食で人気なのは「バナナ」「納豆」「ヨーグルト」

離乳食の時期にもよりますが、子供の朝食で断トツ人気だったのが「納豆」と「ヨーグルト」でした!

納豆もヨーグルトも発酵食品で健康に良いですし、タンパク質も豊富です。離乳食中期からも食べられる上に、大人も一緒のものが食べられるので人気が高いようです。


他には「くだもの」も人気でした。特に季節問わずに入手しやすいバナナをあげているママが多かったです。


1歳を過ぎた子供には「ウィンナー」も人気!

お子さんの年齢が1歳の場合、子供のメニューに「ウィンナー」を挙げるママが急増!


1歳ですので、離乳食期完了期の終わりごろか終了後かもしれませんが、ウィンナーが食べられる月齢になってくると朝食の準備はぐっとラクになるはず。(ご飯を食べさせる戦いは続きます…!)


ご飯派は味噌汁が大人も子供も鉄板メニュー

主食がご飯派のご家族は、大人も子供も「味噌汁」と回答してるママが多くみられました。味噌汁はいろんな具材で楽しめるので、毎日飲んでも飽きませんね。


パン派は野菜スープなどでカバー

パン派も「スープ」をあげるママが多くみられました。ただし、大人は時間がないのか大人のメニューでは少なく、子供の朝食にパンとセットでという回答が目立ちました。


味噌汁と同様、いろんな具材がとれるので、栄養面的にも心強そうですね。


筆者は朝食はパン派のため、離乳食期はスープをメニューに入れることが多かったです。

幼児食の今は、パン・豆乳・バナナ・ウィンナー・チーズ・ヨーグルトあたりがよく朝食に並びます。


朝食は無理せず毎日とれるものを


朝ごはんは元気の源!しっかり食べようというイメージがありますが、日本の外に目を向けてみると、朝はオートミールだけであったり、パンとコーヒーだけの手軽なものだけだったり、そもそも朝食はとらない文化圏の国だったりとさまざまです。


「朝食は栄養バランスの摂れたものを」というのは、必ずしも正解ではないのかもしれません。ママ・パパ・子供、それぞれご飯の種類が違うと朝の準備は大変でしょうから、「こうしなければならない」は自分たち家族にとって正解かどうかを考えて取り入れていくことが大切ですね。


【調査概要】

期間: 2020年5月27日~5月29日

方法: アンケート方式

対象: アプリ「ステップ離乳食」ユーザー(N=239)

 

 (Photo by:写真AC