皆さんはここ最近、「乳がん検診」に行っていますか?私は、授乳中は検診を受けられないと病院で聞き、1歳6ヶ月頃の断乳のタイミングで、3〜4年ぶりに乳がん検診を受けました。今回は、そんな乳がん検診事情についてママに調査。乳がん検診が気になる方はぜひご一読下さい。

乳がん検診の受診率は30代が高め

ガンと聞くと若い世代の方には身近な病気とは感じられないですよね。


しかし実は、乳がんは30代からなりやすい病気で、40代がピークと言われています。


参考:東京女子医科大学より

 

乳がん検診を受診したことはありますか?

 

今回のアンケート結果からも、30代の乳がん検診受診率は高く、この年代の乳がんに対する関心の高さが伺えます。


さらに全体通しても、乳がん検診の経験あり・なしでほとんど人数は変わらず、必須検診ではいものの、女性の乳がんに対する意識が高いということがわかりました。

 

乳がん検診を受けたきっかけは?

乳がん検診を受診したきっかけ


多くは「職場での健康診断」がきっかけで受診をしたと回答。上記以外にも、家族に勧められて、乳がんに関するニュースをみて受診に行ったという声も多数ありました。


私自身が初めて乳がん検診を受けたのは22歳の時。職場での健康診断のオプションに検査項目があったのがきっかけでした。


比較的若い年齢から検査を受けていますが、会社を退職してからは定期的に受けなくなってしまいました。

 

受診はしたいけど費用が気になる

病院での診察


アンケートで「乳がん、乳がん検診について気になる点」を質問をしたところ、費用に関する意見を多数頂きました。 

 

会社負担だったので「ついでに」という感覚で受けたが、個人で受けるとなるといくらかかるのか、どこで受けられるのか、など、やはり費用が気になる。

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

無料で行ってほしい

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

「乳癌検診=痛い」と聞くので、そのイメージからも検診を避けてしまっていました。初めての妊娠・出産を機に子どものためにも健康で長生きしたいと思うようになり、近々受診したいとおもいつつも金額が心配。

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

公費で受診料を負担してほしい。

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

 

正社員として勤務している間は、会社がある程度検査費用を負担してしまいますが、結婚や出産を機に退社した場合、その後の負担額はどうなるのか気になる方が多いようです。

 

実際費用負担はどうなっているの?

乳がん検診の費用負担については、主に以下のパターンがあります。

 

・職場での受診(全額職場負担)

・職場での受診(一部職場負担)

・個人で受診(その地域の市区町村が全額負担)

・個人で受診(その地域の市区町村が一部負担)

・個人で受診(全額個人負担)

 

乳がん検診は保険適用外となるため、職場や市区町村が負担してくれない場合は全額個人負担となります。


検査には、マンモグラフィー、乳腺超音波エコー検査,、触診(胸を手で触る検査)がありますが、相場は1万円ほどです。


市区町村での助成金はいつから?

市区町村の費用負担対象は、乳がんになりやすい40代からという場合が多く、若い方がなかなか気軽に受診できない現状があります。

 

ただし、ご自身が正社員として勤務していなくても、扶養家族に入っている場合、パートナーの会社負担で乳がん検診を受診できる場合があります。


受診を検討している方は、必ず確認しておきましょう。

 

妊娠中・授乳中は検診できるの?

女性のカラダ


さらに、妊娠中や授乳中の女性からも乳がんの検診について気になる声が寄せられていました。

 

授乳中は検診を受けられはいのか?

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

卒乳してから来てくださいと言われたけど、授乳中でも大丈夫?

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

授乳中でも乳がんにはなりますか?

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

今妊娠中で検査に長いこと行けてないので怖い

引用元: 【ママ部大調査】乳がん検診についてのアンケート

 

実際に電話で問い合わせてみたところ、「乳がん検診を受けることはできるものの、正しい結果がでない可能性があり、授乳が終わってから乳がん検診を受けた方が良い」というアドバイスを頂きました。


一方、授乳が終わりかけの頃に、受診することができたというママもいるため、乳がん検診に対して気になることがあれば、お近くの病院に一度問い合わせみることをオススメします。

 

気軽に乳がん検診を受けられる環境が求められる

特に若い年齢で乳がんにかかってしまうと進行が早いため、何よりも早期発見が大切。


まだまだ若い世代が気軽に乳がん検診を受診しづらい環境であるため、国や自治体のサポートが早期に求められています。


受診費用が全額負担で躊躇していらっしゃる方は、インターネットで調べると自分の予算にあった受診メニューが見つかるかもしれないため、ぜひこの機会に探してみて下さい。

 

日頃のセルフチェックも大切

また、自分でできる乳がんの自己検診(セルフチェック)もとっても大切。


日頃からご自身でチェックすることでカラダの変化に気づくことができる可能性があります。以下の資料を参考にぜひやってみて下さい。

 

乳がんの自己検診(セルフチェック) | 一般財団法人 宮城県予防医学協会


【調査概要】

期間: 2017年6月26日~6月28日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=261)

 

(Photo by:https://www.photo-ac.com/)