子供が産まれ、親は子供が自立して一人前に育ってほしいと願うものです。子供が一人で生きていくために、親のしつけは必要不可欠です。
しかし、しつけに正解はありません。みんなどんなしつけを、いつからしているんだろう。2児の母である私もしつけについてはとても悩んでいます。
今回は、「しつけに関するアンケート」を元にリアルな声をご紹介します!
この記事の目次
- 子供のしつけはいつから?ママに聞いてみました
- 私がしつけを始めたきっかけランキング トップ5
- しつけってどうやるの?ママ達に聞いたしつけの時に意識していること
- 「このしつけの方法はよくなかった...」と感じた叱り方
- いつからしつけを始めるか悩んだら
子供のしつけはいつから?ママに聞いてみました
アンケートの結果をみると、子供のしつけを始めた時期でもっとも多かったのは、生後半年~1歳頃で26.3%、次いで1歳~1歳半頃で24%でした。
生後半年~1歳半までの間に約半数以上の方がしつけを始めていることがわかります。
私も、子供がなんとなく言っていることがわかるようになった1歳頃からしつけを始めました。
私がしつけを始めたきっかけランキング トップ5
ここではしつけを始めたきっかけをご紹介します。
5位:パパやママの話を聞いていないから
意思や主張が強くなってくると、ベクトルが自分に向くので、パパやママの話を聞いてくれなくなりますよね。
話を聞く前に、自分でやりたいという気持ちが強くなってしまう時期もあります。
でも親としては危険なことから子供を守ったり、これから起こることを説明をするために話を聞けるようになってほしいですね。
4位:言うことを聞かないから
「自分でやりたい」「僕を私を見て」といった気持ちが強くなってくると、親の言っていることを聞いてくれなくなりますよね。
それが続くと親もイライラしてきて、悪循環に陥ることも。私も忙しい朝などは、言うことを聞いてくれない我が子に何度もイライラしてしまって反省しています。
3位:お友達を悪気なく叩くなどするようになったから
お友達ができてくると、「このおもちゃを使いたい」「このお友達と遊びたい」と関係性の中で色々な出来事が出てきます。
その中で危険なことがあったり、お友達を傷つけたりすることはしてはいけないことだと伝える必要がありますよね。
我が子も保育園に通いだした頃から、保育園の先生にアドバイスをいただいた内容を意識するようにしました。
2位:いたずらを覚えてきたから
何事にも関心をもって、色々なものを見たり触ったりしたくなる時期もありますよね。
触ってほしくないもの、危険なものにも容赦なく手を伸ばします。しかし、親としてはいたずらと思ってしまうことも、子供には強い興味であることも多々あります。
そんな時とても伝え方に困ってしまいますよね。
1位:自己主張が強くなってきたから
自己主張が強くなり、「自分でやりたい」が出てくると「いい」「悪い」をしっかり伝えることが必要になりますね。
自己主張はとてもいいことです。しかし、単なるわがままでなく、最終的にはきちんと相手にわかるような自己主張ができるようにするために、親は根気強くいなければいけません。
しかし、それがとても難しいことです。
しつけってどうやるの?ママ達に聞いたしつけの時に意識していること
ここでは、ママたちにしつけの際に意識していることを聞きました。
目を見て叱る
【ママの声はこちら】
・視線を合わせて話しをする(30代前半のママ/お子様の年齢 1歳~1歳半頃)
・目を見て叱る(30代前半のママ/お子様の年齢 1歳~1歳半頃)
子供を叱るために、膝を突き合わせて話をしようとこちらが目を見ても、子供は別のことにすでに夢中になっているケースありますよね。
逆に、私自身が、忙しい時は、「やめなさい!」というだけで、きちんと目を見るのを怠ってしまうこともあります。
きちんを目をみて話すことで「これはいけないこと」と本気を伝える一つの環境作りとして徹底したいですね。
感情的に叱らない
【ママの声はこちら】
・怒鳴らない 怒らない 注意にとどめる(30代前半のママ/お子様の年齢 新生児(生後1ヶ月未満))
・感情的にならずに淡々と話す(30代前半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)
・丁寧に説明する(30代前半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月, 3歳〜4歳)
何度も同じことを叱っていたり、何度言っても同じことを繰り返す場合、どうしてもイライラして感情的になってしまうこともありますよね。
パパ・ママも人間なので、本気で怒ることもあると思います。私自身も感情をぶつけたくなる時もありますが、そういう時は「これは誰のため?」と考えるようにしています。
「このしつけの方法はよくなかった...」と感じた叱り方
ここでは、しつけの失敗例をご紹介します。
怒りすぎや怖がらせすぎること
【ママの声はこちら】
・ただただ怒鳴る(20代後半のママ/お子様の年齢 1歳〜1歳6ヶ月, 2人目妊娠中)
・大声で怒鳴ってしまう(20代後半のママ/お子様の年齢 1歳7ヶ月〜2歳)
・鬼さんがくるよ。など脅してしまう言い方(30代前半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月, 1歳7ヶ月〜2歳)
感情に任せて怒ったり、怒鳴ったり、鬼やお化けを持ち出して恐怖を与えたことは、多くのパパ・ママが1回は経験があるのではないでしょうか。
効果がすぐに出るので早いですよね。
しかし、結果からすると子供は「その行動の意味を理解せずにただ辞めている」にすぎません。長期的な目線を持って1つ1つ伝えていきたいもですね。
物でつる
【ママの声はこちら】
・これあげるからやって(30代前半のママ/お子様の年齢 1歳〜1歳6ヶ月, 4歳以上)
・物で釣って注意させてる。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後10~12ヶ月)
こちらも恐怖を与えるのと同じで効果がすぐに出て早いですね。
私の周囲でも、疲れている時や面倒な時にやってしまったというママは多いです。
しかし、ある時「これやったら〇〇買ってくれる?」と子供が言うようになり、「はっ」として改めたというエピソードをよく聞きます。
いつからしつけを始めるか悩んだら
子育ては毎日のことで、子供は予告なく理解できない行動とるので、パパ・ママも大変です。パパ・ママも子供と同じ1歳からスタートなのです。
しつけは必要なことですが、「いつからしないといけない」ということはありません。
子供やママ・パパの必要になったタイミングでスタートすることです。
”子供が将来適切な行動をとれるようにするためのアドバイス”くらいに割り切って、あまり構えすぎない方がいいと思います。
それでももし、感情的になりそうになったり、手を上げそうになった時は、周囲の人や家族にSOSを出すようにしましょう。
【調査概要】
期間: 2017年8月29日~8月31日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=155)
(Photo by:写真AC)