出産すると、たくさんのお祝いをもらいますよね。今回はお祝いのお返しである「内祝い」についてプレママにアンケート調査を実施。そもそも内祝いとは何なのか、金額相場はどのくらいなのか、一般的な段取りや押さえておきたいマナーなどをご紹介します。

この記事の目次

内祝いに対してどんなイメージがある?プレママたちに調査



妊娠中の方に「内祝い」のイメージを聞くと、5割以上のママが「大変そう」と回答しました。


マタニティ雑誌やインターネットでは、内祝いの礼儀やマナーの特集があったりしますが、それをみて難しいと感じているママも多いようです。


親戚が大勢いたり、会社の人との付き合いがあったりすると、もらった人を把握するだけでも大変なのだろうと思います。


9割以上がまだ準備をしていない


さらに、内祝いをどうするかはまだ決めていない妊婦さんはなんと9割以上。


意外な結果ですか?でも、私も雑誌で内祝いのことを知るも、結局どうしたらいいのかわからず、何か月も迷っていました。


私のようにめんどくさかったりよくわからなかったりして、後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。

そもそも内祝いとは何なのか?


内祝いの本当の意味は、「お祝いをもらった人へのお返し」ではありません。


おめでたいことがあった家庭が報告やあいさつを兼ねて親しい人や身内を中心に、宴席を設けたり贈り物をしていたのが内祝いの本来の意味です。


しかし、現在は、お祝いをいただいた人に、そのお返しとして品物を送ることが「内祝い」として一般化しました。


金額相場はどのくらい?

そんな内祝いですが、金額の目安はどれぐらいなのでしょうか。一般的には、いただいた出産祝いに対して、「半額から3分の1の金額を目安に」とされています。


出産祝いの金額とお返しの金額はこのような目安が良いでしょう。


・5,000円以下 → 2,000~2,500円

・1万円 →  3,000~5,000円

・3~5万円 →  10,000~25,000円

・10万円以上 → 20,000~30,000円


プレママの6割弱は大体半額程度を内祝いの目安としていました。


ただし、親戚や目上の方からいただくお祝いが高額なことも多いので、その場合は1/3程度を目安にするのが良いでしょう。


特に親戚からのお祝いの場合は、10万円に対して1~2万円のお返しでも問題ありません。


そんな内祝いですが、プレママたちに聞いた内祝いの総額は1~5万円と5~10万円かかったといっている人が4割ずつでした。


いくら頂いたものが多いといっても、このくらいの金額がかかるのは覚悟しておきましょう。

内祝いはどういう段取りで進めるの?


一般的な、内祝いを贈る時期や準備の段取りをご紹介します。


1.出産

出産後、ママの余裕が出てきた時点で、出産した報告をメールや電話でいいので、親戚や友人居報告しましょう。


最近はSNSでの報告も主流になってきていますね。それでも、失礼のないように両親などの近い親類には先に連絡を入れるようにしましょう。


2.生後1週間

退院して、お七夜のあたりに、出産を知った人からお祝いが届き始めます。


まずは、電話や手紙などでお礼を伝えておきましょう。そして、いただいた方の名前、日付、住所、金額や品物をメモして忘れないようにまとめておきます。


3.生後1~2か月

一般的に、生後30日でお宮参りをしますが、この時期が内祝いを贈るタイミングです。最近ではインターネットで内祝いを贈ることも一般的になってきています。


インターネットでの注文は日数がかかる場合があるので、注意しましょう。ママの体調が悪かったり、入院が長引いたりしても、生後2か月までにはお返しするようにしましょう。


遅れて内祝いを頂いた場合は?

出産祝いを遅れてくれた人には、随時お返しします。


頂いた時から遅くともひと月以内にお返しすることを目安にしてください。連名でいただいた贈り物の時は、小分けできる商品やプチギフトなどをお勧めします。


私も上記のスケジュールでお祝いを準備はしましたが、意外と後から知ったり、会った時にお祝いを手渡ししてくれる人がとても多くいました。


生後1年までは、随時内祝いを贈っていたように思います。たまに会う人だったりするとうっかりお返しをし忘れてしまいそうになるので、注意が必要です。


内祝いをする前に知っておきたいマナー3選


内祝いを贈る時に、押さえておきたいマナーをご紹介します。


1.金額の相場

お返しする内祝いの金額相場は既述の通りですが、地域によっては、6割、7割、10割返しという地域もあります。


相場について、半額や1/3でよいかを祖父母などに確認しておくと安心です。


2.お返しの品でタブーなもの

お返しの品で、贈ってはいけないものがあります。特に目上の人への贈り物は気にされる方も多いので、注意しましょう。


具体的には、緑茶、肌着、靴下、現金、金券、履物、刃物などは贈るのは失礼とされています。贈られたものと同じものをお返しするのも非常識です。良くも悪くも無難なものを選ぶようにしましょう。


3.相手が喪中の時

お祝いをいただいた人が喪中の場合も内祝いを贈ること自体は問題ありません。ただし、いくつか注意が必要です。


まず、贈る時期は四十九日が過ぎてからの方が良いでしょう。時間が空いてしまいそうなら、先にお礼状だけ送っておきましょう。また、のしは「内祝い」ではなく「御礼」としておくとよいでしょう。


内祝いについて、マタニティ雑誌などに書かれているお返しはいろいろと考えすぎて、選んだけれど、結局無難なものが良いのだろうと思います。

内祝いは余裕をもって出産前から決めておくのがオススメ

内祝いを贈るタイミングは、まさに出産後のバタバタの最中。それでも、たくさんの方の温かいお祝いにしっかりお返ししたいものですよね。


しかし初めての出産の時、マタニティ雑誌で内祝いのことは知っていても、周りからどんなお祝いが頂けるのかわからないので、結局出産後、お祝いをもらってから品物を考える場合も多いようです。


インターネットで家にいながら商品の選定ができましたが、私は、実際に見に行けなかったり、無難すぎてがっかりされるのではないかという不安を感じ、なかなか決められなかった記憶があります。


今考えたら、無難なものは一番安全なものだし、メッセージカードも定型文で全く問題なかったなとは思っています。


せっかくの内祝いなので、皆さんは余裕をもって早めの準備をしてくださいね。


【調査概要】

期間: 2017926日~102

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=265

【画像】

photo AC


【問題】 600人のうち30.5%のママが選んだ内祝いは? 「みんなの内祝い事情」