子供たちの虫歯予防のためには毎日の歯磨きが欠かせません。ですが、初めは歯磨きを嫌がる子が多いのも事実。わが子を思って一所懸命に磨こうとしても、日々泣いて嫌がられたら心が折れそうになりますよね。今回はそんな悩めるママ達のために、先輩ママ達の作戦をたっぷりご紹介します!

この記事の目次

子供が歯磨きを嫌がる!と回答したママは5割以上

歯磨きをまったく嫌がらない、と答えた方は4人に1人。ほとんどのママにとって、子供の歯磨きは悩みの種のようです。嫌がるからといって磨かないわけにはいきませんが、無理矢理磨こうとしたり、ママが力んで怖い顔になればますます子供は嫌がり悪循環になってしまいますよね。


ママも笑顔で歯磨きができるように、対処法をいくつも持っておいて、嫌がれば次の作戦!と気持ちを切り替えていきましょう。


歯磨きを嫌がる我が子との対決!実践しているママたちの作戦7選


1.歌を歌いながら磨く


歯磨きの歌や、子供たちのお気に入りの歌を歌いながら歯磨きをしているママがたくさんいらっしゃいました。歯磨きタイムに丁度いい長さの曲にすれば、あとどれぐらいで歯磨きが終わるのか、お子さんの目安にもなりますね。


私自身は歯磨きの歌のフレーズを歯磨きの状況に合わせて口ずさみながら歌っています。


「はい、お口を開けてくださ~い。【♪おおきく あー♪あ、あ、あー♪】※1」

「上手~!じゃあ下も磨こうね♪【♪ごしゅしゅ、ごしゅしゅ、ごしゅしゅのしゅ】※2」

歯がたくさん生えそろうまでの間は歯磨き時間も短いので、歌を丸々1曲ではなく短いフレーズを抜き出したり、歯磨き中の擬音(シュカシュカなど)にリズムをつけるだけでも楽しい雰囲気に出来ますよ。


※1 こどもちゃれんじbabyのしまじろうの歌より

参考: [こどもちゃれんじbaby] http://www2.shimajiro.co.jp/baby/2017/index.html


※2 東京ハイジの「はみがきのうた」より


2. お気に入りの歯磨き粉で磨く

出典:LION


いちごやぶどうなど、様々な風味の子供用歯磨き粉が販売されています。子供たちが楽しく歯磨きに取り組めるようにパッケージにイラストやキャラクターを配したものも多いので、お子さんと一緒に薬局で選んでみてはどうでしょうか。


例えばライオンの場合、アンパンマンのパッケージでイチゴ味とメロン味の香味がついているものがあります。キッズには、ガリガリくんとコラボしたコーラ香味などもあるようです。磨くのが楽しみになりますよね!


参考: [ライオンこども ハミガキ製品情報] http://www.lion.co.jp/ja/products/16


3. 歯ブラシ選びを工夫する


歯ブラシにもイラストやキャラクターを配したものが売られています。歯磨き粉と合わせて自分で選べば「やらされる」歯磨きタイムよりも前向きに取り組めますね。


一方で、仕上げ磨き用はブラシ部分が小さい歯ブラシがおすすめ。お子さんも違和感が少なく、ママも細かい部分を磨きやすいです。


また、ブラシに適度に弾力がないときちんと磨けないようです。早く綺麗に磨ければ時間短縮になるので、歯医者さんでオススメの歯ブラシを聞いてみましょう。


4.虫歯や歯磨きの話をして必要性を理解させる


嫌がるのを無理矢理磨くよりも本人に協力してもらって磨きたいもの。虫歯に関する絵本やテレビ、動画などの力を借りて、歯磨きの必要性を伝えているママが多いようです。


【ママの声】

「歯磨きちゃんとするからまたお菓子が食べられるね」「いつも磨いてるからとってもきれいだね」と褒める(20代後半のママ/妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳, 3歳〜4歳)

・歯磨きしないとどうなるか、動画を見せて歯磨きの大切さを教えた。(30代前半のママ/生後7~9ヶ月, 4歳以上)

★先輩ママのオススメ絵本

・「はみがきおねがい!」の本を読んでくちをあーんと開けてくれるようにしている(30代前半のママ/1歳〜1歳6ヶ月)

・歯磨き列車の絵本を一緒に読む。(30代前半のママ/妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳)


図書館に行くと歯磨き関連の絵本がたくさんあります。お気に入りの1冊を見つけて買ってもいいですし、定期的に違う絵本に触れることでまた新たな気持ちで歯磨きに取り組むこともできますよ。


どうして歯磨きをするのかを本人にも理解してもらい、「あ、ここにバイキンがいた!やっつけちゃおう」など声をかけながら一緒に取り組む。歯磨きをする必要性を伝えるだけでなく、歯磨き後は口の中がスッキリして気持ちいい感覚も親子で共有できるといいですね。


5.歯磨きが楽しくなる動画を活用


かわいい絵柄やキャッチーな曲の動画がたくさんあり、私自身かなり助かっています。虫歯菌がかわいいキャラクターになっていたり、食後の歯や歯磨き中の口の中がどうなっているのかが、言葉だけで説明するよりずっと分かりやすいです。


【ママの声】

虫歯建設株式会社という歌をyoutubeで見て、虫歯さんバイバイしようね!と気持ちを作ってから磨くことが多いです。後は味付きの歯磨き粉とか一緒に味を決めたりして、楽しみにしてもらいます。(30代前半のママ/妊娠中, 3歳〜4歳, 4歳以上)

こどもチャレンジのDVDで歯にムシバイキンがいると思い込むようになり、歯磨きさせてくれるようになった(30代後半のママ/生後4~6ヶ月, 3歳〜4歳)


私のおすすめは、「歌を歌いながら~」の項で前述した東京ハイジさんの「はみがきのうた」です。


はみがきのうた《東京ハイジ》

https://www.youtube.com/watch?v=Wxsnr7knQqI


すぐ歌いたくなるメロディーと子供の声のような歌声と可愛い歌詞に、初めて聴いた時からメロメロになってしまいました。息子2人の食いつきも抜群。等身大で、お友達と一緒に磨いているような気分になれるのかもしれませんね。


6.歯磨き後のご褒美にキシリトールのタブレット


出典:Amazon


キシリトール配合で、虫歯菌を弱体化させる効果があるタブレットを歯磨きのご褒美にあげているママもたくさんいらっしゃいました。


【ママの声】

歯磨き後にキシリトールのタブレットをあげる(20代前半のママ/妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳)

歯磨きの後に口内バランスを整えるタブレットを食べさせています。歯を磨いたら食べれるご褒美にしています。(20代後半のママ/生後4~6ヶ月, 1歳7ヶ月〜2歳)

・しまじろうのキシリトールを磨いたあとご褒美であげている。(20代後半のママ/生後4~6ヶ月, 1歳7ヶ月〜2歳)

ビーンスタークの「ハキラ」やピジョンの「親子で乳歯ケア タブレットU」はは1歳半ごろから、ママの声で出ていたしまじろうの商品はロッテの「キシリトールタブレット」で2歳ごろからが目安とのこと。


虫歯の原因になる糖が入っていないので、歯磨き後のご褒美にあげても問題ないのが嬉しいですね。こちらも歯磨き粉同様、イチゴやヨーグルト、ブルーベリーなど色々な風味のものがあるようです。


参考[ビーンスターク ハキラ] http://www.beanstalksnow.co.jp/babymom/hakira/

参考[ピジョン 親子で乳歯ケア タブレットU] https://products.pigeon.co.jp/category/index-49.html


7.一緒に歯磨きをする



妊娠中、そして産後はママも虫歯になりやすい時期と言われています。ママが歯磨きをする姿を見せてあげることで、赤ちゃんの時期から歯磨きに関心を持たせてあげたいですね。


我が家では、お気に入りのぬいぐるみを抱っこした状態で歯磨きをしてあげることも。子供の歯磨きをする前に、子供自身がぬいぐるみに歯磨きごっこをしてあげるようにして、「じゅんばんこ」にしていたこともあります。


イヤイヤの時期には、テレビで歳が近い他の子が歯磨きをしている様子を見せるといい刺激になりました。先輩ママ達からも同様の声をいただきました!


【ママの声】

おかあさんといっしょの歯磨きコーナー見た日には、自ら歯を磨きます!(30代前半のママ/1歳7ヶ月〜2歳)

就寝前の歯磨きのときに、まず子どもが可愛がっているパペットに歯磨きしてあげるのを見せてから、◯◯ちゃんもおいで!としていたら、喜んで来るようになりました。そのうち食後の歯磨きも嫌がらなくなりました。(40代前半のママ/妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳)

色々な作戦を柔軟に使いこなしてスキンシップタイムに

奥歯が生え始める頃までには歯磨きの習慣をつけましょう、と言われても、理解していても、なかなかそれが難しい時期もありますよね。


ですが、ママが諦めて投げ出してしまったら、虫歯を防ぐことができません。今回ご紹介した先輩ママの声のように後悔してしまうのではないでしょうか。


誰もが悩んでいるテーマだからこそ、先輩ママ達のアイディアやお助けツールが世の中にたくさんあります。ひとつ試して駄目ならまた次、今日は昨日と違う方法など、今回ご紹介した作戦を気軽に柔軟に試してみてくださいね。


【調査概要】

期間: 2017921日~926

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=156

【画像】

photo AC