妊娠前の体に戻れるのだろうか…あなたも同じ不安を感じていませんか?
「食べていないのに痩せない」「妊娠前の体に戻れるのだろうか」
―そんな不安を抱えながら、毎日育児に追われているママは多いのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、産後ダイエットトレーナーとして活動するなみさん(sangodiet_nami )。
7歳と3歳の2人のお子さんを持つママでありながら、Instagramで「食べて動いて美しく」というメソッドを発信し、多くの産後ママから支持を得ています。
「食べてなくても痩せない」1人目産後の壮絶な現実

なみさんは元々パーソナルトレーナーだったため、「体は勝手に戻る」と思っていました。しかし現実は違いました。
「1人目の産後は睡眠不足で忙しくて、朝食を抜いて、お昼も簡単に済ませて…でもお腹がすくから、おやつを食べちゃう。食べていないはずなのに、全然痩せないんです」
「子供が寝ないことにイライラして、帰ってきた夫に『仕事の方が楽でいいよね』なんて、本当は言いたくない言葉を当たってしまったり…。妊娠前の体に戻れるのだろうかって、すごく不安でした」
結局、糖質制限で体重は落ちたものの、毎日フラフラで貧血状態。「綺麗な痩せ方ではなかった」と振り返ります。
2人目で大変身!「食べて・動いて・美しく」メソッド誕生

転機が訪れたのは2人目の妊娠・出産でした。
「2人目では『健康に痩せたい』と思って、正しい食事と運動に取り組みました。そうしたら、1人目の時とは全く違う結果になったんです」
●「食べて」の真意
「産後は体の回復と授乳で一番栄養が必要な時期なのに、食べないダイエットをしてしまう方が多い。しっかり必要な量をバランスよく食べることで、痩せやすい体になります」
●「動いて」が必要な理由
「産後は筋力が一番落ちる時期。食事制限だけで体重は落とせても、体型は変わりません。筋肉をつけて代謝を上げて、食べても燃やせる体を作ることが大切です」
産後の体に無理は禁物!「痩せる順番」
なみさんが特に強調するのが「痩せる順番」の重要性です。
「産後は筋力が落ちて、体の使い方も忘れてしまいます。いきなり激しい運動をすると、腰を痛めたりするリスクがあります」
なみさんが提案する「痩せる順番」:
1.体をほぐす - ストレッチで血流を良くする
2.体力をつける - 軽い運動から始める
3.筋力をつける - 徐々に筋トレを取り入れる
4.脂肪燃焼 - 有酸素運動で脂肪を燃やす
5.ボディメイク - 理想の体型を作り上げる
「この順番を一つでも飛ばしてしまったら、なりたい体は手に入りません」
忙しいママでもできる!日常エクササイズ
「赤ちゃんを抱っこしながらスクワット」「ドライヤーをしながらスクワット」など、日常にエクササイズを組み込む工夫を提案するなみさん。
中でも一番手軽なのが「姿勢を正すこと」。
「お腹をへこませて、おへそを背骨の方に近づけて、縦に引き伸ばす。これだけでもお腹に力が入り、日常生活しているだけでも代謝が変わります」
継続するためのマインドセット
なみさんが継続のコツとして挙げるのは:
●仲間と一緒に取り組む
「ダイエットって一人でやるとつらいから、みんなで一緒に取り組む環境に身を置くことが大切」
●スモールステップで進む
「『毎日トレーニングウェアに着替える』など、小さな目標を一つずつクリアしていくことが重要です」
●理想の自分を明確にする
「理想のなりたい体と今の自分を天秤にかけて、どちらを取りたいかを常に選択していく」
なみさんから妊娠中のあなたへ

「妊娠中は大変な時期ですが、なかなか味わえない貴重な時期でもあります。まずはマタニティライフを楽しんでほしい。
我が子に会えるその瞬間は、今まで味わったことのない感動を与えてくれます。その喜びも含めて、楽しんでほしいと思います」
産後ダイエットで人生が変わる!
「産後ダイエットで人生が変わるって、私は本気で思っています」と語るなみさん。
「体型を気にして服を選んでいたのが、自分に合った服を堂々と着て街を歩けるようになったり、家族と写真をたくさん残せるようになったり。自分に自信が持てるようになって、本当にやりたいことに挑戦できるようになります。
痩せることがゴールじゃなくて、その先にたくさんいいことが待っています。諦めずに頑張ってほしいです」
なみさんのように同じ経験をしたママトレーナーの存在は心強いですね。あなたも「食べて動いて美しく」で、理想の自分に近づいてみませんか?
●教えてくれた専門家 なみさん(sangodiet_nami)
産後ダイエットトレーナー。7歳と3歳の男の子のママ。Instagramで「食べて・動いて・美しく」メソッドを発信し、オンラインダイエットスクールを運営。自身の産後ダイエット経験を活かし、産後ママをサポートしている。