独身のときはなんとなく自由に使っていたお金。結婚したり子どもができたり大きく環境が変わると、支出も多岐にわたり「なんとなく」使っていることに不安を覚えるママも。みなどんな風にやりくりしているのでしょうか?今回は、他のママたちがどのようにして「家計の運営」をしているのかに注目してみました。


この記事の目次


家計のやりくりのために家計簿をつけているママ "約5割"


アンケートの結果では、家計のやりくりのために家計簿を活用しているママはなんと全体の5割にものぼりました。


中には、一人暮らしを始めてからという人や独身の頃からずっとという人も。なかなか堅実です。


やはり家計のやりくりに、家計簿は有効ということなのでしょうか。


結婚してから家計簿をつけ始めるママ最多

収入や支出を把握して無駄遣いは減らしたい、そうは思うものの家計簿をマメにつけるのはなかなか難しいものです。



実際、家計簿をつけ始めた時期は結婚してからというママが一番多く5割を超えています。


家族が増え、将来を考えることで「家計をやりくりする初めの一歩」となることが考えられます。


私自身も結婚してから家計簿をつけ始めたひとりです。


結婚するとこれまでとは収入や支出の質が変わり、家計をやりくりするにはまず現状の把握から!と考えたことがきっかけでした。


家計簿はみんな何でつけている?更新頻度は?

すでに家計簿をつけているママも、これからチャレンジしたいと思っているママも、みんながどんな方法で家計簿をつけているか気になりますよね。


家計簿というとついついマメにやらなければならないイメージをもってしまいますが、実際はどうなのでしょう?


今でも「手書き」がナンバー1


意外かもしれませんが、家計簿をつける方法は手書きがナンバー1でした。


市販の家計簿やノートを使っているというママが約7割近くも。


その他には、「家計簿アプリ」や「エクセル」を使っているという声が続きます。


最近は、家計簿管理家系のアプリも充実していますし、パソコンやスマホを使った方が、手軽にできそうだと考えるママは多いと思います。


私も最初は、そう思ったのですが実際にそういったもので家計簿をつけることにはデメリットも。一番感じたのは、細かいアレンジがきかないという部分でした。


家計には突然の支出があったりちょっとメモしておきたいことも。家計をやりくりは細かいことの連続なのです。その点やはり手書きは応用がきくので便利です。


更新頻度は人それぞれ


今回のアンケートでは、1ヶ月まとめてつけるママや気がついたときにつけるママを合わせると約25%という結果になりました。こ


れで十分ともいえます。ざっくりとでよいので続けて記録することで見えてくるものがあります。


家計簿というとマメにつけなければいけないイメージがあるかもしれません。


そうなってくるとなかなか続かないと思って二の足を踏んでしまいがち。けれど、実際は毎日更新しているママばかりではない様子。


ずばり、家計簿をつけると家計はやりくりできるもの!?

実際に、家計簿をつけることは家計のやりくりに役に立つのでしょうか。





アンケートの結果では「なんともいえない」という声が6割を超えました。


家計簿を活用することで意識できることは支出の項目とそのバランス。


当たり前ですが家計簿をつけること収入が増えるわけではないので、ただ家計簿をつけるだけでは、目に見えて大きく変化を実感しにくいのかもしれません。


収支が改善したママたち|実際にどうやったのか聞いてみました

もちろん家計簿をつけることで家計のやりくりが改善したと答えてくれたママ達も少なくありません。


改善したと感じているママたちはどうやったのか気になります。


なにかコツがあるのでしょうか。アンケートからママたちの声を聞いてみたいと思います。


【ママたちの声】


 「一ヶ月の食費を決めて、そのなかでやりくりするようになった(30代前半のママ/お子  様の年齢 生後7~9ヶ月)」


 「食費の金額を細かく確認して、月々の支出の合計で無駄遣いを調整することができた。 (20代後半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)」


 「買い物回数が多いことに気づき買い物回数を減らしまとめ買いをする事で節約に繋がっ  た!(30代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」


 「品物の底値を調べるようになった(20代後半のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)」


 「クレジットなど、細かな支出がわかる(30代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中、1歳7ヶ  月〜2歳)」

ママたちの声には、食費に関することが多かったように思います。


毎日のことですし、細かい節約もしやすいのかもしれません。


家計のやりくりが改善したと答えたママたちに注目してみると、ただ家計簿をつけているだけではないということに気がつきます。


改善したと答えたママたちは家計簿によって家計の流れを把握した後それぞれに工夫をしているようです。


・買い物の回数を減らす

・品物ひとつひとつの値段に注目してみる

・予算を立てる


など工夫はそれぞれですが、漫然と記録するに終わらないことがポイントです。


ママたちに聞いた家計のやりくりで行っている工夫


アンケートに答えてくれたママたちは、家計のやりくりをするために家計簿以外にもいろいろな工夫をしているということがわかりました。


どのような工夫をしているのでしょうか。


買い物で工夫


「買い物は週に一度だけ。金額を決めて買いだめする。(20代前半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」


「買い物に行く時は必要なものをメモして余計なものは買わない(30代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」


「ポイントが倍の日に行くようにして、貯まったポイントでまた買い物。(30代後半のママ/お子様の年齢 生後10~12ヶ月)」

一番調整がしやすい「食費」をうまくやりくりして、へそくりを貯めているママがたくさんいました。

外食で工夫


「外食は月1回!(30代前半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月, 15歳)」


「外食はしない。(20代のママ/お子様の年齢 生後2~3ヶ月)」

外食は1回でかなりの金額を出費してしまうため、へそくりをしたいママにはオススメではありません。


もしどうしても外食をしたい...という時は、月○回までと決めておきましょう。

計画を立てることで工夫


「お給料日にお金を小分けに振り分けする。ガソリン・光熱費・食費(1週間ごと)雑費など。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月, 4歳以上)」


「月の予算を低めに設定している。(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中)」


「予算を決めて、超えないように意識して頑張ってる。(20代後半のママ/お子様の年齢 生後4~6ヶ月)」

それぞれの費用の項目に対して、しっかり予算決めを行うことも大切。そうすることで無駄な出費を事前に防ぐことができますよ。


我が家も外食の回数や費用を気にしたり、スーパーではなるべくその日に安いものを買ったりと、無理ない程度に意識して家計をやりくり。


工夫をしようという気持ちが、小さな支出を抑えることにつながることは間違いないと実感しています。


家計のやりくりは「無理なく」が大切

家計のやりくりは、「無理がない程度」で始めてみることがコツです。


無理をして続かなくては意味がないですよね。



目に見える大きな変化が実感しにくいかもしれませんが、長い目でみると家計のやりくりで、大きな貯蓄が貯まっているかもしれませんよ!



【調査概要】

期間: 2017912日~914

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=287

【画像】

photo AC