なんだか手ごわそうな「イヤイヤ期」。


そのネーミングをきいただけでもちょっと不安になってしまうママもいるはず。このイヤイヤ期、いったいいつから始まっていつ終わるのでしょうか?


先輩ママが経験したイヤイヤ期の悩みとその対応方法がわかれば、皆さんの不安も解消できるかも?ぜひ参考にしてみてくださいね。


この記事の目次

イヤイヤ期ってなに?


子供の成長過程で、どんなことも「いやだ」と主張する時期があります。それをイヤイヤ期と呼んでいます。


中には子供が、本当に嫌なことがあって「いやだ」と言っていることもありますが、自我が芽生えて自分の主張ができるようになっているという点で、とても大切な時期と言われています。


このイヤイヤ期、親にとってとても骨の折れる時期ですが、子供との向き合い方によって成長が左右されることもあるんです。


いつからイヤイヤ期に入った?アンケート結果を大公開


いつからイヤイヤ期に入るのでしょうか?


一般的に1歳半ぐらいから始まるものともいわれています。実際にママへアンケートを取ってみると、第1位は「1歳半~2歳のあいだ」という結果になりました。


1歳を過ぎると言葉が出てくる子供も多く「イヤ」と言えるようになります。これがイヤイヤ期かな?と思っていたら、2歳に向かってどんどん主張が強くなっていくというパターンが多い様子。


ちなみに、うちの息子(現在2歳10ヵ月)は言葉が早い方ではなかったですが、1歳頃から「イヤ」という言葉が出る前から首を振ったり、泣いたりすることがありました。


イヤイヤという行動は言葉だけではないんですね。


イヤイヤ期のママの悩みランキング


イヤイヤ期が続くとママは本当に悩んでしまいますよね。どんなことに悩むママが多いのでしょうか。イヤイヤ期のママの悩みをランキング形式でお伝えします。


まずは1~3位!


第1位 子供の主張と食い違って、親自身がイライラしてしまうこと(42.3%)


第2位 どうやってイヤイヤ期に対処したらいいかわからないこと(16.1%)


第3位 自分の時間よりも子供にかける時間が増えること(10.9%)


ランキング外にもこんなママ達の声がありました。


こんなに泣き叫ばれても…虐待と思われていないか不安…(30代前半のママ)


パパとの役割分担、どうするべき?(20代後半のママ)


第1位はママ自身がイライラしてしまうことが挙がりました。


やはり自分がイライラしてしまうことで子供へあたってしまったり、時にはパパにもあたってしまったりして事態が悪化してしまうことに悩むママが多いのですね。


第2位には、そもそもイヤイヤ期の対処方法がわからないということもありました。


インターネットや本にある程度の対処法が書いてありますが、それが自分の子供にあてはまるかどうかは別物。


自分のこどもにとって何が一番いい対応なのか、ということは親自身がしっかり考えていく必要がありそうです。


先輩ママのイヤイヤ期ストーリー 3選


十人十色のイヤイヤ行動。いったい先輩ママ達はどんなイヤイヤ行動を経験しているのでしょう。順番に見ていきましょう。


1.今までできていたこともイヤになる

お風呂に入るのをイヤイヤ。やっと入ったと思えば、出るのをイヤイヤ(30代前半のママ)


片付け、歯磨きなど、頑なに拒否(30代後半のママ)


服を着ない、真冬でも半袖で過ごす(30代前半のママ)


今までは親の言っていることをそのままやってくれていても、イヤイヤ期になれば全部「いや!」と主張するようになるんですね。


時には「冬なのに半袖」というような親にとって理不尽なことが起きることも・・。大人が理解できることが子供には理解できないということもあるんですね。


2.あれもこれも気に入らない

何を言っても「イヤ」 口癖のように言う(30代前半のママ)


とりあえず、何を聞いても『NO』しか返ってこなかった(30代前半のママ)


何もかも気に入らない!ギャン泣き具合はハンパない!(30代前半のママ)


あれもこれも「いや」と言われてしまっては、親にとってどう対処したらよいかわからないですよね。しまいに泣かれてしまってはもう手がつけられません・・。


3.その他のイヤイヤ行動

自分でなんでもしたがる。手伝おうとすると怒る。自分でできないと怒る(30代前半のママ)


何かやってもらう時に「ママがいい!」「パパがいい!」と言って駄々をこねる(20代後半のママ)


何をするにも、とりあえずイヤと答える。笑いながら、イヤと言って逃げ回る(30代前半のママ)


イヤイヤ期の子供はとにかくなんでも「イヤ」なんですね。これまでスムーズにできていたことも拒否するようになるので、同じことをするにも何倍も時間がかかってしまうようです。


これではママは困り果ててしまったり、イライラしてしまったりしてしまいますよね。


こちらはイライラしているのに笑顔で「イヤ」と言われてしまい、力が抜けてしまった経験があります。


イヤイヤ期の子供にどうやって対応すればいい?


イヤイヤ期の子供に向き合う日々はちょっと辛いですが、乗り切っていく方法があります!肩を落とさず、ポジティブにイヤイヤ期を捉えられるように、3つの方法を紹介します。


1.いったん受け入れてみる

「いやだったねー」と共感してあげる(30代前半)


何が嫌だったのか、どうしたかったのか聞く(30代前半)


自分でできることは自分でさせたり、どうしたいか聞いてそうするように心掛けた(30代前半)


子供の拒否をいったん受け入れ、認めてあげることも効果的


子供の「イヤ」を受け止めたり共感することで子供自身も落ち着きを取り戻せるようになります。


2.子供の気持ちを切り替える

アンパンマンのぬいぐるみを使って話したり、一緒に歌を歌ったりしました(20代後半)


おかしなどでつってしまう(30代前半)


気持ちを切り替えさせる。例えば好きなキャラクターやテレビを見せるとか(30代前半)


子供の気持ちを切り替えるために、その場の問題にこだわらずいったん子供の好きなもので気を紛らわせると良いようです。


3.とにかく待つ

気がすむまでほっとく


どうしようもないので、最後は流れに任せた


相手にしない


子供が落ち着くまでとにかく待つという声も。あまり相手にしないことや放っておくことも時には大事なのかもしれません。


そんなイヤイヤ期は一体いつ終わるの?


ママ達を困らせるそんなイヤイヤ期も永遠に続くものではありません。一体いつになったら落ち着くのでしょうか。


見通しが立てばママの気持ちも少しは楽になるのでは?ここではイヤイヤ期の終わりについて考えてみたいと思います。


イヤイヤ期はいつごろ終わりましたか?


第1位 まだ継続中です(37.2%)


第2位 2歳半〜3歳のあいだ、まだ継続中(13.9%)


第3位 2歳~2歳半のあいだ(6.6%)

イヤイヤ期が終わった子供はやはり2歳半前後のようでした。


3歳に向けて言葉の理解が進み、コミュニケーションが円滑になるにしたがっていつのまにかイヤイヤ行動も減ってくるものなのでしょうか。


【先輩ママからのメッセージ】

今思えばイヤイヤ期も思い出になってる そのときは大変だったけど 乗り越えたら強くなれた気がする!」(20代後半)


子供はいつか手が離れるもの。 手をかけれることはとても幸せなことなんだと思う。(30代前半)


自分の言葉で訴えるのが難しい時期は、イヤイヤがひどかったが、だんだん言葉で何をしてほしいのかなど、伝えられるようになってくると、格段に楽になる。(30代後半)



イヤイヤ期を理解して少し力を抜いてみるのも◎


言葉が出始める1歳半から始まることが多いイヤイヤ期。2歳頃にピークを迎え、3歳~4歳に向かってだんだんと治まってくるようです。


イヤイヤ期がどのくらい続くかは子供の性質にもよりますが、親の接し方でも違いが出るという意見もあります。


こちらもついついイライラしがちなイヤイヤ期ですが、少し力を抜いて子供に接してみてはどうでしょう。

初めての育児の場合は「これがイヤイヤ期なのかな?」とわからないままのこともあるでしょう。なかにはそのまま本格的なイヤイヤ期を迎えない子供もいます。


みんながみんなわかりやすいイヤイヤ期を迎えるとは限らないので、イヤイヤ期がまだというママはあまり不安に思わない方が良いかもしれません。


【調査概要】
期間: 2017年8月29日~9月1日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=137)


(Photo by:写真AC