少し前出産したと思ったら、あっという間に離乳食を始める時期に。「何から食べさせればいいのか分からない」「いつから始めるのが正解なの?」と悩んでしまいますよね。そんなママは必見!今回は、離乳食を始めるタイミングや注意点、さらに実際に自治体が運営する離乳食教室に、5ヶ月になる子供と参加したレポートをご紹介します。


いつから離乳食を開始してよいか迷っているママや、離乳食作りに困っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。


この記事の目次

●離乳食っていつから始めるのが良いの?

●離乳食教室に参加しました

●離乳食教室:申し込み~当日まで

●離乳食教室:様子と講座内容

●まるで料理教室!栄養士さんからレシピ伝授

●意外とおいしい離乳食にびっくり!

●栄養士さんが教えてくれた、離乳食の進め方とポイント

●栄養士さんが教えてくれた、離乳食の注意点

●離乳食教室に参加した感想

●1歳まであげてはいけない離乳食も覚えておこう

●離乳食は、無理せずに気楽に始めるのがうまくいくコツ


離乳食っていつから始めるのが良いの?


WHOが出している方針によると、離乳食の開始目安時期は6ヶ月頃からが良いと推奨されているようです。その理由は、6ヶ月頃になると、母乳のみの栄養だけだと赤ちゃんの栄養が足りなくなってくるから。


我が家も、パパママで食事をしているとよだれが出てきたり、食材に興味を示すようになってきたのも6ヶ月頃でした。


栄養不足やエネルギー不足にならないためにも、6ヶ月を目安に開始準備をするのがよさそうです。


しかし、個人差があるのも事実。いつから始めたらよいか迷ってしまったママは、栄養士さんやお医者さんに相談してみるのがおすすめです。


離乳食教室に参加しました


WHOの離乳食開始時期が6ヶ月頃とは言うものの、何をどのように始めたらよいか悩みますよね。


そこで私は、近くの自治体が運営する、離乳食講座に参加することに決めました。


先に受講した近所のママ友にが、実際に栄養士さんが離乳食の作り方やコツを教えてくれたのでわかりやすかったと教えてくれたので、受講することに決めました。


離乳食教室:申し込み~当日まで


申し込み方法

私の自治体では、生後4ヶ月の健康相談の際に予約することができました。離乳食教室は1か月に1度定期開催されているため、万が一都合が悪くても翌月に受けることができるので安心です。

 

費用と持ち物

私の自治体の離乳食講座では、母子手帳・受講費(70円!)・抱っこ紐の3点あれば大丈夫でした。


子どもの安全を考慮して、抱っこ紐に子どもをいれて調理見学するスタイルでした。母子手帳には、教室参加のスタンプを押してもらえました。

 

離乳食教室:様子と講座内容


会場は大盛況!小さな部屋に15組ほどのママと子どもが参加しており、近くに座ったママ同士が話に花を咲かせていました。小学校の調理室を思い出すような雰囲気♪

 

講座の主な内容は、離乳食の進め方のお話と調理見学&試食の3本柱。栄養士さんが丁寧に説明してくれました。

 

まるで料理教室!栄養士さんからレシピ伝授


抱っこ紐に赤ちゃんをいれたママたちが調理場の周りに集合。野菜のつぶし方の加減など、本を見ただけではわかりづらいことを栄養士さんが丁寧に教えてくれました


ちなみににんじんは、包丁の腹を使うとつぶしやすいとのこと。早速家でも実践しています。

 

意外とおいしい離乳食にびっくり!


次は試食の時間です。10倍がゆ→野菜スープ→野菜単品(にんじん)→ツナとブロッコリーのシラス和えの順に試食。


離乳食は味がしないのかなと思っていましたが、素材の味と少したらした醤油がアクセントになっており、薄味派の私にはおいしく感じました。


これなら、アレンジ次第でパパの夕飯に1品追加できそうです。 

離乳食の進め方とポイント


参考になったことを以下にまとめてみました。

 

離乳食開始のサインは、首がすわってから

首が座るのが5〜6ヶ月頃と言われているので、その頃が始め時とのことでした。食べ物に興味を示していたりよだれが出るようになったら、離乳食を開始してみましょう。


ただし、無理をして始める必要はなく、7ヶ月から始めるママもたくさんいらっしゃいます!


とはいえ、さきほどもお伝えしたように、エネルギー不足や栄養不足を感じているようだと成長も止まってしまう可能性があります。


赤ちゃんの様子をしっかり見ることが大切です。

 

離乳食の進め方は、米→野菜→タンパク質→卵

まずは10倍粥からスタート。


10倍粥とは、お米1の割合にお水10の割合で作ったおかゆのこと。通常のお粥よりもさらさらとしています。

 

野菜は同じものを3日連続、平日午前中に食べさせるのが基本。万が一アレルギー反応があっても、平日だと病院で診てもらえるためです。


栄養士さんのお話では、「パパがいるから休日の方が安心。」と思い休日に新しい食材を試して、アレルギー反応があらわれてしまった家族がいらっしゃったとのこと。


栄養士さんは、「パパよりお医者さんを信用して!」と仰っていましたよ。

 

離乳食は8ヶ月までに卵まで終わらせるのが目安

生後8ヶ月頃までに最後の卵まで終わらせるのが、離乳食の進め方の目安だそうです。


しかし我が子は肌が弱く、皮膚科の先生から「卵は1歳過ぎてから」と忠告をされています。


そのため、あくまで目安ととらえ、それぞれの子供に合った進め方ができるといいかもしれません。

 

離乳食作りは「すり鉢」と「ちゃこし」があれば大丈夫

調理用具は、すり鉢とちゃこしがあれば問題ありません。まずはお米と野菜がつぶせれば離乳食初期を乗り切ることができるそうです。


すり鉢とちゃこしは、100円ショップでも購入することができますよ。

 

離乳食教室に参加した感想


離乳食は赤ちゃんの食事の基礎となり、とても大切なものであることを改めて感じました。

 

講座を受ける前は漠然とした不安を抱えてあせるばかりでしたが、受けてみると何でそんなに悩んでいたのだろうと思ってしまったほど。栄養士さんにも個別に質問や相談ができたのもよかったです。

 

早速教えてもらったレシピを食卓に並べると、子どもも大喜び。たくさん食べてくれると、手間がかかるけど頑張って作ってあげようと思えます。


1歳まであげてはいけない離乳食も覚えておこう


2017年には、生後6ヶ月の男の子が離乳食ではちみつを摂取したところ「ボツリヌス症」で亡くなってしまったといういたましい出来事がありました。


母子手帳にも、1歳未満にあげてはいけない食材が載っているので離乳食開始前に必ずチェックするようにしましょう。


●1歳まで上げないほうが良いとされる代表的な食材


・はちみつ


・黒砂糖


・辛い食材


・噛みづらい物(こんにゃく、寒天、のり)


・甲殻類


・そば


その他は・・・と数えればきりがありません。


気になる方は、離乳食のレシピ本を1冊手に入れると、そちらでも確認することができると思います。


ママの知識が子供の命を救うことにもつながることを、覚えておきたいですね。


お近くの自治体で離乳食講座をチェック!

離乳食教室はほとんどの地域で自治体主催で行っているようです。本を見ただけではなかなか解決できないこともあると思います。


ぜひ、興味のある方は近くの自治体に確認してみてくださいね。そして離乳食を始める際は、既に離乳食を開始しているママ友に聞いたり、栄養士さんに相談しながら無理なく進めてください!


(photo by https://www.photo-ac.com/)