生まれたばかりの頃はお世話で精一杯だったけれど、少しずつできることが増えてきた我が子を見ると「そろそろ何かしらの教育が必要かしら」と悩むママも多いことでしょう。今回は、教育に関する悩みについてみていきたいと思います。
この記事の目次
- 【悩み1】子供の教育はいつから始めているの?
- 【悩み2】0~1歳児はどんなことを心がけて教育をすればいいの?
- 【悩み3】自分の子育てに不安がある…教育ってこれでいいの?
- 子育てはママと子どものリズムに合わせて無理なくやっていこう
【悩み1】子供の教育はいつから始めているの?
子どもが産まれた瞬間から始まる「子育て」。子育て中は様々な悩みがつきものですが、その中でも教育関連の悩みは子供が社会人になるまで尽きることがないですよね。
教育、という言葉を聞くとどうしても学校教育に意識が向きがちですが、決して教育の現場は学校やその他の教育機関だけではありません。特に小さい頃は家庭で学ぶことが沢山あるため、家庭教育がとても大切なのです。
胎教という言葉がある通り、『生まれる前から教育を始めていた』という人もいらっしゃるかもしれませんが、出産後、ママ達はいつから教育をスタートしているのでしょうか。
通信教材を使用しての教育は0歳からがおよそ6割!
家庭教育で手軽に取り組めるものとして、通信教材を用いての通信教育があります。およそ6割の家庭で使用されています。そしてその他の理由は一時期使用後中断したケースの方がほとんどでしたので、1度でも利用した人を考えると実に7割近くになります。
続いて、開始時期です。通信教育の場合、開始時期は1歳未満がおよそ6割で、続いて1歳のうちに開始したのが3割という結果に。つまり通信教育を取り入れた人の9割が2歳未満までにスタートさせていることになります。
通信教育だけでなく、ベビー教室などと言った通学での教育ももしかしたら多くの方が2歳までに始めているのかもしれません。
実際に、私も子どもが生後7カ月の頃から体操教室へ通っています。体を使う体操や遊びを通じて、身体能力を幼いうちから高めて健康でいてほしい、という理由で始めました。
【悩み2】0~1歳児はどんなことを心がけて教育をすればいいの?
2歳未満のお子さんを持つご家庭ではどのようなことを心がけて教育されているのでしょうか。家庭教育で心掛けていることを4つ紹介します!
心がけ1.情操教育
心が豊かな人間になってほしいという願いから、心を大切にすることを心がけている人が多いようです。
情操教育を心がけているママの声
優しい心が育つように心がけている。
メンタルヘルスを心がける。
素直に真っ直ぐ育って欲しいので、ウソをつかない。
毎日の生活を楽しめる感情豊かな人になってもらいたい。そのために歌や草花に触れる機会を大切にしている。
心がけ2.英語教育
グローバル化が進み、小学校でも必須教科となった英語。そのため英語教育に力を入れているママも。
英語教育を心がけているママの声
英語を覚えさせたい。他の教科も平均的にできるようになって欲しい。元気に育って欲しい。
英語のアニメ見せてあげている。
自分自身も小さい頃から英語教材で英語を学んでいたので、我が子にも早くから学ばせてあげたい♪
とにかく英語を聞かせる。
心がけ3.子どもを褒める
褒めることで自己肯定感を持たせ、自信のある子に育ってほしいという思いから褒める教育を心がけている方もいらっしゃいます。
褒めることを心がけているママの声
毎日笑顔で楽しく過ごす、たくさん褒める。
笑顔で褒める。
たくさん褒める。一緒に楽しむ。
叱った後は、小さなことでも大袈裟に褒める!
大げさに褒めて成功体験をさせる。
心がけ4.子どもの意欲を尊重する
親がやってほしいことを押し付けるのではなく、子どもの目線に立って子どものやりたいことを取り組ませることを意識しているという意見もありました。
意欲を尊重したいママの声
興味を持ったことはとりあえずやらせてみる。
「やりたい」気持ちを尊重する。
興味を持ったものはどんどん触れさせて遊ばせている。
色々なものに触れあえるチャンスを与えてやりたい。
楽しんでやらないものは続けさせない。興味を示すものをどんどん与えて伸ばす。
色々なものを体験させて本人が興味を示したものは、とことん追求させています。
どの心がけも子どものことを思ってされていることです。しかし、英語を意識するあまり子どもが苦痛に感じているのに気づかず強要した結果、英語嫌いになったり、褒める教育をすべく何でもかんでも褒めていたら、優越感に浸りたいだけの子どもになってしまったり、というケースもあります。
ママの子どもを思う気持ちはとても大事ですが、心がけを強く意識しすぎて子どもの本質が見れなくなるほど盲目的になることも。定期的にママ自身を客観視するのも大切なことかもしれませんね。
【悩み3】自分の子育てに不安がある…教育ってこれでいいの?
家庭教育をしていく中で、多くの人が「これでいいのかな?」という不安に悩むことでしょう。
不安は行動を起こすための原動力!
はじめてのことには不安がつきものです。特に、子育てや子供の教育においては完璧な正解を求めるのは難しいことでしょう。しかし、「不安」に思うということは決して悪いことではないのです。
何故なら不安に思うことで自分の行動を振り返ったり、問題血を解決したりと、不安を払拭するために行動を起こすからです。特に乳幼児がいるママは子どもを守るべく、普段よりも危険への意識が敏感になりがちに。そういった観点からも危機から身を守るべく、不安になりやすいのかもしれません。
不安に思ったら「私は今、不安を解決しようとしているのだ」と前向きにとらえて、子育てをしていってみてください。
不安になりすぎの場合は一度専門家に相談へ
とはいえ、不安のなりすぎには注意が必要です。厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス 総合サイト」によると以下のようにされています。
「病的な不安」は「正常な不安」と違って、理由がないのに生じる、あってもそれと不釣り合いに強い、原因がなくなってもいつまでも続く、などの特徴があります。
「病的な不安」ではないかと思ったら、精神科か心療内科で診断してもらいましょう。その前に予備知識として、不安とはどういう症状か、どんな病気の場合にみられるかについて、ひと通り知っておくのはよいことです。
(引用:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス 総合サイト)
産後は、産後うつや育児ノイローゼなどの精神的な症状が出ることもあります。
ママの調子が戻らないうちから焦って「子どもに教育を」と無理してしまうことで体調を崩してしまっては元も子もありません。不安が強い場合は、保健師や臨床心理士への相談や医療機関の受診も検討してみてくださいね。
子育てはママと子どものリズムに合わせて無理なくやっていこう
今回は教育についてスポットをあてましたが、その他にも子育て中のママは子どもについてたくさん悩むことがあるかと思います。ママにはママの個性があるように、子どもも0歳から子どもの個性があります。
子育てはママ自身が楽しんでいいものなのです。それぞれのリズムに合わせて無理のない子育てをして下さいね!
【調査概要】
期間: 2017年8月22日~8月25日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=52)
(Photo by:写真AC)