出産間近になり、産院から「バースプランを教えて」と言われ戸惑った方も多いのではないでしょうか。


2回の出産を経験した私も初めての時は、バースプランを考える余裕がありませんでした。


実は、新しい命を生み出すにあたって「バースプランを考えて記すこと」はとても大切な作業なんです。


今回は、先輩ママがやってよかった「おすすめバースプラン」をご紹介します。


この記事の目次

出産前に決める「バースプラン」て何?


バースプランとは、その名の通り「出産計画」のこと。


出産は予定通りにはいかないことが多いため、実際には出産から退院するまでの過ごし方の希望を書いて病院側に提出するものとなります。


病院でバースプランを提出すると、助産師さんや先生との話し合いよってプランの内容を固めていくのが基本的にな流れ。


ただし、産院とにいっても大学病院・私立病院・個人の産院など様々な種類があり、それぞれバースプランでの記入項目や内容もそれぞれ。病院により特長が異なります。


早めのバースプランで満足のいく出産ができる!?

私の周りでは、「バースプランを早めに作成しておいたから、それに見合った産院を選ぶことができた」というママ友も多くいました。


バースプランをイメージしておくと、妊娠が判明してからの通院や出産に向けての準備もスムーズに行うことができるのも事実。


先輩ママのバースプランを参考にしながら、希望に沿った出産→産後の入院生活を送れるように意識するのも大切ですね。


知っておきたい!4つのバースプラン


バースプランを立てるとなっても、どうやって立てたらいいのかわからないもの。そこで、どんなバースプランがあるのかについてご紹介します。


バースプランをスムーズに計画するには、4つのカテゴリー別に分けて考えるのがおすすめです。


1.入院中のバースプラン


入院中のバースプランは、主に環境について要望を出します。


入院中のバースプランの例

入院期間、病室のタイプ、病室での過ごし方などさまざまですが、産前産後を過ごす環境を快適なものにするための項目になります。


2.陣痛中のバースプラン


忘れてはいけないのは、陣痛中のバースプラン。主には、痛みに耐える陣痛中にしてほしいことをまとめます。


2度の出産経験をした今、私自身としては陣痛中のバースプランはしっかり考えておくとよいかなと思います。


陣痛中のバースプランの例

陣痛を促進するためのリラックス方法、陣痛促進剤などの薬剤や医療機器の使用について、耐え難い陣痛中の家族の励ましの方法などを中心に考えるのがおすすめです!


3.分娩中のバースプラン


いよいよ出産が近づいてきました。どんなお産にしたいか、自分自身にとって理想の形を考えるバースプランにしましょう。


分娩中のバースプランの例

分娩中のバースプランは、帝王切開や無痛分娩など分娩のスタイル、家族の立ち合いの有無、呼吸法、会陰切開などについてがメイン。


特に家族の立ち合いに関しては、命の誕生の瞬間にどんな形をとるか重要な話


誰が立ち合うか、どの立ち位置で見るか、撮影の仕方などパパや家族と話し合って決める方が多いようです。


4.出産後のバースプラン


出産後のバースプランには、分娩後の赤ちゃんとの過ごし方(カンガルーケアなど)、病室に戻ってからの過ごし方などがあります。


産後は、ママの体のダメージも大きくとてもデリケートな時。退院してからは自分で育児をしなければなりません。


無理をせずに、まずは自分の体力を回復させることが先決です。


【カテゴリ別】先輩ママおすすめ!やってよかったバースプラン


さっそく、先輩の体験談と共に、出産・産後を快適に過ごすためのおすすめバースプランをご紹介します♪


おすすめパースプラン【入院編】

<病室・入院中の環境>

家族が気兼ねなく来れるよう個室に入院したい!


ママ友がほしいので、4人部屋にしてほしい!


出産という大変な仕事を経験する前後に使う病室は、ママにとって安らぎの場所。そのため、どんな環境がいいのかしっかり考えておくことをおすすめします。


私は、1回目の出産は6人部屋で母児同室でした。出産を終えてクタクタでベッドに入ると隣の赤ちゃんが泣き続けていて、疲れがうまく取れず後悔。


そこで、2回目は、個室にしたためゆっくりと体力を回復することができました。


<ママの体力回復・赤ちゃんとの過ごし方>

疲れを感じた時、いつでも赤ちゃんを預かって欲しい。


夜は赤ちゃんと離れてゆっくり眠りたい。


出産後の赤ちゃんとの過ごし方は、退院までのママの体調を大きく左右します。


母児同室の場合でも、24時間つきっきりと夜は預かってもらえるというケースがあります


また、私の第2子の時は24時間母児別室、最低限のお世話以外は休息時間でした。


どのようなスタイルが良いか、ご家族やご自身の体力と相談しながら考えてみてください。


おすすめパースプラン【陣痛編】

<陣痛の痛み軽減>

陣痛が始まったら「ヒッヒッフー」と横でいってほしい。


ゴルフボールで、尾てい骨の周りを強く押してほしい。


陣痛を逃がすマッサージを夫に教えてほしい。


初めての出産の場合、イメージがしにくいですが、つらい陣痛を逃す方法がそれぞれ見つかると思います。


周りのママ友で多かった意見は上記です。パパと相談して、産院で用意してあるかなど事前に確認することをおすすめします。


<リラックスして、お産を進める>

好きな音楽を流して、大声で歌いたい。


大好きなクッションを持ち込んで、自分が楽だと思う姿勢で過ごしたい。


好きなアロマディフューザーをたきたい。


辛い陣痛中に少しでも気分転換・リラックスができそうなモノを取り入れるといいでしょう。


私の病院では、「CDを焼いていけば大音量で流しますよ」とも言ってもらえました。病院に用意がある物もあるので、事前に確認することをおすすめします。


<陣痛中の処置・投薬等について>

陣痛促進剤は、極力使わないで欲しい。


吸引分娩は極力したくない。


陣痛促進剤など出産中の投薬や処置については、ママ友の間でも話題になっていました。


バースプランに記載しても、出産はどうなるかわかりません。お医者さんと相談して、無事に赤ちゃんが生まれてくることを第一に考えましょう。


おすすめパースプラン【分娩編】

<立ち合い>

主人の立会出産を希望したい。


主人には立ち会って欲しいけれど、直接生まれる部分は見られたくない。


立ち合い出産をするかどうかは、ご家族で事前に話し合いましょう。パパ以外の義理両親や友達など、誰を対象にするかも指定することをおすすめします。


出産は、ママの体に負担のかかる大仕事。リラックスできる環境が一番なので、無理のないよう決めていきましょう。


<出産時の記録>

赤ちゃんの産声を録音しておきたい!


出産の瞬間をビデオにおさめておきたい。


命の誕生の記録をしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。


立ち合ったパパが出産に集中してしまい、カメラをおいてママを応援していたという話も聞きます。


病院によって規定がある場合もあるため、立ち合う家族とともに役割を決めたり相談するのが良いでしょう


<分娩中の処置について>

会陰切開は極力しないでほしいが、裂けそうな時には切ってほしい。


意外と忘れがちなのが、会陰切開のバースプラン。入院中は会陰の痛みが一番辛かったと多くのママが言うくらいです。


切開せずに出てきてくれるのがいいけれど、切開せずに裂けてしまうと痛みがあり回復に時間がかかることも。


出産の進行次第でお医者さんの判断になる場合が多いですが、バースプランは自分の意志を伝えることが大切です。


おすすめパースプラン【出産編】

赤ちゃんが産まれたら、すぐに顔を見せてほしい。


出産後は、すぐに抱っこしたい。


帝王切開でもカンガルーケアをしたい。


10ヶ月間、大事に大事に思っていた我が子との対面は感動の瞬間。出産後の赤ちゃんと、どう対面するかはとても重要ですね。


さまざまな意見があるカンガルーケアですが、私自身、事前に病院側と安全面を確認し第2子の時のみ取り入れ、とてもいい気持ちで幸せな時間を過ごすことができました。


初めて子どもと触れ合えるカンガルーケアは、バースプランでも希望するママが多いですね。


そこで赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえれば、赤ちゃん自身の免疫力を高める効果もあるのだとか


体力優先にはなりますが、無理のない範囲でカンガルーケアを希望することをおすすめしますよ!


事前にバースプランを考えて、安心して赤ちゃんの誕生を待とう♪


バースプランを考えようとしても、はじめての出産時は、経験がないため何を書いたらいいのかわからないもの。


でも先輩ママのおすすめバースプランを取り入れながら、書いていくとだんだんと出産イメージがわいてきます。


バースプランは前もってイメージしておくと、ママ自身が落ち着いて赤ちゃんを迎えられるはず。


是非この記事を参考に素敵な赤ちゃんとの出会いを迎えてくださいね♪


(Photo by:写真AC