離乳食初期から使える「にんじん」は離乳食中期以降も積極的に取り入れていきたい食材のひとつです。


・栄養満点

・赤ちゃんが好むやさしい甘み

・食欲が増す鮮やかな色合い

・年中出回っていて手に入れやすい

・和洋中、どのテイストの食事にも合う


といいことがたくさん♪


にんじんといえば、緑黄色野菜ですがその中でも栄養価が高い食材なのです。


今回は管理栄養士である私が、にんじんの豊富な栄養素を解説します。


さらに離乳食中期に合った下ごしらえ方法やおすすめのレシピをご紹介しますので、日々の離乳食づくりのお役に立てば幸いです♪


この記事の目次

離乳食中期にもうれしい!にんじんの2大栄養素!


緑黄色野菜のにんじんには、私たちの体に必要な栄養素がつまっています

特に注目したいのが以下の栄養です。


・肌荒れ防止や風邪予防に「β-カロテン」

・腸にやさしい「ペクチン」


肌荒れ防止や風邪予防に「β-カロテン

にんじんは「β-カロテン」の量がとても豊富な食材。


βーカロテンには、赤ちゃんの皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。


離乳食に取り入れることで赤ちゃんの肌トラブルを防いでくれたり、風邪を予防したりする効果が期待できるのです。


このβーカロテンは、脂溶性ビタミン。つまり、にんじんを油と一緒に摂取すると、βーカロテンの吸収率がアップするのです!


離乳食中期(生後7~8ヵ月)から、バターやオリーブオイルなどを少量使えるようになるので、にんじんと油脂を上手に組み合わせてください。


腸にやさしい「ペクチン」

にんじんには「ペクチン」という食物繊維も豊富に含まれています。


ペクチンは腸内の善玉菌を増やして、赤ちゃんの便秘予防にも役立つ成分。


離乳食をはじめると便秘がちな赤ちゃんも出てくるので、にんじんを食べさせて腸内環境を整えてあげましょう!


なお、ペクチンは水に溶けるタイプ(水溶性)の食物繊維です。


ゆでたお湯の中にも溶けだしているので、野菜スープにするなどして無駄なく活用しましょう。


離乳食中期のにんじん下ごしらえ法


離乳食では初期から使えるにんじん。

にんじんは消化に良い野菜ですが、離乳食中期(生後7~8ヵ月)でも必ずしっかりと加熱しましょう。


料理の前の下ごしらえ方法のポイントは5つ。


「大きめ」に切ろう

「水から」ゆでよう

「蒸す」もおすすめ

④離乳食中期は「粗つぶし」にしよう

⑤慣れてきたら「細かくみじん切り」にしよう


大きめに切ろう

中期の離乳食作りでにんじんを加熱するときのポイントは、なるべく大きく切ることにんじんを細かく切ってしまうと、切った表面から栄養が流れ出てしまいます。


大切な栄養をできるだけ逃がさないためにも、なるべく大きく切りましょう。また、大きく切った方が甘く柔らかく煮えますよ。


ゆでるときは水から

根菜全般にいえることですが、にんじんは水の状態からゆでましょう。


熱湯の状態からゆではじめると、外側しか柔らかくならないからです。


離乳食中期(生後7~8ヵ月)はまだ上手に噛めないことが多いので、水からゆでてしっかり柔らかくしてくださいね。


蒸すのもオススメ

水溶性のビタミンも多く含まれているので、ゆでるとお湯の中に溶けだすことも。


栄養を逃したくないなら、蒸すのがオススメです。甘さも凝縮されるので、おいしく仕上がります♪


離乳食中期に入ってすぐは粗つぶしにする

にんじんにしっかりと火が通りやわらかくなったら、まずは粗つぶしにしましょう。


離乳食中期では裏ごしの必要はありません。舌でつぶせるくらいのやわらかさを目安にしてください。


慣れてきたら細かくみじん切りに

離乳食中期で赤ちゃんが粗つぶしのにんじんに慣れてきたら、今度はゆでたにんじんを細かくみじん切りにします。


様子を見ながら、少しずつ大きさを変えてみてくださいね。


にんじんは冷凍保存ができる!


下ごしらえを済ませたにんじんは離乳食中期(生後7~8ヵ月)でも冷凍保存がおすすめ。


冷凍保存には製氷皿や小さめのフリーザーバッグが便利です。


フリーザーバッグを使う場合は、小さいサイズのものを選びましょう。


ポイントは、にんじんを薄くなるように入れること。


ペーストと違ってみじん切りなら、簡単に割れるので必要な量が取り出しやすいですよ。


にんじんをたくさん使った離乳食中期のレシピ10選


離乳食中期(生後7~8ヵ月)でも積極的に食べてほしいにんじん。


そんなにんじんをメインに使った、にんじんたっぷりのレシピをご紹介していきます。


1.にんじんのポタージュ


離乳食中期に入りたての赤ちゃんにも安心のポタージュスープです。


離乳食中期では1日2回食になるので、献立に悩んで「もう一品ほしいな」と思ったときにもぴったり。


豆腐が入るので、自然なとろみがつき食べさせやすいのもポイントです。


ブロッコリーはほうれん草や小松菜でもOK。ボリュームがほしいときには細かく刻んだパンを添えるのもおすすめですよ!


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2.炊飯器で簡単!にんじん粥


離乳食中期のお粥でもにんじんがたっぷりと食べられるメニューです。


にんじんは皮に近い部分ほど栄養が豊富。皮ごとすりおろすことで、にんじんの栄養を最大限に生かせます。


炊飯器を使って簡単に作れるので、忙しいママにもうれしいレシピです!


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3.にんじんとりんごのグラッセ


にんじんとりんごの甘みを生かしたグラッセです。おやつやデザートにもおすすめ!


離乳食中期(生後7~8ヵ月)からはバターも使えるようになります。


少量でも使うと、まろやかなコクが出るのでおいしさもアップしますよ♪


バターは塩分が気になるので必ず「無塩バター」を選びましょう。マーガリンも避けたほうが無難です。


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4.にんじんとキャベツの煮込み


彩り鮮やかなにんじんをたっぷりと使った、離乳食中期(生後7~8ヵ月)向けのミックスベジタブル。


そのまま食べることはもちろん、冷凍庫にストックしておけばスープやおやきの具材など、いろいろな離乳食づくりにも幅広く応用できる便利な一品です。


具材を刻む大きさは、赤ちゃんの様子を見ながら調節していきましょう。


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5.鶏ひき肉と白菜とにんじんのミックス


こちらは鶏ひき肉をプラスした、ストック用の野菜ミックス。お粥やうどんに合わせると、簡単に一品ができるので時間があるときに作っておくと便利です。


冷凍したら1週間以内に使い切るようにしてくださいね。


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6.にんじんの納豆あえ


にんじんとひきわり納豆を混ぜるだけの、簡単スピードレシピ♪手間をかけずにもう一品ほしいときに役立ちます。


にんじんの甘みが加わるので、納豆をそのまま食べるより食べやすくなりますよ。


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7.鶏レバーとにんじんのペースト


離乳食中期(生後7~8ヵ月)以降の赤ちゃんは、ママからもらった鉄分が切れてくる時期。


食事から補う必要があります。


そこで、鶏レバーを取り入れてみましょう!


鶏レバーは、牛や豚に比べてクセが少ないのが特徴。にんじんを組み合わせると、自然な甘みで食べやすさアップ!


レバーの臭みが気になる場合は、水ではなく牛乳にひたしておくと臭みが抜けますよ。


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8.鶏ひき肉の肉じゃが


野菜をコトコト煮込んで作る肉じゃがは、赤ちゃんにも人気のメニュー!離乳食中期(生後7~8ヵ月)なので、鶏ひき肉を使いましょう。


野菜の大きさは、赤ちゃんの状態に合わせて調整してくださいね。飲み込みにくい場合は、汁を足して片栗粉でとろみをつけるとよいでしょう。


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9.お麩と野菜のだし煮


ふわふわのお麩は、赤ちゃんでも食べやすい食材。


野菜をたっぷりだしで煮て、その中にお麩を入れれば、うまみたっぷりのだし煮が完成します♪


煮るだけなので、余計な手間もいりません。大人の汁物を作るついでにいかがですか?


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10.にんじんかぼちゃのヨーグルト


ヨーグルトだけだとすっぱくて、赤ちゃんが食べてくれないときもありますよね。


そんなときは、にんじんとかぼちゃの甘くて栄養たっぷりのコンビに頼ってみましょう!


おやつにも、おかずの一品にもなるこのレシピは、ママの強い味方になってくれます♪


>>レシピはコチラ<<




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赤ちゃんに食べさせる離乳食は作り方だけでなく、食材もこだわりたいと感じますよね。ただ、スーパーの数ある商品から国産や無添加商品などを探すのは結構大変..。


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離乳食中期は主役も名脇役もにんじんにおまかせ


今回はにんじんが主役の離乳食中期(生後7~8ヵ月)にぴったりなレシピをご紹介しましたが、にんじんのよさはなんといっても使い勝手が良いところ。


にんじんがメインでなくとも、和食洋食を問わずあらゆるメニューに溶け込んでくれる名脇役でもあります。


毎日摂ってほしい栄養がたっぷりのにんじんは、「野菜をたくさん食べてほしい」と願うママの強い味方です。


ストックもできる食材なので上手に活用して、離乳食中期でもにんじんに大活躍してもらいましょう。


Photo by Photo AC

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