保育園の入園が決まれば、入園までに必要なのが持ち物の名前つけ。すべての持ち物に名前を付けなければならず、結構苦労しますし、名前の見やすさや使い勝手、お譲りなど、様々なことを考慮する必要もあります。今回はそんな名前つけのアイデアを紹介します。
この記事の目次
- 洋服の名前つけは年に100回以上?!
- 洋服の名前つけは「シール」や「アイロンプリント」が便利
- 名前つけは「タグ」?「裾・お腹あたり」に統一もおすすめ
- 名前つけにあると便利なアイテム&アイデア7つ
- 名前つけは一苦労!早め早めに少しずつしておこう
洋服の名前つけは年に100回以上?!
まず、保育園の準備で圧倒的な量の名前つけといえばコレ!洋服です。
入園する年齢にもよりますが、
- ・トップス
・肌着
・ズボン
・パンツ
・靴下
と、1アイテムずつでも6ヵ所に名前つけが必要となってきます。
0歳クラスや1歳クラスの場合はさらにスタイも必要かもしれませんね。
これを、着替え用、保育園の置き着替え用と、2~3セットほど必要となり、洗い変えなどのことを考えると最低でも6~8セット必要になります。
さらに、トレーナーなどの上着や、ジャンバーなどにも名前つけは必要です。
そのため、少なくとも50回ほどは名前付けの作業が洋服だけで発生することとなります。
そして季節ごとに半袖長袖と名前を付け続け、1年たつ頃にはサイズアウトのため、また名前つけ…と定期的に洋服の名前つけはやってきます。
これらを踏まえると、1年で100越す数の名前つけをしなければなりません。
洋服の名前つけは「シール」や「アイロンプリント」が便利
我が家の名前つけグッズ
洋服一枚一枚に手書きで書き込むのは意外と時間のかかるもの。
そのため多くのママが「お名前シール」や「お名前アイロンプリント」を利用されています。筆者もそのひとりです。
シールタイプはタグ付けメイン!ラクチンだけどはがれやすさに要注意
洋服タグに名前を付けるなら、シールタイプのものが便利です。
アイロンも不要なので、貼るだけで簡単。
ただしタグ以外の部分だとはがれやすく、アイロンタイプよりは取れやすさは否めません。しっかりと押し付けながら貼りましょう。
アイロンタイプは布製品にしっかり貼り付けられる!ただし乾燥機には要注意
アイロンタイプの場合はタグの部分以外の布にも貼り付けることができます。
タグがない服や、タグが気になるお子さんの洋服にはアイロンで貼り付けましょう。
アイロンタイプに限らずですが、乾燥機に入れるとはがれやすくなりますので、ご注意を。
ちなみに筆者は乾燥機で回しています。
アイロンシールを使っていますが、同じシールでもはがれやすいものとはがれにくいものがあるので、洋服の素材に左右されるかもしれません。
印字注文から届くまで1週間前後
シールに印字するものは注文から手元に届くまで、7~10日ほどかかるものが多いです。
また3月の繁忙期になると、さらに時間がかかることも。入園が決まれば早めに注文しておくことをおすすめします。
保育園用は基本「ひらがな・フルネーム表記」
名前の印字は基本はひらがな・フルネームです。
ローマ字のほうがかっこいい、漢字の名前に思い入れがある、という方もいらっしゃるかもしれませんが、保育園ではひらがな表記の方が先生も園児もわかりやすいでしょう。
外国の方や国際結婚など、ひらがな表記が難しい方はその限りではありません。園側とあらかじめ確認しておくのが無難ですね。
名前つけは「タグ」?「裾・お腹あたり」に統一もおすすめ
そんな洋服の名前付けは園の指定がない場合は「タグ」に記載する人が多いようです。
しかし、タグがない服や、タグがあるとかゆみを感じたり、気になってしまったりする場合はタグに名前つけはできません。
子どものお着替えを促す「前側の裾・お腹あたり」の名前つけ
名前つけでおすすめしたいのが「裾」。
洋服の裾、前側に名前をつけておくと、子どものお着替えの時の目印になり、前後ろ逆に着替えるのを防ぐことができます。
筆者の子どもが自分で着替えられるようになった3歳のころの話です。
前側の裾に書いておることで【名前が書いてある方が前】と理解し、確認をしてから着衣するようになったため、後ろ前で着ることが減りました。
家で着る部屋着やパジャマには名前を付けていないため、後ろ前で着替えることは多いので、裾に名前つけの効果を感じます。
ズボンやパンツなどもお腹側の見やすい位置ですと、後ろ前を間違わずにはけるようです。
名前つけにあると便利なアイテム&アイデア7つ
洋服以外にも名前つけがたくさんあります。ここでは洋服やそのほか保育園で必要なアイテムの名前つけに便利なアイテムやアイデアを紹介します。
「マスキングテープ」は名前つけに使える
(出典:Amazon)
タグに名前を付けるなら、マスキングテープもおすすめです。
マスキングテープに油性ペンで名前を書いて、タグに巻きつけるように貼り付けるだけ。
洗濯や乾燥機でもなかなか外れません。油性ペンで書いた部分が薄くなってくることがありますが、はがすときはマスキングテープなので、キレイにはがせます。
そしてまた新しく書いて貼ればOK。名前を直接書きたくない服やおさがりを考えている服にもおすすめです。
ちなみに、筆者はプライベート用の子どもの帽子にこのマスキングテープを貼っていて、旅行先で帽子をなくした時に名前が書いてあったことにより手元に戻ってきた、というエピソードがあります。
貼るだけOK!アイロン強化可能「お名前布テープ」
(出典:Amazon)
日々使っていくうちに名前がかすれて読めない、シールがはがれてしまった、というピンチに遭遇するときもあるでしょう。そんな時にサッと使えるのが名前を書き込める布テープです。
急に寒くなった日にジャンバーを出してくるも名前がついていない…!そんな時はこのテープに名前を書いて貼り付けるだけ。
貼るだけでも使えますし、しっかり固定したいならアイロンで強化することができます。
筆者はいつでも使えるように、マグネットアイテムを使って冷蔵庫の扉に付けています。
上履きは左右がわかりやすいシール
(出典:Amazon)
2~3歳からは上履きが必要となる園があります。
上履きにも名前を書かなくてはなりませんが、そのタイミングでもうひと手間かけておくといいのが「左右がわかるシール」です。
子どもは左右の靴をよくはき間違えるので、シールで目印をつけてあげると間違えがぐっと減りますよ。
オムツは名前スタンプが簡単ラクチン♪
(出典:Amazon)
オムツも消耗品といえど、名前つけは必須。
毎日油性ペンで書くのもいいですが、毎日何枚も何枚も書くのは疲れますし、うっかり書き忘れなんてことも。
名前スタンプがあれば、ポンポンと押すだけで名前つけが完了。
週末にまとめてポンポンと押してストックしておけば、平日毎日の準備もラクチンです。
靴下土踏まず指定にはソックスラベル
(出典:Amazon)
園によっては靴下の名前つけの部分を「土踏まず」に指定される場合も。
子どもの靴下は小さいので、できれば小さなシールを貼り付けたいですよね。
おすすめなのがソックスラベル。アイロンで貼り付けて名前を書けばOK!
クレヨンなどはテープで補強
クレヨンなど保育園で使う道具も一つ一つ名前を書く必要があります。クレヨンやクーピーなどに名前シールを貼る場合は、さらにテープで補強しておくとよいでしょう。
おすすめはスコッチ メンディングテープ。変質・変色しにくいので一般的なセロハンテープよりキレイな状態を保ちやすいですよ。
名前は目立つほうがいい!布団やシーツは大きく!
保護者側からすると、名前は小さめの方が書きやすい、目立ちにくいほうがいい、などといった意見があるかもしれません。
しかし園側からすれば、たくさんの子どもがいるわけですから、わかりやすく読みやすい名前つけが嬉しいもの。
また、名前がわかりやすく書かれていると持ち物が行方不明になりにくいので、保護者にとってもメリットなのです。
文具や洋服は大きさが限られてしまいますが、布団やシーツ、タオルなどは大きく目立つように名前つけするのがいいですよ。
名前つけは一苦労!早め早めに少しずつしておこう
入園準備の名前つけは本当に一苦労です。また転園する場合は、園独自の持ち物や名前つけのルールがあることで付けなおしの必要もあります。筆者は一時保育を含め6つの保育園を活用しましたが、細かいルールは全然違うんです…!
付ける場所の指定の有無は園によってさまざまですが、「名前つけをしなくていい」園は基本的にはありません。入園準備シーズンになると、名前シールの注文や購入は納期遅れや在庫切れになることもありますので、早めにしておくのが無難ですよ。
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