「子宮口3センチね」と言われると、もうすぐ赤ちゃんに会える、とそわそわしてきますよね。

「あとどれくらいかかるのかな?」「陣痛がつらいのにまだ3センチなの?」


子宮口3センチの妊婦さんは気持ちが落ち着きません。


子宮口が開くのにかかる時間は


初産婦:10~12時間

経産婦:4~6時間

 

が目安。

 

しかし、個人差が大きいのが出産です。


人によってはずいぶん早く進む人もいれば、なかなか進まない人もいるからです。

破水から始まる人、陣痛から始まる人、おしるしから始まる人、なんのサインもないまま子宮口が開きだす人…。

 

子宮口3センチのまま数日経過した人。子宮口3センチから1時間で全開になった人。

 

ほんとうにさまざまです。

出産の流れとともに、いろんな人の「子宮3センチ」の状況をまとめました。


この記事の目次

子宮口3センチと言われたら出産までどれくらい?個人差が大きい開口期


出産が始まるまでは子宮口は開いていません。

陣痛が始まり子宮口が全開に開くまでの時期は『開口期』と呼び、分娩第1期と言われています。


子宮口が全開になるまでの所要時間


初産婦:10~12時間
経産婦:4~6時間

と言われています。

参考:「ママパパ学級テキスト 健やか親子21親子健康手帳」(JFPA・2016年・第19冊)


「ママパパ学級テキスト 健やか親子21親子健康手帳」(JFPA・2016年・第19冊)によると、開口期にかかる所要時間は30時間くらいまでは正常とされています。


それだけ時間に幅があるということはつまり、開口期は個人差が非常に大きいということです。


子宮口が開くスピードは個人差あり

初産の場合、10時間程度なので1時間ごとに1センチずつ開いていくのかな?と思われがちですが、決してそういうわけではありません。


陣痛の強さや、間隔、おしるしの有無、破水のタイミングなどさまざまな要因の組み合わせによって決まるため、子宮口が3センチだからあと○時間、というのは算出できないのです。


そのため子宮口3センチの場合、そのまま入院(もしくは陣痛室)というケースと、一時帰宅(産院と家の距離が近いなど)のケースがあります。


のちほどママの出産体験談として紹介しますが、3センチからすぐに進んだ人もいれば、丸一日進まなかった人、最終的には帝王切開になった、というケースもあります。


子宮口3センチは500円玉くらい


3センチがどれくらい開いているのかというと「500円玉くらい」が一番イメージしやすいと思います。


500円の直径は2.65センチです。


産むのは子宮口10cmに達してから!子宮口全開まではいきみのがし


いきんで赤ちゃんを産み出すには


子宮口10cm


まで開いている必要があります。

なぜなら胎児の一番大きな部分である頭が通るサイズがおよそ10cmだからです。


子宮口が10cmに開く=子宮口全開、です。

子宮口全開になってはじめていきむことが可能に。

このいきんで産み出す時期のことを分娩第2期『娩出期』と呼びます。


娩出期にかかる時間は


初産婦の場合は2~3時間
経産婦の場合は1~1.5時間

ほどで赤ちゃんが誕生します。

参考:「ママパパ学級テキスト 健やか親子21親子健康手帳」(JFPA・2016年・第19冊)


【先輩ママのリアル体験談】子宮口3センチ時の陣痛の痛みや間隔などの状況あれこれ


出産をまもなく控えているママたちにとって「子宮口3センチってどれくらい陣痛がきているの?」と気になりますよね。


個人差がある、とは言っても気になる出産の進み具合。


何故気になるのかというと、人は得体のしれないものに対しては不安が大きくなるからです。

いろんなパターンを知ることによって不安を軽減し、できるだけ万全の態勢で出産に挑もうとしているのです。


ここからは先輩ママたちの出産レポを一部抜粋してご紹介。

どんなお産の進み方でも無事出産されていますよ。不安の払しょくの一助になれば幸いです。


子宮口3センチで入院したママの状況

何となく6分間隔で軽い痛みもあったので病院へ。

病院では「子宮口が3センチ開いてるね。陣痛って感じでもないけど、帰ったら陣痛になりそうだし、とりあえず入院しましょう。」と。


1人目 女の子ママ 自然分娩(所要時間/ 13時間5分)

病院に電話した時は5分間隔になっていて、「すぐ来て!」と言われた。

病院に着き診察台で開き具合を診て「もう3センチ開いてるからこのまま入院だね。病室に荷物置いたら分娩室まできてください」と言われた。

病院に着いてから1時間後には分娩台の上へ。

陣痛が来るたび旦那の手を思い切り握り締め、旦那はモニターを見て陣痛が来るたび「来たね。痛いねー。頑張れ頑張れ。」と言いながら応援してくれ、7時間後に出産した。


1人目 女の子ママ 自然分娩(所要時間/7時間)

出産の日、朝から下痢でダウン。

少し腰が痛い程度で、友達に言うと前駆陣痛かもと言われた。

それが、14時ぐらいまで続く。だんだん強くなってきたため、入院の準備をする。


17時に、ふと夜中に来たら困るので、病院で診てもらうことにして(帰ってもらうかもと言われたが不安で居るよりかいいかと思い)、病院に向かう。

病院で診てもらうと子宮が3センチ空いてると言われ陣痛室に移動。


1人目 男の子ママ 自然分娩(所要時間/ 2時間45分) 

到着したのが、13時。

体重を測ったり着替えたりNSTしたり、内診では3センチだったので「まだまだ産まれないよ~」と助産師さんに言われていました。

しかし、その10分後8センチまで広がっててそれからスタッフの皆さんがバタバタと……(笑)

この時は陣痛に耐えれていて、このくらいで8センチなのかと冷静でした。


1人目 男の子ママ 自然分娩(所要時間/ 2時間45分)

日中におしるしがあり、0時くらいから陣痛が7分おきくらいになりました。

4時に病院に行き、子宮口は3センチで陣痛室で待機。


1人目 女の子ママ 自然分娩(所要時間/ 13時間)

日付が変わりしばらくして耐えられないぐらいの痛みになってきたのでまた病院へ電話。

そして午前2時前に病院到着し子宮口を確認するとまだ2~3cmしか開いていないため病室で開くまで待機!


1人目 女の子ママ 自然分娩(所要時間/ 6時間5分)

破水・陣痛が来て18:00に病院へ。車の中ではうずくまる痛み。

着いた頃には唸るくらいの痛みで子宮口2.3cm。

陣痛室でだんだんと強くなり間隔も短くなって、移動して1時間後頃に内診すると4cmに。


1人目 女の子ママ 自然分娩(所要時間/ 6時間20分)


3センチで一時帰宅したママの状況

午前中に検診にいき、子宮口3センチで「いつ陣痛来てもいいからね」と言われ帰宅。

帰宅して1時間程で陣痛が来ました!


2人目 男の子ママ 誘発分娩(所要時間/ 3時間45分)


3センチからなかなか進まないママの状況

夜中に陣痛が来て最初から地味に痛くて寝られず。痛いのに全然子宮口が開かず…

開いても3センチから中々開いてくれず、破水もしないから先生に切ってもらって破水したら少しずつ開いてってくれたけどその開くと同時に陣痛の強さも増して本当につらかった。


1人目 男の子ママ 自然分娩(所要時間/ 15時間9分)

20分おきの陣痛でしたが、出産予定日だったので入院になりました。

あと、微量の出血もあった為です。

少しずつ陣痛の間隔も短くなり、入院した翌日から陣痛がくると叫ばずにはいられない痛みが昼からきました。子宮口は1センチ。陣痛間隔は5分から10分。

夜中には5分感覚へ。しかし、子宮口は3センチ。 なかなか開かない。陣痛は痛い。

朝になりやっと子宮口8センチ。


1人目 男の子ママ 自然分娩(所要時間/ 31時間)

7/24

36w1dの健診で子宮口3cmと言われ、次の週にはもう会えるって浮れる。

でも、待てど待てどなかなかその時はこず。

8/10

21時頃10分切る痛みがきてて、よっしゃ!!きたぞこれは…と病院に連絡。

とりあえず一回来てってことで、NSTしたけど7〜8分間隔でまだ我慢できる。

定期的に陣痛きてたから一晩とりあえず入院になった。

子宮口は7/24の受診時と変わらず3cm。


1人目 男の子ママ 自然分娩(所要時間/ 21時間52分)


子宮口が開かず帝王切開になったママも

血圧が高く入院して、血圧を下げる薬を点滴しながらの陣痛促進剤でした。

1日目は時間内にお産が進まず…。2日目は、バルーンを入れてまた促進剤。

だけど、子宮口5cm。内診の時に破水。そこからの痛みが鬼のようでした。

一晩陣痛室で苦しんで、朝の内診では子宮口が開いてると期待してたのにまさかの3cmに戻る…。

結局、3日目の促進剤を途中でやめて午後から帝王切開する事に…。


1人目 男の子ママ 帝王切開(所要時間/ およそ3日)


子宮口3センチでも陣痛がこない場合もある


子宮口が開き始める時期は開口期なので、陣痛もあるのが通常の流れ。


しかし、子宮口が開き始めても陣痛を感じない、来ないこともあるのです。


実際に私がそうでした。

微弱陣痛で3センチから進まなかった

私は3センチからなかなか進まなかったタイプです。


★出産予定日4日前

健診で子宮口4センチ。陣痛がなかったので帰宅。
「陣痛がきたらすぐに来てください」と言われていました。

★出産予定日前日

子宮口5~6センチ。陣痛なし。帰宅。

★出産予定日当日

子宮口7センチ。陣痛なし。
先生に「今から促進剤使って分娩」と言われました。

しかし立ち合い出産を希望していたので、「明日の朝からでお願いします!」と一時帰宅しました。
(先生や看護婦さんに「いつ何があってもおかしくないから!何かあったすぐに来て!」とすごく念を押された)

★出産予定日翌日

朝8センチになっていましたが、陣痛は来ず。
そのまま入院、促進剤で出産しました。

子宮口3センチで陣痛に苦しむ人もいれば、全く陣痛を感じない人もいるということです。


ちなみに私は生理痛がとても重く、鎮痛剤を服用しなくては動けないレベルでした。

そのため、陣痛に気づきにくい体質だったのかも、と個人的には思っています。

赤ちゃんを産み出すまではあと7センチ!だけどかかる時間や陣痛の強さはひとそれぞれ


子宮口3センチ、と言われると「あとどれくらいかかるのだ」とドキドキする人も多いと思います。


一般的に開口期は


初産婦:10~12時間

経産婦:4~6時間


ですから、目安としてはこの時間ぐらいかかると思っていてOK。


しかし、目安はあくまでも目安。

人によってはそれよりもずいぶん早い人もいれば、なかなか進まない人もいるからです。

陣痛が来ず、子宮口が開く人、陣痛がきているのに子宮口が開かない人。


個人差が大きいのが出産です。


ただ言えることは、リラックスして備えるということが一番大切だということ。


お産も産後の回復・育児も体力勝負です。


ママがリラックスしていれば、お腹の赤ちゃんもリラックスして産道をするっととおりぬけてくれるかもしれません。

リラックスして呼吸を整えて、開口期をのりこえましょう!


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