出産を機にワークライフバランスを見直すべく、いざ転職活動!

しかし、活動を始めると、企業への提出書類の準備に頭を悩ますことも。


特にワーママは長時間働けない、子どもの病気など家庭の事情による急な欠勤など不確定要素があるため、勤務時間の制約があります。

他の求職者と比べてワーママの転職は難しいのです。


そんな状況でも転職を成功させたママたちはいます。


そのコツは第2回でご紹介しましたね。

第4回の今回は、企業へのラブレターのひとつ「職務経歴書」の書き方についてです。


職務経歴書の基本的な書き方5つのポイントのほか、説得力のある職務経歴書の秘訣を解説いたします。


秘訣は

「採用担当者に文面からあなたの「情報整理能力」「問題解決能力」の高さを伝える」こと。


実際に広告代理店で求人広告の編集経験がある筆者の知識を元にお届けしてまいります。


>>第1回はこちら

「転職は育休明けに!復職せずに転職?気になる保育園への影響」


>>第2回はこちら

「ワーママの転職は難しい?強みを活かす転職成功5つのコツ」


>>第3回はこちら

「ワーママの1日のスケジュール&平日を乗り切る7つの時短術」

この記事の目次

ママの転職に説得力が必要な理由


ママの転職には企業を納得させる説得力が欠かせません。


何故ならママの転職には弱みがあるからです。

転職メゾットの第2回で取り上げた「不確定要素の多さ」が弱みのひとつにあたりますね。


残念ですが、日本の企業は「時短勤務・残業不可」よりも「フルタイム・残業可能」な人を採用する傾向にあります。

そのため、企業に『それでも採用したい』と思ってもらえる説得させる力が必要なのです。


第2回ではママの転職、弱みを強みに変える5ステップを紹介しました。


1stステップ

希望条件を明確化し、譲れない条件を絞る


2ndステップ

ネガティブな理由を強みに変換する


3rdステップ

自己アピールポイントを見つける

(不確定要素をカバーできる人材だとアピール)


4thステップ

企業を納得させる転職理由


5thステップ

転職成功に欠かせない「企業へのラブレター」


引用:「ワーママの転職は難しい?強みを活かす転職成功5つのコツ」(ママびより)

企業へのラブレターには「職務経歴書」も含まれています。


「あなた(企業)が好きです!」


という熱意だけでは、お付き合い(就職)には至りません。


相手(企業)に自分を知ってもらい、欠かせない人(人材)だと思ってもらえる職務経歴書を書き上げる必要があります。


職務経歴書の書き方【5つのポイント】


企業にとって欠かせない人材ですよ、という説得には自分のを知ってもらうための職務経歴書が必須。


職務経歴書が読みにくければ、企業は目を通してくれないかもしれません。

人気の企業であればあるほど、応募数が多くなるためその傾向は強くなります。


まずは基本の書き方を5つのポイントに分けて解説します。


1.企業名

2.在籍期間・雇用形態

3.職種

4.職務要約

5.経験業務・実績


1.企業名

以前に勤めていた企業の名前です。

データでの提出の場合、企業のURLをつけておくと◎。


2.在籍期間

その企業に在籍していた期間です。


3.職種

その企業で経験した職種を記入します。

在籍した部や課名がそれに当たることもあります。


(例:総務部に所属→総務

   営業課に所属→営業・営業事務

   制作課に所属→制作事務・ディレクター


4.職務要約

どのような業務にあたっていたかの要約です。

150~300字程度でまとめるようにしましょう。


Twitterが全角140字・半角280字です。

Twitterの投稿程度に要約することで、相手がサッと目を通すことができます。


5.経験業務・実績

仕事内容や仕事で使う資格やスキル、実績を箇条書きで記入します。

4.の項目と重複する部分が多々あります。そのため、4と5をまとめて記入してもOK!


「情報整理能力」「問題解決能力」が問われている


職歴やスキルも大事な情報ですが、職務経歴書の書き方から企業は「情報整理能力」「問題解決能力」についても読み取っています。


情報整理能力

情報を端的にわかりやすくすることは仕事で重宝する能力のひとつ。

ダラダラと説明をされ、要領が得ないと仕事がスムーズに進まなくなるからです。


★重要度・難易度の高いものを詳細に書く・繰り返す

私の魅力を全部お届けします!と言わんばかりにあれもこれも書くと重要なポイントがわからず、相手に伝わりにくくなります。


★雑務や転職先に不要なスキルは省略する

重要度の高いものを目立たせ、確実に知ってもらうためには雑務や転職先で不要なスキルに関する説明は省略・簡略しましょう。


★メリハリをつける

全て箇条書きでは、単調な文面が続き、読むのが疲れてしまいます。


・単語

・箇条書き

・文章


この3つを使い分けることで文章にメリハリがつき読みやすくなります。


(例)

単語:教務事務


箇条書き:・留学生対応(英語及び中国語)

     ・学生募集(DM及び募集要項冊子の作成・編集 illustratorを使用)

     ・学科運営(予算管理や、講師の手配など)


文章:教務事務として学科運営に携わってきました。

   学生募集のDMや募集要項の冊子作成・オープンキャンパスの進行を担当しています。

   学生時の留学経験があり、英語と中国語での日常会話が可能です。

   そのため留学生の窓口としての業務をメインにしておりました。


問題解決能力

目的や課題解決に向けて、自分で考え工夫し物事を前向きに進める能力。


指示されたことをその通りに実行できることも大切ですが、それは新卒に求められる能力であり、転職組に求められるものではないのです。


今までのキャリアを活かす応用力が問われています。


★課題と解決策と取り組みを記入する

職務経歴書で問題解決能力を示すには、今までの仕事を「課題」という観点で振り返る必要があります。

そこで必要なのが


「課題」

「解決策」

「取り組み」


の3つのポイントです。


今までの職場で、起きた問題点をどのようにどうやって解決したか、を文章にまとめることで、自分の経歴を伝えながら問題解決能力のアピールもできるのです。


(例)


課題   留学生の途中退学率が高い

解決策  留学生専用窓口の開設

取り組み 入学前からの声掛け・学生寮との連携



留学生の途中退学率40%前後とが高いのが課内の悩みでした。

留学時に言語の壁で苦戦した自分の経験から『留学生専用窓口』を課長に発案。

入試~卒業まで、窓口は同じ担当者の方が安心して学業に臨めると考えたからです。

この案が採用され、発案者として専用窓口を担当。

オープンキャンパス対応時に『入学後も何かあれば気軽に相談して」と伝達。

入学後も進路相談・学生指導、にあたっていました。

その結果、留学生の途中退学率は21%にまで減少。

より快適に留学ライフが過ごすことができるように

学生寮とも連携をとり、最終的に12%まで減少しました。


強みをアピールする職務経歴書の3つのコツ


直近の経歴から記入していく

応募者が多数の場合、職務経歴書を見る時間は数分、上の方だけまずサッと目を通す、という場合も多いです。


パッと見て「直近まで勤務していたのか」「ブランクはどれくらいか」がわかるように直近の仕事から記入していきましょう。


具体的な数値を入れる

説得力で重要なのが「数値」。


「去年より人が多かった。」

「去年の観客数は1053名でした。今年は1642名と1.5倍以上の動員となりました。」


数値があることで、イメージしやすく、信ぴょう性が増すので説得力も増すのです。


営業であれば売上、達成率などがその数値になります。

マネージャーならマネジメント対象人数などです。


さらに比較材料の数値があるとより説得力が増しますよ。

(前年度比・周囲との比較など)


3枚以内を目安に

ダラダラと長い文章が続く職務経歴書はそれだけでマイナス。

何故なら最後まで読んでもらえる可能性が下がるからです。

また、情報整理能力の無さも露呈してしまいます。


最後まで読んでもらえるように、メリハリをつけ、3枚以内を目安にまとめましょう。

うまくまとめられないからといって文字を小さくするのはNG。


一行あたり35~40字程度が読みやすい基準です。


自分の職種の場合はどう書けばいい?相談しながら完成させよう!


今回の書き方については職種によっては当てはまらない場合もあります。

他にもっと細かなテクニックやポートフォリオなど他の提出書類の準備が必要なこともあるでしょう。


出産を機に退職してしまってブランクがある・異業種への転職を検討しているなどママによって転職の悩みはそれぞれ違うものです。


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子育て世代に特化しているから


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時短勤務でスタートOK

託児所あり


など、ママとして働くスタイルに合った条件の求人を柔軟にご紹介することが可能です。


さらにキャリアカウンセラーと相談しながらあなたの職務経歴書が準備できます。


もちろん、履歴書など他の提出書類もキャリアカウンセラーと相談しながら作成できるので、転職がはじめての人も安心!


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