ゆうさんのプロフィール
ゆうさん 20代後半 B型
ゆうさん's Baby 男の子 (1人目)
出生時の身長 49.7cm
出生時の体重 2975g
出産場所
産婦人科専門の病院
分娩方法
自然分娩
分娩所要時間
16時間
立ち合い出産について
旦那は「どっちでも良い。」とのこと。
私は立ち会いしてほしいけど、『出産を見て奥さんを女として見れなくなった。』なんていう他の人の体験談もあり、そうなるのは嫌だという気持ちと『出産時の姿を見せたくない!』という両方の気持ちがありました。
そのため、分娩室に入る際にどうするか決めたいと伝えました。とりあえず立ち会いの同意書は記入。
実際は立ち会いしてもらいました。旦那は赤ちゃんが出てきた時、感動して泣いてました。立ち会いしてもらって良かった〜!!
陣痛の痛みをイメトレで克服するも産後の痛みは想定外!
ちょうど臨月に入った頃に産休に入り『やっとゆっくり妊婦を楽しむぞ〜!』と思っていました。
しかし産休に入ってすぐの健診で「子宮口が3センチ開いてるね。もういつ陣痛が来てもおかしくない。」と言われてしまいました。
陣痛が怖い!出産レポを読み漁りイメトレ!
もともと注射が大嫌いなほど、痛みに弱いタイプだったので『陣痛きちゃう!どうしよう。』と急に不安に襲われ怖くなりました。
赤ちゃんには会いたいけど陣痛が怖くて、まだ出産に対して前向きにはなれずにいました。
また9月4日が予定日で9月生まれが良かったこともあり、まだお腹にいてほしくて運動も一切せず、おっぱいマッサージも全くしませんでした。
翌週の健診では子宮口はなんと5センチ程開いていて、なんで陣痛が来ないんだろうと先生も不思議がっていました。
とりあえずインターネットで出産レポなどを読みあさり、陣痛の痛みに対するイメトレをずっとしていました。
気づくと予定日超過!前駆陣痛かと思っていたら陣痛がやってきた!
毎日毎日、『はやく会いたいけど陣痛怖いなー。痛いのやだなー。』と思って過ごしていたら、そのまま予定日を超過。
そのため周りから「まだ生まれないの?もっと運動しなさい!」とプレッシャーをかけられまくりました。
◆予定日超過2日目 23:00
お腹が張る感覚が10分間隔でくるように。しかし『全然痛くない!前駆陣痛かな?』と思ってテレビを見たりしていました。
いつもだったらすぐ前駆陣痛が終わるのに、この時は違いました。
『あれ?もう2時間も続いてる…。』
『3時間も続いてる…。』
『…あれ?おかしいな?全然痛くないけど陣痛かな?』
とようやく思いはじめ、病院に連絡してから向かいました。
陣痛の不安で眠れず…情報を検索して不安を払拭!?
◆予定日超過3日目(出産当日) 朝 6:00
子宮口はそのままだったけど、弱い陣痛が来てるので、そのまま入院になりました。
まだ旦那とも笑って話せる余裕もあり、助産師さんには「笑ってる余裕あるなら、まだまだだねっ!」と言われました。
この時もまだ経験したことも無い陣痛にビビっていて、助産師さんには「体力勝負だから今のうちに寝ておきな!」と言われましたが、陣痛への不安で全く眠れず…。
ずっと『子宮口5センチ 陣痛こない』『陣痛強くならない』など検索していました。
促進剤は使用しないを選択…そしてお産を進めるべく階段をひたすら昇降
◆出産当日 昼頃
健診では子宮口が7センチ程開いて来たのに強い陣痛にならず、促進剤を勧められました。
しかし陣痛が起こるのは赤ちゃんが外に出る準備が出来たら自分のタイミングで陣痛を起こすというのをインターネットで見たので、出来るだけ自然に強い陣痛を待ちたいと頼みました。
赤ちゃんのタイミングで出てきて欲しかったのはもちろん、きっとこの時も陣痛が怖くて自分自身、心の準備ができていなかったのも促進剤を使わなかった理由の一つだと思います。
「こんな痛みじゃ赤ちゃんは産めないよ。だから病院の階段を昇り降りしましょう!」と勧められ、何時間も病院内を行ったり来たりしていました。
破水と共に激しい陣痛!イメトレのおかげで冷静に陣痛と向き合えた!
◆出産当日 20:00
部屋に戻り、ベッドで横になっていたら突然バンッとお腹の中で風船が割れる感覚があり、下半身が濡れました。
破水だと分かりすぐにナースコールしました。
「破水したから一気に陣痛が進むと思います。陣痛室に移動しましょう!」と言われ、陣痛室へ移動することに。
しかし、すでに喋れないほどの痛みがきていました。陣痛の痛みはお腹に出る人と腰にくる人がいるみたいですが、私は腰でした。
イキみたい!出したい!!という感覚にはならず、ただただ腰の上を何度もトラックが通過しているような重い痛みでした。
◆イメトレが奏功!?
あれだけ陣痛を怖がっていたのに、いざってなると意外と冷静に陣痛の痛みに向き合えていました。
すっごく痛いながらに点滴を打たれる際も『注射の針太いな!』と思えたり、旦那が横で「頑張れー!」と応援してる時も『口臭いな〜(笑)』とか考えていました。
陣痛室に入って、呼吸法を教えてもらいましたが、とにかく痛いけど深呼吸を意識しました。
これは私以上に赤ちゃんの方が負担が大きく、空気を送り込んであげないともっともっと赤ちゃんが苦しくなってしまうというのを聞いていたから。
陣痛に耐えながら、心の中でずっと
『赤ちゃん痛いけど頑張れ〜。』
『いっぱい酸素送るからね〜!』
『待ってるからね〜!』
『自分のペースでいいからね〜!』
といろいろと話しかけていました。
ついに分娩室へ!旦那も立ち合っての出産!!
◆出産当日 21:00
分娩室へ移動。
「旦那さんはどうする?」
と聞かれ、急に1人になるのが不安だったので旦那に立ち会いしてもらうことにしました。
分娩室に入ると身体が固いこともあって、脚を固定するのがすごく辛かった。もっとストレッチなどして身体を柔らかくしとけば良かった、と本当に後悔しています。
あの態勢で何時間もいるのは本当に辛かったです。
分娩室に入ると体力の限界を超え、陣痛の波がおさまるとコロッと一瞬寝てしまうくらい意識が飛んでいました。
何度も踏ん張りますが赤ちゃんが中々降りてこず、降りてくる感覚も分からず、先も見えない分娩に終わりが無いんじゃないか…と思っていました。
分娩室に入って2時間後、最後は先生や助産師さんなど3人がいっぺんに私のお腹を上から押し、23時頃に赤ちゃんが出てきました。
出産直後は疲労困憊…初抱っこで目を開いてくれた我が子に感動
旦那は感動で泣いていましたが、私はヘトヘト。疲れすぎてカンガルーケアも断ってしまいました。
出産後、部屋に戻る時は体力&気力の限界で、助産師さんと旦那さんに担がれて戻ることに。
助産師さんには「運動サボってたでしょ?」と見抜かれてしまいました。この時はもう疲れ切っていて、赤ちゃんもまだ抱っこしていない状況。
内心『明日抱っこさせてもらえばいいやー。』と思っていましたが、産まれたては今しかない!ということで、抱っこさせてもらいました。
抱っこしながら「すぐ抱っこしなくてごめんね、初めまして。ママだよ〜。」と話しかけると、ずっと閉じていた目をゆっくりと開いてくれた時は感動しました。
妊娠中に、毎日話しかけていた声を覚えてくれたのかな?と感じました。
出産よりつらかった縫合・傷口・授乳
出産ばかりに気を取られていましたが、大変だったのは産後の痛み。出産よりも痛かったのはまずは縫う時です。
陣痛は腰を砕くような重い痛みに対して、縫う時はチクチクと注射のような痛み。痛みの種類が違うので、私は縫う時が1番痛く感じました。
縫う時も叫びたいほど痛かったですが、産後は傷口が痛すぎて座ることは勿論、横になっていても痛く眠れませんでした。
そしておっぱいマッサージもサボっていたせいが、乳首からは血が出るほど痛く、産後1カ月半頃までは痛みでよく泣いていました。
産後の痛みを書いているレポって少ないので、本当に想像していなかったですが、産後めちゃくちゃ痛いです。
出産にイメトレ・体力・柔軟性・おっぱいマッサージは重要!
私が経験して感じたことは、まずイメトレをすること!イメトレをすることで痛みに弱い私でも本番は冷静に出産を受け入れられました。
そして、運動とストレッチをすること。
出産は体力勝負!!運動でスタミナをつけ、分娩の際は柔軟性も大切でした。
それから、おっぱいマッサージはきちんとすること。母乳あげる時ってもっと微笑ましいものだと思っていました。
おっぱいが慣れるまで、こんなに泣き叫びながらあげるとは思ってもいませんでした。
最後に旦那は歯を磨くこと(笑)
奥さんは気が狂うほどの痛みに必死に耐えています。そんな中で旦那の行動や発言、存在が時としてイラってしますので、少しでもそのイライラを軽減させて下さい(笑)
お産満足度
100%
お産をした自分へのメッセージ
出産お疲れ様!
きっと産後の痛みに泣いてるでしょ? おっぱいの痛さに、思ってたのとちがーう!と叫んでるでしょ? きっともう絶対出産なんてしない。と心に決めたはず。
赤ちゃんが3カ月経って、育児のペースをつかみ始めた頃、出産の痛みなんてすっかり忘れてるよ もう1人ほしいな〜なんて言ってるよ!だから大丈夫!
ママ部からのお便り
陣痛を怖がっていたゆうさん。実際は陣痛よりも産後の方がつらかったようですね!
イメトレの大事さがとても伝わってきました。
怖いと思っていたことが、本番になって冷静に取り組めるだなんて、本当にイメトレのおかげですね。しかし、体力と柔軟性は盲点だった様子。
お産は長い方だと数日かかるようなので本当に体力勝負ですよね。
産後の痛みの方がつらい?!出産レポにもっとのせてほしい…!!
産前にたくさんの出産レポを読んでから、出産に臨んだゆうさん。産後の痛みの多さに、驚かれたようですね。
産後の痛みやつらさは、出産直後から産後1年ぐらいまで、程度も痛みを感じる部分も人それぞれ。
ゆうさんのように「出産レポ」内に産後のつらさも記入してもらえるのが、きっとプレママさんにとって一番「産後の自分の身体」について知りやすい方法だと思います。
その上で産前に「産後の体調」も調べておいた方がいいのかもしれません。
ゆうさんの教訓が、プレママにどんどん広がっていくことを、個人的には切に望みます!
★ママ部では出産レポを募集しています
「忙しくて、出産記録をつけていなかった」
「すぐに育児が始まって余裕がなかった」
「出産にいい思い出がなく、モヤモヤを引きずっている」
「出産体験を書きたいけどブログは面倒」
「プレママの役に立ちたい」
出産は本当に人それぞれ。
出産の数だけストーリがあります。
あなたの出産体験を記事にしてみませんか。