離乳食が始まると、「どの食材をいつから与えてOKなのか」気になるママも多いはず。

 

魚は身が柔らかく、赤ちゃんでも食べやすい食材なので、早く食べさせてあげたいと思うでしょう。

 

しかし、離乳食の時期によって食べられる魚、食べられない魚があるのです。

 

今回は、魚の栄養や離乳食期に食べられる魚の種類などをご紹介します。


この記事の目次

魚はたんぱく質源!身体を作る源


「魚はいつから与えていいの?」という疑問の前に、まずは魚の栄養についてみていきましょう。

 

魚はたんぱく質が多く含まれる食材

魚には三大栄養素のひとつであるたんぱく質が多く含まれており、主に以下のような働きがあります。


・病気やけがに対する抵抗力治癒力を高める
・筋肉を強くする
・神経の働きを良くし、精神的認定させる
・脳の働きを活性化する

(引用文献:最新版 からだに効く栄養成分バイブル)

 

肉にも負けない!たんぱく質量

肉や大豆製品と比べてみても、魚にはたんぱく質が多く含まれているということが分かります。


食品

たんぱく質量(100gあたり)

かつお(春獲り)

25.8g

めばちまぐろ(赤身)

25.4g

鶏むね肉(皮なし)

23.3g

紅鮭

22.5g

まこがれい

18.0g

牛肩肉(脂身つき)

17.7g

豚肩ロース(脂身つき)

17.1g

木綿豆腐

7.0g



魚の優れた栄養とは

魚はたんぱく質が豊富なだけではありません。赤身魚には鉄分、青魚にはDHAやEPAといった成分が含まれています。


〜〜鉄分〜〜

ご存知のとおり、鉄分は血を増やす栄養素。それだけでなく、脳の中枢神経の発達にも関連しています。

  

赤ちゃんは貧血とは無縁のイメージがあるかもしれませんが、生後9ヵ月頃になると、母体由来の鉄分はほぼ消失するのです。


そのため、食事から鉄分を補う必要があります。

  

魚の中でも赤身魚は、鉄分が多く含まれている食材。カツオやマグロがおすすめです。

 

〜〜DHA・EPA〜〜

DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、青魚に多く含まれる成分。必須脂肪酸の一種です。

 

体内で作ることができない成分のため、食事などから摂取する必要があります。

 

DHAEPAともによく似た働きをしますが、


・DHAは脳や中枢神経の発達に役立ち

・EPAは血液をサラサラにする働き


があると言われています。

 

乳幼児に必要なタンパク質の摂取量

離乳食から幼児食にかけて必要なたんぱく質量は以下の通りです。


(引用:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年度版)概要

 

なお、母乳のたんぱく質量は100gあたり1.1g


離乳食を始める前は、母乳だけでたんぱく質の目安量をおおよそ摂取しているのです。

  

ミルクも母乳の栄養素に基づいて開発されているため、母乳と同じ程度のたんぱく質が含まれています。

  

そのため、離乳食初期(生後56ヵ月)の頃は、食べ物からたんぱく質を摂取できなくても、母乳やミルクでほぼカバーできているのです!

 

最初は赤ちゃんが離乳食を上手に食べられなかったり、食べムラがあったりしますが、心配しなくても大丈夫。

 

食べ物からたんぱく質を摂取するよりも、いろんな味を楽しむことや、食べるということに身体も心も慣れ親しむことが大切な時期です。


赤ちゃんに魚はいつから食べさせていいの?


離乳食が始まると、いつからどの食材を与えていいのか悩むもの。


魚の場合は離乳食開始から1ヶ月後を目安にするとよいでしょう。

 

ただし、この「いつから」についてはさまざまな意見や考えがありますが、「何カ月からOK」という明確なルールはなく、目安として存在します。

 

なぜなら、乳幼児期の頃は個人差が特に顕著だからです。例えば、早産で生まれた場合は、修正月齢を目安にして考えます。

 

正産期に生まれたとしても、37週目に生まれたのと、41週目に生まれたのでは、産まれる時に大きな問題はないはずです。

 

そのため、子供の様子を見ながら、離乳食に魚を取り入れてみて下さい。

 

魚の種類によって与えるタイミングが違う


魚を与えるのは「離乳食開始から1ヶ月後」と先ほど述べましたが、どんな魚でもOKというわけではありません。

 

むしろ、食べられる魚の種類はごくわずかです。


いつからどんな魚が食べられるのか、という目安は以下の通りになります。


離乳食初期(生後5~6ヵ月)は白身魚から

         魚の種類

                                   補足

カレイ

魚卵やエンガワは×

ヒラメ

魚卵やエンガワは×

タイ

骨に注意

しらす干し

必ず熱湯をかけて塩抜きを

サケ

白身魚だが脂質が多いので中期からOK

タラ

白身魚だがアレルギーの心配があるので中期以降が無難


白身魚から始める理由は、脂質が少なく消化しやすいからです。

 

赤ちゃんの身体は食べたものを消化したり、食品から栄養を吸収したりする機能が、まだまだ未発達。

 

脂質は消化吸収に時間がかかるため、消化器官が未熟な赤ちゃんには負担になりがち。

 

消化器官は離乳食を通じて徐々に発達していくため、消化しやすい白身魚から慣らしていきましょう。

 

また、淡白な味で食べやすいのも理由のひとつです。


離乳食中期(生後7~8ヵ月)は赤身魚もOK

          魚の種類

                                    補足

カツオ

固くなりやすいので細かく刻んで

マグロ

缶詰の水煮も使える(食塩無添加がおすすめ)

ブリ

骨が取りやすく使いやすいが脂質が多いため、後期以降に


白身魚に慣れてきたら、次は赤身魚。

 

赤身魚は白身魚に比べると、身が固く、脂質が多いため、食べにくさがアップ。

 

胃腸の発達だけでなく、咀嚼能力の発達のことも考えると中期以降(生後7~8ヵ月)の摂取が望ましいです。

 

離乳食後期(生後9~11ヵ月)は青魚もOK

          魚の種類

                                    補足

アジ

最初の青魚におすすめ。1年中手に入りやすい。

サバ

アレルギーが出やすいので、できれば1歳以降がおすすめ

サンマ

小骨に注意

イワシ

小骨に注意


そして最後に青魚。青魚は脂質が多く、消化吸収に時間がかかるため、消化器官が発達してきた離乳食後期(生後9~11ヵ月)以降に始めます。

 

また、青魚はアレルギー源となるものがあるため、ほかの魚に慣れてきてから離乳食に取り入れましょう。


 

注意!白身魚=すべてOKではない


ここでひとつ注意を。白身魚だからと言って、全て与えてよいとは限りません。その理由は、白身魚の中でも脂質の多い魚、少ない魚があるからです。

 

よって、離乳食初期は、白身魚の中でも脂質が少ない魚を与えることから、スタートしなければなりません。

 

それでは、一体どの魚がいつから食べられるのでしょうか?魚ごとに、いつから与えられるかの目安を紹介していきます。


月齢別!白身魚目安リスト

ヒラメ


ひらめは白身魚の中でも特に淡白で、低脂質な魚です。身が柔らかく、赤ちゃんが食べやすいというメリットもあります。

 

どんな離乳食とも相性がよいのもポイント。離乳食初期(生後56ヵ月)から与えてOKです。

 

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カレイ


カレイもヒラメと同じく、淡白で低脂質な魚。離乳食初期(生後56ヵ月)から与えてOKです。

 

種類が多いため1年中市場に出回っており、手に入りやすいのもポイント。

 

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しらす干し



しらすはイワシ類の仔稚魚です。骨も柔らかいので丸ごと食べても問題ありません。

 

すりつぶせば、離乳食初期(生後56ヵ月)からOK

 

ちりめんじゃこは同じしらすですが、しっかり乾燥させているものが多いため、離乳食期にはやや不向きです。

 

使用する場合は、しっかりと茹でて柔らかく戻しましょう。


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タラ


脂質が少なく身が柔らかいため、食べやすい魚です。


白身魚ですが、アレルギーの心配があるため、他の白身魚に慣れてからの方がベター。

 

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「銀だら」はたらの仲間ではなく、スズキ(青魚)の仲間なので初期はNG。


たい


タイも脂質が少なく、身が柔らかい魚。養殖されているため、1年中手に入れられます。

 

離乳食初期(生後56ヵ月)からOKです。


サケ


赤身魚と思われがちですが、サケは白身魚です。

 

アスタキサンチンという色素物質により、身が赤くなります。

 

しかし、脂質が多いので離乳食中期以降にしましょう。

 

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サケはアレルギーを起こしやすい特定原材料27品目のひとつ

サケはアレルギーを起こしやすい特定原材料です。

 

そのため、鮭を与える時期やタイミングは注意しましょう。


月齢別!赤身魚目安リスト

カツオ

 

カツオは白身魚より脂質が多い魚です。加熱すると固くなり、パサついた食感になります。

 

そのため離乳食中期以降(生後78ヵ月)から始めるようにしましょう。

 

しっかりと刻んだり、とろみをつけると食べやすくなります。

 

また、血合い部分はそのまま与えてもOKですが、少し苦味があるため、苦手な赤ちゃんもいます。苦手な場合は取り除いてください。

 

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マグロ


カツオと同じく白身魚より脂質が多く、加熱するとパサついた食感になるため、離乳食中期(生後78ヵ月)以降がおすすめです。

 

また、マグロは赤身・中トロなどさまざまな部位がありますが、赤身を選びましょう。トロは脂質が多すぎるため、離乳食には不向きです。

 

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ブリ


大きさによって呼び方が変わる出世魚。

 

ブリになる前はイナダやハマチ、メジロなどサイズと地域によって呼び方はさまざまです。

 

他の赤身魚に比べて脂質が多いため、離乳食後期(生後911ヵ月)以降から始めるとよいでしょう。

 

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月齢別!青魚目安リスト

サンマ


脂質が多いため、離乳食でスタートするなら後期(生後911ヶ月)以降から。また調理の際は小骨に注意しましょう。

 

骨が取り除けているかどうか心配なら、包丁でたたいてつみれにするのもおすすめです。

 

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アジ


アジも脂質が多いため、離乳食後期以降から始めてみましょう。

 

年間を通して手に入りやすく、クセも少ないため、最初の青魚としてもおすすめです。

 

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さば


手に入りやすい青魚ですが、アレルギーを起こしやすいという心配があります。

 

できれば、1歳以降に与えるのがよいでしょう。

 

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月齢別!加工品目安リスト

鮭フレーク


鮭の加工食品です。

 

身がほぐしてあることから離乳食に使いやすい、と思われるかもしれませんが、塩分と油分が多いため、離乳食完了期(1歳~1歳半)以降にしましょう

 

また、初めて与える時は熱湯を回しかけ、油分と塩分を抜いてから少量だけ与えることをおすすめします。


ツナ缶


まぐろやかつおを加工して缶詰にしたものです。

 

離乳食に使う場合はノンオイル・塩分無添加のものを選び、中期(生後78ヵ月)以降からのスタートを。他の赤身魚に慣れてから、与えるようにしましょう。

 

茹でたり刻んだりする手間が省けるため、ストックしておくととても楽です。

 

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生食はNG


離乳食に使える魚は、刺身やお寿司として生でも食べることができます。

 

しかし、離乳食の頃に魚を生であげるのはNGです。赤ちゃんはまだ抵抗力が十分でないため、細菌や寄生虫による食中毒が懸念されます。

 

刺身はいつから食べられるの?

以前ママ部で行ったアンケートによると、刺身など生で魚を食べることに挑戦したのは”3~4歳”という人が多い傾向にありました。

 

新鮮な魚とはいえ生ものですので、お子さんの様子を見ながら幼児食期に与え始めてみるとよいでしょう。


魚の種類によっていつからスタートできるかは違う!


離乳食で使える魚は一律に「いつからOK」とはいえないため、少し大変かもしれません。

 

しかし、魚にはたんぱく質やDHAEPAなどが含まれているので、育ち盛りの子供はもちろん、大人になっても食べ続けたい魚です。

 

いろいろな食材を食べて、健やかに育ってほしいというママの気持ちもあるかもしれませんが、「この魚はいつからOKなのか」をしっかりチェックし、子供のペースに合わせて離乳食に取り入れていって下さいね。


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(参考サイト:旬の食材カレンダー
(参考資料:消費者庁「アレルギー表示について」

(参考資料:日本食品標準成分表2015年版(七訂))

(参考文献:最新版 からだに効く栄養成分バイブル)
(参考文献:ベネッセコーポレーションHAPPY育児生活ガイドBOOK

(Photo by:写真AC)

(Photo by:Unsplash