「赤ちゃんのようなたまご肌」という表現をよく聞きますが、実際に子供を産んでみて気づいたのは、赤ちゃんはそんなに肌が強くないということ。我が家の息子は10月生まれなのですが、寒くなる冬は月齢が低かったこともあり、乾燥による肌荒れや乳児湿疹にすごく悩まされました。


2歳半前の今でも、まだまだ肌は完全には安定しませんが、日ごろのスキンケアのおかげか、少しずつ強くなってきている気がしています。今回は、乳児湿疹できてしまう原因や、乳児湿疹の対策法について皮膚科医に聞いたことや、オススメのスキンケアアイテムをご紹介!赤ちゃんの乳児湿疹や肌荒れ・敏感肌で悩んでいるパパママは、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の目次

「乳児湿疹」っていったい何?


私自身、赤ちゃんが生まれてから知った「乳児湿疹」という言葉。乳児湿疹とは、赤ちゃんの肌荒れの症状のことで、原因はさまざまと言われています。


ここでは、私や周りのママ友が経験した「乳児湿疹」をタイプ別に紹介します。


タイプ1.生まれてすぐ~生後2週間あたりに湿疹が現れる「新生児ニキビ」

こちらは「新生児ニキビ」と呼ばれるもので、早い赤ちゃんだと生後1~2週間で現れます。だいたい半年ぐらい経つとおさまってくる赤ちゃんが多いようです。


産院で「新生児ニキビ」の原因について聞いたところ、赤ちゃんは、私たちが思っている以上に汗と脂の分泌量が多いとのこと。それらが詰まって湿疹として現れるようです。


見た目はひどくみえがちですが、日々のスキンケアを怠らずに行えば完治する場合が多いと助産師さんは仰っていました。


タイプ2.生まれてから1~3ヶ月を過ぎて現れる「脂漏性湿疹」

新生児の間は特に肌トラブルがなかった赤ちゃんでも、1~3ヶ月頃に現れるのが脂漏性湿疹。脂漏性湿疹は、新生児ニキビと同じように汗と皮脂が原因の場合が多いです。


我が家も頭から額にかけて現れましたが、「跡になり治りも遅くなるため、無理やりはがさないように」と言われました。


こちらも、日々のスキンケアを丁寧に行えば完治します。


タイプ3.乾燥が原因で現れる「乳児湿疹」

こちらは産院の助産師さんに聞いたのですが、秋~冬生まれに多いようです。


冬の乾燥は、大人だけでなく赤ちゃんにとってもとても過酷な状況。市販のスキンケアで改善されない場合は、早めに病院に行くのが良いそう。


ひどくなると、アトピーになり重症化してしまいます。


タイプ4.食物アレルギーが原因で現れる「乳児湿疹」

母乳やミルクを飲んでいる間は特にアレルギー反応はなかったけれど、離乳食が始まると赤いぽつぽつが出始めた、というママもいらっしゃるのではないでしょうかこれは、食物アレルギーに反応して現れる湿疹です。


パパママに食物アレルギーがある場合は、特に注意しながら離乳食を進めてみましょう。


また、万が一アレルギー反応が出てもすぐに病院に行けるように、新しい食材にチャレンジするタイミングは平日の午前中がベストですよ。


タイプ5.あせもが原因で現れる「乳児湿疹」

こちらは、大人と同様に夏場の汗や雑菌が原因で荒れてしまう乳児湿疹。月齢が低い赤ちゃんは、「オムツかぶれ」として現れる場合も。


我が家もオムツかぶれがあったのですが、その場合は、家にいる時間が長いなら思い切ってオムツを履かせずに過ごすのも一つの手だそう。


息子はこの方法で、2~3日したらオムツかぶれがだいぶましになりました!


おしりふきが肌に合わない場合もあるそうなので、改善されないママはこちらも要チェックですよ。


我が家の息子はタイプ3「乾燥による乳児湿疹」


2歳4ヶ月を過ぎた今でも、ひざの裏やひじの内側など、乳児湿疹に悩まされている我が子ですが、生後4ヶ月を過ぎたあたりから、急におなか周りに赤い湿疹がぽつぽつ出てきたのが始まりでした。


最初の頃は、保湿剤を塗っていれば治るだろうと思っていましたが、良くなるどころか悪くなるばかり。思い切って皮膚科に行き、ステロイド剤を処方してもらいました。


その頃から、月1回(多いときは、2週間に1回)定期的に皮膚科通いがスタート。小さいうちから、皮膚科の先生に肌の状態を知っておいてもらえるのは安心です。


特に息子は、夏場のサンダルによる靴ずれと、冬の乾燥対策は徹底して気を付けなくてはいけないと実感しています。


我が家も実践!皮膚科医に聞いたオススメのスキンケア対策


乳児湿疹にかからないための予防スキンケアを、皮膚科の先生に聞いてみました。


どの方法も共通していえることは、「清潔&保湿」!赤ちゃんが触れる洋服やスタイはもちろん、布団カバーや枕カバーなどのこまめな洗濯も実は大切なんですよ。


ここでは、乳児湿疹を予防するオススメのスキンケア対策を6つご紹介します。


オススメ1:とにかく保湿!


これは、産院でも小児科でも皮膚科でもどの病院の先生も口々に仰っていました。赤ちゃんの皮膚は薄く、外的刺激を受けやすいそう。


そのため、とにかく保湿をしていれば、皮膚を保護してくれるため乳児湿疹は出づらくなるようです。


冬になると、朝・昼・晩と1日3回保湿していましたが1歳の冬はそこまでひどくなりませんでした


ちなみに我が家は、以下の商品をずっと使っていますが、肌荒れすることがありません。ぜひチェックしてみてください。


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オススメ2:石鹸は使いすぎない


ゴシゴシと石鹸で洗い流すほうが、肌の汚れや汗・皮脂も取れて良いのでは?と思いますよね。


しかし皮膚科の先生曰く、洗いすぎてしまうと肌に残すべき脂も一緒に落ちてしまって、保護の膜がなくなってしまうとのこと。


これを聞いて以来、我が家は石鹸は2日に1回のペースで使用しています。特に不便に思うことはありません。


オススメ3:汗をかいたらこまめに着替え


肌が弱いと、汗の刺激だけでもあせもや肌荒れを起こしてしまいます。そのため、めんどくさがらずにこまめに着替えをさせるのが良いそうです。


夏場のお昼寝での汗っかきが悩みでしたが、Tシャツと背中の間に1枚ハンドタオルを挟んで寝かせると、お昼寝後、タオルが汗を吸い取ってくれるのでお着替え不要!


洗濯物も増えずに、とても楽な方法なのでオススメです!


オススメ4:こまめなオムツ替え


特に夏場は、オムツの蒸れによる湿疹も出てきます。


まだ寝返り前の赤ちゃんなら、オムツを脱がせてひなたぼっこをして日光に当てるのも良いと産院で教えてもらいました


ぜひ実践してみてください。


オススメ5:洗濯洗剤にも工夫を


なるべく肌の刺激が少ないものを使うのがおすすめ!


「洗濯用石鹸」を使うようになってから、いくらか肌の調子が良い気がします。


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こちらは、柔軟剤なしでもふんわりした洗い上がりになるのがお気に入り!お値段もお手頃なのも嬉しいです。


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オススメ6:パパママの洋服素材をチェック


抱っこをしたり授乳をしたりと、大人の洋服と赤ちゃんの肌が触れ合う瞬間は、意外と多いもの。


我が家は、乳児湿疹が分かってから無印良品の綿100%素材の洋服にパパママ共にチェンジ!


安心して、授乳や抱っこができるようになりました。


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部屋着として、コットン素材の洋服を1着持っておくと安心です。


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1~6を実践して改善されないなら皮膚科を受診

オススメ対策を1~6まで試してみて、それでもNGの場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。


ひどくなる前に、肌のエキスパートに診てもらえるとママも安心ですよ。


乳児湿疹には、こまめな保湿と信頼できる皮膚科医探しを

赤ちゃんの肌は、思った以上に敏感であることがわかります。


赤ちゃんの乳児湿疹のタイプは複数にまたがっていますが、全てのポイントはしっかり保湿して清潔に過ごすこと。


そのためにも、日ごろの生活で丁寧にケアすることが大切です。それでも良くならない場合は、早めに皮膚科の受診を。


私の皮膚科の先生は、乳児湿疹は、ひどくなる前に正しい薬の使い方とこまめな保湿をしていれば、小学生ぐらいになる頃には治ると良く言ってくださいます。


我が子も、将来肌が強くなることを信じて、めんどくさく感じることもありますが日々スキンケアを行っています。


めげてしまいそうになることもありますが、パパママの努力でお子さんも楽になる日がくるはず!一緒にがんばりましょうね。


(Photo by:写真AC