産後、多くのママがお世話になるミルク。
私自身、産後すぐに母乳がたっぷり出なかったため、生後3ヶ月までは母乳+粉ミルクで育児をしていました。
赤ちゃんの栄養補給に欠かせないモノだからこそ、どんな製品を選べば良いか悩みますよね。
そこで今回は、私自身の体験談とともに今現役のママたちが使っている粉ミルクについて各製品のポイントをご紹介します!
この記事の目次
ミルクのタイプは"粉"と"キューブ"2種類
赤ちゃんのミルクには「粉ミルク」と「キューブミルク」の2種類があります。
私自身、キューブミルクがどういうものか理解しないまま出産を迎えたのですが、退院前の助産師さんの講義で初めてキューブ型のミルクに触り、計量する必要ないため、これは使い勝手が良いぞと思いました。
ただ、実際ネットで値段をチェックしてみると、キューブ型の方が値段が高いことが判明。
私自身は短期間だったため、そのままキューブミルクを使い続けていましたが、ミルクを継続して飲ませているママは、粉とキューブをうまく併用している方が多いようです。
赤ちゃんのミルクは月齢で目的が異なる!
ミルクには、新生児から飲めるミルクと1歳手前から飲むミルクの2種類があり、実は飲む目的が違うのです!
新生児〜1歳:成長のため
新生児から飲む粉ミルクは、食事の代わりに摂取するため、赤ちゃんの成長に欠かせないもの。
そのため、お母さんの母乳に含まれている成分を含んでおり、母乳が足りない赤ちゃんの健康をしっかりサポートしてくれます。
1歳〜3歳:不足している栄養を補うため(フォローアップミルク)
1歳になると、離乳食がメインとなってくるため、母乳や粉ミルクをやめるママも多いです。
しかし、意外に2歳になってもバランスよく食べてくれない子供も多いため、栄養バランスが心配な時に飲むのが、フォローアップミルク。
子供に必要な栄養素が含まれているため、食べムラがある子供にはおすすめですよ。
多くのママが使っているおすすめ粉ミルク7選(キューブタイプ含む)
今回は、新生児から1歳が対象となる粉ミルクについてまとめてみました。
母乳に近い栄養素が入っているというのは、すべて共通するポイント。そのため今回は、特にチェックしておきたい各製品のポイントをご紹介します。
1.ミルクアレルギーを懸念するママに人気「森永乳業 E赤ちゃん」
森永が販売する「E赤ちゃん」は、文部科学大臣表彰 科学技術省やマザークセレクション大賞に選ばれるなど、数々の賞を受賞している人気の粉ミルクです。
アレルギーの原因となる抗原性を抑えたミルク
赤ちゃんは、アレルギーの原因となる抗原性を一般的なミルクより抑えているため、ミルクアレルギーになりにくい製品です。
我が子も、ミルクを飲み始めて少しほっぺたが赤くなりました。
赤ちゃんの体の中に、母乳の成分とは異なるタンパク質が入ってきた時、アレルギー反応を起こす場合とのこと。
そのためアレルギーの原因をおさえた「E赤ちゃんの粉ミルク」はママに注目されています。
タンパク質を細かく細分化することで消化吸収を効率化
牛乳のタンパク質はアレルギー反応を起こす可能性がありますが、細分化し「ペプチド」にすることで、アレルギー反応を抑えると言われています。
こちらはこのペプチドを含んでいるため、赤ちゃんの体内の中でスムーズ吸収され、タンパク質を摂取できます。
エコパックとスティックタイプもある
森永 E赤ちゃんでは、缶に入った粉ミルクだけでなく、詰め替え用のエコパックと、外出先に持ち出しやすいようスティックタイプも販売しています!
ママのニーズにしっかり答えてくれる点も人気のポイントです。
>>森永 E赤ちゃんの詳細はこちら<<
参考:E赤ちゃん 公式サイト
2.我が家がお世話になったのは「ほほえみ らくらくキューブ」
最近多くので産院でも使われているのが「ほほえみ らくらくキューブ」。
粉ミルクを固形状にしているため、計量する必要がなく少量で使い切れるため衛生的にも◎。
世界初のキューブミルク
実は、このキューブ型のミルクは、明治が世界で唯一開発している製品。
明治が40年以上かけて20万人以上の赤ちゃんの「発育調査」を実施し、4,000人以上の母乳を調査し、製品の改良を積み重ねてきたことで、より母乳に近いキューブミルクの製造にこぎつけました。
日本で唯一「アラキドン酸(ARA)」とDHA両方がたっぷり配合
私自身も助産師さんの説明で初めて理解したのですが、母乳に含まれるアラキドン酸(ARA)やDHAが赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素とのこと。
この栄養素が、ほほえみ らくらくキューブには母乳と同じぐらい含まれているため、母乳に近いミルクとして評価されています!
夜でも外出先でもささっとミルクが作れて長期保存可能
病院からOKが出るまで母乳とミルクを並行して進めていたのですが、特に夜にミルクを作るのが大変。
しかし、ほほえみ らくらくキューブなら哺乳瓶にパッと入れてお湯を注ぐだけで簡単にミルクが作れるので、夜中ミルクをあげる時は本当に助かりました。
また、開封していなければ長期保存もでき、もちろん外に持ち運びもしやすいので、特におでかけ時は粉ミルクよりもおすすめです!
3.缶タイプだとゴミが出て大変!そんなママの気持ちに答えてくれる詰め替え式粉ミルク「森永乳業 はぐくみ」
森永乳業では、最初にご紹介した「E赤ちゃん」に加えて「はぐくみ」という粉ミルクも販売しています。
E赤ちゃんと「はぐくみ」の違いって?
「E赤ちゃん」は母乳に近い「はぐくみ」と栄養は同じですが、すべての牛乳たんぱく質を消化吸収のよいペプチドとし、ミルクアレルギーを作りにくいよう配慮したミルクになります。
母乳(特に初乳)に多く含まれ、乳幼児の健康と発育に重要なたんぱく質であるといわれているラクトフェリン消化物や乳幼児の発達に重要であるといわれているDHAやスフィンゴミエリンも「はぐくみ」と同様に含まれています。
ご両親がアレルギー体質でミルクアレルギーの心配のある赤ちゃんに特におすすめしていますが、心配がないようであれば「はぐくみ」を少量から与えて様子を見ながら徐々に切り替えるとより安心でしょう。
上記から分かる通り、ミルクアレルギーを懸念している場合は、牛乳のタンパク質を細分化している「E赤ちゃん」を利用。
特に心配がなければ、E赤ちゃんと栄養素は同じで、お値段がリーズナブルな「はぐくみ」がおすすめですよ。
赤ちゃんを病気から守ってくれる初乳に含まれる「ラクトフェリン」を世界で初めて粉ミルクに配合
補足情報ですが、今やほとんどの粉ミルクに初乳に含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」が配合されていますが、世界で初めて配合に成功したのは、この「はぐくみ」なんです!
1986年にラクトフェリンを配合し、その世代のママたちから利用される歴史あるはぐくみは、シニア世代に勧められて利用したという声も
はぐくみにも"エコらくパック"・"スティックタイプ"があり
E赤ちゃんと同様、はぐくみにもエコらくパック、さらにスティックタイプも販売中。ちなみに、E赤ちゃんとの価格の差は以下の通り。(全て税込)
大缶810g
はぐくみ:2,245円(約700円安い)
E赤ちゃん:2,960円
大缶300g
はぐくみ:978円(約400円安い)
E赤ちゃん:1,315円
エコらくパック
はぐくみ:1,880円(約1,300円安い)
E赤ちゃん:3,174円
スティックタイプ
はぐくみ:498円(約150円安い)
E赤ちゃん:658円
赤ちゃんのミルクアレルギーの心配がなければ、はぐくみを購入する方が断然お得なことがわかりますね!
>>森永 はぐくみの詳細はこちら<<
参考:はぐくみ 公式サイト
4.日本初の粉ミルクを販売した和光堂「レーベンスミルク はいはい」
おじいちゃん、おばあちゃん世代が赤ちゃんの頃飲んでいたという方が多い、日本で初めて粉ミルクを開発した和光堂レーベンス。
現在販売されている「はいはい」の開発歴史は1971年まで遡るほど、歴史長い粉ミルクです。
赤ちゃんの負担に配慮
はいはいの粉ミルクは牛乳をベースに作られていることから、母乳には含まれない「β-ラクトグロブリン」が含まれています。
β-ラクトグロブリンは消化されにくいタンパク質のため、和光堂レーベンスでは、この成分を79~95%低減し、赤ちゃんの体に負担がかからない製品を実現!
泡立ちが少なく、よく溶けるため飲みやすい
私も経験して思ったのですが、粉ミルクは意外に泡立ちやすく溶けにくいものが多いもの。
しかし、はいはいは他社よりも泡立ちにくく、かつ溶けやすいため、赤ちゃんが飲みやすいとされています。
参考:はいはい 公式サイト
5.広告宣伝費を抑えてリーズナブル粉ミルクを実現「雪印メグミルク ぴゅあ」
「雪印メグミルク ぴゅあ」は、栄養分については、他のミルクと変わりなく母乳に近い製品となっていますが、ママたちから支持されている理由は、コスパのよさ。
アラキドン酸は含まれていませんが、その他必要な母乳に含まれる成分はたっぷり配合されているので、安心して赤ちゃんに飲ませてあげることができる粉ミルクですよ!
病産院での広告宣伝を抑え、育児応援価格で販売
粉ミルクの宣伝は産院で積極的に行うメーカーが多いですが、その分広告宣伝費がかかることもあり、商品が値上がりしてしまいます。
しかし、「雪印メグミルク ぴゅあ」は病院への宣伝費を抑えることで育児中のママに優しい価格を実現!
定価で購入する方は少ないので、amazonで販売価格を比較してみると...
なんと1,000円ほど安く販売しています!元値で見ても他社より安いので、ミルクメインで育児をしているママには嬉しいプライスですね!
価格が安くても安心。満足の声多数
赤ちゃんに飲ませるものだからこそ、安さだけで購入するのは不安ですよね。
雪印メグミルク ぴゅあは、他社よりも価格は安いものの、購入者の満足度は非常に高いことが判明!これなら安心して購入できますね。
某ミルク比較サイトで、母乳との成分比較を見る限り、他の明治のほほえみなどに比べると、成分が母乳に近く良いにもかかわらず値段をおさえるために一切広告を出していないので、安く、高パフォーマンスに優れている商品だと思います。
またフタに工夫がされていて、半分で敷居が有り、この敷居のおかげですりきりを非常に行いやすいです。味もおいしいのか、はいはいはあんまり飲んでくれなかった子供がぴゅあはいつもごくごく飲んでいます。
産院での広告宣伝費をおさえて安価で販売してることに好印象を持ち購入しています。安価ですがきちんと母乳研究をして母乳に近づけているみたいで、味も甘すぎず匂いも母乳のような香りです。
魚臭いとのレビューありますが、粉の状態でも液体にしても全くそんなことはありません。子どももごくごく飲んでおり、母乳のみの頃は3~5日に1度だったお通じがほぼ毎日出るようになりました。悪い点が無いため卒乳までお世話になると思います☆
参考:雪印メグミルク ぴゅあ
6.粉ミルクの製造は1951年代からスタート「雪印ビーンスターク すこやかM1」
雪印ビーンスタークというブランドを初めて耳にしたという方も多いのでは?
もともと雪印乳業の中にある部門で粉ミルクを製造していたのですが、2016年に社名を「雪印ビーンスターク」に変更。
産院で勧められたママが多く、そのまま退院後も継続して利用している方が多いようです。
様々な研究(M1研究)を60年以上積み重ね粉ミルクを製造
粉ミルクの製造は、1950年代から製造をスタートし、上記の写真からもわかるように、数年で新しい商品にグレードアップ。
母乳や子供の成長に関して様々な調査や研究を重ね、今発売されている「雪印ビーンスターク すこやかM1」が生まれました。
だからこそ、信頼をおけるミルクだとママたちから好評です。
粉ミルクの缶側面の抗菌は世界初
缶ミルクの場合、毎日蓋の開け閉めをするため、衛生面が気になるところですよね。
しかし、雪印ビーンスターク すこやかM1の缶の側面には抗菌加工が施されているため、安心して使い続けることができます。
スティックタイプもあり
雪印ビーンスターク すこやかM1は、缶ミルクだけでなくスティックタイプもあり。
販売価格も、他の商品と比較しちょうど真ん中ぐらいの価格なので、お求め安い商品です。
参考:すこやかM1
7.お菓子で有名なグリコの粉ミルク「アイクレオのバランスミルク」
グリコが販売している「アイクレオのバランスミルク」も、人気の粉ミルクの一つ。
小児科医グループが開発したミルクが原点
商品発売に向け、1913年から開発はスタートされており、「赤ちゃんのために母乳に近いミルク」を掲げ、小児科医グループが開発を始めました。
もちろん他社の商品も母乳に近い栄養素がたっぷり含まれていますが、より母乳に近いものを追求するために、原材料や分量にも細かくこだわりをもっています。
意外にさっぱりした味の方が赤ちゃんに好まれる
アイクレオのバランスミルクは、母乳と同じ乳糖を配合しているため、味はさっぱりめ。
実は私も母乳を少し舐めてみて驚いたのですが、かなりさっぱり目の味なんです。
甘い方が飲んでくれそうな気もしますが、さっぱり目の味の方がごくごく飲んでくれると、アイクレオのバランスミルクに切り替えたママもいらっしゃいます。
ママに好評。大缶は片手で開け閉め可能
急いでミルクを用意するママのために、大缶は蓋を片手で開け閉め可能な作りになっています。
栄養素はもちろんですが、ママがいかに使いやすいかも選ぶ時に大切なポイントですよね。
粉ミルクは赤ちゃんによって合う合わないがあるもの
母乳は子供が生まれたらすぐに出るとは限りません。そのため、母乳にプラスしてミルクも使っているという方も多数いらっしゃいます。
しかし、粉ミルクの商品はたくさんあり、どれにしようか悩んでしまうもの。
最近販売されている粉ミルクのほとんどは、母乳に近い栄養素が含まれているため、商品の使いやすさだったり、ママの口コミ、価格などをチェックして選んでみるのがポイントです。
もちろん赤ちゃんによって合う合わないは人それぞれなので、飲まない時は他の商品をいろいろと試してみるのもおすすめですよ。
ぜひ参考にして下さい。
(Photo by:写真AC)