離乳食が始まり、お米(10倍粥)が食べられるようになると、今度は野菜や果物にチャレンジですね。


今回は葉物の野菜「ほうれん草」の栄養や特徴、離乳食初期のレシピをご紹介します!


ほうれん草の下ごしらえ方法や、おすすめの食べ方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


この記事の目次

ほうれん草は離乳食初期からOK!βカロテンが豊富


ほうれん草は離乳食初期から始められる食材。濃い緑の葉物で食事の彩りもよくなりますよね。


ほうれん草は緑黄色野菜のひとつ


ほうれん草は「緑黄色野菜」のひとつで、βカロテンを豊富に含んでいます。


βカロテンは体内でビタミンAに変換され、身体の発育を促進したり、肌の健康を維持したりと身体にとって必要な栄養素


子供の頃によく「緑黄色野菜を摂ろう」と言われたのは、このためかもしれませんね。


βカロテンは茹でても冷凍しても栄養そのまま


ほうれん草に含まれるβカロテンは、加熱調理をしても失われることはありません。


また、冷凍しても失われませんので、離乳食初期だけでなく、中期、後期それ以降もその月齢・年齢に応じたレシピで摂っていきましょう。


ここに注目!ほうれん草の食べ方や調理方法

1.ほうれん草はお粥やお豆腐の相性抜群!


先ほど離乳食初期は葉先を使用する旨をお伝えしましたが、お粥やお豆腐とのなじみが良いのでおすすめです。


まずは、ほうれん草だけを食べさせてアレルギーチェックをしましょう。しかしほうれん草だけをぱくぱく食べてくれる赤ちゃんは珍しいもの。


食べづらそうにしていたら、お粥やお豆腐とまぜちゃいましょう!


2.しっかり茹でてアク&泥を落とそう


大人向けのほうれん草のおひたしは、しゃきしゃき感を残すためにさっとゆでることも多いですが、離乳食初期の赤ちゃんにそれはNG!


しっかりと茹でてほうれん草の泥を落とし、冷や水につけることでアクを取ることができます。丁寧な調理を心がけましょうね。


3.新鮮なほうれん草を使おう


これは、どの野菜でも共通。離乳食を作る時は、特に初期は新鮮な野菜を使うことを意識しましょう。


葉っぱが黄色かったり、しなっているものはNG!しっかり緑色をしたいきいきとしたほうれん草を選びましょうね。


美味しい野菜を手に入れるなら「生協」を

画像出典:co-op deli


安心な食材を食べさせたい


手軽にぱぱっとできる料理が良い


離乳食の準備は手をかけたくない


そんな思いを抱えるママは必見!co-opなら、とれたての品質を食卓にお届けしてくれるんです♪


おすすめは、徹底した品質管理で国産素材をお届けする乳幼児専用「CO・OPきらきらステップ」


下ごしらえなしの離乳食が揃っているのも嬉しいですね。ほうれん草のキューブも大人気です♪


ただいまママびよりでは、無料サンプルプレゼント!この機会にぜひお試しください。


>>詳しくはこちら<<


離乳食初期!『ほうれん草のピューレ』レシピ


それでは早速、離乳食初期のほうれん草の調理についてみていきましょう!離乳食初期の頃は、食材は基本的にすりつぶします。


ほうれん草の茎は繊維が多く、離乳食初期には不向き。葉先を使うようにしましょう。


ほうれん草ピューレの作り方


1.葉先のみを柔らかく、くたくたになるまで茹でる。
2.湯がいたほうれん草を水にとってアク抜きをした後、みじん切りし、すり鉢で丁寧にすりつぶす。
3.お湯で滑らかになるまで伸ばす。


慣れてきたら…

ごくごく細かいみじん切り、もしくはその程度のすりつぶしでOK!


毎回作るのは面倒…そんな時は小分けに冷凍

離乳食初期は1回に食べる量も小量なので、毎回作るのも手間ですよね。


ほうれん草は冷凍できる食材ですので、作ったほうれん草ピューレは製氷器などで小分けにして冷凍しておきましょう。


ほうれん草ピューレが固まってから、ジップロックなどに移しておくと便利です。


手抜き&楽チン!離乳食用のほうれん草も活用


すり鉢で葉物をすりつぶすのは、意外と一苦労。


子供の性格やママの体調、ご主人の労働状況や様々な理由で、離乳食を作る準備が毎日なかなかできない、という人もいらっしゃるかもしれません。


特に離乳食初期の頃はまだ、体調が安定しないママも多いもの。


週末にほうれん草ピューレを小分けして冷凍するのも手ですが、それすら難しい時もあるでしょう。


そんな時は離乳食初期から食べられる商品で、ほうれん草をすりつぶした物がありますので、賢く取り入れていきましょう。


1.和光堂 裏ごしほうれんそう


(画像引用元:Amazon


5ヶ月ごろから~
・フリーズドライ


ひとさじ分ずつの少量タイプなので、離乳食初期にぴったり!お湯で溶かすだけなので手間もかかりません。


フリーズドライなのでお湯さえあれば、外出先でも気軽に離乳食をとることができますね。


>>>購入はこちらから(Amazon)<<<


2.コープ 国産野菜で作ったなめらかキューブ ほうれん草

(画像引用元:co-opderi eフレンズ


・5ヶ月ごろから~
・冷凍食品


こちらも離乳食初期から使える商品で、少量ずつキューブ状に小分けしたタイプの裏ごしほうれん草。


レンジでチンするだけでOKなので、簡単に離乳食の準備ができます。コープの会員になることで、購入可能です。


毎週特定の曜日に玄関先まで配達してくださいますので、子育て中のママにとってはお買い物の手間も省けるため便利ですよ。


※コープみらい配達地域での取り扱い商品になります。
※他の生活協同組合では取り扱っていない可能性もあります。詳しくは地域の生活協同組合にお問い合わせください。


既製の離乳食商品を使ってもいい?と悩む人へ


「やっぱり、離乳食は手作りでなくちゃ」


と思い、初期の頃から毎日離乳食の手作り。素敵なことですし、大事なことです。


しかし、それが原因でご自身の体調を崩したり、夫との仲が険悪になってしまったり、他の家事育児がおろそかになってしまっては本末転倒。

 

世界に目を向ければ、離乳食は手作りよりベビーフード(既製品)が主流で安全、という国もたくさんあります。


体調がすぐれない時などは無理をせず、離乳食商品を適宜取り入れてみましょう。


ベビーフード(既製品)はママの願いから生まれた商品!


既製品を使うことに罪悪感を頂く人もいるかもしれませんが、商品とは「誰かの必要」の声に基づいて開発されたもの。


つまり離乳食商品やベビーフードは、多くのママたちが願ったからこそできた商品なのです。


産後はご自身の体調や気分もまだまだ揺らぎやすい時期です。必要以上に自分を追い込まず、頼れるものはうまく使っていきましょう!

 

ほうれん草を使った離乳食初期レシピ4選

それでは、ほうれん草を使った離乳食初期レシピを4つ紹介します。


こちらのレシピは離乳食をはじめてから1ヶ月後ぐらいからのレシピになりますので、最初は他の食材同様、1口ずつスタートしてくださいね。


1.ほうれん草の茶がゆ


初期から慣れ親しんでいるおかゆを使って、ほうれん草でアレンジした離乳食です。


材料

・ほうれん草葉先
・ベビー用麦茶
・10倍がゆ


作り方

1.ほうれん草ピューレを作る。

 ※離乳食用商品で代用可能!
2.ボウルに10倍がゆ大さじ2・ベビー用麦茶小さじ1を入れて混ぜ合わせる。
3.2.を器に盛って1をのせたら完成。

 

2.ほうれん草とトマトのうどん


こちらはトマトの赤とほうれん草の緑で彩り鮮やかな、見た目にもおいしい離乳食レシピです。

材料

・ゆでうどん
・だし汁
・トマト
・ほうれん草葉先


作り方

1.ゆでうどん(2本)は柔らかく茹でて細かくカットしてからすりつぶす。だし汁を少々加えてのばす。
2.トマトは皮を湯むきし、種を取り除いた後、すり鉢で滑らかにすりつぶす。
3. ほうれん草ピューレを作る。

 ※離乳食用商品で代用可能!
4.器に1.を盛り、2.と3.をのせたら完成。


3.ほうれん草そうめん


ほうれん草に慣れてきたら、少し粗目にすったほうれん草にチャレンジ。


材料

・ほうれん草葉先
・そうめん
・だし汁


作り方

1.ほうれん草ピューレを作る。

 ※離乳食用商品で代用可能!
2.そうめんは短く折ってから茹でて、水で洗いすり鉢ですりつぶす。
3.鍋に1.2.とだし汁を入れひと煮立ちさせて完成。


4.ほうれん草と白身魚の粥


タンパク質が摂れるようになったら、ほうれん草などお野菜と一緒に!


材料

・ひらめ(刺身)
・ほうれん草葉先
・10倍がゆ


作り方

1.ほうれん草ピューレを作る。

 ※離乳食用商品で代用可能!
2.ひらめは柔らかく茹でて、すり鉢で滑らかにすりつぶす。
 ※ゆで汁を加えてのばすとよい。
3. 器に10倍がゆを盛り、1.と2.をのせたら完成。

 

ほうれん草で体調不良?!下痢が止まらず病院へ


離乳食初期の0歳6ヶ月の頃、ほうれん草をはじめて与えた時の我が家のエピソードです。


【当時の状況】

・離乳食をはじめておよそ3週間
・1回食
・12:30~13:00頃に離乳食


その日は初めてほうれん草を食べた日でした。一口食べて、ごっくん。その後、特に変わった様子もなくアレルギーの反応も出ず、一日が過ぎました。


ほうれん草を食べた日ではなく翌日に体調不良


翌日、早朝に目覚めた時点でおむつにうんちが。就寝中にもよおした様子。


その後、朝の授乳。2回目のうんち。


離乳食後に3回目、お昼寝後に4回目、授乳後に5回目。そして号泣。


頻回排便の末、泣き出した我が子


排便の数と異様な泣き方。


この頃は1日1~2回の排便リズムだったため、「おなかの調子がおかしいのかも」と思い小児科へ。


診断結果は「ほうれん草」が原因?!


先生に診て頂いた結果、


「胃がほうれん草にまだ対応してなかったのかもしれない。今はほうれん草は控えてしばらくたってから再チャレンジしてください。」


とのことでした。『食材に胃が対応できない』ということが赤ちゃんにはあることを、初めて知りました。


その後、1ヶ月後ぐらいにほうれん草を再開した時は問題なく食べることができ、今では普通にモリモリ食べています。


診断通り、まだ離乳食初期の頃は胃が対応できてない状態だったのだ、と感じました。


離乳食と授乳は初期から記録をつけるべし


ちなみに離乳食と授乳記録(アプリでつけていた)をしていたおかげで、診察時にいつ何を食べたかがすぐわかり、診断に繋がりました。


思い出以外にも、もしもの時に備えて離乳食や授乳は初期から記録をつけておくことをおすすめします。


診察後の夜も泣き止まず…#8000に相談


診察後、大人と同じく対処療法のため整腸剤とお尻かぶれの薬を処方してもらいました。


しかしその日の晩は、頻回排便で夜通し泣きっぱなしだったため「#8000」に電話し、相談。


授乳は胃に刺激を与えてしまうため、白湯で様子を見てみては?ということでしたで、その日は夜間授乳をせず、白湯で様子を見ることに。


翌朝には落ち着き始めたようで、いつもより長い朝寝。そして大事をとって、離乳食はお休みし、授乳のみで1日を過ごしました。


赤ちゃんの身体は未発達!何が起こるかわからない


今回のことはほうれん草に限らず、どんな食材でも起こりうるかもしれません。


離乳食をはじめるママは、初期の頃は特にアレルギーだけでなく、赤ちゃんの身体の発達状況によってはその時期は受けつけない食材があるかもしれない、ということも念頭に置いていてほしいと感じました。


離乳食初期からほうれん草を取り入れよう!


離乳食初期はママも赤ちゃんも初めてのことで、ドキドキワクワクの連続!


ほうれん草が入ると彩りも鮮やかになり、食卓も華やぐかもしれません


我が家はほうれん草のみ、急遽中期に差し掛かってからの再スタートになりましたが、身体にいい栄養素もしっかりとれます。


是非、離乳食初期からほうれん草のレシピもとりいれてみてくださいね♪


(参考文献:ベネッセコーポレーションHAPPY育児生活ガイドBOOK

(参考文献:日本食品標準成分表2015年版(七訂))

(Photo by:写真AC)