結婚したり出産したり、環境が変わるにつれ家計も変化していくもの。子どもが増えるとお金に関する将来の計画も変わっていくことでしょう。大切なことは、その都度、家計を見直すこと。状況に合わせて適切なお金の使い方ができるかどうかは、この家計の見直しにかかっているかもしれません。


この記事の目次


結婚や妊娠・出産を機に家計を見直すママたち



アンケートでは家計の記録をつけ始めたのは「結婚してから」というママが大半でした。


やはり家族が増えるタイミングで家計を見直し、子供が生まれた時のために、早めに家計を管理していく方が多いことが伺えます。


家計簿はみんなどうやって管理してる?

家計の見直しというとなんとなく家計簿が思い浮かびますが、ママたちはこの家計簿をどのように管理しているのでしょう。


家計の話はなかなか話題に上らないものですが気になりますよね。



一番多かったのは、市販の家計簿ノートや一般のノートを使っているというママです。


7割近いママたちがこの方法で管理しているようです。私自身もこの方法で管理するママのひとりです。


このようなノートに手書きで書くことは一見面倒なように思えますが、細かいアレンジができたりちょっとしたメモができたりと便利なことがいっぱい。


また手書きで書くことの一番のメリットは支出を意識しやすいということです。


続いて多かったのは、家計簿アプリ、家計簿ソフト、エクセルでした。


やはりパソコンやスマホを使って記録できると手軽に長続きしそうです。家計簿初心者のママにはハードルが低いかもしれません。


毎日家計簿をつける必要はあるの?


アンケートの結果からママたちの様子をのぞいてみると、毎日家計簿をつけているというママは約18%。ほとんどのママが毎日はつけていないことがわかります。


1ヶ月まとめてや気がついた時につけるというママも4分の1ほどいました。


私も毎日はつけません。レシートや領収書があるものは後からでも記録できます。


レシートや領収書がないもののある程度の額である場合はその日のうちにメモしてしまいます。


家計を見直しには「継続」が大切。毎日家計簿をつけることが負担なのであれば、自分のタイミングで記録していけば十分です。


家計を見直すならオススメの対策法 6選


家計簿をつけたり収支を把握して、いざ見直し!となったとき、どのような工夫や対策をすれば良いのでしょうか。



1.買い物の回数

食費を見直すために買い物の回数を、工夫しているというママたちはとても多いようです。




「まとめ買いして冷凍しておく。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月)」

「一週間分の食料品をまとめて買う。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)」

「買い物メモを書いて無駄な買い物をしない。(20代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」

中でも食品の買い物に関する声が多数。


食費は毎日かかるものですし、細かい工夫が大きな差を生むのかもしれません。


買い物の回数を減らす、まとめ買いをする、決めたもの以外は買わないなどどのママも考えているようです。


2.予算を立てる

家計の支出を改善するために、各支出の具体的な予算を立てているママも。


やはり具体的な数字が見えるとそれを基準に見直しやすいのかもしれません。



「食料品の買い物は週2回!その都度の金額は3千円〜4千円の間。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月)」

「お給料日にお金を小分けに振り分けする。ガソリン・光熱費・食費(1週間ごと)雑費など。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月、4歳以上)」

「月の予算を低めに設定している。(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」

細かい項目ごとの予算を決めることで節約すべき項目がわかりやすくなるということもあります。


3.クーポンやポイントに注目

買い物に行くスーパーやお店のチラシやポイント、クーポンに注目しているママたちも。


家の周りにいくつかスーパーがあると場合はチラシなどでその日に安いものをチェックすることを意識したり、同じ店を使うことでポイントをためるなど工夫も様々です。



「スーパーはポイントが倍になる日に行くようにしている。(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」

「チラシアプリで安い場所で買う。近くのスーパーは車でなく歩いて行く。スーパーのカード会員でアルカリイオン水を無料で入れて、水を買わないようにする。(20代後半のママ/お子様の年齢 新生児)」

「タイムセールをこまめにチェックする。(20代後半のママ/お子様の年齢 新生児)」

今はスマホのアプリでクーポンが手に入ったりチラシも手軽にチェックできます。


賢いママたちはタイムセールもしっかり活用している様子。


4.外食を減らす

外食はやはり高くつきます。この外食の回数や費用を意識して減らすことは家計の見直しに欠かせないようです。




「外食はランチで気分転換している。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後10~12ヶ月)」

「外食は月1回!(30代戦半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月, 15歳)」

「毎日お弁当を作る。(30代後半のママ/お子様の年齢 1歳〜1歳6ヶ月)」

外食を減らすと言っても自炊というだけではなく、お弁当や水筒を活用したり、まとめて作って冷凍する、日持ちする常備菜を作るなど様々な工夫があります。


ぜひ自分にあった対策法を取り入れたいですね。

5.無駄遣いを把握する


家計の見直しといえばまず無駄遣いをなくすこと。


していないつもりでも、よく考えると無駄だったという支出もあり意識してみるとけっこうな額になっていたりします。


家計簿などを上手に活用して、無駄遣いを把握するようにしているママたちはどんな無駄に気づいたのでしょうか。


「コンビニでの無駄な出費が予想外に多かったので余計な買い物が減った。(20代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中、1歳7ヶ月〜2歳)」

「食費の無駄にきがつきました!(30代前半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)」

「不要な物を買う頻度が少なくなった。(30代後半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月, 4歳以上)」

特にコンビニでは、ついつい子供のお菓子やお茶などを買ってしまうことありますよね。


一回の支払額は少ないものの、月で計算するととんでもない額になっている場合があり要注意です。

6.その他


その他にもいろいろな声がありました。


「業務用スーパーを活用する。(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」

「送料は無料になるように、纏めて買い物する。(30代後半のママ/お子様の年齢 1歳〜1歳6ヶ月)」

「家計簿をつける事で、前月の出費と比較したりできるので、外食や、買い物など、より抑えれるようにチラシを見て特売の時に買おうと心掛けています。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)」

多くのママが独自でいろんな工夫をしていることがわかりました。


ぜひ周りのママ友にも聞いてみてはいかがでしょうか?参考になる家計見直し術をゲットできるかもしれません!

自分の生活スタイルに合った家計の見直しを

実際に家計の見直しをおこなっているママたちの話をきいてみても、工夫や対策法は様々です。


家族構成や生活スタイルによって、必要な出費、無駄な出費も変わってくるものです。


あるいは時間をかけて工夫できるママもいれば忙しいママもいます。


家計を見直す時大切なのは、自分たちの生活スタイルや価値観と収支のバランス。


無理なく続けられるよう、ぜひ工夫してみて下さい。


【調査概要】

期間: 2017912日~914

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=287

【画像】

photo AC