ほっこりやさしい甘さの「かぼちゃ」。
野菜が苦手でも、かぼちゃの離乳食はよろこんで食べてくれる!という赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
火を通すと一気にやわらかくなるかぼちゃは離乳食づくりでもかたさを調節しやすく、重宝される食材です。
今回は、そんなかぼちゃの魅力と下ごしらえや保存方法、離乳食中期におすすめのレシピをご紹介!
この記事の目次
- かぼちゃは必要な栄養がたっぷり!
- かぼちゃは赤ちゃんの便秘対策に効果的
- 離乳食中期で食べるかぼちゃは「絹ごし豆腐」の柔らかさを意識
- おいしいかぼちゃの選び方
- 楽ちん!かぼちゃの下ごしらえと保存方法
- あると便利!かぼちゃに使える離乳食調理グッズ2点
- 離乳食中期におすすめのかぼちゃレシピ5選
- かぼちゃは離乳食中期の力強い助っ人!
かぼちゃは必要な栄養がたっぷり!
かぼちゃにはβ-カロテンをはじめ、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
中でも、「β-カロテン」は子供の成長に欠かせない栄養素。離乳食中期の赤ちゃんにも積極的に摂ってもらいたい栄養素です。
β-カロテンは皮膚や粘膜の抵抗力を高めてくれるだけでなく、体の中でビタミンAに変わるという特徴があり、丈夫な骨をつくるサポートをしてくれます。
かぼちゃは赤ちゃんの便秘対策に効果的
また、離乳食をはじめると便秘がちになる赤ちゃんも少なくありません。
かぼちゃに含まれる食物繊維は腸のはたらきを整えてくれるため、離乳食を食べる赤ちゃんの便秘予防にもうれしい栄養素。
ただし食物繊維が豊富なゆえに、かぼちゃの食べ過ぎでお腹がゆるくなってしまう場合もあります。
離乳食中期でも、離乳食に使う量は赤ちゃんの様子を見ながら調節していきましょう。
離乳食中期で食べるかぼちゃは「絹ごし豆腐」の柔らかさを意識
離乳食中期の赤ちゃんは、舌と上あごを使って食べ物をつぶしながら食べます。
そのため、中期の離乳食の固さは舌でつぶせる絹ごし豆腐くらいのものをイメージしましょう。
離乳食中期に使うかぼちゃは、しっかりと加熱した後に粗くつぶします。中期に入ると裏ごしは必要ありません。
つぶしているときに繊維のかたまりが気になるようであれば、その部分はあらかじめ取り除いてあげると離乳食中期の赤ちゃんにも食べやすいですよ。
おいしいかぼちゃの選び方
安心なのは、やっぱり国産のかぼちゃを選ぶこと。
かぼちゃの旬は、秋~冬にかけて。旬のタイミングで美味しくいただくのが、一番健康的と言えます。
生協の「北海道産かぼちゃ」がおすすめ!
赤ちゃんは少量しか食べないので食材を使い切るのが難しいですよね。
こちらは、北海道産の栗かぼちゃ。国産のかぼちゃで、必要な分だけ解凍してそのまま使えるのでとっても便利です。
他の冷凍野菜もいろいろ試したくなりますね!
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(サンプル内に、かぼちゃが入っているとは限りません。ご了承ください)
楽ちん!かぼちゃの下ごしらえと保存方法
かぼちゃは、皮の部分にも栄養が詰まっています。
しかし、赤ちゃんにとっては苦みを感じることもあるため、離乳食中期でも皮は剝きましょう。
かぼちゃは火を通してから皮をむく!
生のかぼちゃはとても硬いですよね。ママが包丁で手を切ってしまっては大変!
かぼちゃを適度な大きさに切ったら、まずはそのまま電子レンジなどで加熱しましょう。
かぼちゃの皮は加熱してからであればやわらかく、簡単に剝くことができます。
かぼちゃの種・わたが入らないように注意
わたが残っていると、繊維状のものが口に入るため赤ちゃん自身が飲み込みにくくなってしまいます。
そのため、種はもちろんわたが入らないように気を付けましょう!大きめのスプーンでしっかり取るのがおすすめですよ。
あると便利!かぼちゃに使える離乳食調理グッズ2点
加熱後にかぼちゃをすりつぶすとき、あると便利なのがすり鉢やすり棒。
さらにはかぼちゃのスープ作りにも使える、裏ごし器なんかがあると便利です。残っているワタもきれいに取り除けます。
ここでは、あると便利な調理器具を紹介します!
定番ピジョン調理セットに新しいモデル!
こちらは、必要なグッズがすべてセットになった商品!
離乳食グッズは意外と場所をとるもの。こちらは離乳食初期から長期間使え、収納コンパクトでとっても助かります。
すり鉢くわえ、あらごし用となめらか用2枚のこし網、冷凍保存用の小分けトレイも。もちろん食洗機&電子レンジ使用OK!
冷凍保存にはフリーザーパックも便利!
離乳食の冷凍保存には製氷皿や離乳食用の小分けパックなどが便利ですが、裏ごしが不要になる離乳食中期から活用してほしいのが「フリーザーパック」。
かぼちゃに火を通して皮も剝いた後は、保存する分をフリーザーパックに入れましょう。
フリーザーパックの上から麺棒でつぶすと、かぼちゃの量が多くても楽につぶせますよ。
麺棒でかぼちゃをつぶした後は、うすく平らにならしてそのまま冷凍保存すれば、凍った後も離乳食に使う分だけパキッと手で割って取り出せます。
この保存方法であれば解凍する量を調節しやすいので、つぶしたかぼちゃを離乳食だけで使い切れそうにない場合でも、かぼちゃサラダやかぼちゃスープなど、大人のメニューに幅広く応用できます。
離乳食中期におすすめのかぼちゃレシピ5選
ここからは、かぼちゃを使った離乳食中期におすすめの栄養満点レシピをご紹介します。
1.「かぼちゃのポタージュ」は体があったまる
離乳食中期に入りたてのメニューにも取り入れやすいポタージュスープです!
離乳食でほうれん草が苦手な赤ちゃんも、かぼちゃの甘みが食べやすくしてくれます。ブレンダーがない場合は、ミキサーでもOKです。
【材料】
・かぼちゃ 20g
・たまねぎ 10g
・ほうれん草 1枚
・昆布だし 300ml
【作り方】
1.かぼちゃは下ごしらえを済ませ、たまねぎは薄くスライスします。
2.ほうれん草はさっと茹でたら細かく切り、裏ごしします。
3.鍋に昆布だしをあたためたら、たまねぎをやわらかくなるまで煮ます。
4.かぼちゃ・たまねぎ・煮汁大さじ1をブレンダーでトロトロの状態にします。煮汁の量は様子を見ながらお好みで足してください。
5.4を器に注ぎ、さいごに裏ごししたほうれん草を添えればできあがり。
2.しらすとかぼちゃが合う!お粥もおすすめ
調味料を使わない中期の離乳食も、しらすを使うことで風味もよく、カルシウムたっぷりなお粥に!
それぞれの材料は下ごしらえを済ませたストックを用意しておけば、忙しい時でもあっというまにできあがりです。
しらすには塩分が含まれていますので、離乳食中期ではしっかりと塩抜きしましょう。
【材料】
・7倍粥 70g
・しらす 10g
・さつまいも 5g
・かぼちゃ 5g
・だし汁 大さじ3
【作り方】
1.しらすは塩抜きをしたあと、細かく刻んでおきます。
2.かぼちゃとさつまいもは火を通し、粗くつぶすか、包丁で小さく切ります。
3.鍋にだし汁をあたため、お粥に1と2を加えて軽く煮ればできあがり。
3.「かぼちゃ豆腐丼」はワンプレートで楽ちん♪
離乳食でもかぼちゃとお豆腐は相性ばっちり!たんぱく質も摂れて簡単につくれる離乳食中期にぴったりのどんぶりです。
豆腐の水切り加減や大きさなどは、赤ちゃんの様子を見ながら調節してください。
【材料】
・7倍粥 大さじ3
・豆腐 30g
・かぼちゃ 小さじ2
【作り方】
1.豆腐は水切りをして、食べやすい大きさに崩します。
2.かぼちゃは下ごしらえを済ませ、必要であればお湯で少しのばしておきます。
3.豆腐とかぼちゃをよく和えたら、お粥にのせてできあがり。
4.洋食がお好みなら「かぼちゃのパンがゆグラタン」
離乳食中期でモグモグに慣れてきたらこれ!ボリューム満点のグラタンです。
離乳食だけでなく、大人の料理にも使える材料ばかりなのがうれしいポイント。
具材の大きさと量を調節すれば、離乳食中期から完了期まで食べられる一品です。
【材料】
・食パン(8枚切り)1枚
・かぼちゃ 20g
・ブロッコリー 10g
・ササミ 10g
・牛乳(ミルク) 大さじ3
・チーズ 適量
【作り方】
1.食パンを赤ちゃんの食べやすい大きさにちぎって、耐熱容器に入れておきます。
2.かぼちゃは下ごしらえを済ませ、ブロッコリーは火を通したあとに包丁で細かく刻みます。
3.ササミは茹でたあとに包丁で小さく切り、さらにすりつぶしておきます。
4.深めの耐熱容器に牛乳(ミルク)・かぼちゃ・ブロッコリー・ササミを入れて、軽く加熱します。
5.1の耐熱容器に4を加えて上からチーズをのせます。
6.トースターでチーズが溶けるまであたためたらできあがり。
5.デザートやおやつに!かぼちゃのミルクゼリー
甘いかぼちゃは離乳食中期のデザートにもぴったり。
こちらはかぼちゃの甘みだけで作る、砂糖不使用のかぼちゃゼリー!離乳食中期にも食べやすいかたさに仕上がります。
【材料】
・かぼちゃ 100g
・粉ミルク 200cc
・粉ゼラチン 5g(+お湯50cc)
【作り方】
1.粉ゼラチンは50㏄のお湯に混ぜて完全に溶かしておきます。
2.かぼちゃは火を通したあと、裏ごしするかミキサーなどでなめらかなペースト状にします。
3.ボウルに粉ミルクを注ぎ、そこに1と2を加え、泡立て器でよく混ぜます。
4.ミルク液が冷えてもったりとしてきたら、器に流し込みます。
※3のあと、ボウルの下に氷水をあてて冷やすと早く冷やすことができます。
5.冷蔵庫で冷やし固めればできあがり。
かぼちゃは離乳食中期の力強い助っ人!
かぼちゃのやさしい甘さは、離乳食でも他の具材のえぐみやくさみを和らげてくれます。
離乳食中期では使う食材も少しずつ増えて、赤ちゃんによっては苦手な食材の味も出てくるかもしれません。
そんな時、かぼちゃと合わせれば赤ちゃんにとっては食べやすいメニューに変身できるかも。離乳食の好き嫌いをすこしでも減らせると、ママも気持ちが楽になります。
メニュー全体のバランスをみながら、中期の離乳食にもかぼちゃを上手に取り入れて、赤ちゃんによろこんでもらいましょう。
(Photo by Photo AC)