気温が上がるにつれ、じりじりと私たちの肌を刺す紫外線。赤ちゃんの肌は大人の半分程度の薄さしかないと言われており、日焼けによる赤ちゃんの影響も気になりますよね。
私は紫外線を人より気にしており、自分自身が日焼けによってホクロができやすい体質。1歳10か月の娘も遺伝しているかも…と思い、日焼けに対するケアは赤ちゃんの頃から気を付けていました。
そこで今回は、私が日頃行っている日焼け対策や赤ちゃんへのおすすめの日焼けアイテムをご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの日焼けによるとメリットとデメリットとは?
- 赤ちゃんが紫外線を浴びることはデメリットばかりではありません。いい面、よくない面を確認して、極端になりすぎず赤ちゃんの日焼けケアができるといいですね。
【メリット】紫外線を浴びると赤ちゃんの骨格が強くなる!
紫外線を浴びることにより皮膚でビタミンDが合成されます。ビタミンDは体内へのカルシウムの吸収を助けてくれる人体に欠かせない栄養素です。
ビタミンDが不足すると、カルシウム不足による骨格の異常などにつながる可能性があります。食事と紫外線による皮膚合成、この2つから効率よくビタミンDを摂取することが望ましいと言えます。
ちなみに、ビタミンDはきのこ類や・鮭やしらすなどの魚類から摂ることができます。離乳食や幼児食にも取り入れやすい食材ばかりなのは嬉しいですね。
【デメリット】赤ちゃんが紫外線を浴びるとシミ・シワの原因に
赤ちゃんが紫外線を浴びるデメリットは、シミ・シワの皮膚の老化をはじめ、免疫低下・良性や悪性の腫瘍、白内障などの原因になると言われています。
赤ちゃんの頃の日焼けが大人になってからどのように影響するか気になりますが、まだはっきりとしたことはわかっていないようです。
しかし生涯に浴びる紫外線の半分を学童から学生の頃に浴びると言われるそうなので、できることから日焼けケアを始めていくといいでしょう。
赤ちゃんはどのくらい紫外線を浴びればいいの?
住んでいる地域、季節、時間帯、肌のタイプなどにもよるため一概に言えません。
例えば8月、東京で一番紫外線の時間帯で半袖で顔と両腕を露出した状態なら、3分で1日に必要なビタミンDがつくられるといわれています。
一方で1月、同じく東京で長袖を着ている状態だと仮定すると、1日に必要なビタミンDをつくるのに50分は必要とされています。
つまり、紫外線が気になる季節は、積極的に紫外線を浴びさせようとしなくても十分ビタミンDは生成されていると言えそうです。
熱中症など気になる暑い季節は、室内の窓際で日向ぼっこするだけでも十分なようです。
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クリームだけじゃない、赤ちゃんの日焼け対策!
日焼けをすると肌が真っ赤になるタイプ、赤くなってから黒くなるタイプ、黒くなりやすいタイプ…肌によって日焼けの仕方は様々ですよね。
肌が黒くなるメラニンは、肌を日焼けのダメージから守る役割があります。そのため、肌が黒くなりやすいほど、日焼けのダメージに対して強い肌、ということができます。
また日焼け後、赤くなる場合は日焼けのダメージを受けやすいということになります。
敏感肌の赤ちゃんや、日焼けで肌が赤くなるタイプの赤ちゃんは、積極的に紫外線対策をした方がよさそうです。
ここでは、私が行っている日焼け対策をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてください。
おすすめ日焼け対策アイテム1.帽子
最近の帽子は、さまざまなデザインが売られていますよね。日焼け防止としてチェックしたいのは大きく2点です。
1.帽子のつば
つばは広い方が日差しを遮ってくれます。
キャップなど前にだけつばがあるものや、テンガロンハットのようにつばが反り返っているものよりは、顔周りにつばがあるタイプの帽子の方が紫外線防止につながります。
首の後ろの部分に1枚日よけがついているものも熱中症の予防はもちろん、首の後ろに日焼け止めを塗る手間が省け楽ちんです。
2.ゴムやひもなどでとめられるか
まだ自分で動けない赤ちゃんはいいのですが、歩いたり走ったりが上手になってくると、帽子は少しの動きでずれ、風で飛ばされることも増えていきます。
子どもが活発になっても太陽の下で思いっきり体を動かせるよう、あごで留められるタイプがおすす。
できれば「洗える」タイプの帽子がよりよいと思います。暑くなってくると汗をかきますし、日焼け止めが洋服についてもさっと洗えれば、親も安心です。
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おすすめ日焼け対策アイテム2.薄手の長袖、長ズボン
長袖長ズボンは真夏の気温によって使い分けが必要ですが、下着を薄手のものにしておけば、うちの子どもは暑がる様子は今のところありません。
おすすめは、H&MやZARAなどのファストファッションブランドのベビー服。デザインのかわいい薄手のものがお手頃価格で手に入るので、よく利用しています。
また、電車や室内では冷房が効いていることも多いので、長袖を着せていてよかった!と思うことも実は多いです。
汗のかきかたや機嫌などをよく見て、赤ちゃんのコンディションに合わせてください。
トップス(立体フラワーデザイン入りブラウス)
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ボトムス(パッチ付きデニムパンツ)
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おすすめ日焼け対策アイテム3.日よけケープ
日よけケープは娘が抱っこひもを使っていた時によく利用していました。ベビーカーにも取り付けられるので、便利ですよ。
また、日よけケープは日焼け止めに頼らなくても紫外線を防げるので、敏感肌の赤ちゃんにもおすすめです。
フードがついていて、かつケープのすそ(赤ちゃんの足元)が袋状になっているタイプが使いやすいと思います。
赤ちゃんが動いてもしっかり日差しから守ってくれますよ。
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おすすめ日焼け対策アイテム4.日傘
日傘も抱っこひも時代によく使っていました。日焼け止めクリームに頼らなくてもいいので、さっとおでかけしたい時などに重宝したのを覚えています。
日傘はUV加工が施されているものが多いですが、一般的に傘の色が濃い黒などの方が紫外線をカットすると言われています。日傘なら親の肌ケアもできて一石二鳥ですね。
日傘
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おすすめ日焼け対策アイテム5.日焼け止め
1.日焼け止めの選び方
赤ちゃん・子ども用と表示のあるもので、「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」と表記されているものを選びましょう。
最初は腕の一部などに少量塗り、1日以上様子を見て何も出ないか試すとより安心です。
またSPF値が高いものは紫外線を防御する時間が長くなりますが、それだけ肌への刺激も強いです。
SPF10~20程度のものを2時間おきくらいに塗り直すのがおすすめです。
(SPF10だと200分の日焼け防止効果を示します。)
2 .日焼け止めの塗り方
おでこ、両頬、鼻の頭、あごの5点にちょんちょんと日焼け止めを置き、塗り伸ばす…のではなく「たたきこむ」のです。「置く」というイメージでもいいかもしれません。
手でのばすとどうしても顔に乗るクリームの厚さにムラがでますので、ポンポンと指の腹で優しくたたいていくと少々時間はかかりますが、ムラなく日焼け止めを乗せることができます。
ムラを防ぐという意味では、二度塗りも効果的ですよ。
3.日焼け止めの落とし方
赤ちゃんの肌はデリケートなので、日焼け止めをつけたらしっかり落としましょう。
お湯だけでは落とし切れていないこともあるため、赤ちゃん用のボディーソープなどを使って落としましょう。
私が使っているのは泡で出てくるタイプです。指でやさしく、くるくると円を描くように赤ちゃんのお顔を洗ってあげてください。
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ママと赤ちゃんに無理のない日焼け対策で、夏を乗り切ろう!
いろいろな日焼け対策をご紹介しましたが、ご家庭に合った紫外線対策はさまざま。赤ちゃんが敏感肌で日焼け止めをあまり積極的に使えなかったり、帽子を嫌がったり…といろいろな事情があると思います。
赤ちゃんの日焼けを気にする私でも、「もう今日は日焼け止め塗るのが面倒くさいな…」と思ったら「ビタミンDを作ってくれ!」と開き直って日焼け対策を省略することもあります。
あまり神経質になりすぎず、出来る範囲で赤ちゃんの日焼け対策、取り入れてみてくださいね!
参考出典:
(Photo by:写真AC)