アンパンマンなどの子供向け動画は、運転中やパパママがどうしても手が離せない時につい子供に見せてしまうもの。YouTubeをはじめとする動画を子供に見せることに否定的な声がある中、罪悪感を持っているママも多いでしょう。
でも実は、楽しみながら言葉の発達を助けたり、想像力を伸ばしたりする内容の動画も存在します。今回は、スマホやタブレットで手軽に見られるYouTubeの動画の中から、おすすめ5作品ご紹介!
この記事の目次
動画を見せると悪影響?
結論から言うと、動画を見せると乳幼児に悪影響があるという科学的根拠は立証されていません。
これについては、世界中で多くの研究者が子供の発達と動画ビデオやメディアの関係を追跡調査しています。
日本でも、NHKが子どもに良い放送”プロジェクトとして調査を実施しているので、興味があればウェブサイトを覗いてみてください。
ただし、テレビや動画を見せる親の中には、子供に本を読んであげたり声を掛けたりする代わりに動画に子守りをさせているという場合もあります。そういう場合が問題なのです。
そのため、YouTubeなどの動画は必要な時に必要なだけ見せ、それ以外で動画を見せる必要のない時にはスクリーンから目を離させて子供同士や親と遊ぶ時間を作るという上手な使い方をしましょう。
子供は楽しく♪ママは安心の動画7選
とはいっても、見せる動画の中身は気になるものですよね。
子供の大好きなキャラクターであるアンパンマンやクレヨンしんちゃん、妖怪ウォッチの動画なら何でも大丈夫という訳ではありません。
動画選びのポイントって?
子供は同じ動画を何度も何度も繰り返し見る傾向にあります。
そのため、動画のヒット数を稼ぐには子供の注目を集めるのは一つの近道です。
そのため、アンパンマンなどのキャラクターを使って子供の注目を集めながら、実はただの商品紹介である動画がYouTubeにアップされているのをしばしば見かけます。
そのような動画は避け、子供が楽しみながら少しでもそこから何かを学べる動画を探してみましょう。
1.やっぱり子供は大好き!アンパンマンの動画
アンパンマン 歌 手遊び 60分メドレー 赤ちゃん 泣きやむ 笑う 喜ぶ 動画 【Anpanman Anime】
アンパンマンは小学校低学年以下の子供達に絶大な人気です!
アンパンマンの公式サイトに登録すればアニメを視聴することはできますが、YouTubeの動画では、車の運転の際などに便利な60分の「アンパンマンと手遊び動画」があります。
「とんとんとんとん ひげじいさん」や「あたま、かた、ひざ、ポン!」などのお馴染みの手遊びをアンパンマンとその仲間が躍ってくれます。
アンパンマンたちのお手々が真ん丸なので、「めがねさん~」のくだりは全くできていませんが、可愛らしい動画です。
ママと一緒に歌ったことのあるお歌が多いので、子供も聞き覚えがあり、楽しく見ることができるでしょう。
このYouTube動画をアップしている「コドモクルクルTV(kodomokurukuruTV)」には、他のバージョンの動画もあります。
アンパンマンだけでなく、春の歌や鯉のぼりの歌など、季節や行事に合わせた歌を動画で配信しているので、四季の移り変わりを教えることができ、おすすめの動画です。
*YouTubeチャンネル*
2.動画を見ながら動物のこと、覚えちゃお!
この動画は、動物の名前とその特徴を子供の声で教えてくれます。可愛らしいアニメーションとアップテンポな音楽が子供の好奇心を引き付けます。
再生時間は6分弱と短めですが、あと1駅だけなのに泣き出してしまった…という時などに活躍してくれるはずです。
動画をYouTubeにアップしているのは「ぽよぽよチャンネル」。
『見て、聴いて、学ぶ』をコンセプトに、大人と子供が一緒に楽しめる日本語知育アニメ、知育動画を作っているチャンネルです。
*YouTubeチャンネル*
3.幼児期から動画で英語教育
0~1歳の乳児は、聞いた英語を素早く吸収することが出来ます。また、2~3歳になるとアルファベットが読めるようになったり、簡単な単語を理解できるようになります。
でも、パパやママが英語ネイティブでない限り、なかなかネイティブの英語の発音に触れさせてあげることが難しいのが本音ですね。
そんな時、YouTubeなどの動画配信サイトが役に立ちます。
耳からネイティブの発音を聞きながら、動画でアルファベットを紹介したり単語の意味を教えてくれるような、幼児期から英語教育したい…と思うママにピッタリの楽しい動画をセレクトしました。
ABCkidTV
ABC SONG | ABC Songs for Children - 13 Alphabet Songs & 26 Videos
「ABCkidTV」が配信しているYouTube動画は、大人が見るとびっくりするイラストですが、子供には意外と人気です。
ABCの歌だけでなく、実際にそれぞれのアルファベットを使った単語も教えてくれます。
アメリカ英語のアクセントではありませんが、話されている英語はネイティブのものです。時間も60分と少し長めですし、便利に使いたい動画です。
*YouTubeチャンネル*
ABCkidTV - Nursery Rhymes
BabyBus
♬ABCのうた ABC Song&人気英語の歌まとめ | 赤ちゃんが喜ぶ英語の歌 | 子供の歌 | 童謡 | アニメ | 動画 | BabyBus
また、もう一つ紹介したいのが、「BabyBus」の配信する動画ビデオです。
可愛らしいイラストが好きな子向けです。残念ながら英語ネイティブの発音ではありませんが、ネイティブではない人が聞いても分からないくらいの流暢さです。
*YouTubeチャンネル*
4.男の子に人気。アンパンマンが教えるはたらくくるま。
はたらくくるま,救急車両,特殊車両特集,消防車,化学消防車 ストライカー,白バイ,救急車,パトカー,ダ ンプ,ゴミ収集車,アンパンマンアニメ,子供,キッズ,幼児向け
どうしても手が離せなくてスマホやタブレットを渡したら、子供がアンパンマンのおもちゃの動画をばかりを驚くほど繰り返し見ていた、ということはありませんか?
アンパンマンのおもちゃってかなり値が張るものもありますから、こんなおもちゃの動画を見て「これ買って~」とおねだりされても困る、というママにはこちらのアンパンマン動画がおすすめです。
アンパンマンが色んな車を紹介してくれるこの動画シリーズにはいくつか種類があります。
男の子が大好きな特殊車両や救急車、消防車や、かっこいいスポーツカーなどを網羅しています。
バックの音楽は、あの「おもちゃ動画」でも使われているもの。大人には耳障りだし、おもちゃ動画を見せたくないけどああいう感じのYouTube動画が大好きみたい…と困っているママは利用してください。
アンパンマンが出ていなくても、車が出てくればうちの子はご機嫌!という場合は、こんな動画もYouTubeにアップされています。
[まめきゅんのたのしいうた#27] しょうぼうしゃのうた|のりものうた|
5.どうしてもアンパンマンじゃなきゃ!のお子さんに
アンパンマンショー【かなえて!ゆめのダンスショー】キャラクターショー Anpanman Show
子供というのは、時にはとっても頑固なもの。
どうしても大好きなアンパンマンじゃないとダメなお子さんには、アンパンマンのキャラクターショーを録画したものがYouTubeに上がっています。
実際にその場にいる子供たちに向けて行なわれているショーなので、アニメや一方的に語り掛ける動画よりも、よりインタラクティブ感のあるものになっています。
歌あり踊りありで、アニメ画面を飛び出したアンパンマンとその仲間が仲良く冒険を繰り広げるものです。
ショーの録画なので、カメラアングルがイマイチだったり、観客の声や係員の声が入っていることもありますが、それもショーの動画の醍醐味。
舞台の上のアンパンマンの問いかけに答える子供たちの声は、自分もそこにいるかのような臨場感があり、子供は楽しいとおもうでしょう。
アンパンマンミュージアムに行ったことのあるお子さんであれば、「こういうの見たことあるー」と感想を話してくれるでしょうし、「今日はアンパンマンたちは何をしたの?」などと後から聞いてあげれば、親子の会話の話題にもなります。
*YouTubeチャンネル*
YouTube動画を賢く利用して笑顔で子育て
スマホやタブレットで簡単に閲覧できるYouTubeなどの動画配信サイトは、子育ての敵ではありません。
上手く利用すれば、子供の能力を伸ばすこともできるという調査結果も出ています。
好きなだけ好きな時に見せるということはいけませんが、つきっきりで一緒に遊んでいたら家事などの必要な用事が出来なくなってしまい、ストレスが溜まります。
ストレスがたまっていつも怖い顔をしたママは、YouTubeのどんな動画より悪影響を与えてしまうかも。
アンパンマンが大好きな子ならアンパンマンの動画、歌が好きな子なら歌の動画と、YouTubeの動画を取捨選択し、賢く、出来るだけストレスを溜めない子育てを目指しましょう。
Photo by Photo AC