体がぐんぐん大きくなり、食べる量も増えてきた離乳食後期。ハイハイやつかまり立ちなどの運動量も増えるため、離乳食でしっかり栄養を取ることが大切です。


そんな離乳食後期におすすめなのが、「豆腐」。ここでは、豆腐の栄養素や保存方法、そして毎日の離乳食が楽しくなるレシピをご紹介します!


この記事の目次

豆腐に含まれる栄養素


長寿の秘訣として昔から食べられてきた「豆腐」。美容や健康にいいことは知られていますが、離乳食後期の赤ちゃんにも良いことがたくさんあります。


ここでは、豆腐が離乳食後期に欠かせない理由を一挙ご紹介!


1.豆腐は消化吸収しやすい「たんぱく質」が豊富


豆腐に含まれる栄養素と言えばたんぱく質。


「畑の肉」と言われている通り、消化吸収が良い良質なタンパク質が多く含まれています


★動物性たんぱく質と植物性たんぱく質

豆腐を食べさせているからといってたんぱく質が十分に得られているわけではありません。


たんぱく質には「動物性」と「植物性」があり、人間の体内で育成することが出来ない「必須アミノ酸」が多く含まれているのは、動物性のたんぱく質なのです。


そのため離乳食後期の食事には、消化吸収の良い植物性たんぱく質を含む豆腐と、必須アミノ酸を含む魚や肉などの動物性たんぱく質を、バランス良く取ることが大切です。


2.丈夫な骨を作るのに欠かせない「カルシウム」や「イソフラボン」も


豆腐には、離乳食後期の骨の形成に必要なカルシウムが含まれていす。


しかし、ここで注目したいのはカルシウムではなく「イソフラボン」なんです!


美容や健康に良いとされる大豆イソフラボンは、骨からカルシウムが流出するのを防いでくれる働きがあるのです。


さらに、豆腐には骨の形成を助けるマグネシウムや亜鉛も多く含まれています。


身長が伸び、つかまり立ちも始まる離乳食後期の赤ちゃんの足腰に、豆腐が大活躍間違いなしですよ!


3.離乳食後期に不足しがちな「鉄分」にも注目


鉄分は、離乳食後期に不足しがちな栄養素の一つ。なんと、大豆にはほうれん草と同じぐらいの鉄分が含まれているんです。


もちろん、豆腐にも鉄分が多く含まれているので、レバーや青魚が苦手な赤ちゃんには嬉しい食材ですよ!


豆腐の加熱方法と保存方法、その他注意点


豆腐はどのように加熱して与えればいいのか、また、冷凍保存はできるのかなど、栄養価の高い食材だからこそ、どのように与えればいいのか気になりますよね。


ここでは、その方法を紹介します。

1.豆腐の加熱方法


大豆は3大アレルゲンの1つ。離乳食後期でも1歳になるまでは加熱してから与えたほうが安心です。


加熱することによって消化も良くなり、菌に弱い未発達な赤ちゃんの胃腸にも優しい料理になります。


加熱方法は、レンジでチンが一番簡単。


豆腐の半分が浸かるほどの水を入れて加熱と奥まで温まるのでオススメ。時間は600wで30秒程、様子を見ながら10秒ずつ追加で加熱します。


この方法なら中まで温まり、しっかり加熱することができますよ!


2.豆腐の保存は「冷蔵庫」が基本


パックから出した豆腐をまた保存する時は、タッパーなどに入れてまた冷蔵庫で保存します。


その時は、豆腐が完全にかくれるまで冷たい水を入れておきましょう。常温の水だと豆腐が痛むので、必ず氷などで冷した水を使います。


ただし、豆腐は冷凍でも保存できますが、解凍すると水分が抜けてボソボソとした食感に


離乳食後期のレシピに使うのは難しいです。もし余って冷凍した場合は、大人用の煮付けなどに使ったほうがいいかもしれませんね。


3.1度に与える目安量は「45g」


次に気を付けたいのが、あげる分量。一度に与える量は45gまでと覚えておきましょう。使いやすい3つパックの豆腐(150g)だと、3分の1ぐらいが目安です。


他にもタンパク質を含んだ食材を使用する場合は、豆腐の量をもっと減らした方がいいでしょう。


4.大豆アレルギーに気を付けて


豆腐は、大豆アレルギーを持っています。これは、3大アレルゲンの1つ。


どの食材にもいえることですが、初めて与えるときはスプーン1さじから始めてください。


その時、肌や口周りに変化がないか(湿疹や赤み)、嘔吐や息がきちんとできているかなど、症状を念入りに確認しましょう。


万が一症状が出たらお医者さんへ!


豆腐を初めて与えるなら、すぐ病院に連れていける平日の午前中がおすすめです!


美味しいお豆腐の選び方


赤ちゃんに与えるものは特に、安全で安心な豆腐を選びたいと思いますよね。選ぶポイントは以下の2点です。


・添加物が入っていないか


・国産の豆腐か


こちらを意識して購入するのがおすすめです!


「塩化マグネシウム」「塩化マグネシウム含有物」「塩化カルシウム」と記載があるお豆腐が、添加物不使用のものになります。


さらに国産大豆が使用されていれば、安心ですね。しっかり原材料もチェックしましょう!


co-opの豆腐がおすすめ!

画像出典:co-op商品

 

こちらは、co-opから発売されている小分けタイプの豆腐。絹なので、離乳食後期の赤ちゃんでも食べられます♪


なめらかな食感とあっさりとした味が大人気。北米産の遺伝子組換えでない大豆を使用しているので安心です。


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離乳食後期とはいえ、まだまだ赤ちゃん。からだにやさしく健康的な食材を求めているママは、この機会にぜひ試してみませんか?


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※無料サンプル内に豆腐が入ってるとは限りません。あらかじめご了承ください。


離乳食後期におすすめの豆腐レシピ5選

離乳食後期になり、食べられる食材は増えますが、新しい料理を食べるって赤ちゃんにとって大冒険。


そのため、赤ちゃんが「美味しそう!食べてみたい!」と思ってくれるような離乳食作ってあげたいですよね。


ここでは、そんなママのために離乳食後期におすすめの豆腐料理をご紹介。献立の参考にしてみてください。


1.「ひじきとツナの豆腐ハンバーグ」は手づかみ食べOK!


味覚が発達してくる離乳食後期。ハンバーグは子供が大好きな料理ですよね!豆腐とひじきを加えれば、手軽に鉄分を取ることができます


ツナでカルシウムが取れるところも、離乳食後期にうれしいレシピです。


【材料】

・木綿豆腐:100g
・ひじき(水で戻したもの):15g
・ツナ(水煮):1缶(70g)
・小麦粉:大さじ1
・片栗粉:大さじ1

【作り方】

1.木綿豆腐はザルにのせしばらく置いておく。ある程度水切りできたらつぶす。


2.水で戻したひじきはみじん切りにする。


3.ボールに豆腐、ひじき、水を軽くきったツナを入れる。片栗粉と小麦粉も入れて混ぜる。


4.4等分してサラダ油を薄く塗ったフライパンで中火で焼く。


5.ひっくり返して蓋をして5分くらい焼く。


6.美味しそうにやけたら完成!


>>離乳食後期 ひじきとツナの豆腐ハンバーグ<<


2.「とうふでポテトグラタン」で洋風レシピにチャレンジ!


ホワイトソースの代わりに豆腐を使えば、簡単にヘルシーなグラタンが作れます。


一人で食べられるようになった離乳食後期は、料理の見た目もとっても大事。


小さく切った色とりどりの野菜を加えて、見た目も可愛く栄養満点ですね!


【材料】

・豆腐:50グラム
・じゃがいも:20グラム
・人参:10グラム
・ブロッコリー:10グラム
・玉ねぎ:10グラム
・牛乳:大さじ1
・塩:ひとつまみ
・チーズ:5グラム


【作り方】

1.じゃがいも、人参、ブロッコリー、玉ねぎは柔らかくゆで食べやすい大きさに切る。


2.豆腐を電子レンジで1分~1分半加熱する。
水分が出てくるので、しっかり水気を切る。


3.豆腐、野菜、牛乳、塩を混ぜ合わせ、耐熱皿に入れ、チーズをかけオーブントースターで5、6分焼いたら完成♪

>>離乳食後期☆とうふでポテトグラタン<<


3.「赤ちゃん用麻婆豆腐」ならワンプレーとで簡単♪


好き嫌いが増えてくる離乳食後期。楽しく食べることは赤ちゃんの食育に欠かせません。


一人で食べられるようになったら、パパ、ママと同じものを一緒に食べると、食卓も楽しいですよね。


そこで、赤ちゃんでも食べられる、離乳食後期用の麻婆豆腐のレシピがこちら!


【材料】

・豆腐:20グラム
・鶏胸肉ミンチ:10グラム
・白菜:1枚(葉の部分)
・人参:3センチ
・野菜スープ:50cc
・醤油:小さじ7分の1 (スプレーを使うのが便利です!)
・片栗粉:小さじ2分の1


【作り方】

1.白菜・人参は短い細切りにする。


2.鍋に、鶏胸肉ミンチ・白菜・人参・野菜スープを入れ、軟らかくなるまで煮る。


3.豆腐を加え、一煮立ちしたら、醤油を加え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。


>>離乳食☆ 赤ちゃん用麻婆豆腐 レシピ・作り方<<


4.冷蔵庫の整理に「豆腐の野菜あんかけ」


余った野菜をあんかけにすれば、赤ちゃん用の離乳食後期の一品に。出汁や具材を工夫すればいろいろな味にアレンジできますよ!


【材料】

・絹豆腐:20g
・ミックス野菜:15g
・野菜スープ:大さじ1
・水溶き片栗粉:小さじ3/1


【作り方】

1.ミックス野菜は、キャベツ、にんじん、玉ねぎを柔らかく茹でて刻んで作ります。鍋にスープとともに入れ、煮て水溶き片栗粉でとろみづける。


2.豆腐はレンジで20秒チンし、1をかける。


>>離乳食☆後期☆ たっぷり野菜と豆腐の味噌汁 レシピ・作り方<<


5.手作りおやつにチャレンジ!「豆腐とバナナのホットケーキ」


牛乳の代わりに豆腐を使えば、ふんわり優しいおやつの出来上がり!豆腐に足りないビタミンは、バナナで補いましょう。


消化に良くヘルシーなこのホットケーキは、授乳中のママのおやつにもオススメですよ。


手づかみ食べが上手になった離乳食後期に、パクパク食べられるのもうれしいですね!


【材料】

・バナナ:1本
・絹豆腐:150g
・ホットケーキミックス:1袋 (無添加のものがおすすめ!)

【作り方】

1.豆腐の水を切らず、バナナは適当に折ってそのままボールへ入れる。

※ブレンダー無い方はバナナを細かく切って入れてください


2.ブレンダーでバナナが細かくなるまで混ぜる。
※ブレンダー無い方→豆腐がなめらかになるまで混ぜる


3.2にホットケーキミックスを入れて、よく混ぜる


4.熱したフライパンに生地をひと口サイズで入れ、蓋をしてから弱火にして焼く。


5.両面しっかり焼いて、竹串に生地が付かなくなったら完成!!


>>離乳食後期~豆腐とバナナのホットケーキ<<


豆腐は、離乳食後期に必要な栄養が詰まったスーパー食材!


豆腐には、赤ちゃんが成長するのに必要な栄養素がたくさん!しかもどんな料理にも合う味で、離乳食後期に手軽に取ることができます。


赤ちゃんに丈夫で健康に育ってほしい。そう思っているママに豆腐がオススメです。


赤ちゃんの時からママと一緒に運動して体を鍛えることはとっても大切。必要な骨や体を作るため、離乳食後期のレシピに豆腐を取り入れてみてはいかがでしょうか?


(Photo by:写真AC