ツナ缶と言えば、サンドイッチにおにぎりなど和食にも洋食にも合う便利な食べ物。スーパーではお手頃価格で買うことができるため、お財布に優しい食材としても人気です。


そんなツナ缶は、離乳食でも大活躍!今回は、離乳食のツナ缶はいつから使えるのか、ツナ缶を使った離乳食レシピや注意すべき点などをご紹介します。


ツナ缶を上手に取り入れられるようになると、離乳食のレパートリーが広がります。ぜひ参考にしてみてくださいね。


この記事の目次

離乳食でツナ缶を始める前に知りたい「材料」のこと


ツナ缶の材料に種類があることは、ご存知ですか?ツナ缶の材料となる魚は、主に4種類。


・びんながマグロ


・きはだマグロ


・カツオ


・めばちマグロ


「ツナ=マグロ」だと私は思っていたのですが、実は「カツオ」の場合もあるんです!


マグロもカツオも「赤身魚」には違いありませんが、これからツナ缶を離乳食で始めるママは、材料にも気をつけたいですね。


ツナ缶を手に取る際、「材料」の表示もチェックしてみてください。


参考:ツナ缶の基礎知識/いなば食品株式会社

離乳食でツナ缶を使えるのは、白味魚をクリアしてから


ツナ缶は、いつからどの順番で与えていいか迷いますよね。


厚生労働省が推奨している情報によると、離乳食でお魚を与える順番は「白身魚→赤身魚→青魚」が一般的。


ツナ缶は先ほどのとおり「赤身」に分類されるので、白味魚をクリアしてから食べさせたい食材です。


まだ赤ちゃんに魚をあげていないママは、まずは白身(鯛・たら等)を与えた後にツナ缶に進んでくださいね。離乳食では、魚の与える順番があることを忘れずに覚えておきましょう。


この順番に従うと「ツナ缶はいつから?」かは、一般的に離乳食の中期(生後7~8か月)から食べられるようになると言われています。


最初に与えるツナ缶は、ノンオイル(水煮)を選ぶ


ツナ缶には「油漬けタイプ」と「水煮タイプ」があります。離乳食中期、赤ちゃんに最初に与えるツナ缶は水煮タイプがおすすめ!


あっさりとした味わいなので、赤ちゃんでも食べやすいです。塩抜きも忘れずに行ってくださいね。


塩分不使用や無添加タイプのものも売っているので、そちらの缶詰を積極的に選ぶようにしましょう!


離乳食中期なら「油漬けのツナ缶」NG


油漬けのツナ缶は、塩分や脂質が多いため、離乳食中期には使わないほうがよさそうです。


まだ内臓などの臓器が発達していない赤ちゃん。そんな赤ちゃんにとって、油漬けは消化の負担が大きいからです。


塩分控えめのツナ缶も売っていますが、同じ理由で、水煮(塩抜き)を選ぶのがおすすめです。


コープなら油無添加・フレークタイプのツナ缶あり!

画像出典:co-op


スーパーにもツナ缶が売っていますが、安心安全を求めるなら、co-op(コープ)がおすすめ!


こちらのツナ缶は、きはだまぐろ使用した油無添加・フレークタイプです。


油無添加なら、離乳食中期にも使えるので嬉しいですね!サラダや炊き込みごはんやお粥にも大活躍すること間違いなし♪


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ツナ缶は栄養満点!鉄分対策にも効果的


ツナ缶の主な原料はマグロ。マグロには以下の成分がたっぷり含まれています。


マグロに含まれる主な栄養成分

・たんぱく質

・DHA

・EPA

・鉄分


たんぱく質はもちろん、DHAやEPAも豊富!


DHAが脳の成長をサポート!


DHAはお魚全般に多く含まれており、私が子供の頃は「頭が良くなる」と親に言われ、よくお魚を食べさせられたものです。


最近では認知症の予防効果があるともテレビや雑誌などでもよく言われていますよね。


脳を活性化させる働きがあり、記憶力をアップする成分です。ぐんぐん成長している赤ちゃんの脳にも、効果が期待できそう!


EPA成分が血液をサラサラに!


EPAは血液サラサラ成分!どちらかというと、大人のパパ・ママのほうが気になる栄養素ですね。


血液の巡りのよさは、成長と健康に繋がります。小さいうちから意識して取り入れることが大切な栄養素です。


鉄分対策にも効果的!


離乳食講座で栄養士さんに教わったのですが、離乳食後期になると鉄分不足の赤ちゃんが増えるとのこと。


主に母乳育児の場合、離乳食が進むことで母乳を飲む量が減り、母乳から得られる鉄分が減ってくるためです。赤ちゃんが貧血にならないためにも、ツナ缶を上手に取り入れましょう。


我が家は、ヨーグルトに混ぜたプルーンの効果と、ツナ缶を使った料理の効果で貧血に困ることはありませんでした!


ツナ缶の離乳食調理のポイント


ツナ缶そのままですと、パサパサな食感を嫌う赤ちゃんも多いので、調理にひと工夫してみましょう。


1.加熱して、しっとりと


ツナ自体は加熱しなくても食べることができますが、加熱したほうがパサパサな食感を抑えられ、しっとりします。離乳食では、加熱することを忘れずに!


2.とろみをつけて、口当たりをやさしく


同様に、とろみをつけることで口当たりがよくなります。この時期であれば、だし汁や野菜スープを加えて、片栗粉を溶かしてみましょう。


3.トマトやじゃがいもとの相性◎


食材を選ばず、何にでも合わせやすいツナ缶ですが、特におすすめなのがトマトとじゃがいも。


トマトは、トマトの甘みを引き立てコクが出ます。じゃがいもは、ツナの食感をうまくカバーしてくれますよ。


離乳食中期に!ツナ缶おすすめレシピ4つ


ここでは、離乳食中期にぴったりのツナ缶を使ったおすすめレシピを4つご紹介します。


1:ツナ缶を使った炊き込みごはん

参考出典:くっくぱっど(HP)


白米に飽きてきた赤ちゃんにおすすめなのが炊き込みごはん!


ツナ缶を使えばしっかり出汁も出るので、少し調味料を足すだけでしっかりと味がつきますよ。


材料


・ツナ缶水煮 ※塩抜きしておいてください


・お米  約一杯


・にんじん(みじん切り)


・醤油


・ほうれん草(みじん切り)


・水 30~50cc


※冷蔵庫に余っている野菜や、お好みの野菜を適宜追加してください。


作り方


ツナ缶と野菜を炒めあわせ、お米と水を加え煮込む。最後に醤油で味を調えたら完成!


ポイント


・ツナ缶のぱさぱさが気になる場合は、煮込むタイミングでかたくり粉でとろみをつけるのがおすすめです。


☆参考:離乳食中期におすすめツナ缶レシピ☆

離乳食中期 簡単炊き込み御飯


2:ツナ缶を使ったポテトグラタン

参考出典:くっくぱっど(HP)


離乳食中期になると、グラタンも食べられるようになります。冷凍ストックしておけば、これ一品で夕飯のメインディッシュに


作り方も簡単で、ぱくぱく食べてくれるはずです。


材料


・ツナ缶水煮 ※塩抜きしておいてください


・じゃがいも(マッシュ) 1個


・にんじん(みじん切り)


・玉ねぎ(みじん切り)


・その他お好みの野菜(みじん切り) 適量


・牛乳 小さじ2


・粉チーズ 適量


・水 30cc


・かたくり粉 適量


作り方


1.野菜とツナ缶を混ぜ合わせる。


2.鍋に水・牛乳・水でといたかたくり粉を入れ、よく溶かす。


3.2を1にかけてオーブンで焦げ目がつくまで温める。最後に粉チーズをかけたら完成!


ポイント


・やけどに注意しましょう!


・牛乳の代わりに余った粉ミルクを入れてもOKです。


☆参考:離乳食中期におすすめツナ缶レシピ☆

離乳食中期〜*ツナポテトグラタン


3:ツナ缶を使ったコールスローサラダ

参考出典:くっくぱっど(HP)


ツナ缶はサラダの材料としても大活躍!


離乳食中期の赤ちゃんはまだ生野菜は難しいですが、温野菜サラダにすれば問題ありません。


材料


・ツナ缶 半分 (塩抜きしてください)


・キャベツ  3枚


・じゃがいも 1個


・にんじん 1/3 


(・ベビー用の顆粒だしor塩 味が足りなそうなら追加してください)


作り方


1.食べやすい大きさに切った野菜とツナ缶混ぜ合わせて茹でる。


2.味見をし、塩or赤ちゃん用の顆粒だしを入れて味を調えたら完成!


ポイント


・マヨネーズなどで味を調えれば、大人用のサラダにも早変わり。


☆参考:離乳食中期におすすめツナ缶レシピ☆

離乳食中期〜*コールスロー風ツナサラダ


4:ツナ缶を使ったトマトパン粥

参考出典:くっくぱっど(HP)


お米のお粥に飽きてきた赤ちゃんには、パン粥がおすすめ!


パンとツナは相性が良いうえに、栄養も満点。一緒に入れる野菜からも栄養がしっかり摂れますよ。


材料


・ツナ缶 ※塩抜きしてください


・トマト 1/2~1個


・玉ねぎ、キャベツ、にんじんなどお好みの野菜


・野菜だしのスープ 適量


・食パン(耳なし)  半分


・粉チーズ 滴量


作り方


1.野菜と食パンを食べやすい大きさに切る


2.1に野菜だしのスープを加えて、軽く混ぜ合わせる


3.2を電子レンジで温めて、最後に粉チーズをかけたら完成!


ポイント


・パンを小さく切るのが手間の場合は、パン粉を使ってもOKです。


☆参考:離乳食中期におすすめツナ缶レシピ☆

離乳食中期 ツナトマトチーズパン粥


離乳食でツナ缶を使う時に注意したい「保存」のこと


保存が利くツナ缶ですが、離乳食で使う際、調理や保存の際に気を付けるべきことがあります。


離乳食は、内臓が未発達の赤ちゃんに与えるものですので、常に新鮮な状態で与えることを意識するようにしましょう。


1.一度開封したら、別容器に保存する


缶詰全般に言えることですが、一度空気に触れてしまうと傷みやすくなるため別の容器に移すようにしましょう。


食品が変色した場合は要注意!傷んでしまっている証拠です。


2.開封後は2~3日で食べきる!


別容器に移したとはいえ、新鮮なうちに食べきってしまうのがおすすめ!


できるだけ2~3日で食べきるように意識しましょう。


3.ツナ缶は冷凍保存も可能


どうしても食べきれない場合は、冷凍保存も可能です。しっかりと水切りをして

小分けにして冷凍保存がおすすめ


塩分が入っているツナ缶の場合は、熱湯をサッとかけて、塩抜きもしっかりしておきましょう。冷凍保存の場合も1週間を目途に食べきってください。


保存の手間を考えると、一回で食べきったほうが楽かもしれません。ツナサラダやツナマヨおにぎりにすれば、パパの食事の一品にもなりますよ!


ツナ缶は離乳食食材として万能!


離乳食中期(生後7~8か月)になると食べられるようになるツナ缶。味つけや混ぜ合わせる食材次第で、レシピのレパートリーが広がります。


味のクセがほとんどなく、栄養満点なので、上手に取り入れながら赤ちゃんの筋肉や骨をしっかりと作っていってくださいね。


(Photo by:写真AC