旬の夏を迎えたピーマンは、おいしくて栄養も豊富になるため、離乳食にぴったりの食材です。ただ、ピーマンの独特な苦みや食感から、食べない赤ちゃんも多いのが現実。


そこで今回は、離乳食のピーマンを食べない赤ちゃんに、ピーマン嫌いを克服してもらうための対処法や、ピーマンが食べやすくなる離乳食レシピをまとめました。


この記事の目次 

ピーマンを離乳食に使えるのはいつから?


ピーマンを離乳食に使えるのは、離乳食中期以降です。ただ、離乳食中期になると、そのほかの野菜も食べられるようになる時期。


最初からピーマンのような、苦みのある野菜を食べさせるのではなく、にんじんやキャベツ、かぼちゃのような、少し甘みのある野菜から食べさせた方が、離乳食をすすめやすくなるかもしれませんね。


ただ、ピーマンは離乳食にぴったりな食材でもあります。上手に工夫しながら、取り入れてみてください。


ピーマンを旬の夏に離乳食に使うメリット


ピーマンは、夏に旬を迎える野菜です。


もちろん、ピーマンは旬の夏以外でも、1年中入手することができますが、やはり、旬の夏は野菜の旨味も増し、価格も安くなるため、離乳食にも取り入れやすくなりますよ。


ピーマンは旬である夏に栄養が増す

ピーマンは、旬の夏でなくても、栄養が豊富な野菜として知られています。


しかし、旬の夏を迎えると、さらにピーマンの栄養価はぐっと高まり、初夏に栄養価の高さがピークに達すると言われています。


旬でないピーマンでも、1日に100㎎以上摂りたいと言われている「ビタミンC」が、100g当たり76㎎も含まれていて、赤ピーマンに関しては、100g当たり170㎎も含まれているそうですよ。ビタミンCには、疲労回復や、風邪などの予防効果が。


夏は、赤ちゃんにとっても疲れやすい時期ですし、体調不良になりやすい時期でもあります。ぜひ、旬のピーマンをたくさん離乳食に取り入れて、夏の赤ちゃんの健康を守りましょう。


ピーマンは旬の夏になると柔らかくなる

 ピーマンには、独特の苦みがある上、歯ごたえもあり、苦手という子供も多いですよね。


しかし、旬の夏になると、他の季節に出回るピーマンに比べ、果実内の水分量が増すので、柔らかくなり、赤ちゃんでも食べやすくなります


また、ピーマンは旬の夏になると、店頭での回転率も上がり、より新鮮なピーマンが入手しやすくなる時期


ピーマンは、収穫して時間が経てば経つほど、水分量が減ることで固さが増し、うまみもなくなり、苦みが際立ちます。


そのため、離乳食の時期が、ピーマンの旬である夏と重なったら、ラッキー!と思って、積極的にピーマンを利用してみてくださいね。


離乳食のピーマンを食べない時の対処法


ピーマンが、旬の夏になると食べやすくなるとは言え、やはり苦手で、離乳食に利用しても、吐き出してしまう赤ちゃんも・・・。


好き嫌いはダメ!とはいえ、赤ちゃんがピーマンを吐き出してしまう理由もわからないことはないですよね。


しかし、先述の通り、ピーマンには、赤ちゃんにも食べてほしい栄養がたっぷり含まれています。できるかけ食べやすいように工夫しながら調理をして、少しずつでも食べられるようにしてあげたいですよね。


そこで、離乳食に入れたピーマンを食べない時におすすめの、対処法をまとめてみました。


ピーマンのワタを完全に取り除く

ピーマンのワタは、たとえ旬の夏であっても、かなりの苦みがあります。


そのため、離乳食に使う際には、1mmたりとも残さないぞ!という気持ちで、丁寧に取り除くようにしましょう。


ピーマンのワタは、手で取り除くより、スプーンなどでこすり取ると、きれいに取り除けますよ


ピーマンの皮をむく

離乳食に使う際は、ピーマンの皮をむくと、赤ちゃんが飲み込みやすくなります。ピーマンは、茹でたり、電子レンジで加熱してから、冷水につけると、皮が簡単にむけますよ


もちろん、ピーマンの皮を嫌がらない場合は、皮付きのまま離乳食に使用しても問題ありません。


しかし、ピーマンの皮は消化しにくいため、離乳食に使用すると、うんちに混ざって出てくることもよくあります。これは体調不良のサインではなく、よくあることなので基本的には気にしなくても大丈夫。

(ただし、いつもよりおかしいなと思った時は、お医者さんに診てもらいましょう)


ピーマンを繊維にそって切る

ピーマンは、イタリア料理などでは、よく輪切りにして利用していますよね。ピーマンを輪切りにするのは、簡単ですし、見栄えもよくなります。


しかし、離乳食にはこの切り方はおすすめできません。


ピーマンは、輪切りにすると、苦みとにおいが強くなる傾向にあります。そのため、輪切りにして離乳食に加えることで、ピーマンに苦手意識を持ってしまう赤ちゃんもいます。


ピーマンを離乳食に利用する際は、繊維にそって、縦方向に切ってから、調理するようにしましょう


ピーマン嫌いな赤ちゃんにもおすすめ!ピーマンの離乳食レシピ3選


旬の夏を迎えたおいしいピーマンを、さらにおいしく食べられる、離乳食のレシピを見ていきましょう。もちろん、夏以外の季節に出回っているピーマンを利用しても、おいしい離乳食ばかりです。


どのレシピも、ピーマンの苦みを感じにくいように工夫されたレシピなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


離乳食レシピ1.ピーマン入りチーズリゾット【離乳食中期向け】


 ピーマンをリゾットに入れることで、ピーマンの独特な食感も、とろみでカバーされ、食べやすくなります。


こちらのレシピは、チーズのうまみやサツマイモの甘みを加えることで、ピーマンの苦みを感じにくくなるよう、工夫されたレシピです。


ピーマンが苦手な赤ちゃんも、パクパク食べてくれるとおもうので、ぜひ試してみてくださいね。

 

【材料】

5倍がゆ:大さじ2

サツマイモ:10g

ピーマン:1/4個

アスパラ:1本

鶏ささみのミンチ:10g

片栗粉:少々

ホワイトソース(ベビーフード用):小さじ1強

野菜スープ(ベビーフード用):大さじ1

粉チーズ:小さじ1/2


【作り方】

1.ピーマンとアスパラの皮をむき、みじん切りにします。

2.サツマイモは蒸して柔らかくし、みじん切りにします。

3.鶏ささみのミンチに片栗粉を混ぜ、レンジで30秒加熱し、さらに細かく刻みます。

4.ホワイトソースと野菜スープと粉チーズを混ぜておきます。

5.4に野菜と鶏ささみを加えて、完成です。

 

参考:【離乳食中期】ピーマン入りチーズリゾット

https://cookpad.com/recipe/5002805

 

離乳食レシピ2.ひき肉とピーマンのおやき【離乳食後期向け】


離乳食後期には、手づかみレシピも取り入れていきたいですよね。そこでおすすめなのが、おやきのレシピ。


数ある、おやきのレシピの中でも、こちらのレシピは、ピーマンの苦みや食感をジャガイモで封じ込めた、アイデアレシピです。


じゃがいものもちもち感があるので、ピーマンが苦手な赤ちゃんでも、食べやすいレシピになっていますよ。


【材料】

ピーマン:15g

ひき肉:20g

じゃがいも:70g

オリーブ油:少々


【作り方】

1.ピーマンとじゃがいもは、茹でて皮をむいてから、ピーマンはみじん切りに、ジャガイモは1cm程度の角切りにします。

2.茹でたひき肉と、ピーマン、じゃがいもを合わせて、すり棒などでつぶします。

3.2を赤ちゃんがつかみやすいサイズの小判型にします。

4.オリーブオイルを熱したフライパンで、焼き、完成です。

 

参考:離乳食後期 ひき肉とピーマンのおやき

https://cookpad.com/recipe/3984660

 

離乳食レシピ3.ピーマンパンケーキ【離乳食後期向け】


こちらのレシピは、なんと、ピーマンをミキサーにかけてから利用する、アイデア離乳食レシピです。


ピーマンの原型がなくなるので、ピーマンの食感が苦手な赤ちゃんには、ぴったり


ほんのり甘い生地のおかげで、ピーマンの苦みも感じにくくなるので、ぜひ試してみてくださいね。


【材料】

ホットケーキミックス:200g

ピーマン:3個

たまご:1個

粉ミルク(調乳したもの):150㏄

砂糖:10g

きな粉:10g


【作り方】 

1.ピーマンはヘタとワタ、種を取り、乱切りにします。

2.ピーマンを耐熱容器に入れて、ラップをかけ、電子レンジ500wで2分半ほど加熱します。

3.ピーマンとたまご、粉ミルク、砂糖をミキサーにかけます。

4.3とホットケーキミックス、きな粉をを混ぜ合わせ、フライパンで焼けば完成です。


参考:離乳食後期☆ピーマンパンケーキ

https://cookpad.com/recipe/3935774

離乳食に旬のおいしいピーマンを利用しましょう


離乳食が順調に進んでいる方でも、ピーマンを離乳食に使うと、離乳食を嫌がるようになるのではないかと不安になって、ピーマンの使用を避けてしまうことがあると聞きます。


しかし、栄養たっぷりのピーマンを、離乳食用の食材に利用しないのはもったいない


ピーマンは、少し下ごしらえを丁寧にするだけで、味も食感もかなり変わってきますよ。


ピーマンの旬である夏はもちろん、それ以外の季節でも、おいしくて栄養が豊富なピーマンを、ぜひ離乳食で利用してみてくださいね。

 

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