離乳食初期から食べることができ、「赤ちゃんが食べてくれる!」とママに人気な野菜と言えば、かぼちゃです。栄養価がとても高く、調理も簡単で、おすすめの食材ですよ♪
今回は2児のママである私が、かぼちゃの離乳食を始めるママに知ってほしいかぼちゃの栄養や特徴、おいしい簡単レシピをご紹介します。
この記事の目次
- かぼちゃは、離乳食初期からOK!
- かぼちゃの栄養価はとても高い!
- おいしいかぼちゃの選び方
- かぼちゃの離乳食を始める前に知りたい下ごしらえ・調理&冷凍法・グッズとは?
- 冷凍保存やレトルトで、手軽にかぼちゃの離乳食
- 離乳食初期から取り入れられる!簡単・おいしいかぼちゃレシピ6選
- かぼちゃはママの味方。親子でニコニコの離乳食ライフを送ろう♪
かぼちゃは、離乳食初期からOK!
かぼちゃは、離乳食初期から取り入れられる食材です。生後5か月から6か月頃、野菜を始める初期段階からスタートできます。
甘みのあるかぼちゃは赤ちゃんも食べやすく、はじめて食べる野菜としてもおすすめですよ。
2人の我が子もかぼちゃを食卓に出すと、いの一番に完食してしまうほど、子供はかぼちゃが大好きなんです♪
かぼちゃの栄養価はとても高い!
かぼちゃは、代表的な緑黄色野菜です。
抗酸化作用があるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養成分を豊富に含みます。特にβ-カロテンは野菜の中でもダントツの含有量。
離乳食を始めると、便秘になりやすくなる赤ちゃんもいます。そんな時、食物繊維が豊富に含まれているかぼちゃはおすすめですよ。
<私の失敗談 その1>
かぼちゃを笑顔で食べてくれるのが嬉しくて、離乳食初期、かぼちゃばかり与えてしまったことがあります。
翌日のうんちが、あまりにどろどろでびっくり!慌てて小児科に駆け込んだものの、医師からの診断は「かぼちゃの食べ過ぎ」でした。
かぼちゃはそれだけ食物繊維が豊富という証拠。あげ過ぎには注意してください。
おいしいかぼちゃの選び方
スーパーで実際に手に取って選ぶ場合の、おいしいかぼちゃの見分け方をご紹介します。
「まるごと」の場合
まずは、手に取って持ち比べてみて、ずっしりと重みのあるものがおすすめ。そして、軸の切り口がよく乾燥しているもの、軸の周りがへこんでいるものを選びます。
形がいびつなものは受粉不良の可能性が高いので、左右対称に丸くなっているものが、おいしいかぼちゃです。
「カット」してある場合
カットしているものは、オレンジ色の果肉がより鮮やかで濃い色のものを選びましょう。そして種がふくらんでいるもののほうが、しっかり熟したかぼちゃです。
生産地やブランドにこだわるのもおすすめ!
特に離乳食初期の子供に食材を与える場合、無農薬やブランドにこだわりたいと思うママも多いのではないでしょうか。
そんな時は生協がおすすめ!生産者の顔が見えたり、ブランドが明確だと安心感もありますし、とにかくおいしいですよ♪
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かぼちゃの離乳食を始める前に知りたい下ごしらえ・調理&冷凍法・グッズとは?
初めての育児、ましてや離乳食の初期段階なので、やってみないとわからないことばかりですよね。
そこで、実際にかぼちゃの離乳食を作り始める前に、知っておきたいことをまとめてみました。
1.離乳食初期こそ、かぼちゃの下ごしらえはしっかりと
かぼちゃは、オレンジ色の果肉、緑色の皮、種、わたがあります。
果肉以外の部分も栄養価は高いものの、苦味があったり、赤ちゃんには刺激が強いため、しっかり取り除きましょう。
離乳食初期の赤ちゃんの舌は敏感なため、一度嫌悪感を感じると「その後なかなか食べてくれない」なんてことになりかねません。
<私の失敗談 その2>
私自身は、かぼちゃの皮の栄養が高いと聞いたことがあり、皮も調理してみました。
しかし、苦味があったようで、その後しばらくは同じ緑色の野菜までも口にしなくなってしまったんです。離乳食初期は、果肉部分のみを与えましょう。
2.かぼちゃを美味しく柔らかくする調理方法
かぼちゃは、柔らかくすることでホクホクして甘みが増し、より美味しくなりますよ!柔らかくする調理方法は、「茹でる」・「蒸す」の2種類あります。
かぼちゃに火がはやく通るように、下ごしらえの段階で皮を取り除いておくと◎。皮が硬いので、生の段階から皮を切り落とすことに抵抗のあるママは、少し加熱してから皮に包丁を入れると切りやすいですよ。
<茹でる>
鍋にかぼちゃを入れ、かぼちゃが9割程度隠れるくらいの水を入れ、柔らかくなるまで煮込みます。柔らかさの目安は、竹串を刺してみて、力を入れることなくスーッと通る柔らかさ。
たくさん切った時は、一度に調理できる「茹でる」方法がおすすめですよ。あとでご紹介しますが、ストックとして冷凍保存しておけば、時短料理に繋がります。
<蒸す>
「蒸す」場合は、少量の調理に向いています。シリコンスチーマーを使ったり、そのままラップにくるんで加熱する方法があります。
手頃なサイズに切ったかぼちゃに、水を少々振りかけ、スチーマーの蓋をして電子レンジで加熱します。同じく竹串がスーッと通るまで、様子を見ながら加熱しましょう。
気をつけたいのは、電子レンジを使う時「火が通りやすいように」と、薄切りにしないこと。焦げてしまう可能性があります。
シリコンスチーマーがない場合は、かぼちゃに少々水を振りかけ、ラップでくるんで、そのまま電子レンジで加熱します。
<私のおすすめ離乳食初期グッズ>
リッチェル 離乳食シリコーンスチーマー
このスチーマーは、電子レンジでお粥作りと野菜を蒸すことが同時にできます。お粥と野菜の離乳食を一緒に用意できるため、一石二鳥!
忙しい時や、時短に大活躍しますよ。離乳食初期から活躍してくれるアイテムなので、ぜひゲットしてみて下さい!
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3.かぼちゃをペースト状にする
離乳食初期は「ペースト状」にするのがマスト。方法としては3種類あります。
①裏ごし器を使う
離乳食調理のために、1つあると便利です。
②マッシャーを使う
ポテトサラダを作る時に活躍する調理器具。ご家庭にある方も多いのでは?
③ブレンダーやミキサーを使う
大量に潰す場合は、ハンドブレンダーやミキサーなど機械に頼るとラクラク。大人のおかずとしてポタージュにも!
少量であれば、指で潰したり、麺棒を使ってもペースト状になります。加熱してとても柔らかくなったかぼちゃなら、簡単にペースト状になりますよ。
4.アレルギーを考慮して、慎重に進めよう
かぼちゃはアレルギーの心配が少ない食材と言われていますが、全くないとは言い切れません。
離乳食初期に初めて与える時は、他の食材と同様、昼間の小児科が診療している時間に、1日1回・小さじ1杯からスタートしてください。
冷凍保存やレトルトで、手軽にかぼちゃの離乳食
かぼちゃの調理は簡単ですが、もっと手軽にとり入れたい場合は、冷凍保存や野菜フレーク、レトルトも活用してみましょう。
冷凍保存で賢くストック!
離乳食で与える量は、ほんの少しです。一度に多めに調理しておいて、冷凍保存し、都度解凍して使ったほうが、効率的ですよ。
離乳食初期であれば、ペースト状に調理したものを製氷皿や、画像のようなお弁当カップに入れて保存します。
離乳食中期であれば、マッシュしたものをフリーザー袋に入れ、平らにならして冷凍します。この時、袋の上から箸で線を入れておくと、冷凍後使用する分だけポキっと折れて使えるので便利です。
冷凍保存したものは、1週間を目安に使い切りましょう。
野菜フレークでペースト状が簡単に
私がおすすめするのは、野菜フレーク。私は、友人から生協の野菜フレークを教えてもらいました。
かぼちゃフレークにお湯を混ぜて溶かすと、あっという間にペースト状のかぼちゃが出来上がり。しかも、大人が食べてもとってもおいしい!
これなら、下ごしらえや調理をしなくても、作りたい分だけ簡単に作ることができますよ。家事を時短したいママの味方です!
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旅行や外出先でも安心なレトルト
既にペースト状になった、離乳食もレトルトにありますよ。そのまま赤ちゃんにあげることができます。
保存が利きますので、旅行や帰省の時にもおすすめです。
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離乳食初期から取り入れられる!簡単・おいしいかぼちゃレシピ6選
さっそく離乳食初期のかぼちゃのレシピをご紹介!美味しくて簡単に作れるものを厳選しました。参考にしてみてくださいね。
1.かぼちゃのスタートは「かぼちゃペースト」
離乳食初期のかぼちゃは、かぼちゃのペーストからスタートします。1日1回・1さじからはじめましょう。
<作り方>
1.かぼちゃの種、皮を取って一口大に切る。水を50cc位入れ、ラップをしてレンジで500w5分加熱。
2.スプーンでつぶし、裏ごし器で裏ごしして完成。
<参考レシピ>
2.初めてのスープにも抜群「かぼちゃスープ」
かぼちゃのペーストに慣れてきたら、スープに挑戦してみましょう。初期は、粉ミルクを使って作るのがおすすめです。
離乳食が進んだら、豆乳や牛乳でアレンジして作れますよ。
<作り方>
1.かぼちゃペーストを作ります。
2.粉ミルクを作ります。
3.かぼちゃペーストにミルクを加えながら、好みの柔らかさになったら完成。
3.お味噌汁に慣れたら「たまねぎとかぼちゃのスープ」
離乳食に慣れてきたら、スープものも用意してみましょう。そんな時に重宝するのが、かぼちゃと野菜のスープ。
野菜をあと1種類使えば、簡単に1品スープを増やすことができます。このレシピはたまねぎで紹介していますが、トマトやにんじんなど食べ慣れた食材でもアレンジしてみてくださいね♪
<作り方>
1.かぼちゃはスプーンで種をきれいに取り除き、5センチくらいに切ります。玉ねぎは、薄切りにします。
2.かぼちゃをレンジに600w・3分かけ、柔らかくなったら、皮を取り除きます。
3.玉ねぎ、かぼちゃ、水を入れ柔らかくなるまで弱火で煮ます。ハンドブレンダーやミキサーにかけペーストにして完成。
※クリーミーにしたい時は、粉ミルクをといで入れるといいですよ♪
<参考レシピ>
4.おやつとしても好評「かぼちゃとバナナ」
離乳食のおやつのレパートリーはフルーツに偏りがち。
そんな時は、かぼちゃとバナナを混ぜ合わせたおやつがおすすめです。かぼちゃの甘みは、バナナととてもマッチしますよ♪
<作り方>
1.かぼちゃペーストを作ります。
2.バナナを潰します。必要があれば裏ごしします。
3.かぼちゃとバナナを混ぜ合わせて出来上がり。
<参考レシピ>
5.お粥を食べてくれなくなったら「かぼちゃミルク粥」
離乳食の初期は、どうしてもお粥が続いてしまいますよね。
ママ友に「今まで順調に食べていたのに、いきなりお粥を口にしなくなった」という話もききます。
そんな時には、甘みのあるかぼちゃをお粥に混ぜた「かぼちゃ粥」で気分転換してみましょう。
<作り方>
1.お粥を作ります。
2.かぼちゃを柔らかくして潰します。
3.ミルク、かぼちゃ、お粥を混ぜて完成。
<参考レシピ>
6.ママも一緒におやつタイム「かぼちゃとさつまいもの茶巾」
甘みのあるかぼちゃとさつまいもの茶巾は、赤ちゃんもママにもおいしいおやつになります。
<作り方>
1.かぼちゃとさつまいもを柔らかくします。
2.柔らかくしたものをつぶしながら混ぜます。
3.ラップなどに1口大に分けて、絞って完成。
※赤ちゃんには柔らかさを見ながら、スプーンであげましょう。
<参考レシピ>
かぼちゃはママの味方。親子でニコニコの離乳食ライフを送ろう♪
赤ちゃんには、おいしい離乳食を作ってあげたいですよね。でも、毎日の寝不足や育児の疲れ、家事でママはとても大変。
甘みがあって栄養価が高く、調理も簡単なかぼちゃは、そんなママの味方。この記事を参考に、ラクに楽しく離乳食作りをしてみてくださいね♪
(Photo by:写真AC)