毎日の育児の疲れを、たまには温泉で癒したい...と感じるママは多いもの。しかし、「赤ちゃんと一緒に温泉は入れるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?


赤ちゃんを温泉に入ることができる医学的根拠は存在しませんが、おむつが外れる2~3歳頃が良いでしょう。


その際は、赤ちゃんにとって温泉はお風呂よりも刺激が強いため、子供から妊婦、老人までが入浴できる「単純温泉」がおすすめです。


単純温泉とは、温泉法により温度が25度以上で温泉水1kgのうち含有成分が1000mg未満を単純温泉と呼び、肌が弱い方にも安心だからです。そして周りの方に迷惑にならない個室のお風呂がベストとなります。


今回は、"赤ちゃんの温泉"にまつわる情報をまとめてみました!気になっているママはぜひ最後までこの記事をチェックして下さいね。


この記事の目次

赤ちゃんは何歳から温泉に入ってもいいの?


「赤ちゃんは何歳から温泉に入ってもいいのか」については、、私自身、子供が2歳になった今でも疑問を抱いています。


※ちなみに私の息子は、2歳になった今もまだ温泉に入ったことがありません。


温泉が何歳から入浴可能なのかは、医学的に明確なルールが存在しない!


私の子供が1歳の頃、育児の疲れを癒すために温泉旅行に行きたいとネットで調べていたのですが、「0歳児は温泉はダメ」といった医学的なルールが明確に記載された文章が見当たらず、結局行かずじまいとなってしまいました。


施設によっては、年齢制限を設けているところもありますが、温泉は、普通のお風呂と比べると肌への刺激が強いもの。


そのため、1歳未満の赤ちゃんを温泉に入れるのはやめておいた方が良いというのが、ママ達の中で暗黙のルールとなっているようです。


それに子供が小さいと、温泉施設を汚してしまう可能性もあるので、オムツのうちは温泉の利用は避けておいたほうよいでしょう。


初温泉は1歳後半あたりから増える


私の周りでも、子供が一人で歩けるようになった1歳半あたりから、初温泉を経験したという声を耳にします。(肌も、0歳時の時と比べて強くなっているので)


ただ、おむつが外れておらず周りのお客さんのことを考え、


「個室の温泉に入らせた」

「温泉に入れたもののすぐにあがった」


というママさんが多い印象です。


温泉に入るのは「おむつが外れて」からがベスト


施設によっては、◯歳以下の入浴は禁止と記載されているケースもありますが、温泉に入れるのは、赤ちゃんのおむつが外れてからがベストなタイミングだといえます。(2〜3歳ぐらい)


湯船に浸かっていると、赤ちゃんがおしっこをしていても親の私たちもわからないため、特に大浴場の場合は、おむつが外れてからの方が安心して入ることができます。


赤ちゃんの温泉デビューは「単純温泉」で


温泉はおむつが外れてからがベストとは言っても、兄弟がいるとどうしても赤ちゃんと一緒に温泉に入らなければならないシーンもありますよね。


泉質によっては、赤ちゃんに刺激が強い温泉もあるため、一番おすすめするのは、子供から老人、妊婦さんも入浴できる「単純温泉」がおすすめです。


単純温泉とは?温泉法で25度以上で成分が基準値内の温泉のこと

単純温泉の定義について調べると...


単純温泉とは、湧出したお湯の温度が25度以上で、温泉水1kgのうち含有成分が1000mg未満のものを言います。

出典;るるぶトラベル:単純温泉(単純泉)

「単純」という言葉から、質の低い温泉と受け取ってしまいそうになりますが、実はそうではありません。


単純温泉は、日本で一番多い泉質で、温泉法で定められている"温泉の成分が、基準未満の泉質"を意味します。


そのため、温泉の成分はしっかり含まれているものの、刺激が弱いため、赤ちゃんや高齢者など、肌が弱い方でも安心して入れる温泉というわけです。


参考

・るるぶトラベル:単純温泉(単純泉)

・じゃらんニュース


単純温泉がある施設は簡単に調べることができる!

単純温泉なら赤ちゃんと一緒に入れると分かったものの、その温泉がどこにあるのか調べるのは大変そうと感じてしまいますよね。


実は、大手の旅行サイトの中に「単純温泉」で検索できるサイトがあるので、これなら誰でも簡単に施設を探すことができますよ♪


JTBのサイト


JTB URL:https://www.jtb.co.jp/kokunai_htl/list/simple_on/


単純温泉を探しているのなら、是非JTBのサイト等で検索してみましょう。

赤ちゃんと温泉に行く前に事前に確認しておきべき3つのポイント


ここでは、赤ちゃんと温泉行く前に事前に確認しておくべき3つのポイントをご紹介します。


ポイント1:泉質(単純温泉かどうか)

先ほどご紹介した通り、単純温泉かどうかはまず最初に確認する必要があります。


もちろん、単純温泉ではなくても、赤ちゃんでも入れる泉質がある場合もあるので、不明な点があれば、直接施設に確認するようにしましょう。


ポイント2:赤ちゃんウェルカムの施設か

施設によっては、入浴対象の年齢制限を行っているところもあります。


そのため、できれば赤ちゃんを歓迎している施設に行く方が、パパやママも安心してゆったり過ごせるのでおすすめですよ。


また、赤ちゃんを歓迎している施設であれば、大浴場に他の赤ちゃんもいるため一緒に入りやすく、赤ちゃんのためのグッズも揃っている施設も多いので、安心して温泉を楽しめます。

ポイント3:宿泊の場合は個室風呂(貸切風呂)があるか

赤ちゃんの機嫌がよくない時や、着替えのことなども考えると、やっぱり個室のお風呂(または貸切風呂)の方が赤ちゃんと一緒に入りやすいもの。


そのため、宿泊する場合は、部屋に個室のお風呂がついているかチェックするべきでしょう。


また、温泉付きの個室であれば、赤ちゃんとも安心して一緒に入浴できるので、オムツが外れる前に、赤ちゃんと一緒に温泉に入りたい、と考えているママは温泉付きの個室を探してみて下さい。


実際に赤ちゃんを温泉に入れる時の5つの注意事項


最善の準備をしても、実際に赤ちゃんを温泉に入れる際に注意すべきことがあります。


注意1:大浴場に入る場合は空いている時間を狙う

個室のお風呂がなく、どうしても大浴場に入らなければならない場合は、空いている時間に入るようにしましょう


小さい子供が浴場にいると、周りのお客さんも仕方がないことはわかっていますが、あまりよく思われない方もいらっしゃるかもしれないため、注意が必要です。


注意2:湯船に入る前にしっかり洗う

大浴場だけでなく、個室風呂や貸切風呂でも共通ルールですが、湯船に入る前にしっかり身体を洗ってから入るようにするのが入浴マナーです。


注意3:いきなり湯船に入れない。まずは足から徐々に

高温な温泉にいきなり赤ちゃんを入れるのは危険です(高齢者と同様)。まずは、足から徐々に温泉をかけていき、ゆっくり湯船に入れましょう


また、全身湯船に入れなくても半身浴程度でOK。最後はシャワーでしっかり体全体を温めるのがおすすめです。


注意4:入浴は短時間で終わらせる

これは赤ちゃんだけに限りませんが、子供の年齢が小さい時は、湯船に浸かる時間は短めにしておきましょう


温泉の平均温度は、だいたい34〜42度と言われており、40度を超えると特に赤ちゃんの身体にも負担が大きいため注意が必要です。


注意5:脱衣所や洗い場での転倒に注意

自宅と違い、温泉施設の脱衣所や洗い場では転倒しやすい危険なスペース。足元に注意しながら歩くようにしましょう。


【ママの体験談】赤ちゃんと温泉を満喫したママの声


赤ちゃんと一緒に温泉デビューをしたママの声をピックアップしてみました。

赤ちゃんを歓迎してくれるお宿い宿泊!

やはり、赤ちゃんを歓迎してくれるお宿の方が、温泉だけでなく、グッズやご飯まで配慮してくれるため、ママも安心して旅行を楽しめることがわかりますね。


脱衣所にベビーベットが配置されていた!

「赤ちゃんの温泉デビューを応援します!」と、アピールしている温泉施設があるなんて、私は知りませんでした...!


もちろん、月齢が小さい時は、赤ちゃんの肌のことを考えて温泉は避けておいた方がよいですが、1歳近くなれば肌もしっかりしてくるので、赤ちゃん歓迎してくれる施設で温泉デビューするのはありですね♪


プールも温泉も赤ちゃんOKな施設がある

赤ちゃんと旅行に行く場合、長時間観光に行くことが難しいため、温泉やプールなど、ホテルの施設が充実しているところを選ぶのは良いアイデアですね!


温泉もプールも同時にデビューできるなんて、良い思い出になること間違いなし♪


赤ちゃんの温泉は月齢や体調を見ながら慎重に


赤ちゃんとの温泉は、月齢や体調を見ながら慎重に検討することが大切です。


1歳近くなると、ある程度体もしっかりしてくるため、大丈夫かな?と思ってしまいますが、高温で刺激の強い温泉は、赤ちゃんの身体に負担になることも。


また、大浴場の場合、おむつが外れていない赤ちゃんを入れることをよく思われないこともあるため、赤ちゃん歓迎の施設や温泉付きの個室などを選ぶのがマナーです。


赤ちゃんと温泉を楽しみたい方は、ぜひ「単純温泉」×「温泉付き個室」で施設を探してみて下さいね!