毎日の育児は休みがなく大変です。ママが体調不良になることもありますし、いざという時の預け先や協力者は絶対に必要ですね。名前は知っていてもなかなか利用する機会のないベビーシッターサービスについて、今回は特集します。
この記事の目次
- ベビーシッターに預けたことはないものの関心があるママが多い
- ベビーシッターのここが良い!3つのオススメ理由
- ベビーシッターを利用する時に注意すべきこと
- お手軽・低価格化でシッターさんはますます身近な存在に
ベビーシッターに預けたことはないものの関心があるママが多い
アンケートに答えてくださった379人のママのうち、ベビーシッターを実際に利用している方はたったの2人。全体の0.7%しかいらっしゃいませんでした。ですが、今は預けていないママ達も関心は高いようです。
【ママの声】
・信頼できるベビーシッターさんに気軽にお願いできるような世の中になればなぁと。(30代前半のママ/お子様の年齢 生後7~9ヶ月, 4歳以上)
・当日でも可能なら託児所、ベビーシッターさんがいたら助かります。気持ちが辛くなったり、体調崩すのも突然のことが多いので。(30代前半のママ/お子様の年齢 1歳7ヶ月〜2歳)
・もっと安心出来るベビーシッターの会社かあればと思う(20代後半のママ/お子様の年齢 妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳)
関心はあるものの、料金がネックに感じているママも多いようでした。
ベビーシッターさんは一対一でお願いするケースが多い分、保育施設に預けるよりも割高になってしまいますね。行政から無料券の配布があったらいいのにな、という声もありました。
私が勤めていた会社では、福利厚生のなかにシッター派遣会社の割引クーポーンがありましたが、本当にいざという時には、という感覚で、敷居は高く感じていました。
私は結局シッターさんには頼まず、区の子育て支援の一環の、シルバー派遣のヘルパーさんに週1〜2日来ていただいていたことがあります。
内容的にはシッターさんと同じで家事の支援も。育児も家事もベテランで、料金も1時間1,000円とお手頃でとても助かりました。
ベビーシッターのここが良い!3つのオススメ理由
最近、ある音楽療法士の先生から、母子お互いのために週1でシッターさんの預かりを勧められました。そんな私の視点でおすすめポイントを3つ挙げてみますね。
理由1. ママ1人で動くと効率が良い
仕事、家事、買い物、何にせよ、子供を見ながらではなかなか進まず時間がかかるもの。ママはやることが進まない、子供にしたらママの手がずっと空かない状況は、お互いにとってフラストレーションが溜まりますね。
そうなるよりも、子供がベビーシッターさんに遊んでもらっている間に一気に用事を済ませた方が効率が良いですし、メリハリも良くスッキリします。
理由2. 子供のことを知り見守ってくれる人が増える
1日だけ突発的にベビーシッターさんに預けた場合でも、親切なシッターさんはその日の様子やその子の個性について教えてくれます。
家で毎日見ているママでも気付かない一面があったり、ママ以外に見せる姿は意外゙なものかもしれません。
定期的に見てくれる人がいれば、子供の個性や好きなことも知り、成長を一緒に見守ってもらえる良さがあります。
理由3. 母子分離でお互いに成長
妊娠中からずっと一緒に過ごしてきたママと赤ちゃんは一心同体。
お互いに大好きでたまらないものの、1歳半ごろを過ぎていけば子供にとってもママにとっても、少しずつ自立していくことが必要です。
そのため、シッターさんに預けるのも一つの教育となりますよ。
私の次男は、シッターさんがいる職場でも、おもちゃを持って私の席にやって来ます。
しかし、ママがいない空間で他の大人やお友達と過ごしながら刺激を受けて、すくすく成長していって欲しいと感じ、私自身も過干渉になりすぎないよう、少しずつ子離れしようと意識しています。
ベビーシッターを利用する時に注意すべきこと
人と人とのやりとりですから、お互いに思いやりや配慮が欠かせませんね。とはいえ勝手が分からないと思いつかないことも。そこで、いくつか注意点をまとめてみました。
注意1.時間厳守
仕事や用事が長引きそうな時は早めに相談を。交通機関の遅れなども考慮し、余裕を持って帰宅しましょう。
シッターさんには次の仕事がある場合もあり、必ず当日延長ができるとは限りません。子供を放置して帰れないシッターさんの優しさや責任感に甘えず、時間は必ず守りましょう。
注意2.病気になった時は事前に連絡を
予約した後に熱を出したり病気になった場合、必ずシッターさんに連絡を。
病児を預かってくれるかどうかはシッターさん次第。病気や病状も正直に話しましょう。
また、感染症で、シッターさんに感染してしまう可能性がある時にはキャンセルするのがマナーです。
注意3.リクエストや注意事項は分かりやすく、前もって文章で
特別な配慮が必要な場合や、アレルギーなどの注意事項は予め文章にまとめておくといいでしょう。
違うシッターさんにお願いする時にも便利です。当日に口頭でたくさんお願いするよりも書面でまとまっている方が親切ですし、お互いのコンセンサスも取れます。
我が家のルールが世間の常識とは限りません。話し合っていない点で、シッターさんのやり方に気になる部分があれば、言い方に配慮しながら、きちんと希望を伝えましょう。
お手軽・低価格化でシッターさんはますます身近な存在に
高い入会費や年会費、1時間3,000円の相場では、なかなか気軽に頼める存在ではなかったベビーシッターサービス。
紹介してもらうのもやりとりが煩雑そうだったり、インターネットで頼むにも、相手の身元や安全面に不安も…。
しかし今は、行政のシルバー派遣サービスや、民間でも低価格からの多様なサービスが!
シッターさんのキャリアや持っている資格は様々ですが、毎日長時間預けるわけでなければ、身元が安心で、保育経験のある子供好きな方であれば十分かもしれません。
もし、近くに子供の預け先がないという方は、ぜひシッターサービスをチェックしてみて下さい!
【調査概要】
期間: 2017年9月21日~9月25日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=379)
【画像】
photo AC