お粥やペーストの野菜に慣れてきたら、パンやうどんなどの小麦製品を試す人も多いでしょう。


特に、うどんが食べられるようになると、食事の幅がグンと広がるのでとても便利!


しかし、「いつから始めていいのかわからない」「手間がかかりそう」などと感じてしまう人も多いのでは?


そこで今回は、うどんの離乳食を始める時期や注意点、簡単なレシピなどをご紹介します!


この記事の目次

離乳食のうどんはいつからスタートするべき?


うどんは、お粥や野菜などに慣れてきた頃からスタート。


生後6ヶ月以降に食べ始めるとよいでしょう。


始めはトロトロのうどん1さじから

離乳食初期(生後5~6ヵ月)は柔らかく茹でたうどんをすり潰し、だし汁などでのばしてトロトロな状態にします。


最初は1さじからスタート。離乳食初期は15g程度にしておきましょう。


【離乳食時期別】うどんの進め方


1回の量

離乳食初期

(生後5~6ヵ月)

前半:×

後半:15g

離乳食中期

(生後7~8ヵ月)

前半:35g

後半:55g

離乳食後期

(生後9~11ヵ月)

前半:60g

中盤:70g

後半:90g

離乳食完了期

(1歳~1歳6ヵ月)

前半105g

後半:130g


上記の量はあくまでも目安。


赤ちゃんによって食べられる量は異なるので、様子を見ながらにしてくださいね。


後期にはうどんと一緒に野菜のエキスの詰まったスープも取り入れることができるため、とても重宝する食材ですよ


【離乳食時期別】うどんの長さ


長さ

離乳食初期

(生後5~6ヵ月)

ペースト状

離乳食中期

(生後7~8ヵ月)

2mmの細かいみじん切り

離乳食後期

(生後9~11ヵ月)

1cm程度の長さ

離乳食完了期

(1歳~1歳6ヵ月)

2~3cm程度の長さ

うどんは、しっかりカミカミできるようになるまでは細かく刻んであげるのがポイント。


もし上記の大きさでも食べにくそうにしていたら、もっと細かく切ってあげてください。


離乳食でうどんを始める時の注意点


うどんは小麦が原料となる食材。


小麦は、アレルギーを起こしやすく症状が重篤な「特定原材料7品目」のひとつです。


アレルギー発覚のきっかけになることも多いため、いつから始めるかも含めて赤ちゃんの様子を見ながらゆっくり離乳食を進めてくださいね。


初めて離乳食でうどんを食べさせるときは、小児科の空いている午前中にするとよいでしょう。


離乳食に適したうどんの種類


スーパーなどでよく見かけるのは、3種類のうどん。


それぞれに特徴があるため、離乳食に適した種類のうどんを選びましょう。


ゆでてあるタイプのうどん

柔らかくて潰しやすいため、離乳食にピッタリ!また安価なのもうれしいポイントです。

 

冷凍タイプのうどん

日持ちするので魅力的ですがコシが強いものが多いので、使用する場合は柔らかく茹でて細かく刻みましょう。


中には、赤ちゃん用の柔らかい冷凍うどんが販売されていることもあるので、見かけたらぜひ使ってみてください。

 

乾麺タイプのうどん

ポキポキと茹でる前に折ることができるので、調理が楽ちん。


しかし、塩分を多く含むため茹でた後に水でよく洗い流すことをおすすめします。


離乳食用の乾燥うどんを利用すると、とても楽ですよ!



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うどんを調理するときのポイント


離乳食用のうどんは、十分柔らかくなるまで茹でる必要があるため、表示されている時間より長めに茹でるのがポイントです。


柔らかさの確認も忘れずに。


また、ゆでうどんなら、器に入れてだし汁と一緒に電子レンジで加熱するだけで、柔らかいうどんになりますよ!


うどんは冷凍保存OK!

刻んだゆでうどんを製氷皿などで小分けにして冷凍保存しておくと、次に使うときに便利です。


ただし、一度ゆでたとはいえ、冷凍したものを解凍するときは必ず加熱しましょう。


1週間を目安に使い切ってくださいね。


うどんをカットするのに便利なアイテム


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離乳食後期(生後9~11ヵ月)以降になると、うどんの長さも1cm以上になるので、包丁で刻むほどでもない…と感じる場面も増えてくるでしょう。


また、外食時にうどんなどの麵類をカットしたいと思うこともしばしばあるはず。


そんなときに役立つのが、ヌードルカッターです!


こちらのヌードルカッターは刃が波状になっているので、うどんを逃さずカットできます。


ひとつあると便利なアイテムなので、持っておいて損はないですよ。



簡単・おいしい!うどんを使った離乳食レシピ


ここからは、簡単でおいしいうどんのレシピをご紹介します。


離乳食作りを頑張っているママのために、少しでも楽をしておいしく作れるようなものを中心に選びました。


1.うどんペースト【離乳食初期】


初めてうどんを食べさせるときにピッタリなレシピ。ゆでたうどんをすりつぶして、水やだし汁でのばすだけでOKです。


上に野菜や魚のペーストをのせてアレンジするのも◎。冷凍する場合は、1週間を目安に使い切ってくださいね。


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2.野菜入りとろとろうどん【離乳食中期】


たっぷりの野菜と一緒に煮込んだうどん。


野菜の甘みのおかげで、味付けなしでもおいしく食べられます♪


自然についたとろみのおかげで、食べやすいのもポイントです!


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3.とろとろかぼちゃうどん【離乳食中期】


かぼちゃの甘みがおいしいうどん。うどんだけでなく、緑黄色野菜も摂れるのがうれしいですね!


昆布だしを豆乳や牛乳に変えると洋風な仕上がりになります。


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4.鶏ささみのスープうどん【離乳食中期】


これひとつで、炭水化物、たんぱく質、野菜が摂れるレシピ。


ささみからおいしいダシが出て、赤ちゃんも大満足な一品に仕上がります。


ささみは食べにくいので、細かく刻んであげてくださいね。レシピでは乾燥うどんを使用していますが、ゆでうどんに変更してもOKです!



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5.鮭のみそうどん【離乳食後期】


離乳食後期(生後9~11ヵ月)になったら、多少の調味料を使用してもOK。


こちらのレシピは味噌を使用して、ほっこり温まるうどんに仕上げています。


味噌と鮭は相性抜群の組み合わせなので、赤ちゃんもペロリと食べてくれるかもしれません♪


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6.ねばねばブロッコリーうどん【離乳食後期】


刻んだブロッコリーとひきわり納豆を、少量のしょうゆで和えてかけただけの簡単スピードレシピ♪


簡単なのに栄養満点なので、ママも赤ちゃんもうれしい限りですね。


納豆のねばねばがのどごしをよくしてくれるので、つるっと食べられます。


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7.豆乳出汁うどん【離乳食後期】


豆乳のまろやかな風味がおいしい、変わり種うどんです。


少量の味噌やしょうゆを加えると、よりおいしくなりますよ!


この組み合わせは大人が食べてもおいしいので、たくさん作って取り分けてもいいですね。


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8.カレーうどん【離乳食完了期】


大人も子どもも大好き、カレーうどん!スパイシーな風味に食欲がそそられます。


とはいえ、まだ大人用のルウを使うのは早いので、赤ちゃん用のカレーソースを使いましょう。


カレーのおいしさに目覚めてしまうかも♪


>>レシピはコチラ<<


9.うどんオムレツ【離乳食完了期】


うどんは離乳食に便利な食材です。しかし、多用すると赤ちゃんが飽きてしまう可能性も…。


そこで、ちょっと変わったメニューにアレンジしてみましょう!


うどんを卵でまとめた”うどんオムレツ”なら、いつもと違った味に赤ちゃんも大満足♪手づかみ食べの練習にもピッタリですよ!


>>レシピはコチラ<<


10.焼うどん【離乳食完了期】


離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)にもなると、手づかみ食べやフォークで食べる練習をする赤ちゃんも多いでしょう。


しかし、うどんは汁気がある食べ物なので、つかみにくいことも。


そんなときは、焼うどんにしてみましょう♪汁気がないのでつかみやすく、練習にピッタリですよ。


大人用のものから取り分けると、ごはんの準備が楽になります!


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うどんをフル活用して離乳食を充実させよう


うどんは消化が良く、離乳食にピッタリな食材です。


野菜やたんぱく質を組み合わせると、一品で完結するのでママも準備が楽に。


温めても冷やしてもおいしいうどんは、離乳食づくりの強い味方になってくれます。


明日は何の離乳食を作ろうかなと悩んだら、ぜひうどんを使ったメニューを取り入れてみてくださいね!


(Photo by:写真AC